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花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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エイプリルフール~優紀 と 桜子~【合コン婚活party】…<総優>  番外編①



4月1日…エイプリルフール=日本では『四月馬鹿』とも言う。
(笑って済ませられる様な罪の無い嘘を付いても良いとされる日)



<此の二次小説『エイプリルフール~優紀 と 桜子~【合コン婚活party】…<総優>  
 番外編①』は、4月1日の『エイプリルフール』には一日早めなのですが、折角、妄想しま
 したので、今から、綴って投稿して視たいと思います。
 一日早めの投稿を了承願います。>


<此の二次小説『エイプリルフール~優紀 と 桜子~【合コン婚活party】…<総優>  
 番外編①』は、【続編】に続く、3年振りの【番外編】と成って折ります。
 実は、感謝しか無いのですが、『tukatuku-inotiのブログ』のここ最近のアクセス解析100
 位迄の中に、『合コン婚活party…<総優>  1、』が入って居るんです。
 で、嬉しさの余り、再び、登場させた次第で御座います。
 今後は、如何言う形で、登場させるのか?
 まだまだ分かりませんが、取り敢えず、先ずは、タイトル名通り、『エイプリルフール』
 で、綴って視たいと思って折ります。
 宜しくお願い致します。>



【『合コン婚活party…<総優>  続編』の付き合い始めた後の其の後】


此の年の3月が終わろうとして居た3月末頃の事…。
優紀は、急に、桜子から呼び出されたのだ。


そして、此の時の桜子の口から発せられる話しは、優紀にとっては有り得ない話…だったのだ。



実の事を言うと、優紀を呼び出した此の時の桜子は、急に、優紀に本題を突き付けても、困った様な顔をされる事は分かり切って居るので、先ずは、桜子から質問をして、或る程度、優紀に話しをしてから本題に入るつもりで話しし始めるのだった。


「優紀さんに質問です。
 4月1日は、何の日でしょうか?」と…。


勿論、質問されれば答えられる範囲で有れば、答える事は、世の常…。
だからだったのだろう。
御多分に洩れず、優紀も桜子からの質問に即答するのだった。


「『エイプリルフール』…ですよね⁉」と、自身の首を傾げ乍ら…。


だからだったのだ。
此の時の桜子は、優紀に微笑んだ後、優紀の首を傾げる姿を見乍ら、“まだ早いかな?”と、考えつつも、本題に移る前の前段階として、優紀に話しし始めるのだった。
勿論、質問攻めに…。


「ええ、そうですわ。
 で、今年の4月1日は、土曜日ですわね。
 優紀さんの4月1日のご予定は…?」と…。


だからだったのかも知れない。
そんな質問をされて居る優紀にとって、解せない事が有ったのだ。


何故なら…。
優紀自身、桜子を疑って居る訳では無いのだが、桜子がこう言う笑みを浮かべる時は、優紀の経験上、決まって、桜子が良からぬ事を考えて居る時に多いのだ。


だからだったのだ。
優紀は、桜子を警戒したく無くても、警戒してしまうのだ。


だが、優紀は、一応、桜子に返答して置かなければ、“不審に思われるだろう。”と、考えて、素直に、桜子に答えるのだった。


「実は、今年の4月1日は土曜日で2日が日曜日と言う事も有って、西門さんと約束して居た
 んですけど、急遽、家元の代わりにお茶会に出席し無ければ成らなく成ったとかで、西門
 さんからキャンセルの連絡が有ったばかり何です。
 だから、此れと言った予定は、特に、私は無いんですが…。」と…。


其処で、此の時の桜子は、自身の心の中で呟くのだった。


“何というタイミング…。
 奇跡に近いかも…。”と…。



【*因みに言えば…。
  実は、桜子は、優紀と話しした後に、此の話しの内容を滋に話しした際、滋と同じ意
  見…だった事を嬉しく思って居たのだ。
  勿論、滋 と 桜子とで計画を立てた訳なのだから、当然と云えば当然では有るのだろ
  うが…。


  其の時の桜子が滋の口から聞く事が出来た自分自身と同じ意見の言葉とは…。
  
  「へぇ~、Good timing.…じゃん!」…だったのだ。】



だからだったのだろう。
此の時の桜子は、漸く、本格的に、滋 と 自分自身とで計画を立てた本題の話を、優紀に話しし始めるのだった。


「実は、暖かく成って来た事も有って、“4月1日・2日の一泊二日で、女子会を兼ねたお泊り
 旅行に行かない?”って、滋さんから誘われて居るんです。
 お泊り旅行と言っても、一泊二日なので、遠出は出来そうに無いでしょ!
 結局の処、近場に成ってしまうんですよね。
 実は、滋さんから聞いたんですけど、大河原家の別荘の中に、近場の温泉旅館の様な別荘
 が在るんだそうです。
 所謂、別荘のお風呂には温泉が湧いてるんですって…。
 前々から、“気持ち良いよぅ~。”って、滋さんがそんな風に仰ってて、私自身、大河原家
 の其の別荘に、一度、行って視たいと思って居たんです。
 でも、滋さん と 私の予定が、中々、合わなくて…。
 で、滋さんから、“優紀(優紀さん)にも訊いて視て!”って、頼まれまして…。
 何方にしても、其の日、西門さんが居らっしゃらないのなら、丁度、良いんじゃ在りませ
 ん。
 優紀さんもご一緒なさいませんか?」と…。


だからだったのだ。
そんな話しを聞いた優紀は、“今の処、予定も無いし…良いよね?”と、誰に言って居るのか分からない様な言葉を、自身の心の中で呟いてから、桜子に返答するのだった。


「そうですね。
 ご一緒させて頂く方々が滋さん と 桜子さんですし、西門さんが御存知無い方々では無
 いですし…。
 宜しくお願い致します。」と…。


其処で、此の時の桜子は、何かを企んで居る様な顔付きに成り、総二郎に対しての愚痴めいた言葉 と 総二郎に対する懇願の言葉を口にするのだった。


「本当に良かったですわ。
 其の日は、西門さんが居らっしゃらなくて…。
 私は、優紀さんとご一緒出来る事が楽しみで堪りませんわ。
 で、其処で何ですが…。
 優紀さんにお願いが有るんです。
 此のお話しに関して、絶対に、西門さんには仰らず、悟られずにお越し下さいね。」と…。


勿論、優紀は、総二郎に話ししてから、大河原家の別荘に連れて行って貰うつもりに成って居たのだ。


だが、此の時の桜子の顔付きは、小悪魔的な策士の様な顔付きに成って居たのだ。


だからだったのかも知れない。
そんな桜子の顔付きを見た此の時の優紀は、直ぐには桜子に言い返せる言葉が出て来なかったのだ。


だからだったのだ。
此の時の優紀は、此処(桜子に呼び出されて一緒に入ったカフェ)に入って、最初に訊かれた時の質問を思い出して居たのだった。


“だからこそ、桜子さんは、「4月1日は、何の日でしょうか?」って、私に訊いて来たんだ
 ぁ~。
 だから、「『エイプリルフール』…ですよね⁉」って、返答した私に微笑んでくれ
 たんだぁ~。
 成る程…ね。”と…。


だが、此の時の優紀は、そんな桜子に対して無視出来そうに無い事に気が付くのだった。


“一体、滋さん と 桜子さんは、何を企んで居るんだろうか?”と、考え乍ら…。


だからこそ…。
此の時の優紀は、意を決して、桜子に訊き始めたのだった。


「だから、桜子さんは、私に4月1日が何の日か?
 訊いて来られたって訳…何ですね。
 “何か有るんだろうなぁ~。”とは思って居たんですけど…。
 西門さんに言っちゃダメって、大河原家の別荘で、一体、何をするんですか?」と…。



だからだったのだ。
此の時の桜子は、“優紀さんって、先輩と違って、勘が良い方…だったんですね。”と、思い乍らも、優紀に理由(わけ)を説明し始めるのだった。


「優紀さんは、『合コン婚活party』での事…覚えてらっしゃいますよね?」と…。


実の事を言うと、此の日から総二郎 と 優紀の付き合いが始まったのだから…。
当然乍ら、優紀自身、覚えて居ない筈等無かったのだ。


だからだったのだろう。
此の時の優紀は、自身の顔を赤らめ乍ら、桜子に返答するのだった。


「ええ、勿論です。」と…。


其処で、桜子は、そんな風に顔を赤らた状態で返答して来た優紀の顔色を見て、クスッと、笑い乍ら、更に、優紀に其の理由(わけ)を話すのだった。


「実は、滋さん と 私は、西門さんに怒って居るんです。」と…。


だからだったのだ。
此の時の優紀は、「えっ??」と、言って驚愕し、面食らった様な顔付きに成り、目をぱちくりし乍ら、唯、桜子の顔を、じーっと、見たまま…だったのだ。


云わば…。
驚愕で、其れ以上の返答の言葉が出て来ない優紀…だったのだ。


だからだったのだろう。
実は、桜子自身、“優紀さんでしたら、そう言う状況に成ったとしても致し方在りませんわ。”と、考え乍らも、尚も、“例え、優紀さんがそう言う状況に成ったとしても、何等不思議では在りませんわね。”とも、思って居たので、更に、クスッと、笑いつつ、続きの話を話しし始めるのだった。


「実は、美作さんのお話しでは、滋さん と 私だけでは無く、高等部の頃から、既に、西
 門さんが優紀さんに好意を抱いて居た事自体、F3の皆さんも知らなかったそうです。
 私達は、西門さん と 優紀さんの仲間ですよね。
 西門さん と 優紀さんの仲間で在る 私達が其の事を事前に知らなかった事自体、有り
 得ないでしょ!
 其れに、もし、私達が其の事を事前に知って居たら、態々、『合コン婚活party』に
 出席し無くても、もっと、エロくロマンティックに西門さん と 優紀さんを引っ付けら
 れたと思うんですよね。
 しかも、美作さんのお話しでは、私達 T3があの時の『合コン婚活party』に出席
 すると言う事自体を、例え、西門さんが知らなかったとしても、優紀さんの傍に滋さん 
 と 私が居なかったから…と、言って、優紀さんに熱視線を送って居ただ何て…。
 私は、知りませんでしたし、聞いて居りませんでしたわ。
 私が西門さん と 優紀さんをお見掛けした時には、既に、西門さんが優紀さんを抱き締
 めて居た時でしたから…。
 と言うのか?
 私達は仲間…何ですから、そう言うお話しは、事前に教えて貰わないと…。
 という訳で、西門さんには内緒で、私達 T3のお泊り女子会を決行する事としました。
 4月1日は、『エイプリルフール』…ですから、多いに楽しみましょ!
 因みに、美作さんも、滋さん と 私の共犯者ですから…ね。
 で、優紀さんは、次の日の(4月)2日に西門さんにお迎えに来て頂きますから…。
 其のおつもりで…。」と…。
「………」


だからだったのかも知れない。
此の時の優紀は、そんな風に自身に話しして来た桜子に言い返せる言葉が見付からず、開いた口が塞がらない様な状態と成って居たのだった。



だが、此の時の優紀の心の中では別の思いが沸き上がり、自身の心の中で叫んでしまって居たのだった。


“其の事を知った後の総二郎さん(総二郎 と 優紀のお付き合いが進行する中で、「二人
 の時だけでも良いから…。」と、総二郎からそう呼ぶ様に懇願された。)が、如何思うの
 か?
 其の事を考えたら、凄く怖い様な気がする。”と…。


其れでも、此の時の優紀は、諦めの境地に居るかの如く、更に、自身の心の中で呟くのだった。


“きっと、美作さんは、総二郎さんの性格をご存知だから、滋さん と 桜子さんに其の計
 画を止める(やめる)様に止められたんだと思うんだけど…。
 美作さんの意見が却下される程、滋さん と 桜子さんの中では此れが決定事項…何だろ
 うなぁ~。
 じゃあ、もう、覆せないよね?”と…。


実は、此の時の優紀は、誰が聞いて居る訳でも無いのに、自身の心の中で言い訳めいた言葉を口にする優紀…だったのだ。


其れ位、此の時の優紀は、4月1日の『エイプリルフール』のお泊り女子会寄りも、其の後の総二郎の行動の方が気に成って仕方無かったのだった。

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