tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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Close to you~お前の傍に~…<つかつく>  87.




<此の二次小説『Close to you~お前の傍に~…<つかつく>  87.』は、一部の文面の
 中に、不快に思われるやも知れない言葉が入って折ります。
 また、此の二次小説『Close to you~お前の傍に~…<つかつく>  87.』は、現代に
 於いて、相応しくない様な言葉が入って折ります。
 了承の程、宜しくお願い致します。>



実は、司 と つくしは、既に、婚約者同士と成って居た事は事実だったのだが、此の当時の司は、つくしの気持ちが自分自身に向く迄…。
所謂、つくしが司への想いを自覚する迄、態と、司は、つくしに正式なプロポーズをし無かったのだ。


何故なら…。
司 と つくしの婚約は、道明寺家 と 大河原家の両親が認めた事に寄り決まった婚約だったのだ。


と言う事は、其れは、『家の為の結婚(政略結婚)』と、思って居た当時のつくしにとって、つくし自ら進んで司との婚約を認めた様に、司自身、思えなかったのだ。


だからこそ…。
司は、つくし自身の想いが自分自身の方に向く迄、正式なプロポーズをせずに、待って居たのだ。


勿論、司は、“ぜってぇ、つくしは、また、俺を好きに成る。”と、願いを込めて、自身 と つくしの婚約が決まった時点で、婚約指輪(エンゲージリング) と 結婚指輪(マリッジリング)を、既に、用意して居た事は言うまでも無かったのだ。



だからだったのだ。
自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓から、「(自身達の)婚約発表の日取りが決まった。」と、話しを聞いた時の司は、正式なプロポーズをする為に、つくしとのドライブデート中に、真剣な眼差しのまま、つくしに話ししたのだ。


「なぁ~、つくし…今から、俺の話しを、ちゃんと、聞いてくれるか?」と…。


実は、此の時の司の話す言葉は、何時(いつ)もと何ら変わりない司だった事は、確か…だったのだが、真剣な顔付きのまま話すそんな司の顔付きを見た此の時のつくしは、司に合わせて、真剣な顔付きに変わるのだった。
そして、つくしは、そんな司に訊き返すのだった。


「うん、何…⁉」と…。



其処で、司は、自分自身のつくしへの今の素直な想いを、更に、つくしに言い始めるのだった。


Close to you.…。」と…。


だからだったのかも知れない。
此の時のつくしは、『Close to you.』の言葉の意味を理解したからこそ、何も言わず、唯、司の顔をじーっと観乍ら、司からの其の続きの話しを待って居たのだ。


だからだったのだろう。
司は、つくしに正式なプロポーズをし始めるのだった。


「此れからも、ずーっと、俺は、お前の傍に居て良いか⁉」と、自信な気に…。


だからだったのだ。
此の時のつくしは、そんな風に、自信な気に話すそんな司を横目に見乍らも、司に返答するのだった。


「もしかして、其れって、プロポーズ…?
 でも、私達は、既に、婚約して居るんだし、もう、私は、其のつもり…だったよ。
 だから…さ。
 此れからも、宜しくお願いします!」と…。


だからだったのだろう。
此の時の司の顔付きは、満面の笑み…だったのだ。
そして、此の時の司は、嬉しさを爆発させるかの如く、つくしの方を向いて、嬉しさを言葉に表現するのだった。


「マジか?
 やったぜ!
 否、やっとだぜ‼
 此れ迄の道のりは、凄ぇ、長かったぞ‼
 俺こそ、此れからも、宜しくな!」と…。


其処で、「はい。」と、返事し乍らも、司に頷いて魅せるつくしに、此の時の司は、先ずは、心の中で独り言を呟くのだった。


“つくしの想いは、俺に有るんだ!
 だったら、今から俺がつくしに言う言葉は、ばあやが言ってた『お痛』には成らねぇよ
 な⁉”と、不安気に…。


だからだったのかも知れない。
そう思い乍らも、此の時の司は、恐る恐る、つくしに言って除けるのだった。
自身の不安気な気持ちを払拭するかの様に…。


「つくしは、俺の事が好き…何だよな?」と…。


だからだったのだ。
此の時のつくしは、自身に、そんな風に訊いて来た司に対して、思うのだった。


“えっ、司さんは、私の気持ちを知ってる筈だよね⁉
 司さんは、今更、何を訊いて来るんだろう?”と…。


其処で、此の時のつくしは、そんな風に思い乍らも、“勿論‼”と、でも言いた気に、司に返答するのだった。


「今更、如何して、そんな事を訊いて来るの?
 勿論、好きだよ。」と…。



だからだったのかも知れない。
そんな風に自身に返答して来たつくしに対して、此の時の司は、密かに、考えて居たのだった。


“もし、今の此のつくしが『牧野つくし』だったら…。
 『(牧野)つくし』は、こんな風に、俺に言ってくれただろうか?”と…。


だが、此の時の司は、そんな風に思い乍らも、更に、つくしに訊くのだった。


「だったら、つくし…そろそろ、良いよな⁉
 つくしの想いが俺に近付く迄、俺は、つくしを待って遣ったつもりだ‼
 だから、俺は、つくしと切っても切れねぇ仲(関係)に成りてぇ‼
 なぁ~、つくし…そろそろ、覚悟してくれねぇか?」と…。


だが、此の時のつくしは、司の言って居る言葉の意味を理解出来て居ないのか?
きょとんとしたまま、首を傾げるのみ…だったのだ。


だからだったのかも知れない。
此の時の司は、そんなつくしを見た事で思うのだった。


“やっぱりな。
 何時(いつ)のつくしも、『つくし』は『つくし』だな。
 やっぱ、つくしは、どんな『つくし』だったとしても、『鈍感つくし』…だった様だ
 な‼”と、呆れるかの様に…。


其処で、司は、そんな風に思い乍らも、更に、つくしに言って除けるのだった。


「だから…よ。
 俺は、つくしの身も心も欲しいんだよ。
 つくしの心は、漸く、俺のモンに成った。
 だから、後は、『つくしの身』が欲しい。」と、懇願するかの様に…。



だからだったのかも知れない。
自身の婚約者で在る 司からそんな懇願の話しを聞いた此の時のつくしの顔色は、真っ赤…だったのだ。


だからだったのだ。
そんな真っ赤な顔色のままのつくしを見た此の時の司は、更に、思うのだった。
勿論、此の時の司は、ニヤッとした顔付きのまま…。


“つくしは、漸く、俺の言った言葉の意味を理解したのかよ。”と…。


其処で、司は、更に、つくしに訊き始めるのだった。


「つくし…返事は…⁉」と、何時(いつ)も通りの司に戻ったかの様に、強気に成って…。



だからだったのかも知れない。
尚も、真っ赤な顔色のままのつくしは、そんな強気の司に返答するのだった。


「えっ、今直ぐ、返答し無きゃ駄目?」と…。


だからだったのだろう。
此の時の司は、そんな風に自身に言って来るつくしを睨み付け乍らも、言葉無く、頷くのだった。


だからだったのだ。
此の時のつくしは、“仕方無いなぁ~。”と、思い乍らも、そんな司に白状し始めるのだった。


「えっ、っと…。
 実は、私…こう言う事って、初めてなの。
 だから、何て言って良いのか?
 分かんないの。」と…。


勿論、此れ迄のつくしを取り巻く環境的に、つくしが『お初』で在ろう事は、司自身、承知して居たのだ。


だからこそ…。
此の時の司は、つくしに言って除けるのだった。


「勿論、俺も、『お初』だ‼
 俺は、元々、女嫌ぇな男だ‼
 女が近付いて来ただけでも、寒気はするし、鳥肌モンだ‼
 そんな男が、自ら、女に触れると思うか?
 自慢じゃねぇが、俺と言う男は、鬼畜な男じゃねぇよ‼」と…。


だからだったのだろう。
此の時のつくしは、自身の心の声を口に出してしまうのだった。


「司さんが、『お初』だ何て…とても、信じられない。」と…。


だからだったのだ。
此の時の司は、嫌味でも何でも無く、ニヤッと笑い乍ら、つくしからのそんな独り言に返答するかの如く、つくしに言って除けるのだった。


「ああ、俺は、つくしが思ってる様に、勿論、モテる。
 だから、女は、俺の近くに近寄ろうとする。
 だが、俺は、そんな女を威嚇し続けて来た。
 俺に誰も近付いて来ねぇ様に…な。
 だから、俺も、つくしと一緒だ‼」と…。


だからだったのだろう。
此の時のつくしは、司が自身に嘘を付いて居る様には思えず、司に頷いて魅せたのだった。



そして、ドライブデート中…だった其の後の司 と つくしは、つくしが頷いた事も有り、つくしからの了承が得られたと、司が判断した事で、其の地に在る メープルホテル系列のホテルに入り、其のホテルの最上階の道明寺家のファミリースペース内に在る 司の部屋に入ったのだ。


云わば…。
其処が、司 と つくしの『初めての場所』と成ったのだ。



という訳で、漸く、一つに成れた後の司 と つくしは、其の後、自分達の婚約発表の日を迎える事と成ったのだ。
勿論、つくしの知る所では無かったのだが…。


だからだったのかも知れない。
司 と つくしの婚約発表の日の司は、『意気衝天(いきしょうてん)』と言うのか?
其の日の司の顔付きは、『意気揚々』と、誇らし気…だったのだ。



だからだったのだ。
そんな司の様子を見て居た其の場に居た者達は、不安顔…だったのだ。


勿論、此の時の司自身には、そんな自身の周りに居る者達の不安顔に気が付く事も無かったのだった。



PS.


司 と つくしの二人にとっての思い出の地で在る 其のホテルの司の部屋は、二人一緒の最初の『思い出の地』で在り、『思い出の場(ホテル)』と成ったのだ。


だからだったのだろう。
婚約発表後の司 と つくしは、度々、そんな二人の最初の『思い出の地』で在り、其の『思い出の場(ホテル)』に出掛けては、二人だけの時間を過ごして居たのだった。

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