tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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慕情そして恋情…<つかつく>  10.




司と対面する事に成ったつくしは、不安で仕方なかった。
拒絶される様な気がしていたからだ。



だが、司は、司自身で、何か、胸騒ぎがして仕方なかったのだ。


司は、この弁護士(つくし)には、司自身との間に何か有る様な気がして仕方なかったのだ。
司は勘だけで動く人種なのだ。
その司の勘が、“その弁護士(つくし)と会え‼”と言っているのだ。
“此れが会わずして如何する‼”と、思う司だった。



そして、つくしが執務室の前に現れた。


【コンコン】…西田がノックした。


「入れ‼」
「承知しました。」


西田がつくしを伴って司の執務室に入って来た。


つくしが司に挨拶をした。


「半年前より、法務部に配属になりました弁護士をしております牧野つくしと、申しま
 す。
 ご挨拶が遅くなりました事をお詫びします。
 宜しくお願い致します。」


つくしは、精一杯の笑顔で司を見詰めた。


西田が司の表情の違いに気付いた。
良い傾向だと西田は思っていた。
勿論、この事は楓に報告された。


当の司は、笑顔のつくしの大きな瞳に吸い込まれそうに成っていた。
司自身、つくしに瞳(め)が離せなく成っていた。


この時、既に、司は、心の中で、“ヤバっ‼”と、成っていたのだった。



司とつくしの話しが有る程度、終了したのを見計らって、つくしが退席しようとしていた。
それを、阻止するかの様に、つくしに仕事を頼む司だった。


そのつくしの仕事振りに舌を巻いていた司と西田だった。



それからは、事ある事に、つくしを司の執務室に呼び出す司だった。


司はつくしを好きに成ったのだ。
まだ、司自身、気付いて居ない様子だったが…。


だが、司は、つくしの行動が一々、気に成って仕方なかったのだ。
司は、気付き始めていた。
つくしを好きに成って居た司自身の事を…。



その内、周りにも、その司の行動が目立ち始めた。
職務にも影響し始めていた司だったのだ。



秘書課の女子社員は、いい迷惑と、つくしを引き留め、嫌がらせをし始めた。


その噂を耳にした司が、西田に調べる様、伝えた。
そして、誰がつくしに嫌がらせをしていたか分かった司は、どんなに秘書として有望でも、地方に飛ばした。
この話しに驚いたのが、秘書課の女子社員も含め、道明寺HDに勤める全ての女子社員だった。


司にとってつくしが如何いう立場の人間で有るのかを知ら占める結果に成った。


だからと言って、それでも尚、つくしの態度が、誰に対しても変わる事も無かったのだ。


それからは、誰も、つくしに嫌がらせをする人間は居なく成った。


その後、司は、誰に遠慮する事無く、つくしを司の執務室に呼び出す様に成って行ったのだ。


楓は、早速、つくし効果が司に現れて居る事をほくそ笑んでいた。



会長・社長が、司の行動を咎めない事から、社員の専らの噂は…。
つくしは道明寺HDにとって、如何いう立場の人間で有るのかと言う事だった。




そんな時、英徳学園 中等部で、“中学卒業前 中学最後のクラス参観が有る様だ。”と、タマから聞き付けた楓は、急遽、日本に帰国した。
そして、態々、一日、休日を取り、楓は、“翼のクラス参観を見に行く。”と、つくしに言って来たのだ。


此れには、つくしは目が点に成ってしまった。


そして、つくしにも、休日を取らせる様に、楓自ら手配した。


「つくしさん、法務部長に、一日、お休みにしてもらえる様、お話しして居るから、その
 日は、翼の学校終了後は、翼と一緒に、私(わたくし)に付き合って頂戴。」


またもや、呆気に取られるつくしだった。


そして、楓は、つくしと一緒に、英徳中等部のクラス参観に出向いたので有った。

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