tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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愛妻弁当【告白の日】…<つかつく>  番外編②





其の後のつくしは、毎日という訳では無いのだが、自分自身の分も含めて、3つのお弁当を作る羽目に成って居たのだった。


だからだったのだろう。
つくしが自分の分のお弁当を作ってくれる様に成ってからの司は、上機嫌…だったのだ。


だが、つくしは、そんな司を見て居て、密かに、独り言ちて(ひとりごちて)居たのだった。


“(同棲してからの)司は、朝食も、夕食も、私が作った料理を食べて居る筈なのに…。
 如何して、司は、そんなにお弁当が嬉しいんだろうか?
 目新しい物は作って居ないつもり何だけど…なぁ~。”と…。


其れでも、此の時の司は、つくしが作ったお弁当と言うだけでテンションが高く、そんな日の司の執務は捗るのだった。



だからだったのだ。
そんな司を傍から見て居た西田は、つくしに願い出るのだった。


「牧野様にお願いが御座います。
 此れからも司様の為に、“もう辞める。”…等と仰らずに、牧野様お手製のお弁当を作って
 下さいませんか?
 実は、牧野様お手製のお弁当のお陰様で、司様の執務は捗るばかりで御座います。
 宜しくお願い致します。」と、懇願するかの様に…。


勿論、司の専属秘書で在る 西田からそんな話しを聞かされてしまった此の時のつくしにとってすれば、実は、“大変なので止めたいです。”と、考えて居た等と、とても言える状況では無く、“仕方が無いなぁ~。”と、西田に承知する事にしたのだった。


「執務上、如何しても、お弁当を作る事が難しい日は、勿論、本人にも伝えますが、事前
 に、西田さんにもお伝えしますね。
 ご迷惑をお掛けしますが、今後共、司の事を宜しくお願い致します。」と…。


そして、実の事を言うと、此の時のつくしは、自身の頭を下げ乍ら、そんな風に、西田に話しして居たのだった。


だからだったのだろう。
そんな風に、つくし自身の頭を下げ乍らも、西田に了承の意を伝えて来るつくしを見て居た此の時の西田は、実は、恐縮仕切り…だったのだ。


「牧野様…どうぞ、ご自身の頭をお上げ下さいませ。」と、懇願する程に…。



だからだったのかも知れない。
勿論、西田は、此の時のつくしとの会話について、また、其の時の状況についても併せて、自身の上司でも在り、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に報告して置くのだった。


其処で、西田からつくしとの会話についての話しを聞いた此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、自身の息子で在る 司に対して、密かに、独り言ちて(ひとりごちて)居たのだった。


“司には呆れるしか無いわね。
 思って居た寄りも、司が『つくしさんバカ』過ぎて、今後の道明寺HDが心配に成って来 
 たわ。”と…。


そして、其の後の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、“はぁ~。”と、心の声かの如く、溜息を吐く(つく)のだった。



【愛妻弁当】


毎朝、つくしが朝食 と お弁当作りの為にキッチンに入ると、司自身も、つくしの後を追うかの如く、キッチンに入るのだった。


何故なら…。
司自身は、【其の日のお弁当が有る or 無いのか?】だけで、随分、状況が変わって来るのだ。
だからこそ、つくしに確認する為に、つくしの後を追う様にキッチンに入って居たのだった。


というのも、実は、【つくしお手製のお弁当が有る or 無いか?】で、其の日の司の執務を熟すテンションに違いが出るから…だったのだ。


実の事を言うと、司自身、其の日のつくしお手製のお弁当さえ有れば、司自身の執務を熟すスピードはMAXと成るのに対して、もしも、其の日のつくしお手製のお弁当が無ければ、司自身の執務を熟すスピードは遅く成るのだった。


云わば…。
もしも、其の日のつくしお手製のお弁当が無ければ、司は、朝からテンションが低く、遣る気が無く成る程…だったのだ。


勿論、つくしとて、お弁当を作りたく無いと言う訳では無かったのだが、“司の為では有るんだけど、寧ろ、司が西田さんを困まらせない為にもお弁当作りに精を出さなきゃ!”と、考える位…だったのだ。


其れ位、傍から見て居ても、【つくしお手製のお弁当が有る or 無いか?】だけで、司の顔の表情も違うし、態度も違って居る程…だったのだ。



そして、そんな或る日の事…。
何時(いつ)もの如く、司がつくしの後を追う様に、キッチンに入った時の事…だったのだ。


実は、つくしは、毎朝の朝食 と お弁当作りに時間が掛かる為に、或る程度の朝食 と お弁当作りの準備は夜の内に済ませて置く事が、ここ最近のつくしの日課に成って居たのだ。


だからだったのだろう。
司がつくしの後を追う様に、キッチンに入った時には或る程度の朝食 と お弁当作りの準備が整っていた位…だったのだ。



そんな日の事…だったのだ。
此の日の司がキッチンに入った時には、既に、つくしがお弁当箱におかずを詰めて居る所…だったのだ。


だからだったのかも知れない。
つくしがお弁当箱に詰めて居るおかずをつくしの背後から見た時の司は、懐かしそうに、指を指し乍ら、つくしに訊き始めるのだった。


「其れって、もしかしなくても、あの『いそぎんちゃく(=イソギンチャク)』だよな⁉
 何か懐かしいな‼」と…。


其処で、此の時のつくしは、自身にそう訊いて来た司に対して、呆れ乍らも返答するのだった。


「あのねぇ…。
 『いそぎんちゃく(=イソギンチャク)』じゃ無いわよ‼
 此れは、『えのき茸のベーコン巻き』よ‼
 あの頃(英徳高校時代)と同じ間違いを言わないでくれるかな⁉
 結局、司は、あの頃(英徳高校時代)から全く進歩が無いんだから…。」と、揶揄うかの様に…。



だが、此の時の司は、既に、次のお弁当のおかずに興味が移って居たのだった。


「おぅ、今日も入ってんな‼
 黄色いのん!」と…。


だからだったのだろう。
此の時のつくしは、更に、呆れ乍らも、そんな司に言って除けるのだった。


「はいはい。
 此れは、『黄色いのん』じゃ無くて、『卵焼き(=厚焼き玉子)』…ね!」と…。


だが、此の時のつくしは、そんな司に対して、密かに、独り言ちて(ひとりごちて)居たのだった。


“あの頃(英徳高校時代)の『類』と同じ様な事を言わないでくれるかなぁ~。”と…。



実は、そんなつくしの独り言は、つくしの背後に居た司にも聞こえてしまった様で、此の時の司は、そんなつくしの独り言に拗ねた様に言い始めるのだった。


「朝から俺以外の男の話しを言うなよ‼」と…。


だからだったのだ。
此の時のつくしは、其れはまるで、“聞かれてしまったモノは仕方が無い。”と、でも言いた気に誤魔化すかの如く、そんな風に拗ねて居る司に言い始めるのだった。


「さっき、司が言って居た『黄色いのん』ってフレーズは、あの頃(英徳高校時代)の
 『類』も、私に、良く『黄色いのん』って言って来ては私のお弁当の中の『卵焼き(=厚
 焼き玉子)』を取って居たのよね!
 で、あの頃(英徳高校の非常階段)の事を思い出したからこそ、ついつい、口から出ちゃ
 っただけ…だよ。」と…。


其れでも、此の時のつくしは誤魔化し切れて居なかったのか?
司から睨み付けられて居たのだった。



だが、其れでも、リムジンに乗車した後の司は、つくしお手製のお弁当が有ると言う事で、先程迄の拗ねた顔付きは、すっかり消えて、饒舌につくしに言って除けるのだった。


「なぁ~、つくし…。
 此のつくし手製の弁当は、『愛妻弁当』で良いんだよな?」と…。


だからだったのかも知れない。
此の時のつくしの顔付きは、“あんた、一体、何の事を言ってんの⁉”と、でも言いた気な顔付きに成る位に驚愕して居たのだった。


其処で、此の時のつくしは、漸く、我に返った事で溜息混じりに、そんな司に悪態を吐き(つき)始めるのだった。


「はぁ~
 私が作った此のお弁当が『愛妻弁当』な訳無いでしょ!」と…。


ところが、此の時の司は、自身にそんな風に言い返して来たつくしに対して、其れはまるで、『悪態』返しをするかの様に、言って除けるのだった。


「何で、此のつくし手製の弁当が『愛妻弁当』じゃねぇんだよ‼
 お前は俺以外の男にも、弁当を作って遣るつもりだったのかよ⁉」と…。


だからだったのだろう。
当然の事乍ら、つくし自身、司以外の男性に、自身お手製のお弁当を作って上げるつもり等毛頭無いのだ。


だからだったのかも知れない。
“何、其の言い草!”と、そんな司に対して怒りを露(あらわ)にした状況で、つくしは、更に、司に言って除けるのだった。
勿論、此の時のつくしは、そんな司に悪態を吐く(つく)かの如く…。


「あのねぇ~。
 そもそも、あんた と 私は同棲して婚約しただけで、まだ、結婚して居ないでしょ!
 其れに、言って置くけど、私は、まだ、あんたと入籍もして居ないのよなね⁉
 なのに、何で、私が作ったお弁当が『愛妻弁当』に成るのよ‼」と…。


其れでも、此の時点に於いての司にとってすれば、つくしが如何言って来よう共…。
つくしお手製のお弁当自体、つくしにも『愛妻弁当』と、言わしめたかったのだ。
だからこそ、此の時の司は、そんな風に自身に言って来たつくしに言い切るのだった。


「良いんだよ!
 俺 と つくしは、もう既に、同棲して婚約してる。
 っつー事は、俺 と つくしは、夫婦も同然…何だ‼
 だからこそ、此のつくし手製の弁当は、『愛妻弁当』で良いんだよ。
 此れからは、誰かに訊かれたら、俺自身、“此れは『愛妻弁当』‼”って、言うから…
 な。
 だからこそ、其のつもりで居ろよ、なぁ~、つくし‼」と…。


だからだったのかも知れない。
此の時のつくしは、更に、密かに、独り言ちて(ひとりごちて)居たのだった。


“そんな目茶苦茶…な。
 楓社長に怒られても、私は知らないから…ね。”と…。



だが、実は、既に、そんな噂を耳して居た司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、自身の息子で在る 司からのそんな言い分に対して呆れて居た事は事実…だったのだが、其れでも、窘める事をせず、一切、怒りもし無かったのだ。


だからだったのかも知れない。
此の時の司は、調子に乗ってしまったと言っても過言じゃ無い状況に成って居たのだった。


何故なら…。
お昼休憩の時間に成れば、つくしが居るで在ろう社長専属秘書室に出向いて迄…。
つくしと一緒に、つくしお手製のお弁当を食べ様とするのだった。
勿論、此の時点に於いてのつくしは、そんな司を窘め様とするのだった。


「良い司君…?
 今、司が遣ってる事は公私混同だよね⁉
 (道明寺HDの)社員に示しがつかなく成るから、今後はこう言う事は辞めて‼」と…。



其処で、自身の息子で在る 司にとってすれば、有り難いで在ろう話しが司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓からつくしに為されたのだった。


「つくしさんにお願いが有るのよ。
 此の『つくしさんバカ』の息子と一日でも早く入籍して頂戴‼
 此れじゃあ…うち(道明寺HD)の社員に示しがつかないわ。」と…。



という訳で、結局の処、つくし自身が、“あの頃(英徳高校時代)の事は何だったんだろう。”と、思いたく成る位に、入籍の話しだけでは無く、結婚の話し迄、其の後、トントン拍子に、話しが進んで行く事と成るのだった。



PS.


実は、司 と つくしが住んで居るセレブ界では、其の後の司がつくしと入籍した事で、司 と つくしの結婚後、司は『愛妻家』として、世間で有名に成るのだった。



fin



〈此の二次小説『愛妻弁当【告白の日】…<つかつく>  番外編②』の中に出て来る文面
 の中で、勝手自ら、神尾葉子先生の漫画『花より男子』のシーンを描かせて頂きまし
 た。
 神尾葉子先生に於かれましては、勝手に借用し、勝手に描かせて頂いて折ります事をお詫
 び申し上げます。
 また、関係者各位様に於かれましても、勝手に借用し、勝手に描かせて頂いて折ります事
 を、重ねて、お詫び申し上げます。〉

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