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花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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エイプリルフール~滋 と 優紀 と 桜子~【合コン婚活party】…<総優>  番外編③





4月1日の朝の滋 と 優紀 と 桜子は、優紀 と 桜子のそれぞれを迎えに来た大河原家のリムジンに乗り込み、滋と共に、大河原家の温泉付き別荘に向かうのだった。



実は、大河原家の温泉付き別荘に着いた時の優紀 と 桜子は、目の前に広がる大河原家の温泉付き別荘の外観を見た時、二人は知らない筈なのだが、英徳高校時代の当時のつくしが、当時の滋に寄って、大河原家の温泉付き別荘に連れて来て貰った時と同じ様な発想で、優紀 と 桜子も思って居たのだった。


と言う事は、大河原家の温泉付き別荘の外観を見た時の英徳高校時代の当時のつくしは、現在の優紀 と 桜子と同じ様な発想だったと云えたのだった。


云わば…。
英徳高校時代の当時のつくしだけでは無く、現在の優紀 と 桜子だけでは無く、大河原家の温泉付き別荘の外観を見ただけで、誰もが同じ様な感嘆の声と共に、「わぁ~、凄い!」と、叫んでしまう程…だったのだ。
其れ位、大河原家の温泉付き別荘の外観は、立派…だったのだ。



だが、其れだけでは無く、其の現在の優紀 と 桜子は、英徳高校時代の当時のつくしと、全く、同じ発想の筈なのだが、其れだけでは無く、英徳高校時代の当時のつくしとは、また、違った感嘆の声も、実は、出して居たのだった。
先ずは、優紀が口を開くのだった。


「凄過ぎて、何て言ったら良いのか分からないんですけど…。
 確かに、桜子さんが仰って居た通り、温泉旅館の風情が在りますよね。」と…。


だからだったのだろう。
此の時の桜子は、そんな優紀の驚愕顔と共に発せられた話しを聞いて居て、桜子も返答するのだった。


「私は、滋さんから話しを聞いて居ただけなので、今迄に、実際の建物を拝見した事が無か
 ったんです。
 でも、ほんと、別荘にはとても見えませんわ。」と…。



だからだったのだ。
此の時の滋は、現在の優紀 と 桜子も大河原家の温泉付き別荘の外観を見た事で、しかも、感嘆の声を出してくれたので、英徳高校時代の当時のつくしにも話しした通りに、現在の優紀 と 桜子にも話しし始めるのだった。


「凄いと言う成らば、其れは凄いのかも知れない。
 だって…ね。
 (英徳高校時代の)つくしが此処に来てくれた時は、まだ、(国の)重要文化財に登録さ
 れて居なかったみたいだったんだけど、今は、(国の)重要文化財に登録されて居るか
 ら…ね。
 でも、此処、凄い古いんだよ。
 明治時代から在るから…ね。
 其れに、此処につくしが遊びに来てくれた時もそうだったんだと思うんだけど…。
 見た目は異常が無い様に見えても、実は、“中味は…。”って、感じ…何だ!
 だって…ね。
 天井…何て、抜けそうで怖いよ!
 “新しく建て替えし様よ!”って、言って居たんだけど、“其の内、其の内…。”って、話し
 して居た間に、(国の)重要文化財に登録されたみたいだから、そう簡単には、触れない
 らしいのよね。」と…。


だからだったのだろう。
此の場に居た優紀 と 桜子は、滋から、「(国の)重要文化財に登録されて居る。」と、言う話しを聞いて、驚愕でお互いの顔を見合わせて居たのだった。
そして、更に、桜子は、自身の心の中で思って居たのだった。


“幾ら、財閥系出身家庭と言っても、別荘が(国の)重要文化財って…凄過ぎる!
 旧 華族出身で在る 三条家でも、此処迄じゃ無いわ。”と…。



実は、大河原家の温泉付き別荘に遊びに来て居た英徳高校時代の当時のつくし と 現在の優紀 と 桜子とでは、それぞれ、幾つか歳も重ね、そして、それぞれの周りの環境が大きく変わって行く中で、考え方も、周りの見え方も違って居る所が有ったのだ。


其の大きく違って居る所が有るとする成らば、其れは、まだ、英徳高校に通って居た当時のつくしが、滋に寄って、大河原家の温泉付き別荘に一緒に連れて来られたメンバーからも言える話…だったのだ。


実は、大河原家の温泉付き別荘に連れて来られたのは、滋本人以外で言うと、つくしと同じ英徳高校に通って居た当時の司 と 類だけ…だったのだ。


其の当時は、まだまだ、それぞれが高校生と言われる様な年齢で、其の当時の司 と 類にとっては、大河原家の温泉付き別荘の凄さを理解出来て居なかったのだ。


何故なら…。
滋に寄って、大河原家の温泉付き別荘に連れて来られた当時の司のつくしへの想いで言えば、きっと、大河原家の温泉付き別荘の外観…処では無かったのかも知れない。


だからこそ…。
滋に寄って、大河原家の温泉付き別荘に連れて来られた当時の司は、滋に言って除けて居たのだろう。


「何で、今日、あいつ等が一緒だったのか?
 今……あいつ等が何してんのか?」と…。


所謂、此の当時の司は、そんな類 と つくしの二人が気に成って仕方が無いと言った具合…だったのだ。



そして、類もまた、滋に寄って、大河原家の温泉付き別荘に連れて来られた事は間違い無かったのだが、大河原家の温泉付き別荘の外観寄りも、『温泉に入る』事しか興味が無かったのだ。



だが、英徳高校時代の当時のつくしは、滋に寄って、一緒に連れて来られた大河原家の温泉付き別荘の外観を見た時に、驚愕顔と共に、密かに、思って居たのだった。


「わぁ~、凄い! 
 否、凄過ぎる!」と…。


だからだったのかも知れない。
其れでも、自身の心の中とは裏腹に、密かに、自身の心の中で叫んで居る事が有ったのだ。


何故なら…。
何の因果なのか?
此の当時のつくしは、折角、大河原家の温泉付き別荘に連れて来て貰えても、実は、司 と 類 と 滋 と 自分自身の4人で此の場に居る事自体が耐えられず、居た堪れないで居たのだ。


だからだったのだろう。
此の当時のつくしは、折角の大河原家の温泉付き別荘の外観で在ったとしても、ゆっくり、堪能出来る程、楽しめて居なかったのだ。


だからこそ…。
此の当時のつくしは、密かに、こんな風に、思えて居たのだろう。


“盛り上がれるかぁっっ~。
 此のメンバーでっ!”と…。



更に、違う所が有るとする成らば、其れは、英徳高校時代の当時のつくしが大河原家の温泉付き別荘にお邪魔して居た当時は、凄く寒い冬…だったのだが…。
現在の優紀 と 桜子が大河原家の温泉付き別荘にお邪魔した時は、『花散らし』という程では無いのだが、本来の年に比べると、此の年の春はとても暖かく、4月上旬に入れば、時折、暖かい風も吹き、折角の桜の花を台無しにしてしまう迷惑な風が吹いたり、雨を降らせたりする様な時期に入ろうとして居たのだ。


だからだったのだろう。
現在の滋にとっては、『凄く寒い冬』 と 『とても暖かい春』…。
此の季節間の違いは、滋の頭の中の記憶を掏り(すり)返るには手っ取り早いという事は言うまでも無かったのだった。


だからだったのだ。
此の時の滋は、如何しても、優紀 と 桜子を大河原家の温泉付き別荘に連れて行きたくて仕方が無かったのだ。


だからこそ…。
此の時の滋は、今回の此のプラン(=計画)を立てたのだ。
そして、其の滋が立てた今回の此のプラン(=計画)とは『一泊二日のお泊まり女子会』と、称した旅行…だったのだ。


勿論、現在の此の日の優紀 と 桜子は、滋に寄って、大河原家の温泉付き別荘に連れて来て貰った事は言うまでも無かったのだった。



だが、実は、此の『一泊二日のお泊まり女子会』と、称した旅行は、滋からの提案に寄る今回の此のプラン(=計画)以外にも、桜子が別のプラン(=計画)を立てて居たのだった。
其れは、勿論、此処に来た桜子の本当の狙い…だったのだ。


そして、此処に来た桜子の其の唯一無二の本当の狙いとは、優紀の為に、滋 と 桜子の二人で総二郎をとっちめる(=懲らしめる)為に、此処に来たと言っても過言じゃ無かったのだ。


そして、此の時の桜子には、「此処に来た私の理由とは、此れが私の本当の理由です。」と、言えない自分自身が見え隠れして居たのだった。


そして、更に言う成れば、こう言う事が、はっきりと言えるのが、本来の本当の桜子なので在り、また、其れが、本来の本当の桜子の思惑でも在ったのだ。


だが、今回の桜子は、敢えて、其処の処は、はっきりと物申さず、黙って居た桜子…だったのだ。


云わば…。
まぁ~、桜子は大人な女性に変貌して居たって、話…なのだろう。



そして、実は、滋自身、大人な女性に成長した事で、高等部に通って居た当時の滋 と 現在の滋とでは同じ同一人物だったとしても、過去 と 現在とでは考え方も、事情も、状況も、全く、違って居るのだ。


だからだったのだろう。
英徳高校時代の司 と 永林高校時代の滋が婚約解消した後の滋自身、思い出したくも無い様な出来事が此の大河原家の温泉付き別荘の中には溢れ過ぎて居て、其の後の滋は、全く、此の大河原家の温泉付き別荘には近寄らなく成って居たのだった。


だからだったのだ。
此の時の滋は、優紀 と 桜子を連れて来た事で、久々に、此の大河原家の温泉付き別荘の中に足を踏み入れたのだった。


だからだったのかも知れない。
此の時の滋は、ずーっと、考えて居たのだ。


“私の過去の嫌な思い出を知らない優紀 と 桜子となら、度々、此処へ連れて来ても支障
 無いと思う。
 だからこそ、全ての私の此処での嫌な記憶は『記憶の上書き』をして置きたい。”と…。


だからだったのだ。
如何言う理由で在れ、自分自身の過去の嫌な記憶を掏り(すり)返る為にも、今回は、優紀を切っ掛けに、優紀の為に、総二郎には高等部だけでは無く、中等部の頃からの悪しき行為の中で非難されるべき行為を改めさせる為にも、滋 と 桜子の二人がタッグを組んだという訳…だったのだ。



そして、其の後、大河原家の温泉付き別荘に入った滋 と 優紀 と 桜子は、お茶を飲み乍ら、三人のお喋りの時間を楽しんで居たのだった。
其処で、そんな中、口を開いたのは、桜子…だったのだ。


「優紀さんにお願いが有るんです。
 此の静な別荘の中では、携帯の音は、必要御座いませんわ。
 勿論、“マナーモードにすれば…。”と、言われれば、そうなのですが…。
 ですが、責めて、今日だけは、私達 三人だけで、ゆっくり、過ごしましょう!
 という訳で、責めて、今日だけは、携帯の電源をOFFにしませんか?
 所謂、責めて、今日だけは、東京との連絡を絶つ。
 折角、『温泉付き別荘』…何ですから、温泉三昧と、行きましょう!
 楽しみですわ。」と…。


だからだったのかも知れない。
此の時の優紀は諦めたかの様に、桜子の言う通りにコトを動かす事にしたのだった。


“偶には、唯、何もせず、セレブ気分を味わうのも良いのかも…。”と、思い乍ら…。


そして、此の時の優紀は、携帯の電源を、そーっと、OFFにしたのだった。



勿論、そんな優紀の行動を傍から見て居た滋 と 桜子は、お互いの顔を見合わせ乍ら、クスッと、微笑んで居たのだった。


だが、此の時の優紀は、滋 と 桜子のそんな顔付き等、見て居なかったのだ。
否、気が付いて居なかったのだ。



PS.


実は、其の日(4月1日)の『エイプリルフール』の夜…。
此の日の総二郎は茶会が終了後、慌てるかの様に優紀に連絡を入れて居たのだ。
何度も何度も…。


だが、全く、連絡が付かない事で焦った総二郎は、何故か?
あきらに連絡を入れるのだった。


「今直ぐにでも、優紀と連絡を取りてぇのに…優紀と連絡が付かねぇんだわ。
 あいつ、何処へ行っちまったんだろうか⁉」と、言い乍ら…。



だからだったのだろう。
そんな総二郎の音色を聞いて居た此の時のあきらは思うのだった。


“総二郎は、相当、テンパってんな。
 総二郎は、大丈夫か? 
 で、優紀ちゃんは、大丈夫か?”と、違う意味での『大丈夫か』を使い乍ら…。



fin



<此の二次小説『エイプリルフール~滋 と 優紀 と 桜子~【合コン婚活party】…<総
 優>  番外編③』は、一部の文面の中に、神尾葉子先生の漫画『花より男子』の中に出
 て来る『道明寺司』 と 『牧野つくし』 と 『大河原滋』の一部のセリフを、勝手に
 拝借致して、勝手に記載致して折ります。
 神尾葉子先生に於かれましては、勝手に拝借致して、勝手に記載致して折ります事をお詫
 び申し上げます。
 また、関係者各位 様に於かれましても、勝手に拝借致して、勝手に記載致して折ります
 事を、重ねて、お詫び申し上げます。
 了承の程、宜しくお願い致します。>

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