tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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お嬢だとしたら…<F4&T4>  4.




で、続いて、滋は、優紀と桜子の事もあきらと総二郎から訊かれていた。


「で、次は、何が訊きたいの?」


あきらが、口を開いた。


「優紀ちゃんと桜子の事だよ?」
「だから、優紀と桜子の何を訊きたいの?」


総二郎から滋に確認していた。


「優紀ちゃんって、『松岡総合病院』の娘だよな?
 何で、『花咲流』と関係有んだよ?」
「う~ん、この事も、知ってる人って少ないのよね。
 優紀が公表したがらなくて…。
 だから、此処だけの話しにして欲しんだけど…。」
「「「了解‼」」」


滋の口が重そうだった。


「実はね、『花咲流』は、優紀のママの郷なの。
 で、本来は、優紀のママが『花咲流』を継ぐべき跡継ぎだったらしいんだけど…。
 その当時、優紀のママがお付き合いしていた現在の優紀のパパとの間に、優紀のお姉さ
 んを妊娠して居る事が分かったらしいの。
 妊娠して居る事を認識した優紀のママがパパと駆け落ちして、優紀のお姉さんを出産し
 たらしいの。
 で、優紀のママは、優紀のお祖母様、所謂、『花咲流』家元から、勘当されたらし
 いの。
 まあ、経済的には、優紀のパパとママは恵まれていたと思う。
 なんせ、優紀のパパは、『松岡総合病院』の跡継ぎだったし…。
 病院を継ぐ事は決まって居たらしいし…。
 優紀のママは、松岡家から受け入れられて居たらしいから…。」


だが、総二郎は腑に落ちなかった。


「じゃあ、何で、勘当した娘の娘(こ)を跡継ぎにすんだ。」


滋は、間髪入れずに答えていた。


「優紀のママは、花咲家の一人娘で一人っ子さんだったから…よ。
 このままだと、跡継ぎが居ないから…よ。
 だから、『花咲流』家元は、優紀のママの勘当を解いたみたいね。
 既に、優紀のお姉さんが、『松岡総合病院』を継ぐ事は決まっていたの。
 その為に、医学部に入っているんだから。
 で、優紀に白羽の矢が当たったって訳。
 優紀は大人しいし、お淑やかだし、品が元々有るのよ。
 だから、『花咲流』家元に、優紀は、打って付けだと思われたんじゃない?
 でも、本当の優紀は、芯は強いし、こうと決めたら梃子でも動かない所は有るんだけ
 ど…ね。」


総二郎は、“成程‼”と、納得していた。



次は、あきらが桜子について、訊いて来た。


「次は、桜子だよな?
 何か、ミステリアスな所を感じるんだが…。」
「ミステリアスねぇ?
 あの子、整形なの(苦笑)。」


F3は驚愕していた。


「「「はぁ~??」」」


滋は話しを続けた。


「あの子ね、幼少期の頃、パーティー会場で、同じ年頃の男の子に、容姿の事で、中傷さ
 れた事が有るらしいの。
 その事が切っ掛けで、暫く、ドイツに渡仏して居て、高校に入学する少し前に、日本に
 帰国して帰って来た時には、容姿が変わって居たって訳なの。」


“凄ぇな、お前等って…‼”と、思っていたF3だった。



滋は、序と言わんばかりに、T4の繋がりの経緯(いきさつ)をも、F3に話して聞かせて居た。


「まあ、元々、私と、つくしと、優紀のママが幼馴染で親友で、桜林女学院の卒業生な
 のよ。
 で、優紀のお祖母様と桜子のお祖母様が、女学校の頃からの親友だったらしくて、その
 流れで、優紀のママが年下だった桜子のママを可愛がっていた時に、私とつくしのママ
 も桜子のママを紹介されて、可愛がっていたみたい。
 だから、私達T4は学年が違っても、幼少の頃から仲が良いの。」


滋の話しを聞いて、納得していたF3だった。



<4.も短めで、申し訳ありません。>

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