tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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お嬢だとしたら…<F4&T4>  13.




F4会に総二郎も、参加していた。


司はつくしから聞いた事を、総二郎に言って聞かせていた。


「総二郎…⁉
 この前、行われた、『花咲流 生け花展』に総二郎の母ちゃんが行って居たらしい
 な?」
「否、俺は、優紀ちゃんの病院にあきら等と一緒だったから知らねぇんだ…?」
「そうか、行って居たらしいぞ‼
 つくしが三条から聞いて来た話しに寄ると、その時に、総二郎の母ちゃんが、松岡のば
 あさんに、総二郎と松岡の縁談の申し込みをして居たらしいぞ‼」
「はぁ~??」


総二郎は、かなり、怒りを露わにしていた。


総二郎は、思っていた。


“お袋の奴、勝手に何してくれてんだ‼
 そうじゃ無くても、俺は、花咲流 家元から、受け入れてもらえてねぇのに…。
 優紀ちゃんには、ゆっくり、時間を掛けて向かっていくつもりだったのに…よ‼”と…。


司は、続けて話しをしていた。


「それに、近々、松岡に書道家の御曹司との縁談が持ち込まれるらしいぞ‼」
「………」


総二郎は、驚愕で震えて、何も声に発する事も出来ずに居た。


あきらは、そんな総二郎の代わりに、驚愕しながら、司に訊いて来た。


「司、それは確かな情報なんか?」
「ああ、つくしが三条から聞いて来たらしい。
 三条も、自分の祖母さんから聞いたらしいぞ‼」


総二郎には、母親に対する怒りしか存在しなかった。


総二郎は、司に訊いて来ていた。


「司、牧野は、優紀ちゃんに見合いが在るって言ってたんか?」
「さあなぁ…。
 詳しい事は、三条のばあさんも、松岡のばあさんから教えてもらえなかった様だし…
 な。
 (松岡の了承無しで)縁談を進めているとしか聞いてねぇそうだ‼」


総二郎は、この怒りを如何、対処したら良いのか?
分からずに苦しんで居た。



総二郎は、帰宅後、家元夫人を呼び出した。


そして、何故、花咲流 家元に会い、自分(総二郎)自身と優紀との縁談の話しをしたのかと訊いて居た。


「“何故?”って、当り前でしょ?
 総二郎、貴方、優紀さんの事、お好き何でしょ?」
「ああ、好きだよ‼
 優紀ちゃんには、受け入れてもらえてねぇけどな…。
 それに、もっと、受け入れてもらえてねぇのが、花咲流 家元だよ。
 過去の俺の『女遊び』を良く思って居ねぇらしくて、優紀ちゃんには、俺は、“相応し
 くねぇ。”って、教え込んでいるらしいわ。
 だから、優紀ちゃんの縁談は、“書道家の御曹司に…。”と、優紀ちゃんのばあさんは、
 話しを進めているらしいわ…。」


総二郎は、家元夫人を睨み付け乍ら、更に、話しを進めた。


「如何してくれんだよ‼
 慌てず、ゆっくり、話しを進めて、俺が変わったって、花咲流 家元に認めてもらおう
 と画策してんのによ。
 優紀ちゃんの縁談が決まったら、俺は、如何すれば良いんだよ…。
 勝手な事を済んじゃねぇよ‼」
「………」


総二郎は、母親で在る家元夫人を一喝していた。



家元夫人は、驚愕の余り、言葉を発する事も出来ずに居た。


“この事態を如何すれば良いのか…?”と、悩んだ挙句、家元夫人は、総二郎の父親で在る家元に相談を持ち掛けて、全てを話しして聞かせた。


「家元…?
 私(わたくし)が勝手してしまった事は重々承知致して折ります。
 しかしながら、ここ最近、優紀さんを好きに成った総二郎が、やっと、変な遊びを止め
 た処、何です。
 優紀さんとの繋がりが無かった事に成ったら…。
 総二郎は、取り返しの付かない事に成るんではないかと、危惧致して折りますの…。
 お家元のお力で何とか成りませんでしょうか?」


家元は、暫く考えてはいたが、総二郎には、碌に父親らしい事をして遣れなかった罪滅ぼしに、力を貸そうと思案していた。


「取り敢えず、近々、花咲流 家元に会って来よう‼」


ほっとする、家元夫人が其処には居たのだった。




<13.も、短めで申し訳御座いません。>

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