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花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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二人だけのXmas【Close to you~お前の傍に~】…<つかつく>  番外編




12月24日…Christmas Eve
12月25日…Xmas



<此の二次小説『二人だけのXmas【Close to you~お前の傍に~】…<つかつく>  番外
 編』は、司 と つくしが婚約披露パーティーを開いた後のつくしの記憶が戻った年と同
 じ年の『Xmas Party』での出来事を綴って折ります。>
 


【『Close to you~お前の傍に~…<つかつく>  98.』と同じ年の『Xmas Party』】


婚約披露パーティーを終えた年と同じ年の12月24日の『Christmas Eve』の司 と つくしは、東京メープルにて開催されて居る道明寺HDが主催する『Xmas Party』に出席して居たのだ。
勿論、此の日のつくしは、司のパートナーとして出席して居たのだ。



実の事を言うと、道明寺HDが主催する『Xmas Party』の出席者は、つくしが『大河原家』の娘で在る事も、また、司の婚約者で在る事も、既に、認識しての出席だったのだ。


其れに、記憶に新しい所では、司 と つくしの婚約披露パーティーの際に、『道明寺家』 と 『大河原家』だけでは無く、『道明寺家』 と 『大河原家』の意図を汲み取った『花沢家』 と 『美作家』…そして、『花沢家』から話しを聞いた『藤堂家』迄もが、失態を冒した(おかした)あの女性の父親が経営する其の企業との契約・提携に関して、其の後も応じる事は無かったのだ。


勿論、つくしの知る処では無かったのだが、其の事が切っ掛けで、其の後のあの女性の父親が経営する其の企業は、人手に渡る事と成ったのだった。


だからだったのだろう。
此の度、道明寺HDが主催する『Xmas Party』に招待を受けて出席して居た出席者達は、“同じ失態を冒して(おかして)は成らない。”と、肝に銘じて出席して居たのだ。


其の為なのだろうか?
道明寺HDが主催する『Xmas Party』に招待を受けて出席して居た企業家達の娘 や 孫娘 や 姪っ子等の出席者は、非常に、少ないモノと成って居たのだ。


所謂、此の日の出席者の中での女性と言えば…。
道明寺HDが主催する『Xmas Party』に招待を受けて出席して居た起業家達の妻 と 其の姉 or 妹(既婚者)…位なもので、其の起業家達の娘 や 孫娘 や 姪っ子等の様な若い女性の出席者は、非常に、少ないモノと成って居たという訳…だったのだ。


何故なら…。
道明寺HDが主催する『Xmas Party』の招待状には、一文が添えられて居たから…だったのだ。


【ご息女様 並びに、ご令孫(ごれいそん)様・姪御様等の出席をご遠慮願います様…。
 何卒宜しくお願い致します。】と…。


云わば…。
『道明寺家』 と 『大河原家』からのあの処罰の件に関して云う成らば、あの女性の父親が経営する其の企業に対しては、『して遣ったり』と、言うべきで在っただろうし、また、其の他の企業経営者達からすれば、良い意味での『抑止力』に成ったのだろう。


だからだったのかも知れない。
此の日の道明寺HDが主催する『Xmas Party』は、何事も無く、滞り無く、終了する事が出来て居たという訳…だったのだ。


だからだったのだ。
予定通りに、何もかも終了出来た事で、此の日の司は、ご満悦…だったのだ。



其処で、司は、此の後をつくしと二人っ切りで過ごしたかったと言う事も有り、つくしをエスコートし乍らも、つくしに声を掛けるのだった。


「もう、パーティーも終了した。
 今から、一緒に、上(東京メープルの最上階に在る 道明寺家専用ファミリースペース内
 の司の自室)に行かねぇか?
 つくしと二人っ切りで過ごしてぇんだよ。
 良いよな、つくし…?」と…。


勿論、此の時のつくしも、司と二人っ切りで過ごしたかった事は、事実…だったのだ。


だからだったのかも知れない。
此の時のつくしは、司のそんな話し振りを聞いて居て、顔~デコルテ迄を真っ赤に染めて、俯いた状態で、返答するのだった。


「うん、分かった。」と…。


というのか?
実は、此の時のつくしは、そう司に返答するだけで、精一杯…だったのだ。



そして、其の後の司 と つくしは、東京メープルの最上階に在る 道明寺家専用ファミリースペース内の司の自室に向かうのだった。


本来なら、F3&T3も、司 と つくしと一緒に其の後を過ごす為に、東京メープルの最上階に在る 道明寺家専用ファミリースペース内の司の自室に向かって居た事だろう。
だが、此の日のF3&T3は、実は、そうし無かったのだ。


何故なら…。
此の日のF3&T3は、それぞれ、其の後の約束が有ったので、態々、司 と つくしと一緒に其の後を過ごす必要は無かったのだ。


だからだったのだ。
此の日の司 と つくしは、司の思惑通りに、其の後、二人っ切りで過ごす事が出来たという訳…だったのだ。


というのか?
実は、F4の間で、事前に、相談し合って居た事は言うまでも無かったのだが…。



という訳で、東京メープルの最上階に在る 道明寺家専用ファミリースペース内の司の自室に入って直ぐの司は、つくしを先に部屋の中に入れた後、自身は、自室のドアの鍵を掛けて、中に入ったのだった。


そして、其れと同時に、此の時の司は、つくしの背後に近付き、つくしの背後からつくしを抱き締めたのだ。



実は、此の時のつくしは、部屋の中に入って直ぐ、自身の目の前に広がる景色に酔い痴れて居たのだ。


実の事を言うと、英徳高校時代のつくしは、司からの誘導の下、一度だけ、此の部屋を訪れた事が有ったのだ。
其の頃のつくしも、今と同じ様に、自身の目の前に広がる景色に酔い痴れて居たのだった。


だが、結局、現在のつくしは、自身の目の前に広がるそんな景色を見乍らも、また、あの頃と同じ様な事を思うのだった。


“何度見ても、嫌味な程、圧倒的な景色だよね。
 其れに、今日は、朝から天気が良かったからか?
 綺麗な夕日が、私の目の前に見える。
 此の夕日は、ほんと、凄く、綺麗な夕日…だよね。”と…。


だからだったのかも知れない。
此の時のつくしは、司が自身の背後から抱き締めて来る等と、予想だにして居なかったのだ。


だからだったのだ。
此の時のつくしは、司から抱き締められたと同時に、ビクッと、成ってしまって居た事は、事実…だったのだ。



だが、此の時の司は、そんなつくしが居る事位、百も承知…だったのだ。


何故なら…。
元々、『牧野つくし』と言う女性は、奥手なのだから…。


だからこそ…。
例え、『牧野つくし』が『大河原つくし』に成ろう共、つくし自身は、奥手に変わりないのだ。


だからだったのだろう。
此の時の司は、そんなつくしが此処に居る事を分かって居乍ら、気が付いて居ない体(てい)で、つくしの背後からつくしを抱き締めて居たのだった。


そして、此の時の司は、つくしの背後から抱き締めつつ、目の前に広がる景色を見乍ら酔い痴れて居たつくしに声を掛けるのだった。


「なぁ~、つくし…。
 目の前に見える景色ばかりに夢中に成ってねぇで、少しは、俺の事も気遣えよ!
 折角、つくしの為に、『Xmas dinner』 と 『Xmas cake』を用意して遣ったのに…。
 俺の事は、無視かよ‼」と…。


其処で、つくしは、司から言って来た話し振りを聞いて居て、漸く、気が付いたのだ。
自分自身が自身の目の前に広がる景色ばかりに夢中に成って居た事を…。


だからだったのだろう。
此の時のつくしは、独り言を呟くのだった。


“司が拗ねてるみたい…だね。
 私は、今の今迄、此の景色ばかりに夢中に成って居たから、司の事を放って置いたのがい
 けなかったみたい…。
 如何やら、私、また、遣ってしまったみたいだね。”と…。


だからだったのかも知れない。
実は、此の時のつくしは、「えへっ」と、言い乍らも、司を誤魔化そうして居たのだ。



だからだったのだ。
此の時の司は、つくしからのそんな独り言が聞こえて来た事も有り、可愛く、「えへっ」と、自身に言って来たつくしに呆れるのだった。


“そんな可愛い顔して、俺を誤魔化そうとしても、無駄だっつーの‼”と、思い乍ら…。



だが、此の時の司は、そんなつくしに呆れ乍らも、エスコートし乍ら、つくしをダイニングテーブル迄、誘導するのだった。


そして、其の後のつくしは、ダイニングテーブル一杯に用意されて居た『Xmas dinner』 と 『Xmas cake』を見て、叫ぶのだった。


「わぁ~!」と、興奮状態のままに…。


だからだったのだろう。
此の時の司は、そんなつくしを見て、更に、拗ね始めるのだった。


何故なら…。
つくしは、東京メープルの最上階に在る 道明寺家専用ファミリースペース内の司の自室に入る成り、つくしの目の前に広がる景色ばかりに夢中に成り、尚且つ、ダイニングテーブル一杯に用意されて居た『Xmas dinner』 と 『Xmas cake』を見て、興奮状態に成って居たのだ。


其処に、司自身は存在して居ないかの様に、司はつくしから無視されて居た格好と成って居たのだ。


勿論、司からして視れば…。
“此れが拗ねずに居られるのだろうか?”と、言いたく成る様な状況…だったのだ。


だが、其れでも、司からして視れば…。
漸く、つくしとの『二人だけのXmas』を過ごす事が出来るのだ。


だからこそ…。
此の時の司は、つくしに言って除けるのだった。


「つくし…俺は、此の後 と 明日の休みを捥ぎ取って遣った。
 漸く、俺 と つくしとの『二人だけのXmas』を過ごせるな。
 俺は、滅茶苦茶、嬉しい。
 で、お前は…?」と、つくしの気持ちを訊き出すかの様に…。


だからだったのだろう。
此の時のつくしは、自身の司に対する想いの丈を伝えるのだった。


「うん、私も嬉しいよ。
 再び、司 と 私の恋人としての付き合いが始まる様な気がする。
 初めての『二人だけのXmas』を楽しもうね!」と…。


勿論、そんなつくしの嬉しそうな顔付きを観た司は、ニヤッと、笑って居たのだった。


何故なら…。
つくしが言って来た話しを聞いただけで、此の時の司には、既に、スイッチが入ってしまって居たから…だったのだ。


という訳で、12月24日の『Christmas Eve』~12月25日の『Xmas』に掛けての二日間の司 と つくしは、漸く、初めての『二人だけのXmas』を楽しむ事が出来て居たという訳…だったのだ。



PS.


司は、事前に、F3に連絡を入れて、集まらせて居たのだった。


集まったお題は、勿論、【道明寺HDが主催する『Xmas Party』の後を如何するのか?】…だったのだ。


司としては、今年初めて、つくしと過ごす『Christmas Eve』 と 『Xmas』…だったのだ。


実は、此の年の前年迄の『Christmas Eve』…若しくは、『Xmas』は、つくしが大河原邸から出られないという事も有り、F4&T4の『Xmas Party』は、大河原邸にて、執り行われて居たのだ。


だからだったのだ。
司にとっては、つくしが過去の記憶を取り戻した事も有り、初めて、二人だけで過ごす『Christmas Eve』 と 『Xmas』という訳…だったのだ。


なので、つくしとの『二人だけのXmas』を過ごす為に、此の時の司は、事前に、F3に連絡を入れて、集まらせて居たという訳…だったのだ。


そして、司は、話しを切り出すかの様に、F3に言って除けるのだった。


「今年のうち(道明寺HD)が主催する『Xmas Party』の後は、それぞれ、別々に過ごそう
 ぜ!」と…。


実は、此の時の司からの言い分は、『相談』という寄りも、F3にとっては、其れはまるで、『強制』の様に聞こえるが如く、司は、言って除けるのだった。


という訳で、F3は、“仕方ねぇ(無い)な。”と、云わんが如く、了承したという訳…だったのだ。


云わば…。
司のしたい事等、分かって居て、此の時のF3は、司に言って魅せるのだった。


「ハイハイ。
 牧野と二人だけで過ごしたいんでしょ!」


「ああ、最初から分かってた話だしな。」


「まぁ~、仕方ねぇな。」と…。


という訳で、司の思惑通りに、コトが進んだという訳…だったのだ。



fin

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