tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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Valentineday【あの笑顔を見せて】…<つかつく>  続編③




そして、何とか…。
2月14日…。
所謂、『Valentineday』の日のつくしは、2月14日に間に合う様にマフラーを編み上げていた。



そして、2月14日の夜が来た。


其の日は、何故か?
司は、早目のご帰宅だった。


つくしは、司にプレゼントする為のつくしお手製の『司の顔型クッキー』 と 『Valentineday』の日に贈る為に、つくしが手作りした『chocolate』 と つくしお手製の編み上がったばかりの『マフラー』のラッピングの準備して、司の帰宅を待って居た。



司は、司で、『Valentineday』の日に、つくしに贈る為のつくしの歳の数(22歳なので、22本)だけの真紅の薔薇の花束を用意していた。


アメリカでは、男性から女性に、薔薇の花束を贈る事が定番だった。


【赤い薔薇の花言葉】…。
~~『貴女を愛しています。』の言葉通り…。
司は、メッセージカードも、薔薇の花束に添えて置く様に、フラワーショップに頼んで於く様に、西田に伝えて居たのだった。 ~~


そうなのだ。
2月14日は、アメリカでは、【愛を祝う日』…なのだ。


なので、司のつくしへのメッセージは…?


赤い薔薇の花言葉通りに…。
『貴女を愛しています。』と、司は、シンプルにしたのだった。


そして、司は、つくしの誕生日に渡す事の出来なかったつくしの誕生石で在る 『タンザナイト』の付いたリングも用意していた。


其れは、ペアリングに成って居た。
勿論、司のリングは、ペアリングでは在るのだが、シンプルなデザインに成って居た。


所謂、司のリングには、『タンザナイト』等の宝石類は、使用して居なかったのだった。



司が、此のリングをつくしに渡したかった理由は…。
つくしは、司にとって、『俺(司)の(彼)女で在る』と言う証に、司は、つくしにプレゼントしたかったのだ。


お互いが、お互いの事を思い遣って居ると言う事のなのだろう。



お互い言葉は無く共…。
分かり合えて居る司とつくしだからこそ、それぞれの思いは交わるのだった。


どんな逆境が、目の前に起ころうとも…。
司とつくしは、やはり、『赤い糸』で結ばれて居たと言う事なのだろう。



だが、司とつくしのそれぞれの思いを、お互い、ぶつけ合って居たのだった。


急に、つくしは、司の首に両腕を絡ませて抱き着き…。
今までのつくしの想いを、司に訴えるかの様に、つくしは、司に声を掛けて居た。


「何故、私の記憶だけを失くしたの?」


唯、司は、つくしの訴えて来る気持ちを、受け止めていた。
だから、司が、つくしに返答する言葉は、謝りの言葉だけだった。


「ああ。
 悪かった。」


つくしは、司の肩に、顔を埋め乍ら、訴えていた。


「悲しかったし…。
 辛かったし…。
 生きて行く事にも、疲れて居たんだから…ね。」
「ああ。」
「本当に、“悪かった。”と、思ってんの?」
「ああ。
 思ってんよ。」


つくしは、涙を必死に我慢し乍ら、司に訴えていた。


「道明寺の事を、一日でも早く忘れる為に、優紀以外のF3&T2とは、会う事も出来なく
 成ったんだから…ね。
 必死で、道明寺の事を忘れ様としたんだから…ね。」
「ああ。
 悪かったと思ってるよ。」


つくしは、司が、辛く成る様な言葉を言ってしまって居た。


「其れに、上手く笑う事も出来なく成って居たんだから…ね。
 道明寺が、私の目の前から居なく成ってしまった事で、私自身、笑い方を忘れてしまっ
 てたわよ。」
「………」


其のつくしの言葉に、司は、悲しく成ってしまった。


だから、司は、言葉も出せないまま、つくしを、寄り一層、きつく抱きしめていた。


しかも、顔を上げる事が出来ない司が、其処に居た事は、事実だった。


司にとって、司の癒しは、つくしの笑顔だった。


だから、其のつくしが、笑う事が出来ない程…。
辛い思いをさせて居た事を、司は、後悔して居たのだ。


司の抱き締めて来る力に、つくしは、思わず、司の首に纏わり付き…。
叫んでいた。


「道明寺ぃ~‼」と…。


だが、司は、つくしを抱き締めたまま、つくしに言って除けて居た。


「なぁ~。
 つくし…?
 何で、俺の事を、何時までも、『道明寺』って、呼んでんだよ⁉
 『司』って、呼んで視(み)…?」
「………」


中々、何も言おうとしないつくしに、業を煮やした司は…。
つくしを諭し始めた。


「つくしから、『道明寺』と、呼ばれる事は、嫌じゃねぇんだ。
 寧ろ、つくしだけが呼べる、つくしだけの特権だろ。
 だけど…な。
 何れ、つくしには、『道明寺姓』に成って欲しいと思ってんだ。
 だから、今から、『司』って、呼んで欲しいと、思ってよ。
 ダメか?
 なぁ~、つくし…?」


つくしは、考えて居た。


今、呼ぶ様にしないと、一生、呼べ無い様な気がしていたのだ。


だから、つくしは、『司』呼びで、呼ぶ事にしたのだった。


「司…⁉」と…。


だが、照れ乍ら、そう呼んで居たつくしだったので…。
顔を赤らめた状態で、呼んでしまった。


其の為、つくしが言った『司』呼びは、疑問形に成ってしまって居た。


そう呼んだ後のつくしは、司の肩に顔を渦ませる様に、顔を俯かせていた。


だから、司が、ニヤッとして居た事等…。
つくしは、気が付いて居なかったのだ。


だからだったのだろうか?
司は、つくしに言って除けていた。


「つくし…。
 顔を上げろ‼」と…。


そして、つくしは、先ず、頭を、少し、持ち上げた状態で、目線だけ…上を向かせて居た。


だが、其処は、司…。
つくしの行動…等。
お見通しだったのだ。


だから、司は、司の首につくしの腕を回して居た其のつくしの腕を外させて、つくしの頬を司の両手で囲む様に抑えて、つくしの顔を上に向かせた。


そして、司は、其のまま、つくしの唇にkissを施していた。


そして、司とつくしは、kissをした状態のまま、ベッドに雪崩れる様に、熱いkissを交わし始めて居た。



そして、其の日(2月14日)の司とつくしの長~い夜は、更けて行くのだった。



fin

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