tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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Close to you~お前の傍に~…<つかつく>  84.





【『Close to you~お前の傍に~…<つかつく>  81.』の其の後 と 『滋のお見合い
 ~類 編~【Close to you~お前の傍に~…<つかつく>】  番外編』の其の後のT3
 (滋 と 優紀 と 桜子)】


実は、優紀 と 桜子も、事前に、つくしから話しを聞いた事で、滋が類とお見合いする事を知って居たのだ。



だからだったのだ。
其の話しをつくしから聞いた事で、此の時の桜子は、あきらにお願いするかの様に話しして居たのだ。
先ずは、桜子の作戦として、あきらに訊き始めるのだった。


「まさか、F3の皆さんが其のお話しを知って居乍ら、滋さんとお見合いを済ませた後の花沢
 さんを呼び出さない訳が有りませんよね。」と…。


其処で、あきらは、桜子が自身に何を訊きたいのか?
気が付いて居乍らも、返答の言葉を桜子に告げるのだった。


「ああ、勿論、俺等(F3)は、類を呼び出すつもりだよ。」と…。


だからだったのだ。
此の時の桜子は、あきらにお願いの話しを切り出したのだ。


「でしたら、花沢さんとお話しを済まされた後…。
 私にも、其の時のお話しをお聞かさせ下さいませんか?」と…。


だが、此の時のあきらとて、理由(わけ)を聞かずに話し出来る筈も無く、桜子に其の訳を訊こうとするのだった。


「何故、俺から其の話しの内容を聞きてぇんだ?」と…。


だからだったのだ。
此の時の桜子は、其の理由(わけ)をあきらに話しし始めるのだった。


「実は、優紀さん と 私は、滋さんが花沢さんとお見合いをするという話しを、先輩から
 聞いて居たんです。
 今の先輩にとって、花沢さんという方は、『女性嫌いで有名』という印象しか無いんで
 す。
 勿論、今の先輩の中には、(英徳高校時代の)花沢さん と 先輩が『ソウルメイト』だ
 ったという記憶は有りません。
 だから何だろうと思うんですが…。
 如何も、先輩は、花沢さん と 滋さんがお見合いをする事を心配して居る様…何です。
 実は、先輩は、滋さんが花沢さんとお見合いをした事で、“お姉様(滋さん)が傷付くん
 じゃ無いか?と、密かに、恐れて居るみたい何です。
 だから、花沢さんとのお見合いを済ませた後の滋さんから話しを聞いて、先輩を安心させ
 て上げたいと思って居るんです。
 なので、花沢さんから聞いた話しを、私にも教えて貰えませんか?」と…。


だからだったのかも知れない。
此の時のあきらは、そんな話しを桜子から聞いて、悩むのだった。


何故なら…。
其の事を知った類が怒るだろう事も、あきら自身、分かっての事…だったのだ。


だが、現在の『大河原つくし』にとって、滋は、『姉』なのだ。
英徳高校時代の類の事を良く覚えて居ない現在の『大河原つくし』成らば、自身の『姉』と成った 滋の事を心配するのは、当然と云えば、当然なのだ。


だからだったのだろう。
此の時のあきらは、“仕方ねぇのかも知んねぇな。”と、考えた事で、桜子に了承の意を伝えるのだった。


「ああ、分かった。
 類と会った後で、桜子に連絡するわ。」と…。


だからだったのだ。
お見合い後の類の話しをあきらから聞いた事で、桜子は、滋を呼び出したという訳…だったのだ。


其処で、桜子は、つくしから聞いた話しを滋に伝え、更に、あきらに頼んで、あきらが類から聞いた話しを、自身に教えてくれた事も、併せて、滋に伝えたのだった。
其の上で、此の時の桜子は、滋に訊き始めるのだった。


「先輩は、滋さんの事を心配して居るんだと思います。
 “お姉様(滋さん)が傷付くんじゃ無いか?”と…。
 だからこそ、私は、滋さんにお訊きしたいんです。
 滋さんは、花沢さんに仰ったんですよね?
 “『仲間から友人に昇格』って、如何かな?”って…。
 で、花沢さんは、其の後(あと)、何て、仰ったんですか?」と…。


だからだったのだろう。
此の時の滋は、仕方無く、桜子に返答するのだった。


「“うん、分かった。”って、言って貰ったよ。」と…。


だからだったのだ。
此の時の桜子は、更に、滋に訊き始めるのだった。


「と言う事は、もしかし無くても、花沢さん と 滋さんは、今迄よりは、急接近するとい
 う話しですよね。
 だとしたら、“もしかすると、もしかするかも…。”と、言う事ですか?」と…。


だが、此の時の滋は、冷静…だったのだ。


「そうでも無いと思うよ。
 パパの話しでは、類君は、類君のお父さんに言ったみたいだから…。
 “今迄の俺(類君) と 大河原(私)は、お互い、碌に、話しして来なかったし…。
  お互いの事を知らな過ぎでしょ!
  だから、大河原(私)からの提案で、友人から始める事にした。”って…。
 と言う事は、類君は、類君のお父さんへの言い訳に、“取り敢えず、そう言ったんじゃ無
 いか?”って、私は、思って居るの。
 だから、取り敢えず、類君とは、今迄よりは話すかも知れないけど…。
 類君の様子だと、唯、本当に、『仲間から友人に昇格』だけって、気がするよ。」と…。


だが、そんな冷静な態度で話しして来た滋の様子を見て居た桜子は、三度、滋に訊き始めるのだった。


「もしかして、滋さんって…花沢さんの事が気に成ってますぅ~⁉ 
 もし、そうだとしたら、かなり、険しい道かも…ですね?
 だって、花沢さんは、滋さんの性格を知り尽くして居る訳…ですものね。
 其れに、高等部時代の滋さんは、誰の事が好き…だったのかも、花沢さんは、ご存知です
 し…だとしたら、花沢さんは、思って居らっしゃるかも知れませんね。
 “道明寺さん(司) と 花沢さん(俺)とでは、全然、タイプが違うと思うんだけ
  ど…。”って…。
 もし、そんな風に、花沢さんが思ったとしたら、険しい道なのは、当然ですね。」と…。


だからだったのだろう。
此の時の滋は、“はぁ~。”と、溜息を吐き(つき)乍ら、桜子に言って除けるのだった。


「類君の事が気に成ってるって言うか?
 其の時に、“類君が私という人間を決め付けて欲しくない。”と、思った訳…。
 だって、(東京メープルの)カフェに入った時の類君は、何時(いつ)も通り、私…其方
 退け(そっちのけ)で、ソファに寝転び始めたの。
 実は、其の日の私は、パパ と ママからの薦めで、東京メープルでお見合いが有った 
 日…だったの。
 だから、其の日の私は、振袖姿…だった訳。
 実は、其の日の私は、類君と会った時に、偶然にも、段々、帯が苦しく成って来たのよ。
 其れでも、其の日の私は、類君を(東京メープルの)カフェに誘った訳よ。
 何故だと思う?
 私は、あの日、チャンスだと思ったのよ。
 “つくしの事を好きに成った類君って、如何言う男性(ひと)なのか?
  面と向かって、見る事が出来るかも…。”って…。
 でも、類君は、私…其方退け(そっちのけ)で、ソファに寝転がった訳よ。
 まるで、私の存在を無視して居るかの様に…。
 そんな類君を見た時に、私は、思ったの。
 “私の事は、本当に、『out of 眼中』…何だ‼”って…。
 でも、目を閉じたままの類君は、本当に、つくしが言う所の『王子様』…だったのよ。
 『プリンス』って、云えば、良いのかな。
 其れ位、寝て居ても、綺麗な顔をして居たの。
 此れ迄の私は、まじまじと、類君の寝顔を見た事が無かったから、其れは、新鮮で…。
 “やっぱり、F4メンバーって、寝てても、恰好良いのね!”と、思ってしまったの。
 だから、其の時の私は、思ったのよ。
 “類君と、ちゃんと、向き合って視たい!”って…。」と…。


其処で、桜子は、密かに、思ったのだ。


“もしかしたら、滋さんは、(東京メープルの)カフェで、花沢さんの中に在る 何かに、
 気が付いたのかも知れない。
 其れか、滋さんって、やっぱり、外見重視なのかも…。”と…。


だからだったのだ。
此の時の桜子は、滋に言って除けるのだった。


「分かりましたわ。
 先輩にも伝えて置きますわ。
 “滋さんの事は、大丈夫だ。”って…。
 其れと、此れからの私は、全力で、滋さんを応援しますわ。
 私に任せて下さいね。」と、ウィンクし乍ら…。


其処で、此の時の滋は、慌てるかの如く、そんな言葉を桜子から聞いて、桜子に言って置くのだった。


「私は、焦って居ないからねっ!
 だから、桜子が協力してくれるのは、凄~く、嬉しいんだけど…。
 先ずは、類君とは友人から始めて視るから…さ。」と…。


実は、此の時の滋は、此れ迄の桜子の中でも観た事が無い程の慌て振り…だったのだ。


だからこそ…。
此の時の桜子は、思ったのだった。


“先輩もそうですけど、私にとって、滋さんは、ちょろいですわね。
 私の鎌掛けに乗ってくれるんですもの。
 まぁ~、此れで、はっきり、分かりましたわ。
 滋さんは、きっと、花沢さんと友人で終わる気等毛頭無いのかも知れませんわ。
 滋さんは、気が付いて居ない様ですけど、本気かも知れませんわね。”と…。



そして、其の後の桜子は、滋が仕事の日を見計らって、こっそり、大河原邸にお邪魔して、つくしに滋の事を報告するのだった。


「花沢さん と 滋さんのお見合いの件は、滋さんにとって、おじ様 と おば様に言われ
 たから…では、無い様ですよ。
 無理矢理では無いという訳です。
 だから、先輩も一緒に、滋さんの事を見守って上げましょ!」と…。


だからだったのだ。
そんな話しを桜子から聞いたつくしは、ホッとしたと共に、桜子からの提案に乗る事にしたのだった。



PS.


優紀 と 桜子は、つくしからの呼び出しに応じて、つくしに会う為に、大河原邸に遊びに行った時の事だったのだ。


優紀 と 桜子は、其の時に、つくしから或る話しを聞く事に成ったのだ。
実は、其れが、類 と 滋とのお見合い話の件…だったのだ。


【其の時のつくしの話しとは…。


 「実は、お姉様が花沢さんとお見合いする事に成ったみたいなの。
  でも、花沢さんって、確か、女性嫌いで有名だった方でしょ!
  其れに、もしかしたら、お姉様は、パパ と ママから、無理矢理、花沢さんとのお見
  合い話を薦められて居るかも知れないの。
  だから、そんな花沢さん と お姉様が、例え、お見合いしたとしても、私には、良い
  結果に成るとは、とても、思えないんだよね。
  本当に、お姉様は、大丈夫なのかな?」と…。


 此の時のつくしのそんな話し振りは、其れはまるで、自身の姉と成った 滋の事を心配し
 て居るかの様…だったのだ。


 勿論、つくしからそんな話しを聞いた時の優紀 と 桜子は、お互いの顔を見合わせて居
 た事は言うまでも無かったのだった。】


だからこそ…。
此の時のつくしは、優紀 と 桜子に連絡して、大河原邸に呼び出して居たという訳…だったのだ。


勿論、此の時のつくしは、滋が仕事で大河原邸に居ない日を見計らって、優紀 と 桜子に連絡して居たのだ。


だからだったのだ。
そんな話しをつくしから聞いた時の桜子は、即、あきらに連絡を入れて居たという訳…だったのだ。

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