tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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司 vs.つくし と 司 vs.滋【Close to you~お前の傍に~】…<つかつく>  番外編




【『Close to you~お前の傍に~…<つかつく>  110.』のエピローグ
 <司 vs.つくし>】


司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓からの提案が有った事で、つくしを社長に就かせ、『道明寺HD』 と 『大河原グループ』との共同企画会社が立ち上がったのだ。


そして、其の後、暫く経ってからの事…だったのだ。
満を持したかの如く、東京メープル内に在る つくしの執務室の隣に、等々、司は、自身の執務室を作らせたのだった。


だが、折角、東京メープル内に在る つくしの執務室の隣に自身の執務室を設けたにも関わらず、司自身、東京メープル内の自身の執務室では無く、東京メープル内のつくしの執務室に入り浸る様に成って居たのだった。


だからだったのだろう。
つくし自身、仕事が捗らず(はかどらず)、公私混同し様とする司に対して、苦労の連続と成って居たのだった。



という訳で、司 と つくしとの毎日の朝の会話は、此処から始まるのだった。


「ちょっと、毎日、毎日…司は、如何して、私の執務室に居るのよ。
 司は、道明寺HDに自分自身の執務室が在るのに、(東京メープル内の)私の執務室の隣
 に、態々、自分自身の執務室を設けて頂いたんでしょ!
 だったら、司は、自分自身の執務室で執務を熟しなさいよ‼」


「はぁ~??
 俺の執務室は、つくしが居る所だと、決まってんだわ。
 だから、俺は、此処(東京メープル内のつくしの執務室)で執務を熟すんだよ‼」と…。


「“はぁ~??”は、こっちのセリフだっつーの‼
 何時(いつ)から、司の執務室が私の執務室に成ったのよ⁉
 いい加減、自分自身(司)の執務室に戻って!」


「嫌だね。
 其れこそ、俺の執務室は、此処(東京メープル内のつくしの執務室)で良いんだっつー
 の‼」


「理由(わけ)が分かんない事…言って無いで!
 さっさと、仕事を片付けて頂戴‼
 私がお義母様から怒られるんだから…ね。」と…。



【実は、司の執務室を東京メープル内のつくしの執務室の隣に設けた際…。
 つくしは、自身の義母で在り、司の母親でも在る 道明寺HD 社長 道明寺楓から言わ
 れて居たのだった。


 「良いかしら、つくしさん…。
  本来、司の執務室は、道明寺HD 日本支社ビルの最上階に設けて居る筈なのよ。
  でも、司は、“(東京メープル内の)つくし(さん)の執務室の隣に俺の執務室を設け
  ろ‼”と、言って聞かないのよ。
  ですから、司にはつくしさんの監視の目が必要なのよ。
  其処で…何だけど…。
  此れからの司 と つくしさんは、夫婦としての人生を歩む事に成るのよね。
  なので、もし、司が執務を怠った場合は、司 と つくしさんの連帯責任とするわ。
  宜しいわよね、つくしさん…?」と…。】


だからだったのかも知れない。
此の時のつくしは、自身の義母で在り、司の母親でも在る 道明寺HD 社長 道明寺楓から、“何も言われない為にも…。”と、戦々恐々とし乍ら、『司の仕事振り』をチェックする日々…だったのだ。



実の事を言うと、ここ最近の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓 と つくしの二人の(義)母子(おやこ)関係は、傍から見れば、仲が良い様に見えるのだ。


だが、つくしにとってすれば、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓という女性とは、つくしが英徳高校時代にも色々有ったのだ。


だからだったのだ。
司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓の件に関して、何もかも、更には、今直ぐにでも、払拭出来る筈も無く、唯、つくし自身、思って居たのだった。


“今のお義母様が私に良くして下さるのは、きっと、現在の私は、『牧野家』の娘では無
 く、『大河原家』の娘として、第2の人生を送って居たからに違い無いわ。”と…。



勿論、現在の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓の中には、つくしが思って居る様な事を思って居るつもりも無かったのだ。


寧ろ、つくしが英徳高校時代の頃には、既に、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、つくし自身を認めて居たのだ。



だが、「もし、司が執務を怠った場合は、司 と つくしさんの連帯責任とするわ。」と、自身の義母で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓からそんな風に言われてしまえば、つくし自身、思わなくても良い様な事迄、思ってしまって居たのだった。


“司と連帯責任って…。
 其れって、私は、お義母様から、「常に、司を監視しろ‼」と、言われて居る様なモノだ
 よね。
 でも、司には、西田さんという敏腕秘書が、常に、就いて居る筈…。
 なのに、如何して、お義母様は、私に司を監視させるのかしら?
 もしかして、私に司を監視させる事で、道明寺HDの利益を上げ様として居るのかし
 ら?
 だとしたら、お義母様って、やっぱり、『鉄の女』だわ。”と…。



だが、実は、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓からすれば、其れには、ちゃんと、理由(わけ)が有ったのだ。


実は、現在の司にとって効果が上がるのは、西田からの言葉では無く、つくしからの言葉…だったのだ。


実の事を言うと、今の司にとって、喧嘩等でつくしから口を利いて貰えなく成る事程、辛いものは無かったのだ。


だからだったのだろう。
司は、つくしから言われる事は絶対的で、常に、つくしに逆らう事無く、無意識の内につくしの言う事を聞く様に成って居たのだった。


だからこそ…。
此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、今後、司の第1秘書で在る 西田が困らない様に、また、司が執務を怠らない為にも、司の妻で在る つくしとの連帯責任にする事にしたという訳…だったのだ。


まぁ~、其れも此れも、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓にとってすれば、司の為で有って、道明寺HDの為でも有るという事は言うまでも無かったのだ。


何故なら…。
司が執務を怠れば、間違い無く、道明寺HDの利益は下がる。
だが、しっかりと、司が執務を熟せば、間違い無く、道明寺HDの利益は上がるのだ。


と言う事は、つくしの思って居た事は、ほぼ『事実』と、言わざるを得ない状況…だったのだ。


所謂、自身の義母で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓について、つくしの思って居た事は、強ち(あながち)、間違いでは無かったという訳…だったのだ。


そして、其の後の司は、自身に発破を掛けて来る自身の妻で在る つくしに寄って、馬車馬の様に働かされる日々…だったのだ。


だが、此の状況は、後のつくしにとっては、と成り始めるのだった。


何故なら…。
其の後、つくしが司自身の傍に居る事で、相乗効果が得られる事に成るから…だったのだ。



【『Close to you~お前の傍に~…<つかつく>  110.』のエピローグ
 <司 vs.滋>】


そして、司 と つくしのそんな日々が続く中…。
滋が自身の妹と成った つくしの執務室に現れるのだった。


云わば…。
東京メープル内のつくしの執務室に、滋が現れたという訳…だったのだ。



実は、つくしは、『メープル』 と 『大河原グループ』の企画・立案のプランニングを任されて居たのだ。


だからだったのだ。
当然の事乍ら、つくしとの打ち合わせの為に、『大河原グループ』の専務で在る 滋が、自身の妹と成った つくしの執務室に現れたとしても、何等、不思議な話しでは無かったのだ。


だが、実は、滋が東京メープル内のつくしの執務室に現れる度に、司は、此の(東京メープル内のつくしの執務室の)場から追い出されて居たのだ。


其の時の滋の勝ち誇った顔を見る度に、此の時の司は、苦汁を飲む結果と成って居たのだ。


云わば…。
此の時の司は、苦渋の選択を強いられて居たという訳…だったのだ。



だからだったのだろう。
東京メープル内のつくしの執務室から追い出される羽目と成って居た司は、毎度毎度、滋に悪態を突くのだった。


「何で、滋は、また、此処(東京メープル内のつくしの執務室)に来てんだよ。
 其の度に、俺は、此処(東京メープル内のつくしの執務室)から追い出される羽目に成っ
 てるっつーの‼
 如何してくれんだよ、滋さんよ‼」と…。


実は、此の時の司は、自身の額に青筋3本立て乍ら、滋に言って居たのだ。


だからだったのだ。
此の時の滋は滋で、“此の(東京メープル内のつくしの執務室の)場に来る事は、つくしとの打ち合わせの為で在って、司が追い出される事自体、全く、私には関係の無い話だし、当然の結果でしょ!”と、考えて居たのだった。


だからこそ…。
此の時の滋は、そんな風に、自身に悪態を突いて来た司に対して、言って除けるのだった。


「はぁ~??
 あの…さぁ~。
 司は、此の状況が分かってて、私に言って来るの?
 今日の私は、遊びで此処(東京メープル内のつくしの執務室)に来て居る訳じゃ無いの
 よ。 
 つくしとの打ち合わせの為に、私は、此処(東京メープル内のつくしの執務室)に来て居
 るんだから、其れは、当然の結果でしょ!
 即ち、司がつくしから追い出されるのは、当然の結果だって、私は言ってんの。
 司の仕事のメーンは、本来、道明寺HDでしょ!
 何で、司の執務室が東京メープル内に在るのよ。
 司が行って(おこなって)居る行為こそ、職権乱用でしょ⁉」と…。


だからだったのだろう。
此の時の司は、尚も、滋に悪態を突くのだった。


「はぁ~??
 俺は、職権乱用…何てしてねぇぞ‼
 つくしの現在は、俺の妻で在り、俺の配偶者だっつーの‼
 だからこそ、其れは、職権乱用…何て言わねぇぞ‼」と…。


だが、其れでも、此の時の滋は、尚も、司に言って除けるのだった。


「良い、司君…。
 現在のつくしは、私の妹なの。
 其れと、今日の私は、つくしのビジネスパートナーとして、此処(東京メープル内のつく
 しの執務室)に来て居るの。
 だからこそ、今日の私は遊びじゃ無い訳…。
 と言う訳で、司は、早く、此処から退散して、道明寺HDに戻りなさいよ‼」と…。


実は、此の時の滋は、そんな司に対して、嫌味たっぷりに言って除けて居たのだった。


だからだったのかも知れない。
実は、つくし迄もが、滋の肩を持つかの様に、司に言って除けるのだった。


「司に言って置くわね。
 本当に、今日のお姉様は遊びじゃ無くて、私のビジネスパートナーとして、此処(東京メ
 ープル内のつくしの執務室)に来てもらったの。
 だから、今日の司は、本当に、出る幕が無いの。
 仕方が無いでしょ!
 今日の私の仕事は、嘘偽り無く、本当に、大河原グループの仕事よ。」と…。


だからだったのだろう。
此の時の司は、そんな風に自身に言って来たつくしに対して、直ぐに言い返せる言葉も無く、“しょうがねぇな。”と、思えた事で、漸く、つくしに了承の意を伝えるのだった。


「しょうがねぇな。
 分かったよ。
 でも、社(道明寺HD)の俺の執務室に戻る気はねぇぞ‼
 滋との打ち合わせが終了したら、俺は、また、此処(東京メープル内のつくしの執務室)
 に来るから…な。
 という訳だから、つくしとの打ち合わせが終了したら、滋は、疾疾(とっと)と帰りやが
 れ!
 良いか、滋…。
 何時(いつ)迄も、つくしと遊んでんじゃねぇぞ‼」と…。


勿論、つくしに話しする時の司は、優しい瞳(め)のままで、笑みを浮かべ乍ら、つくしに語り掛けるかの様に言って居たのだった。


だが、滋に話しする時の司は、きつい目付きのままで、笑う事無く、更には、自身の額に青筋3本立て乍ら、滋に言って除けて居たのだった。


だからだったのだろう。
此の時の滋は、そんな司に対して、更に、言って除けるのだった。


「はぁ~??
 私に話しする時の司は、額に青筋3本・笑う事無いきつい目付きのままで喋ってるのに、
 つくしに対しては、優しい瞳(め)で笑みを浮かべ乍ら、つくしに喋って居るわよね‼
 其れって、差別も良い所だわ。」と、笑い乍ら…。


だが、此の(東京メープル内のつくしの執務室の)場を去る前の司は、そんな風に自身に言って来た滋に、一応、言って置くのだった。


「良いか、滋さんよ。
 つくしは、俺の可愛い妻…何だよ。
 で、滋は俺 と つくしの仲間では在るが、元々は、全くの『赤の他人』だ。
 つくしに優しくするのは、俺にとってのつくしは、唯一無二の俺の女だから…だ。
 で、滋は、戸籍上では、俺の義姉かも知れねぇが、元々、滋は、全くの『赤の他人』…何
 だから、優しくする必要はねぇ‼
 だから、此れは差別じゃねぇんだわ。
 俺にとっちゃあ、当然の行為…何だわ。
 だから、此れからは、そんな当たり前の様な話しを、俺に振って来るな‼」と…。


そして、此の時の司は、其のまま、(東京メープル内の)つくしの執務室のドアを開けて、勝ち誇った様な顔付きと共に、此の(東京メープル内のつくしの執務室の)場を後にするのだった。



fin

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