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花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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ボジョレー・ヌーヴォーの解禁日~ひなの恋~【会いたい】…<つかつく>  番外編 ②





【『ボジョレー・ヌーヴォーの解禁日~ひなの恋~【会いたい】…<つかつく>  番外編 
 ①』のエピローグ  <司の喧嘩腰での対応の其の後>】


実は、司 と 葉山コンツェルンの御曹司で在り、副社長でも在る 葉山龍介との攻防は、此の後(あと)も続いて居たのだった。


所謂、此の時の司は、葉山コンツェルンの御曹司で在り、副社長でも在る 葉山龍介に対して、終始、喧嘩腰…だったのだ。


「確か、お前は、つくしが初恋…だったよな。」と…。


其れに対して、葉山コンツェルンの御曹司で在り、副社長でも在る 葉山龍介は、冷静に切り返すのだった。


「ええ、そうでしたね。
 でも、其れは、私が5歳児だった頃の話ですが…。」と…。



だからだったのだろう。
此の時の司は、そんな風に、自身に冷静に対応して来る葉山コンツェルンの御曹司で在り、副社長でも在る 葉山龍介に対して、勿論、良い気分では無かったのだ。


だからだったのかも知れない。
此の時の司は、自身の心の中で悪態を突いて居たのだった。


“餓鬼(ガキ)の頃ならいざ知らず、何時(いつ)迄経っても、生意気なヤツ‼”と…。


だからだったのだ。
そんな風に思って居た司は、顔に出て居たのか?
葉山コンツェルンの御曹司で在り、副社長でも在る 葉山龍介は、そんな司の様子を冷静に見て居た様で、自身の心の中で思って居たのだった。


“如何も、道明寺副社長は、つくしだけじゃ無く、娘に関する事に成ると、何時(いつ)迄
 経っても、あの頃のクルクル頭のまま…何だろうな。”と…。



実は、司は司で、“あの生意気なヤツから優勢に成りてぇ‼”と、言う思いも有り、睨み付けたまま、話しを変える為に、葉山コンツェルンの御曹司で在り、副社長でも在る 葉山龍介に訊き始めるのだった。


「だが、お前は、自分にとって、初恋の女で在る つくしに似た俺 と つくしの娘で在る 
 ひなに、態と、近付いたんじゃねぇのか?」と…。


だからだったのだろう。
此の時の葉山コンツェルンの御曹司で在り、副社長でも在る 葉山龍介は、“此処で、嘘を付く寄り、自分自身の素直な気持ちを伝え様!”と、考えた事で、チラッと、ひなの顔を見た後に、司に話しし始めるのだった。


「正直、最初は、つくしさんに似たひなさんに声を掛けた事は事実です。
 でも、ひなさんと話しして居ると、つくしさんとは違う一面を覗かせるんです。
 “顔も性格もつくしさんに似て居る様で、きっと、道明寺副社長にも似て居る所が有るん
  だろう。”と、推測出来ました。
 でも、其れが嫌だとは思わなかったんです。
 何故か?
 素直に、そう言う所も受け入れられたんです。
 不思議ですよね。
 あれ以来、道明寺副社長共、つくしさん共、会って居なかったのに、ひなさんと接して居
 ると、道明寺副社長 と つくしさんと一緒に過ごしたあの日の一日が思い出されるんで
 す。
 懐かしいと、心底、思えたんです。
 現在の私は、つくしさんでは無く、ひなさんの事を想って居ます。
 其処に、嘘は有りません。
 もっと、言う成れば、其処に、他意は有りません。
 如何か、私 と ひなさんの付き合いを許して下さいませんか?」と…。



だからだったのだろう。
未だ、素直に成り切れて居ない此の時の司は、そんな風に、素直な胸の内を自身に言い切って来た葉山コンツェルンの御曹司で在り、副社長でも在る 葉山龍介に対して、「フン!」と、言っただけで、其れ以上の言葉を発する事が出来ずに居たのだった。


何故なら…。
そんな風に、素直に自身に言い切って来る葉山コンツェルンの御曹司で在り、副社長でも在る 葉山龍介の顔付きを観た時、“余りに真剣で、嘘偽りねぇ顔付きに見えて、「俺に嘘偽りねぇ話しをして居るんだろう。」と、言う事が分かった。”…からこそ、此の時の司は、其れ以上、何も発する事が出来ずに居たのだった。


だが、此の時の司は、自身から自身の愛娘で在る ひなを取られる様な気分に成り、不貞腐れて居た事は、事実…だったのだ。


だからだったのかも知れない。
此の時の司は、大人気(おとなげ)無く、葉山コンツェルンの御曹司で在り、副社長でも在る 葉山龍介に詰まらない態度で対応して居たのだろう。


だからこそ…。
此の時の司は、大人気(おとなげ)無く、葉山コンツェルンの御曹司で在り、副社長でも在る 葉山龍介に「フン!」と、言えたのかも知れない。



そして、此の時の司は、言葉を発するでも無く、暫くの間、此の日の為に取り寄せて居た『ボジョレー・ヌーヴォー』の赤ワインを一人で飲んで居たのだった。


実は、此の時の司は、“あの生意気なヤツのせいで、美味しいワインの筈なのに、拙く感じるわ。”と、自身の心の中で悪態を突き乍ら、一人、飲んで居たという訳…だったのだ。


そして、其の後(あと)も、『ボジョレー・ヌーヴォー』の赤ワインを、一人、飲み乍ら、葉山コンツェルンの御曹司で在り、副社長でも在る 葉山龍介 と 自身の愛娘で在る ひなのそんな二人の様子を、チラチラと、観て居たのだった。



だからだったのかも知れない。
此の時の司は、等々、詰まらなく成ったのか?
其れでも、『ボジョレー・ヌーヴォー』の赤ワインを一人で飲み乍ら、大人気(おとなげ)無く、葉山コンツェルンの御曹司で在り、副社長でも在る 葉山龍介に対して、更に、悪態を突くのだった。


「お前は、俺 と つくしの娘で在る ひなを大切に扱えるのか?」と…。


だが、そう言い乍らも、此の時の司は、大人気(おとなげ)無く、『俺 と つくしの娘』と言う言葉の語気を強めて、葉山コンツェルンの御曹司で在り、副社長でも在る 葉山龍介に言って居たのだった。


だからだったのだ。
此の時の(葉山コンツェルンの御曹司で在り、副社長でも在る)葉山龍介は、其れはまるで、「勿論です。」と、でも言いた気に、司に宣言するのだった。


「私は、道明寺副社長 と つくしさんの娘さんで在る ひなさんとお付き合いをさせて貰
 って居るんです。
 其れは、当然の事だと認識して居ます。」と…。


だからだったのかも知れない。
此の時の司は、そんな風に自身に言い切って来た葉山コンツェルンの御曹司で在り、副社長でも在る 葉山龍介に、其れ以上、言葉を発する事は無かったのだった。



だが、ひなを挟んだ様に、父親で在る 司 と 恋人で在る 葉山コンツェルンの御曹司で在り、副社長でも在る 葉山龍介との攻防は、此の場の雰囲気を、一気に、冷えさせて居たのだった。


そんな所に、此の場の雰囲気を変える者が、道明寺邸に現れたのだった。
此の場に現れた其の人物は、まるで、ひなを慰める為に現れた様なモノ…だったのだ。


其の人物とは、そうなのだった。
其れは、此の場の雰囲気を汲み取った ひなの祖母で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓…だったのだ。


実は、ひなの祖母で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、自身の孫娘で在る ひなから、此の日の事を聞いて知って居たのだ。


だからこそ…。
急遽、ひなの祖母で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、日本に帰国して帰って来たのだから…。



其処で、道明寺邸のリビングに入って来たひなの祖母で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、自身の息子で在る 司を睨み付け乍ら、言って除けるのだった。


「良いかしら、司…?
 葉山副社長をひなに会わせたのは、此の私(わたくし)よ!
 貴方は、長らく、此の業界に居座って居るのに、葉山副社長の噂をご存知無いのかしら?
 『葉山コンツェルン』の今日(こんにち)の業績が在るのは、“葉山副社長…有っての事
 と…。”と、世間では言われて居るそうよ!
 そんな優秀な葉山副社長が、ひなの恋人なら、有り難いと思っても良い筈よ!
 私(わたくし)は、葉山副社長 と ひなのお付き合いを賛成するわ。
 だから、司が如何こう言おうとも、二人は、お付き合いを続け為さい!
 という寄り、婚約しちゃいなさいな!」と…。


此の自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓からの発言は、司自身、思っても視なかった事で、度肝を抜かれる様な状況…だったのだ。


そして、葉山コンツェルンの御曹司で在り、副社長でも在る 葉山龍介 と 司の愛娘で在る ひなは、ひなの祖母で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓の発言を聞いて居て、お互いの顔を見合わせ乍ら、クスクスと、笑って居たのだった。


だからだったのだろう。
此の時の司は、葉山コンツェルンの御曹司で在り、副社長でも在る 葉山龍介 と 自身の愛娘で在る ひなのそんな二人の顔を見た事で、更に、不機嫌に成り、不貞腐れて居たのだった。



だからだったのかも知れない。
そんな自身の息子で在る 司の顔付きを観た司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、自身の心の中で溜息を吐き(つき)乍ら、そんな自身の息子で在る 司を嘆いて居たのだった。


“こんな司の顔付きは、観て居られないわね。
 「娘が取られる。」と、でも思って居るのかしらね。
 私(わたくし)の息子としては、情けないわね。”と…。



だが、此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、そんな風に思い乍らも、嘗て、自分自身も体験した親として、司の事を思うのだった。


“司にも、遅れ馳せ乍ら、嘗ての私(わたくし)と同じ様に、子離れの時期が来たんでしょ
 うね。”と…。


何故なら…。
司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、自覚して居たのだ。


“嘗て、英徳高校時代のつくしさんに、私(わたくし)は、嫉妬して居たのかも知れないわ
 ね。”と…。



其れは、母親としての目で、そんな父親と成った 息子を観て居たからなのだろう。
其れはまるで、自身の息子で在る 司にエールを送るかの様に…。



fin

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