tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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愛妻弁当【告白の日】…<つかつく>  番外編①




1月31日…愛妻の日
(日本愛妻家協会が英語の『I(アイ)』と『31(サイ)』に掛け、毎年『1月31日』を『愛
 妻の日』とする活動を行って(おこなって)居るそうです。)



〈此の二次小説『愛妻弁当【告白の日】…<つかつく>  番外編①』は、此方サイドの勝
 手な都合に寄り、『愛妻の日』で在る『1月31日』よりも、少し、遅れて投稿致して折り
 ます事をお詫び申し上げます。
 了承の程、宜しくお願い致します。〉



司は、念願が叶って、つくしと同棲を始めたのだ。
勿論、其の後の司 と つくしの二人は、婚約発表も済ませて居たのだが…。


実は、同棲を始めた当初の司 と つくしの二人は、良く揉めて居たのだ。


何故なら…。
其れには理由が有ったのだ。
其の理由とは…。



【プロローグ】


司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に寄ってヘッドハンティングされてNYに渡米して居た当初のつくしは、此れ迄と同様に、お弁当持参…だったのだ。


まだまだ、法務の仕事は手慣れな上に、先輩弁護士に就いて勉強中…だったつくしは、何時(いつ)、お昼休憩が取れるか分からない状態…だったので、お弁当持参する事が常…だったのだ。


云わば…。
つくし自身、つくしの仕事の活力と成るお昼ご飯が食べられないと言う可能性も在るのだ。


だからこそ、少しでも時間が有れば、何処ででも食べられる『お弁当』は重宝して居たのだ。


実の事を言うと、つくしの其の考えは、日本に居た頃から、全く変わって居なかったのだ。


そんな慣習は、勿論の事、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓の秘書に成ってからも続いて居たのだった。



そんな或る日の事…。
NYに在る 道明寺HD内の秘書室に、普段は、滅多に、顔を出す事の無い司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓が、不意に、秘書室に顔を出したのだ。


しかも、其の日は何の前触れも無く、突然に遣って来たのだ。


実は、其の日のつくしは、NYに在る 道明寺HD内の秘書室にて、自身の手作りの『お弁当箱』を広げて、食事中…だったのだ。
勿論、お昼休憩中に…。



実は、秘書室に顔出した其の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓からの言い分はこう…だったのだ。


「つくしさんが淹れてくれたお茶を飲みたいんだけど…。
 淹れて下さるかしら?」と…。


だが、此の時のつくしの心の中では、こう思って居たのだった。


“態々、此方(秘書室)にお越し下さらなくても、内線が在るのに…。”と…。


だが、そう言われると嬉しい事は世の常で事実な話ので、此の時のつくしは、自身の上司で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に了承の意を伝えるのだった。


「承知致しました。」と…。



だが、実は、其れだけでは話しが終わらなかったのだ。
此の時のつくしの上司で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、密かに、つくしが広げて居た『お弁当箱』の中身を見て居たと言う寄りも、チラッと、覗いて居たのだった。


其処で、つくしの上司で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、思わず、自分自身の心の声と共に言うべきでは無い筈の言葉を自身の部下で在る つくしに言ってしまうのだった。


「其のお弁当の中身…美味しそうね。」と…。



だからだったのかも知れない。
自身の上司で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓からそんな風に言われた此の時のつくしも、ついつい嬉しく成って、思わず、言ってしまうのだった。


「私の料理で宜しければ…。
 社長の分もお作りしてお持ちしましょうか?
 スケジュールに寄っては難しい日も有るとは思いますが…。」と…。


だからだったのだろう。
そんな自身の部下で在る つくしの優しさに甘えるかの如く、此の時のつくしの上司で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、つくしにお願いするのだった。


「ええ、良いのかしら?
 嬉しいわ!」と…。



勿論の事、此れ迄の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓 と つくしの二人の間に在った関係性を考えた時、其の事実を知って居る誰もがきっと、“今の此の状況は、有り得ない。”と、考える事だろう。


だが、此の時点に於いてのつくしは、既に、そう言う蟠り(わだかまり)自体、つくしの頭 と 心の中では無く成って居たのだった。
だからこそ、此の時のつくしは、自身の上司で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に言えた言葉…だったのだ。


「はい、大丈夫ですよ。
 一つ作るのも、二つ作るのも、手間は変わりませんから…。」と、嫌みでは無く…。



だが、此の時のつくしの上司で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、そんな風に自身に言って来たつくしに対して、苦笑い状態…だったのだ。
だからこそ、此の時のつくしの上司で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、そんなつくしに対して思えた言葉…だったのだろう。


“此の私(わたくし)に、そんな風に言えるのは、後にも先にも、やっぱり、つくしさんだ
 け…ね。”と…。



だからだったのだ。
其の後のつくしは、自身の上司で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓の分もお弁当を作り、持参する様に成ったのだった。



【同棲を始めた頃の司 と つくしの二人】


だが、其の後、司がNYに渡米して来た事で同棲を始めた司 と つくし…。
当然の事乍ら、キッチンで二人分のお弁当を作って居るつくしを見た司は、“つくしが自分の分のお弁当も作ってくれて居る。”と、勘違いを起こした事で、結果的に揉めて居たという訳…だったのだ。
だからこそ、此の時の司は、つくしに言えた言葉…だったのだ。


「俺の分も作ってくれてるのか?」と、ニコニコ顔で…。



ところが、つくし自身、自身の上司で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓から頼まれた事で、二人分のお弁当を作って居たのだ。


だからだったのだろう。
此の時のつくしは、そんな司に言って除けるのだった。


「えっ??
 司もお弁当…要るの?」と…。


実は、此の時のつくしは、密かに、悩んで居たのだった。


“西田室長から、何も聞いて居ないし、如何し様かなぁ~⁉”と…。



だが、其処で、つくしの心の声を、しっかりと聞いて居た此の時の司の顔付きは、其れでも、つくしからそんな風に言い返されてしまった事で歪んで居たのだった。
其れはまるで、般若の様…だったのだ。


云わば…。
此の時の司は、そんなつくしに対して、怒って居たのだった。
だからこそ、此の時の司は、そんなつくしに対して言えた言葉…だったのだろう。


「はぁ~??
 俺の分じゃ無ければ、お前は、一体、誰の分を作ってんだぁ~??
 其れと、俺の弁当を作るのに、一々、西田に訊くんじゃねぇ‼」と…。



だからだったのだ。
此の時のつくし自身、“やっちゃった!”と、自身の口を塞ぎ乍らも、言い訳では無いのだが、司の顔を見る事が出来無いまま、司に話しし始めるのだった。


「えっ??
 此れは、楓社長のお弁当だよ!
 朝から変な想像し無いでよね!」と…。


其処で、此の時の司の顔付きは、更に、苛立ちを隠せない程に成って居たのだった。
だからこそ、此の時の司は、そんな吞気そうなつくしに言えた言葉…だったのだろう。


「はぁ~??
 何で俺の分じゃ無くて、ババアの分を作って遣ってんだよ⁉
 ババアの分を作る寄り、旦那の分を作るのが普通だろ?」と…。


だが、此の時のつくしは、そんな風に司から言われたとしても、“約束は約束でしょ!”と、思えた事で、そんな司に言い返すのだった。


「あのねぇ~。
 私は楓社長と約束してるの。
 スケジュール上、止むを得ない日も有るかも知れないけど…。
 “作れる日は出来るだけ、持参する様にしますね。
  ですが、勿論、味は保証出来ませんけど…。”って…。
 で、訊きたいんだけど、一体、『旦那の分』って、あんたは、何を言ってるのよ⁉
 私達は、まだ、婚約して居るだけで、結婚して居ないでしょ!
 変な言い方はし無いでよ!」と…。


だからだったのかも知れない。
当然の事乍ら、同棲して居ると言う事も有り、司にとっては、“既に、俺等は結婚してるも当然だろうよ‼”と、考えて居た事から、更に、つくしに言い返すのだった。


「あのなぁ~。
 俺等は同棲してるんだ!
 まだ、籍は入れてねぇだけで、既に、俺は、お前の旦那!
 俺の弁当作らねぇで、何で、ババアの弁当作ってんだよ‼
 もう少し、旦那を大切にしろよ‼」と…。


だからだったのだ。
其処迄、司から言われてしまった此の時のつくしは、売り言葉に買い言葉では無いのだが、自棄糞気味に、司に言って除けるのだった。


「分かったわよ。
 作れば良いんでしょ、作れば…!」と…。


だからこそ、此の時の司は、“つくしの気が変わらねぇ内に返答して置こう!”と、つくしに了承の意を伝えるのだった。


「ああ、作ってくれ‼」と…。



と言う訳で、つくしは、毎日という訳では無いのだが、自分自身の分も含めて、3つのお弁当を作る羽目に成ったという訳…だったのだ。



PS.


実の事を言うと、アメリカ人スタッフにとっては、そんな『お弁当箱』という物自体、珍しいのか?
つくしは、『お弁当箱』の中に入っている『おかず』についても、物珍しそうに色々と訊かれて居たのだった。

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