お嬢だとしたら…<F4&T4> 22.
滋は、F4&T4&静の集まりの時に、滋の何処がいけないのか訊き出そうとして居たのだった。
やっと、滋も自分自身の事を見詰め直そうとし始めていた。
実は、F4&T3&静は、今回の滋の破談話は、噂で聞いて居た。
滋も、噂が流れて居る事は知っていた。
如何も、お見合いの相手方の両親から、滋の後に執り行った両家の子女とのお見合いが整えられたと、滋は、聞かされていた。
滋は、絶望と失意で、ここ最近、何も遣る気が起きて居なかった。
だからだろうか?
滋は、自分自身の悪い所が、何処なのか訊いてみたく成ったのだった。
「私の悪い所って、何処?」
つくしは、滋を諭す様に言って除けていた。
「ねぇ、滋さん…?
それは、聞かされて分かっても、辛いだけだよ‼
自分自身で、気付かなきゃあ…。」
桜子は、滋を突く様に言って除けていた。
「そうですわね?
何故、NYのパーティーに、“お呼びが掛からなかったのか?”…。
考えてみて下さい‼」
つくしと桜子は、今の失意的な滋には酷かと思って居たのだが…。
本当の事を言ってしまって居た。
「其れって、如何いう意味よ⁉
確か、あの時、私が桜子から、聞いて居たわよね?
確か、桜子から聞いたのは、“今回の出席者は、女子高生が良かったみたいですよ‼”っ
て、言ってなかった?」
「「………」」
つくしと桜子は、意外にも、あの時の事を覚えていた滋に驚愕していた。
此処で、つくしと優紀から、話しを聞いて居た司が助け船を出して来た。
「あの海外ジュエリーメーカーのパーティーは、東京もNYもメープルだったから、俺の
姉ちゃんも招待されたらしいけど…。
東京メープルの『party』の時、かなり、大河原は取り乱したらしいじゃねぇか?」
滋は、驚愕顔をして、きょっとんとしていた。
「取り乱す…?
其れって、如何いう意味よ⁉」
類は、飄々としていた。
「自分(滋)自身が起こした事件の事、気付いてないんじゃない?」
総二郎は、“当り前ぇ‼”と、言わんばかりに言葉を投げ掛けた。
「東京のパーティーで、主催者を怒らせれば、次はねぇよな?」
尚も、滋は、きょっとんとしていた。
「怒らせる…?
誰が怒ったと言うの?」
司は、驚愕で、言葉が出ない様子だった。
「マジで、知られねぇのか?」
これ以上、滋に言葉はなかった。
「………」
桜子は、真っ当な意見を述べていた。
「う~ん、多分、おじ様には、話しは入ってるんじゃないかと思うんですが…⁉」
つくしは、真っ当な、質問をしていた。
「ねぇ、滋さん…?
あの東京メープルのパーティーの件、覚えて無いの?」
滋は、何も覚えてないと言うか?
何の事を訊かれているのか?
滋は、全く分かって居ない様子だった。
「………、私、何か遣らかしたの?」
F4は、顔を見合わせて、驚愕顔に成って、ハモるか如く言って除けていた。
「「「「………。
マジ(か)??」」」」
つくしと優紀は、驚愕で声も発せないか如く呆気に取られていた。
「「………えっ‼」」
桜子は、もう、何も言えない状態だった。
「………」
T3は、あの時のパーティー内の出来事を思い出そうとしていた。
その事を滋が理解されなければ、先に進まないで在ろう事をT3は悟って居たので在った。
<22.も、短めで申し訳御座いません。>