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花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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エイプリルフール~滋 と 桜子~【合コン婚活party】…<総優>  番外編②





4月1日…エイプリルフール=日本では『四月馬鹿』とも言う。
(笑って済ませられる様な罪の無い嘘を付いても良いとされる日)



【『エイプリルフール~優紀 と 桜子~【合コン婚活party】…<総優>  番外編①』の
 エピローグ】


3月中旬の頃の事…だったのだ。
桜子は、滋から呼び出しを受けたのだ。


「ねぇ~、桜子にお願いが有るんだぁ~。
 会えないかな?」と…。


だからだったのだ。
桜子は、大河原邸に向かうのだった。



実は、桜子は、此れ迄、大河原邸の滋の自室には何度も遊びに行った事が有るので、勝手知ったる場所では有る筈なのだが、其れでも、此の時の桜子は、素直に、大河原邸の使用人の誘導を受けて滋の自室に向かうのだった。


此れが、もし、英徳高校時代の桜子成らば、きっと、「存じ上げて折りますので、大丈夫ですわ。」と、大河原邸の使用人からの誘導を断って居た事だろう。


でも、現在の大人に成った桜子は、大河原邸の使用人の誘導を素直に受けられる様に成って来たのだった。


云わば…。
現在の桜子は、大人に成ったと言う事なのだろう。



そして、滋の自室に入った桜子は、優雅な仕草と共に、滋に声を掛けるのだった。


「滋さん…私にお願いって、何ですか?」と…。


其処で、此の時の滋は、笑い乍ら、桜子に伝えるのだった。


「実は、4月1日 と 2日…。
 私…休み…何だよね(笑)。
 其れで、4月1日 と 2日…何だけど、“一泊二日のお泊まり女子会に行かないかなぁ
 ~。”と、思って…さ。」と…。


其処で、桜子は、思わず、「へっ??」と、素っ頓狂な声を出してしまったのだ。


実の事を言うと、桜子自身も、何故、自分自身の口からそんな素っ頓狂な声が出たのか?
分かって居なかったのだ。


だが、滋が言うには、『4月1日 と 2日が休みで、一泊二日のお泊まり女子会に行かないか?』と、言って居る事だけは理解出来たのだった。


だが、滋からの話しでは、“何処に…?”と、言う事実だけが抜けて居たのだ。


だからだったのだ。
其の事実を確認する為に、此の時の桜子は、滋に訊いて視る事としたのだった。


「一泊二日のお泊まり女子会に行く事は理解出来ました。
 でも、滋さんは、何方に行くおつもり何ですか?
 一泊二日だと、遠出は出来ませんよね。
 近場に成るんじゃ在りません?」と…。


だからだったのかも知れない。
此の時の滋の顔付きは、既に、ニヤ気気味…だったのだ。


だからだったのだろう。
そんな滋の顔付きを見た桜子の心の中では、“へっ??”と、叫んでしまいそうに成り、此の時の桜子の顔付きは、素っ頓狂な顔に成って居たのだった。


だからだったのだ。
そんな素っ頓狂な顔に変わって居る桜子の顔を見た滋は、満足そうに微笑み乍らも、桜子に話しし始めるのだった。


「実は…ね。
 うち(大河原家)の別荘の中に、温泉付きの別荘が在るんだよ。
 しかも、近場…。
 で、其の別荘って、純和風で、温泉旅館の風情が在って、凄く、良いのよ。
 其れに、うち(大河原家)の別荘の其の温泉って、入ると、滅茶苦茶、気持ち良いんだよ
 ねぇ~。
 だから、“優紀も含めたT3だけで一緒に行かないかなぁ~。”って、思った訳…。
 だって…さ。
 うち(大河原家)の別荘の中に、折角、温泉付きの別荘が在るのに、使わない手は無いと
 思うんだよね。
 だから、優紀にも訊いて視てよ‼」と…。



だが、此の時の桜子は、滋から聞いた話しの中で、解せない発言が有ったのだ。


だからだったのだろう。
此の時の桜子は、再び、そんな滋に訊いて視る事にしたのだった。


「でも、先輩を誘わなくても良いですか?
 滋さん と 優紀さん と 私だけで、本当に、良いですか?」と…。


其処で、此の時の滋は、此の日一番の辛そうな顔付きを見せるのだった。
そして、更に、辛そうな声質と共に、桜子に其の理由(わけ)を話しし始めるのだった。


「実は、私達がまだ高等部だった頃に…ね。
 ほら、私は、司の婚約者…だった時期が在るでしょ!
 桜子も知って居る通り、其の当時の司は、私の婚約者を名乗って居たとしても、其れで
 も、やっぱり、つくしの事が忘れられず、苦しんで居たじゃん!
 でも、其の当時の私は、司が私だけを好きに成って欲しくて、必死だった訳…情けない位
 に…。
 だからだったんだろうけど、まだ子供の考え方しか出来無かった其の当時の私は、遣らか
 しちゃったの。
 つくしの事を傷付けてしまったの。
 つくしは、あの温泉付きの別荘で、態々、私から聞かなくても良い様な話を聞かされ、其
 の上、つくしは、見なくても良い様なシーン迄、私が遣ってしまった行動に寄って見せら
 れてしまったの。
 こんな事、言ってる私が言うのも何々だけど…さ。
 良く考えたら、私って、散々、つくしを傷付ける様な事をして来たんだね。
 言ってて、辛く成って来たわ。」と…。


だからだったのだろう。
此の時の桜子は、そんな滋を見て居て、“はぁ~。”と、溜息を吐き(つき)乍らも、其の当時の頃の事を悟ってしまったのだった。


だからだったのだ。
此の時の桜子は、滋に言えた言葉…だったのだ。


「そう言う事…だったんですね。
 云わば、滋さんが言いたいのは、先輩が其の当時の頃の事を思い出した事で、先輩に嫌な
 思いをさせる位なら、先輩を滋さん家(ち)(大河原家)の其の温泉付き別荘に連れて行
 きたくは無いという意味ですね。
 で、もしかして、私達がまだ高等部に通って居た頃に滋さんから聞いた『滋さんが道明寺
 さんの前で裸に成った』というのは、其の滋さん家(ち)(大河原家)の温泉付き別荘
 で…と言う事…だったですね?」と、訊き出すかの様に…。


だからだったのだろう。
此の時の滋は、桜子にバレてしまった事が恥ずかしく成ったのか?
俯いたまま、桜子の顔を見る事が出来ず、先ずは、「うん。」とだけ頷き乍ら、話しし始めるのだった。


「でも…さ。
 あの男、酷いと思わない。
 今、思い出しても、滅茶苦茶、腹立つわ。 
 だって…ね。
 其の当時の私は、“お前じゃ駄目だ‼”って、言われたんだよ。
 其れに、今もそう何だけど、実は、私は、自分の身体には、結構、自信が有って…さ。
 其の当時の私は、“私が脱げば、司も、何とか成るかなぁ~。”…何て思った訳よ。
 なのに、眉一つ、動かさないのよ。
 あの男…。
 酷いと思わない。
 だから、暫くの間、其の当時の私はショックでさぁ~。
 其れで、其の当時の私は、“此の事が原因で、もし、つくしに嫌われたら…。”…何て思っ
 たら、居ても経っても居られなくて、ママに言って、婚約解消して貰ったの。
 でも、つくしは、こんな私を許してくれて、今でも変わらず、親友で居てくれる。
 だからこそ、つくしをうち(大河原家)のあの温泉付き別荘に連れて行きたく無いの。
 其れに、残念だけど、司にとっても、うち(大河原家)のあの温泉付き別荘に良い思い出
 は無いだろうし、もしも、司にうち(大河原家)のあの温泉付き別荘に、“つくしを連れ
 て行きたい!”…何て言ったら、司から激怒されるのは目に見えて居るでしょ!
 其れに、今のつくしは、妊婦だし…。
 危険な行動は慎んだ方が良いに決まってるじゃん!
 だから、此れからも、うち(大河原家)のあの温泉付き別荘に行く時は、優紀 と 桜子
 と…って、決めてる訳…。
 其れに、うち(大河原家)のあの温泉付き別荘には、私自身、良い思い出が無いし…ね。
 だから、優紀 と 桜子を連れて行けば、記憶の上書きが出来るでしょ!
 ねっ、良い名案でしょ!」と…。



だからだったのだ。
此の時の桜子は、そんな滋の思いを知り、漸く、納得したのだった。
だが、其処で、此の時の桜子は、滋に提案するのだった。


「でしたら、丁度、良いですわ。
 実は、私は、4月1日の『エイプリルフール』を利用して、“西門さんをとっちめて
 (=懲らしめて)遣りたい‼”って、ずーっと、思って居たんです。
 勿論、“優紀さんの為に…。”…ですよ。」と、言い訳をするかの様に…。


だが、此の時の滋は、“ニッシーって、私の知らない所で、優紀に何か悪い事でもしたの⁉”と、自身の首を傾げたく成る位に、桜子からのそんな言い分は、実は、検討の付かない話…だったのだ。


だからだったのだろう。
そんな不思議そうに自身を見て来る滋に呆れ乍らも、此の時の桜子は、滋に話しし始めるのだった。
勿論、態と、大袈裟な溜息付きで…。


「はぁ~
 あのですねぇ。
 滋さんは、『合コン婚活party』の日の西門さんが、綺麗に成った優紀さんに遣った
 行為を覚えて居ませんか?
 忘れちゃいました?
 元々、優紀さんは、高校生の頃から、西門さんの事が好き…だった。
 だから、西門さん と 優紀さんは、あの日からお付き合いをする事に成りました。
 だったら、如何して、優紀さんの気持ちを知り乍らも、英徳高校時代の西門さんは、優紀
 さんを無下にする事が出来たのか?
 其れに、美作さんから伺った所に寄りますと、英徳高校時代の西門さんは、既に、優紀さ
 んに一目惚れして居たそうです。
 でしたら、“如何して…?”って、気持ちにも成りますよね。
 もし、此れが先輩でしたら、西門さんに、きっと、言うでしょうね。
 “ふざけんな‼”って…。
 其れ位、英徳高校時代の西門さんは、優紀さんに酷い事をして居る筈…何です。
 だからこそ、4月1日の『エイプリルフール』を利用して、西門さんをとっちめて
 遣りませんか?」と…。


実は、其処迄、言い切った時の桜子の顔には、何か出て居るのか?
滋には、桜子の顔に闘志が漲って居る様に見えたのだった。


だからだったのかも知れない。
此の時の滋は、自分自身の思いとは裏腹に、“記憶の上書きが出来るチャンスかも…。”と、桜子に協力する事としたのだった。


実は、此の時の滋は、“ニッシーを懲らしめる為に、うち(大河原家)の別荘を利用するな‼”と、言いたかったのだ。


だが、確かに、“ニッシーは、自分勝手だわ。”と、思い直した事も有り、桜子に協力する気にも成れたのだろう。



という訳で、其の後の滋 と 桜子は、綿密な計画を立てて、優紀を呼び出し了承された事も有り、計画を実行に移す事としたのだった。


勿論、そんな綿密な計画を立てた滋 と 桜子は、其の後も、中々、ワクワクが止まらず、其の日が楽しみで仕方無かったのだった。


だからだったのだろう。
実は、優紀を呼び出して、滋との綿密な計画の話の内容を優紀に話しして聞かせて居た時の桜子は、実は、笑いそうに成って居たのだ。


勿論、元々、自身の顔の表情を消して、ポーカーフェイスを作る事の出来る桜子故に、優紀にはバレずに済んだのかも知れない。
否、ギリギリ、危ない所…だったのかも知れない。
兎に角、其の日を何とか乗り切った桜子…だったのだ。



そして、其の後、漸く、滋 と 桜子が待って居た4月1日の朝と成ったのだ。
4月1日の朝の滋 と 優紀 と 桜子は、優紀 と 桜子のそれぞれを迎えに来た大河原家のリムジンに乗り込み、滋と共に、大河原家の温泉付き別荘に向かうのだった。



<此の二次小説『エイプリルフール~滋 と 桜子~【合コン婚活party】…<総優>  番
 外編②』は、滋の会話の中に、神尾葉子先生の漫画『花より男子』の滋のセリフを、勝手
 に、拝借致して、記載致して折ります。
 神尾葉子先生に於かれましては、勝手に、拝借致して、記載致して折ります事をお詫び申
 し上げます。
 また、関係者各位 様に於かれましても、勝手に、拝借致して、記載致して折ります事
 を、重ねて、お詫び申し上げます。
 ご了承の程、お願い申し上げます。>

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