俺を見てくれ‼…<つかつく> 20.
進の出張が終わり、日本に帰国する際、楓は、進と一緒に、日本の途に就いた。
そして、楓と進と西田は、牧野家の両親に、『コト』の説明をする為、内容を相談し、シュミレーションして居た。
そして、楓と進と西田は、牧野家の両親が住んで居る港町に来ていた。
そして、打ち合わせ通りに、楓から、牧野家の両親に話しが為されていた。
*進が、インターシップ制度を利用して、道明寺HDに入社して居た事。
*進の現在の役職は、日本支社 支社長だという事。
*つくしが、椿と再会し、LAに渡米して、ロースクールに通いながら、国際弁護士資格
を取得して居た事。
*現在、つくしは、道明寺HDに国際弁護士として、弁護士事務所から出向して居る事。
*現在のつくしは、司がつくしの傍に居ても、つくしは、司に対しての発作が出て居
ない事。
*司には、やはり、牧野姉弟が、必要で在るという事。
が、説明させた。
驚愕していた牧野家の両親では在ったが…。
現在のつくしの様子を進から聞いたつくしママは、“道明寺家を許すしかないのか?”と、内心、諦め掛けていた。
なので、つくしパパが、答えていた。
「承知しました。
つくしが、幸せに成る事が第一ですから…。
つくしと進の事を宜しくお願いします。」
その言葉を聞いた楓は、了承された事に、ほっとしていた。
「司を許して下さり、有難う御座います。
司が、喜ぶと思います。
NYに戻りましたら、司とつくしさんには、牧野のご両親に挨拶する為に日本に帰国
する様、申し伝えさせて頂きます。
宜しくお願いします。」
楓は、頭を下げていた。
楓の行動には、進だけではなく、牧野家の両親、西田も、驚愕していた。
こうして、両家の親に寄る話し合いは、納得の行くものと成った。
勿論、楓は、NYに戻って直ぐ、この事は、司とつくしに話しして居た。
司とつくしは、この半年間の間に、二人の気持ち(想い)は、再び、元さやに戻って居たのだった。
そして、司とつくしのそれぞれの想いも、認識し合って居たのだった。
この事に寄り、司とつくしとの日本への一時帰国が実現し、司とつくしは、牧野家に挨拶に訪れていた。
そして、司は、過去の過ちを、牧野家の両親に詫びを入れ、改めて、つくしとの結婚の承諾を懇願していた。
牧野家の両親も、諦めるかの様に、了承していた。
此れに寄り、司とつくしの結婚は、認められた事に成った。
また、日本に帰国して居る事をF3&T3にLINE報告した司は、『F4&T4会で集まろう‼』と、打診していた。
で、集まる事に成った。
勿論、報告する事が有るという事は付け加えていた。
だから、F3&T3は、察しは付いて居たのだった。
集合場所は、メープルのラウンジのVIPルームだった。
其処に、司とつくしが一緒に来た事から、F3&T3は、“やっぱり…‼”と、思うのだった。
あきらと総二郎は、司とつくしに声を掛けていた。
「よぉ、司、牧野…‼」
「先に遣ってるぞ‼」
「ああ。」
司は、返答して居たが、つくしは、頷くだけだった。
そして、つくしは、F3&T3に心配掛けた事を詫びていた。
「色々、心配掛けたみたいで、ごめんなさい。
で、ママが、皆に、“かなり、きつい言葉を言った。”って、聞いて、吃驚したんだけ
ど…。
ごめんなさい。
ママも、“謝って於いて‼”って、言ってたんだ。
本当に、ごめんなさい。」
つくしは、頭を下げながら、詫びていた。
F3&T3は、笑って許していた。
で、司からは、『コト』の経緯が説明された。
F3&T3は、聞きたかった事だったので…。
『コト』の経緯が聞けて、納得して居た様子だった。
で、お互いの両親に寄って、結婚が、認められた事も説明された。
これに寄り、F3&T3は、“やっと、司とつくしが、幸せに成れるんだ‼”と、ほっとしていた。
司とつくしの恋は、文字通りの『ジェットコースターの様な恋』だったのだから…。
そして、総二郎とあきらは、揶揄る事は忘れて居なかった。
「まさか、未だに、『鉄壁の壁』と『鉄パン』じゃねぇだろうな?」
「止めてくれよ?
明治・大正時代じゃねぇんだから…よ?」
「うるせぇ~‼」
司は、吠える事は忘れて居なかった。
つくしは、司を宥めに入っていた。
つくしは、お約束の『猛獣遣い』を、発揮していた。
久々に、この光景を見れたF3&T3は、満足そうだった。
そして、司とつくしは、入籍を済ませ、家族と親友達との挙式を執り行った。
そして、披露宴は、“家族で…。”って訳には行かないので、会社絡みになった。
で、つくしは、NYの道明寺邸で住むのかと思って居たのだが…。
つくしが住んで居たコンドミニアムになった。
で、コンドミニアムの出所が司だった事を知ったつくしは、驚愕していた。
そして、つくしは、道明寺HD NY本社 専務として、就任する事になった。
こうして、やっと、司とつくしは、夫婦として、別ち合うまで、人生を共に過ごす事に成ったので有った。
PS.
実は、司とつくしの『鉄壁の壁』と『鉄パン』は、つくしが、NYで司と再会して、つくしが、司をコンドミニアムに入れる様に成って程無く、終わりを告げていた。
そして、つくしは、それ以後、司を受け入れ出したのだった。
fin