物思いに耽って居る【Close to you~お前の傍に~】…<F3&T3> 番外編
<此の二次小説『物思いに耽って居る【Close to you~お前の傍に~】…<F3&T3> 番
外編』は、一部の文面の中に、不快に思われるやも知れない言葉が入って折ります。
了承の程、宜しくお願い致します。>
【『成人の日【Close to you~お前の傍に~】…<T4> 番外編』と同時期の頃のF3&T3】
此の年の1月の『成人の日』が近付いて居る事に気が付いたあきらは、滋 と 桜子を呼び出し、訊き始めるのだった。
「もうそろそろ、牧野 と 優紀ちゃんの『成人式』だろ?
まだ、牧野は見付かんねぇのか?
で、優紀ちゃんは、牧野の居ねぇ『成人式』を如何するって…⁉」と…。
だからだったのだ。
此の時の滋は、あっけらかんとした顔付きに成り、呆れたかの様に、あきらに訊き始めるのだった。
「えっ??
何で、あきら君がそんな事を気にするのよ?
つくしが居なくても、そりゃあ、優紀は、『成人式』に出席するでしょ!
其れが普通じゃ無いの。
優紀は、一般家庭出身のお嬢さん…何だから。」と…。
実は、優紀は、高校3年生に成った頃から、仲間の集まりには、一切、参加して来なかったのだ。
勿論、其の理由(わけ)を知って居るのは、桜子だけ…だったのだ。
高校3年生に成った頃の優紀は、必然的と言うのだろうか?
桜子と近い存在に成って居たのだった。
何故なら…。
つくしの事で、警察から自身の携帯に連絡が入って来た時から、其れはまるで、こう成る事は決まって居るかの様…だったのだ。
だからだったのだ。
当然、滋 と 桜子は、例え、つくしが『牧野つくし』としての過去の記憶を、全て、失くしたままだったとしても、優紀との縁を失くす気等毛頭無かったのだった。
何故なら…。
其れが証拠に、此の当時の桜子は、優紀を自身の祖母で在る 三条家の大奥様に引き合わせて居たのだから…。
そんな事とは知らないF3は、「牧野の事が心配…。」と、いう類を筆頭に、あきらは、此の3年近く、優紀が集まりに参加し無い事を不服に思って居たのだった。
何故なら…。
あきらは、こう考えて居たから…だったのだ。
“牧野の情報を知ってるのは、やっぱり、優紀ちゃんだろ⁉
何で、優紀ちゃんは、俺等の集まりに顔を出さねぇんだ‼
牧野から口留めされてんじゃねぇのか?”と…。
実は、其れは、類もあきらと同じで、“『女(T3)』の中じゃあ、牧野に近い存在は、やっぱり、あの娘(こ)だけでしょ!”と、考えて居た位…だったのだ。
実は、正月が開けた1月2日に、F3は、久々に、或る企業の『新春パーティー』の場で一緒に成って居たのだった。
実の事を言うと、類と言う人間は、自分自身の方から、滅多に、口を開く事は無かったのだ。
ましてや、類の方から口火を切る何て事は、滅多に無いに等しい位、レアなモノ…だったのだ。
だが、そんな類が、何時(いつ)も通りに総二郎とあきらが喋って来る前に、先に、口火を切ったのだった。
「もう直ぐしたら、牧野の『成人式』だね。
今頃、牧野は、如何してるんだろうね。」と…。
云わば…。
此の時の類は、『物思いに耽って居る』と、言っても過言じゃ無い状況…だったのだ。
そして、あきらが類の後を受けて、話しし始めるのだった。
「と言う事は、優紀ちゃんも、牧野と一緒の『成人式』だな。
何で、優紀ちゃんは、俺等の集まりに顔を出さねぇ様に成ったんだろうな。
牧野の逃げ場所は、優紀ちゃんが知ってる様に、俺には思えて仕方ねぇんだけど…な。」と…。
だからだったのだ。
類も、あきらに賛同するかの様に言い始めるのだった。
「うん、俺もそう思うよ。
でも、もしかしたら、牧野だけじゃ無く、あの娘(こ)も居なく成ったんじゃ無いの?
だって、俺等の集まりに参加し無いという事は、そう言う意味でしょ!」と…。
だが、此の時の総二郎は、“優紀ちゃんが、俺等 仲間の集まりに参加しねぇのは、其れだけが原因ではねぇよな⁉”と、密かに、類 と あきらにバレ無い様に、そんな風に考えて居たのだった。
だからだったのだろう。
黙ったまま、何も発して来ない総二郎に、違和感を感じた類は、総二郎に訊き始めるのだった。
「総二郎…如何したの⁉
そんな難しい顔をして…。
総二郎は、さっきから、黙ったまま、一言も発して無いよね?」と…。
だからだったのかも知れない。
そんな風に、類から指摘された此の時の総二郎は、実は、如何返答したら良いのか?
返答の言葉に苦慮して居たのだった。
だが、あきらがそんな総二郎の様子を見て居て、訊き始めるのだった。
「何だよ、総二郎…。
何、お前、『物思いに耽って(居)る』…だ?
優紀ちゃんの名前が久々に出たから、何か考え事か?
総二郎は、優紀ちゃんと良く話ししてただろ?
マジで、何か、考え事か?」と…。
だからだったのだ。
此の時の総二郎は、“出来るだけ、何時(いつ)もの自分自身で居よう‼”と、考えて居た事も有り、何時(いつ)もの総二郎に徹して居たのだった。
だからこそ…。
此の時の総二郎は、類 と あきらを前に言えた言葉…だったのだ。
「否、そんな事ねぇよ。
『優紀ちゃん』の名前自体は、ここ最近、聞いて無かったからか?
何か、懐かしさを感じるけど…。
其れだけだっつーの‼」と…。
だが、此の時の総二郎は、類 と あきらから見て居ても、マジで、『物思いに耽って居る』様に見えて仕方無かったのだった。
だが、此の日のお題は、『つくしの成人式』…だった訳で、『優紀ちゃん』では無かったのだ。
だからだったのだ。
此れ以上、深掘りしたく無い此の日の類 と あきらは、其れ以上、総二郎に突っ込む気等毛頭無かったのだった。
そして、総二郎も、また、“此れ以上、類 と あきらから深掘りされたくねぇ‼”と、言う思いが有った事から、其れ以上、突っ込んで来ない類 と あきらにホッとして居たのだった。
だからだったのかも知れない。
此の時の類は、あきらに言って置くのだった。
「じゃあさぁ~、あきら…。
あきらから大河原 と 三条に牧野の事を訊いて置いてよ。
俺は、訊くのは嫌だから…さ。
ねぇ、あきら…宜しくね!」と…。
だからだったのだ。
滋 と 桜子を呼び出して、『つくし』の事について、滋 と 桜子から話しを訊き出そうとして居たあきらは、類に言われて気が付いた事自体、滋 と 桜子に言わなかったのだ。
何故なら…。
其の後、こう言う場面に貧乏くじを引くのは、何時(いつ)も、あきら…だったのだ。
だからこそ…。
此の時のあきらは、然も、自ら、自分自身が気が付いたかの様な話し振りで話して、滋 と 桜子に訊いて居たのだった。
勿論、此の時のあきらは、本当は、類同様に、『物思いに耽って居る』事は言うまでも無かったのだった。
云わば…。
実は、此の時の類 と 総二郎 と あきらは、それぞれ、違う意味で、『物思いに耽って居る』事は言うまでも無かったのだった。
類は、『つくし』に…。
云わば…。
類は、つくしの事が心配だった事は言うまでも無かったのだった。
だからこそ…。
此の時の類は、『物思いに耽って居た(る)』のだった。
そして、あきらは、此の状況に、呆気に取られながらも、『物思いに耽って居た(る)』という訳…だったのだ。
何故なら…。
“一日でも早く、牧野を見付け出さなければ、厄介な事に巻き込まれる恐れが在る。”と、あ
きら自身が察知したから…だったのだ。
だからだったのだ。
此の時のあきらは、あの猛獣(司)が目を覚ます前に、つくしを見付け出して置きたかったのだった。
そして、総二郎は、自身の幼馴染で親友で在る あきらの口から発せられた久々に聞いた『優紀』という名前に…だったのだ。
だが、総二郎は、自身の幼馴染で親友で在る あきらの口から発せられた久々に聞いた『優紀』の名前に動揺が隠せなかったのだった。
勿論、此の時の総二郎には、何故、そんな風に考えが至ったのか?
全く、分からず、イラつき始めるのだった。
だが、其の後、暫くして、『優紀』の名前を聞かなく成った事で、総二郎自身、何時(いつ)もの自分自身を取り戻す事が出来て居たのだった。
fin
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外編』は、短めに終了して折ります事をお詫び申し上げます。
了承の程、宜しくお願い致します。>