tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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まだ、好きだから…唯、言えなくて…<つかつく>  8.




そして、其の後のあきらは、更に、自身の父親で在る 美作商事 社長から或る提案が為されたのだった。


其の自身の父親で在る 美作商事 社長からの或る提案を聞いた此の時のあきらは、仰天する位、突拍子も無い様な話…だったのだ。


勿論、あきら自身、最初は、自身の父親で在る 美作商事 社長からのそんな突拍子も無い様な其の或る提案話をつくしの弟で在る 進が受け入れるとは、とても考えられなかったのだ。


だが、そんな風に考えて居た此の時のあきらなのだが、自身の父親で在る 美作商事 社長からの其の或る提案話をスルーする気持ちには成らなかった事だけは事実…だったのだ。



実の事を言うと、あきらの父親で在る 美作商事 社長は、自身からの其の或る提案話について、何故、自身の息子で在る あきらに託したのかと言うと…。


「進君は、あきらの3歳年下らしいな。
 若い者(もん)は、若い者同士…話し合えば分かり合えるだろ。
 だからこそ、あきらからの要望通り、進君が我が社に出向して来たら、進君をお前の秘書
 に就ける事としたんだ。
 私が進君に話しすれば、其れは、きっと、進君から強制と感じられるやも知れん。
 そんな事が有っては、良い結果を生まんだろ。
 だからこそ、此の件に関しては、あきらが、しっかりと、仕切り為さい。」と…。


だからだったのだ。
此の時のあきらは、自身の父親で在る 美作商事 社長の想いを知った事で、密かに、思うのだった。


“スルーし無くて良かったぜ‼
 取り敢えず、遣れるだけ遣って視ましょうか?”と…。



そして、あきらが待ちに待った日が遣って来たのだ。
実は、其の日は、つくしの弟で在る 進が美作商事に出向して来る日…だったのだ。


云わば…。
其の日は、美作商事への初出勤の日…だったのだ。


だからだったのかも知れない。
つくしの弟で在る 進が美作商事に出向して来た日の朝の美作商事 秘書課は、とても忙しかったのだ。


何故かと云うと、つくしの弟で在る 進が美作商事に出向して来る数日前のあきらは、美作商事 秘書課の面々に伝えるのだった。


「今度、我が社の秘書課に出向して来る社員は、私の英徳高校時代の後輩の弟だ。
 勿論、私の知り合いの弟だからと云って、我が社の秘書課に出向して来る其の社員を、私
 は特別扱いする気は毛頭無い。
 だが、まだ、社会人としての経験は浅いが営業で実績を上げて来た男ので、秘書の仕事
 は、初めてと成る。
 なので、私は、出来るだけ、早く、仕事を熟せる様に育てるつもりだ。
 だからこそ、君達も先輩として駄目なモノは駄目と言って遣って欲しいが、私を怒らせる
 様な事だけはし無い様に願う。」と…。



実は、何故、あきらが美作商事の秘書課の社員達に、つくしの弟で在る 進の事を気遣う様な素振りを魅せるのか?
其れは、あきらにとって、つくしの弟で在る 進 と つくしの息子で在る 牧野翔を含めた二人は、最重要人物だから…だったのだ。


進は、つくしの弟で在るのだが、牧野翔は、つくしだけの息子では無い
苗字こそ、牧野姓を名乗っては居るが、実際、道明寺司にそっくりな牧野翔は、道明寺司の息子なのだ。


本来なら、あきらは、つくしの弟で在る 進だけでは無く、つくしの息子で在る 牧野翔も、“自分自身の傍に置いて置きてぇ‼”と、考える程…だったのだ。


何故なら…。
もし、つくしの弟で在る 進 と つくしの息子で在る 牧野翔に何か有れば、あきらにとっては、面倒臭い事此の上無い状況と成るのだ。


だからだったのだ。
自身の父親で在る 美作商事 社長からのそんな突拍子も無い様な話に思える其の或る提案話とは、実は、あきら自身、“自分自身から親父(自身の父親で在る 美作商事 社長)に話しを通して了承して貰っても良いんだが…。”と、一瞬、脳裏を掠めた事が有る位の話しなのだ。


云わば…。
あきらの父親で在る 美作商事 社長 と あきら自身は、全くの同意見を持って居た事と成るのだ。


だからだったのだろう。
あきらの父親で在る 美作商事 社長は、自身の息子で在る あきらと話しした後…。
自身の妻で在る 美作夢子 と 自身の娘達で在る 双子の美作シスターズの美作絵夢 と 芽夢姉妹にも話しを通して置いたのだった。


と言う事は、あきらがつくしの弟で在る 進 と つくしの息子で在る 牧野翔に話しし易い様に、自身の父親で在る 美作商事 社長に寄って、既に、お膳立てが出来て居たという訳…だったのだ。



そして、つくしの弟で在る 進が出向して来た同じ週の週末…。
あきらは、プライベートな話し故、例え、あきらの執務室で在ったとしても、会社内で話しする様な事案でも無いと言う事も有り、つくしの弟で在る 進 と つくしの息子で在る 牧野翔をディナーに招待したのだった。
そして、あきらは、其処で、つくしの弟で在る 進 と つくしの息子で在る 牧野翔に話しするのだった。


「翔は、今、進と一緒に住んでんだろ? 
 っつー事は、今の翔も東京に住んでるっつー話だよな。
 学校も東京だろ。
 其れじゃあ、滅茶苦茶、危険だろ‼
 進…此れからも翔と一緒に住むつもりなら、翔の為にも住む所を考えて遣らねぇと…だ
 ろ?
 で、今の進 と 翔の住まいは、どんな所だ?
 まさか、ガキの頃に牧野家が住んでた所みてぇに、セキュリティもねぇ様なボロアパート
 じゃねぇだろうな⁉」と、言い乍らも、顔付きは柔らかかったのだ。


だからだったのかも知れない。
そんなあきらからの話し振りを聞いて居たつくしの弟で在る 進 と つくしの息子で在る 牧野翔は、驚愕し乍らも、お互いの方を向き、お互いの顔を見合わせたのだった。
だが、つくしの弟で在る 進は思うのだった。


“英徳高校時代の姉ちゃんの先輩なら、俺等が子供の頃に住んで居た所が如何言う所…だっ
 たのか?
 其れ位は、知ってるよね
 其れに、見栄を張って、例え、嘘を言ったとしても、調べられたら直ぐ分かる話だろ
 し…。”と…。


だからだったのだ。
つくしの弟で在る 進は見栄を張らず、正直に、あきらに話しするのだった。


「そうですね。
 其れこそ、私一人で住んで居た頃は、セキュリティも無い様なアパート住まいでした。
 其の方が慣れてますし、私にとっては其の方が居心地も良いんです。
 今は、一応、2LDKのマンションに住んで居ます。
 ですが、オートロックの様なセキュリティは付いて無いんですけど…ね。
 “男二人の生活だから、まぁ~、良いか?”って、思ったんですけど…。
 其れでは、駄目みたいですね。」と、苦笑いを浮かべ乍ら…。


そして、其処迄、つくしの弟で在る 進の話しを聞いて居たあきらは、心底呆れて居る様な顔付きに成り、つくしの弟で在る 進に言って除けるのだった。


「はぁ~??
 当たり前だろ‼
 駄目に決まってんだろ。
 進は、やっぱ、牧野の弟だわ。
 牧野みてぇな事言ってんじゃねぇよ‼
 其れに、隣に座ってる翔の顔を見て視ろよ‼
 司のガキの頃と同じ様な顔をしやがって…。
 ほら、此の写真を見て視ろ!
 俺等 F4が英徳中学の頃の写真だ。」と…。


そして、此の時のあきらは、そんな風に言い乍らも、スーツの上着の内ポケットに入れて置いた封筒の中に入れた写真を封筒から取り出して、つくしの弟で在る 進 と つくしの息子で在る 牧野翔の前に出したのだった。
そして、此の時のあきらは、其の写真を見せ乍ら、また、話しし始めるのだった。


「なぁ~、翔は、司にそっくりだろ!
 もしも、こんな司にそっくりな翔の事が世間にバレて視ろ‼
 翔は一溜まりもねぇだろな。
 マスコミに追い掛けられて大変な事に成る。
 其れでも良いなら、俺は何も言わねぇ。
 けど、そうじゃあねぇのなら、俺の言う事を聞いて置けよ‼
 まぁ~、そう言う意味で云えば、うち(美作邸)は、セキュリティはしっかりしてる。
 如何だ?
 お前等 二人共、うち(美作邸)に引っ越して来ねぇか?
 うち(美作邸)には、双子の妹が居るんだが、今は、大学生だ。
 そう言う点で言えば、翔にとっては、良い姉貴分に成るぞ!
 けど…な。
 一点だけ、うち(美作邸)には難点な所が有るんだわ。
 其れは…な。
 邸の中がピンクピンクして居て、メルヘンチック…何だわ。
 言う成れば、俺にとっては、居心地の悪ぃ部屋っつー意味だ。
 何方かと言えば、牧野が住んで居た部屋は、シンプルな部屋だったろ?
 うち(美作邸)は、そんな部屋の真逆…何だわ。
 其れでも良いなら、セキュリティは申し分ねぇよ。
 如何だ?
 考えて視てくれねぇか?
 其れが強いては、司の為に成るんだよ。」と…。


其処迄、あきらからの話しを聞いて居たつくしの弟で在る 進は、自分自身の意見として、あきらに話しし始めるのだった。


「ご心配頂き有難う御座います。
 勿論、私も、姉とお付き合いを為さって居た頃の道明寺さんを存じ上げて居ます。
 ですが、其の当時の道明寺さんは大人びた様相でしたけど、今の翔は、まだ、子供です。
 ですから、其の当時の道明寺さんとは、少し、違う様な気がして、其れ程、気にした事は
 無かったんです。
 ですが、此の写真を拝見すれば、副社長の仰って居る事の意味を理解しました。
 もう既に、翔は、道明寺さんの様相に成って居るという事ですよね⁉
 でしたら、私は、副社長の指示に従うべきかと思います。
 其れが強いては、道明寺さんの為に成り、翔の将来の為…何ですよね。
 承知致しました。
 宜しくお願い致します。」と、自身の頭を下げ乍ら…。


だからだったのだ。
此の時のつくしの息子で在る 牧野翔には何も言い出せない状況と成って居たのだった。


だからだったのかも知れない。
此の時のつくしの息子で在る 牧野翔は頭を下げ乍ら、「宜しくお願い致します。」としか言えなかったのだ。


其処で、此の時のあきらは、つくしの弟で在る 進 と つくしの息子で在る 牧野翔に、「ああ、分かった。」と、言い乍らも、更に、話しを続けるのだった。


「其れともう一つ…。
 翔の中学は、英徳(学園)に転校して貰う。
 今、翔が通ってる中学は、都立だろ。
 都立だと、私立に比べれば、セキュリティは万全じゃねぇ。
 っつー事は、今の翔が通う都立だと、翔が通い続けるには難しい場所と成る。
 英徳(学園)は、俺等 F4が通って居ても、(英徳)学園内では誰一人として事件に巻き
 込まれた事がねぇ。
 其れ位、セキュリティ対策は万全だ。
 今は、うち(美作家)の妹達も、英徳大学に通って居るが、安心安全と言われて居る。
 なので、翔には、英徳(学園)に転校して貰う。
 翔…異論はねぇよな?」と…。


其処で、つくしの息子で在る 牧野翔は、あきらからのそんな話しを聞いて居て、一人思うのだった。


“結局、もう話しは決まってるじゃん!
 僕が反論出来無い様に、事前に、決まってんでしょ!”と…。


だが、此の時のつくしの息子で在る 牧野翔は、全てを呑み込まなければ成らないと悟った事で、全てを受け入れる覚悟が出来たのだった。


だからだったのだろう。
此の時のつくしの息子で在る 牧野翔は、一言だけ言えたのだった。


「はい、分かりました。」と…。


だからだったのだ。
此の時のあきらは、つくしの弟で在る 進 と つくしの息子で在る 牧野翔の賢明な判断に感謝しつつ、更に、此れからの事を話しするのだった。


「で、翔のモデルの仕事の話…何だが、今は、親父が、モデル事務所の社長と会ってると思
 う。
 一応、翔をうち(美作商事)預かりにして貰える様に、話しを進める予定に成ってる。
 翔が入ってたモデル事務所の社長は、“(翔の事を)10年に一度有るか無いかの逸材
 だ。”って、言ってたから…よ。
 手放す気はねぇと思うが、コトが起こってからでは遅い。
 だから、翔は其のつもりで居ろ!」と…。


其処で、翔は、「はい、分かりました。」と、言うしか無く、“如何にでも成れ‼”と、諦めの境地に居るかの様子…だったのだ。


だからだったのかも知れない。
そんな顔付きのつくしの息子で在る 牧野翔が其処に居る事が分かり、あきらは、つくしの息子で在る 牧野翔を諭し始めるのだった。


「良いか、翔…。
 お前は決して悪ぃ訳じゃねぇ‼
 お前の父親が超一流の親…だったというだけだ。
 お前に何か有れば、間違い無く、うち(美作家)の責任に成るだろう。
 そして、司は、間違い無く、自分自身を責めるだろう。
 まぁ~、そんな事は如何でも良い。
 唯、俺は、ガキの頃からの幼馴染で親友の司を苦しめたくないだけだ。
 だからこそ、今の内にお前等には自覚を持たせる為に、俺は、お前等にぎゃぎゃ、言って
 置かねぇと…な。
 其れが、お前等に関わった俺の責任の取り方だ。」と…。


勿論、其処迄、覚悟を持って、自分達と関わろうとしてくれて居るあきらの覚悟を知ったつくしの弟で在る 進 と つくしの息子で在る 牧野翔は、其れ以上、言う言葉を失ってしまったのだった。



<此の二次小説『まだ、好きだから…唯、言えなくて…<つかつく>  8.』の中に出て
 来る『都立』と『私立』のセキュリティ対策についての文面が入って折ります。
 全ての『都立』がセキュリティ対策について過失が在るとかいう意味では無く、メディア
 を通した一般論として文面に認め(したため)させて頂きました。
 全ての読者様の中で、もしも、不快に感じられたお方がお出でで居らっしゃいましたら、
 お詫び申し上げます。
 また、関係者各位 様に於かれましても、勝手に記載致して折ります事をお詫び申し上げ
 ます。
 了承の程、宜しくお願い致します。>

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