tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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お嬢だとしたら…<F4&T4>  15.




優紀は、優紀の祖母で在る花咲流 家元に呼び出されていた。


「優紀、今日、西門流 家元が(花咲の)お邸にお見えに成り、ご子息のお話しを伺いま
 した。
 優紀は、総二郎さんの事を如何、お想いなの?」
「正直に、お話しします。
 最初は、同じ伝統を継承する身。
 尊敬していましたし、憧れてもいました。
 お祖母様はお許し下さらない事も理解して居ましたので、私の心の中にそっと閉まって
 置くつもりで居ました。」


家元は、確信を言わない優紀に、痺れを切らし、更に、優紀に確認して来た。


「優紀…。
 では、西門家の御子息の事をお好きなのね?
 そう思っても、宜しかったのかしら?」
「はい、お慕い致して折ります。」


優紀は、総二郎に対する本当の気持ちを話しして良いのか、迷っては居たが…。
家元は、花咲流 家元の前に、優紀の祖母なので在る。


話ししたからとて、優紀を苦しめる事は無いだろうと、優紀は思いたかったので在る。


花咲流 家元は、西門流 家元から、総二郎の話しを聞き…。
花咲流とは無縁だと思っていた優紀に、花咲流を行き成り託された思いは、少なからずも、プレッシャーとして、“優紀も抱いているだろう…。”と、思い抱く様に成って居た。


成らば、責めて、優紀の気持ちを許して遣ろうと思い直していた。


家元は、優紀に話ししていた。


「優紀、お好きに為さい。
 但し、西門家の御子息が、優紀を裏切る様な事が有れば、私(わたくし)は、花咲流 
 家元としてだけでなく、優紀の祖母として、成敗致しますから…。
 宜しくて、優紀‼」
「はい、有難うございます、お祖母様。
 承知致しました。
 頑張ります‼」


優紀は、嬉しかった。



そして、花咲流 家元は、西門流 家元に連絡を入れた。


「御子息と優紀の件、了承致しました。
 但し、御子息が、一度でも優紀を裏切る様な事が御座いました成らば、御子息を成敗致
 します。
 宜しかったでしょうか?」
“賜わりました。
 心して、お嬢様とお付き合いさせて頂く様、愚息に申し伝えさせて頂きます。
 花咲流 家元のご英断に感謝申し上げます。”


仕事中だった西門流 家元は、西門邸に到着する成り、家元夫人と総二郎を呼び出した。


そして、花咲流 家元の気持ちが、西門流 家元に寄って、家元夫人と総二郎に伝えられた。


「総二郎、心して、優紀さんとお付き合いさせてもらわなければ、お前は、西門流 次期
 家元としても、終わりだろう。
 優紀さんを粗末に扱うのでは無いぞ。」


総二郎は、優紀と付き合うのに、恐怖を感じるより、寧ろ、“優紀を離さねぇ‼”と、更に、思っていた。


「承知しています。
 優紀さんを粗末に扱う事は有りません。
 寧ろ、大切に扱います。」


家元夫人も総二郎に釘を刺していた。


「総二郎…?
 優紀さんを粗末に扱った時は、私(わたくし)も容赦致しませんわ。
 宜しくて‼」
「認識しています。
 そんな事はしませんよ。
 嬉し過ぎて、堪りませんよ‼」


総二郎は、優紀を大切にする事を、両親に誓っていた。




そして、この事は、F3&T3にも報告された。


成らばと、F4&T4会が招集された。


「優紀、良いの?」


総二郎は、不貞腐れ気味で、つくしに訊いて居た。


「牧野…?
 其れって、如何いう意味だよ?」
「だって、優紀のお祖母様があんなに言ってたって聞いて居たから…。」


総二郎は不安気味に聞いた。


「何て、言ってたんだよ。」
「花咲家に拘わる女性は、“男性運が無い。”って、優紀のお祖母様は、いつも言ってい
 たらしいよ。
 ママがね、優紀ママから聞いたって言ってたもん。」


滋もつくしの言葉に同調して来た。


「あっ、それ、私も聞いた事あるよ‼」
「優紀さん、大丈夫ですの?」
「うん、お祖母様がお許し下さったの。」


滋は、驚愕していた。


「えっ、本当なの??」


つくしは、優紀を祝福していた。


「そう何だ。
 良かったね‼」
「有難う、つくしっ‼」


滋が、しみじみ言い出した。


「此れで、司&つくしに引き続いて、ニッシー&優紀のCPが出来たって事だぁ~‼」


滋は、吹っ切れた様子だった。


桜子も、何気に、滋の言葉に返答していた。


「そうですわね‼」



類は、何気にあきらを見た。


あきらもそれに気が付いた。


あきらは、類の表情が気に成っていた。

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