tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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俺の為だけの、俺の女…<つかつく>  10.




日本に帰国していた静は、事務所内で、同僚に呼び止められていた。


如何も、つくしの事が、事務所内で、噂に成って居た。


「静さん…。
 お伺いしたい事が有るんですが…?」


静は、訊かれる事は、予想は付いて居たが、同僚に言わせていた。


「何かしら?」
「はい。
 牧野さんの事、何です。
 静さんは、牧野さんと親しく為さっていましたよね?
 それに、確か、静さんのご出身は、英徳学園で、F4とは、幼馴染でいらっしゃるんで
 すよね?
 なので、静さんにしか、お伺い出来ないと思うんです。」
「如何言った事かしら…?」


静の同僚は、言葉に詰まって居る様子だったが…。
意を決した様に、訊いて来た。


「牧野さんと道明寺HDの御子息とは、如何言った御関係、何ですか?」


静は、首を捻りながら、訊き返して居た。


「そんな事を、私から訊き出して、如何するの?
 弁護士には、守秘義務が在るという事は分かって居るわよね?」
「勿論です。」


“そう言うなら…。”と、静は、話しし出した。


「つくしちゃんは、牧野コーポレーションのお嬢様よ。
 だから、道明寺HDの息子で在る司とは、そう言う繋がりよ。
 あなた達にも、何れ、分かる事よ‼」


事務所のスタッフは、誰も、知らなかったのか?
驚愕している。


其の様子に、静は、つくしが誰にも、言って居なかった事を悟った。


「そうだったんですか?」
「あら、ご存知無かったの?」
「………」


だが、静は、惚けた様に返答していた。


静の言葉を聞いて居た誰もが、黙ったままだった。



一方のつくしは、同僚が静から聞いたとかで、同僚から尋ねられていた。


「牧野さんって、牧野コーポレーションのお嬢様だったのね。
 如何して、教えてくれなかったの?」
「………」


つくしは、事務所の同僚には、今まで、隠して来た事なので、答え様が無かった。


だが、暫くして、誰から、訊いたのか?
確かめる事にしたつくしだった。


「其の事を、誰から、聞かされたんですか?」


同僚は、つくしが、肯定したと、取ったのだった。
所謂、つくしは、静の言葉を肯定した事に成った。


だから、同僚は、素直に答えていた。


「静さんから…よ。」


つくしは、慌てて、静を探し出し、確認していた。


「静さん…?
 如何して、私が、牧野コーポレーションの娘で在る事を喋ったんですか?」


静は、“そろそろ、良い時期だ‼”と、考えて居た事を、つくしに話しした。


「もう、そろそろ、良いんじゃないかしら?
 何れは、バレる事でしょ?
 間違い無く、道明寺のおば様も、牧野のおじ様も、司とつくしちゃんを一緒にしたい
 (結婚させたい)と思って居るでしょ?
 それに、つくしちゃん…?
 つくしちゃんの初恋は、類だって…。
 私…知って居たの。」
「………」


つくしは、静にバレて居た事に驚愕していた。


「でも、つくしちゃん…。
 今では、類が物足りないんじゃないかしら?」
「えっ??
 其れって、如何言う意味ですか?」


静は、つくしが、つくし自身の心の中の想いに気付いて居ない事に…。
“やっぱり…?”と、思うしかなかったのだった。


「だって…。
 類は、つくしちゃんにとって、何でも、相談に乗ってくれるし…。
 類は、つくしちゃんの相談に乗っても、強制はしない。
 其れに、つくしちゃんが、本音を出さなくても、類には、全てお見通し…。」
「………」


つくしは、何も、言えなかった。


「でも、司は、そうじゃない。
 司が、傍に居る様に成ってからのつくしちゃん…。
 何か、生き生きしてるわよ‼
 それに、つくしちゃんは、司には、本音で、話ししてるでしょ?
 怒ったり、拗ねたり…。
 其れに、つくしちゃんの表情だって、豊かに成って来てるから…。
 私には、直ぐに分かったわよ‼
 類も、つくしちゃんの気持ちには、気付いて居るみたいね。
 つくしちゃんが、司に寄って、女性として覚醒し始めて居る事を…。」
「………」


実の処、つくし自身…?
つくし自身の気持ちには、全く、気付いて居なかった。


それだけに…。
静の言葉には、驚愕より他無かったので在った。


だからだろうか?
静の言葉には、更に、返答出来ずに居たつくしなのだった。



其れよりも、静の言葉には、更に、驚愕だった。


「つくしちゃん…。
 まさか、自分自身の気持ちに気付いて居ないって事…?
 つくしちゃんは、何処まで行っても、鈍感なのかしら?
 いい加減、つくしちゃん自身の心の中に確認する必要が在るんじゃないかしら?」
「………」


つくしは、尚も、何も言えず、驚愕で、唯、静の顔をじーっと、見詰めて居るだけだった。

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