tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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Fall in Love…<あき桜>  3.




<あきらside>


俺が送ったLINEから2日後にやっと、桜子から連絡が入って来た。


俺と桜子は、二人っきりで会う事にした。


美作商事が経営しているカジュアルレストランに桜子を呼び出し、個室で会う事にした。


「桜子、お前、幸せなのか?」


桜子は行き成り過ぎて、吃驚していた。


「えっ??」


あきらは、桜子を救い出したかった。


「正直に答えろよ‼」


桜子は俯き、涙を流し始めた。


あきらは、桜子の涙に戸惑っていた。


「如何した?」


桜子は、頬に流れた涙を拭いながら、答えていた。


「あっ、すみません‼
 泣くつもり無かったんですが…⁉」


あきらは、真相を聞き出そうとしていた。


「桜子、何で、結婚したんだ?」
「………」


桜子は、答えられないでいた。


俺は、本当に心配に成って来ていた。


本来の俺の世話好きが、顔を出して居ると、その時は、思って居た。


「なあ、桜子…?
 今のお前は、俺等の知っている桜子じゃねぇよな?
 あの頃の生き生きした内面から輝き出る、何て言うかオーラみたいな…?
 あの桜子の輝きは何処に行ったんだ?」


桜子は、やっとの思いで声が出せた様子だった。


「そうですね。
 今は、もう無くしてしまいましたね。」


俺は、“聞いて良いのか分からねぇ…が?”と、思い乍ら、桜子に確認していた。


「離婚はしねぇのか?」
「出来そうにも有りません。」


桜子は、即答だった。


俺は、離婚と言うのは、お互いの意思が反映されると思って居たのだが…?


「何故だ??」
「う~ん、何と言えば良いのか?
 私は、利用されているだけ何です。
 相手の方は、体裁を構う方だったんです。
 で、私が、旧 華族出身家系と、言うだけで、結婚を迫って来たような方、何です。
 実は、三条家は、旧 華族出身家系とは、名ばかりで、祖母の他界と共に、三条家は
 無い様な存在にされてしまっているんです。」


桜子は、涙を流しながら、一呼吸置いて、また、話し出した。


「私が、24歳で結婚したのも、祖母から、“『三条』の名を残す為、婿入りしてもらえる
 方で無ければいけない。”と、言われ、“私(わたくし)(お祖母様)の瞳(め)の黒い
 内に三条家を継いで頂戴。”と、言われたからでした。」


また、桜子は、息継ぎをするかの様に、一呼吸置いてから、話しし出した。


「初めの結婚後、4年程で離婚して、今の方は、お祖母様の体調が優れなかった時に、現
 れた方で、お祖母様に気に入られる様に振る舞い、お祖母様を取り込み、お祖母様に、
 『婿入りする』と、断言され、私は、お祖母様に結婚する様に言われ、結婚しました。
 しかし、お祖母様が他界してからは、『三条』の名を利用して、IT業界で、至福を肥や
 しているんです。」


桜子は、苦しそうに話しし出した。


「もう、これ以上、『三条』の名を利用して、無きものにして欲しくない。
 でも、それが言えないんです。
 証拠が無いんです。
 上手く遣って居る様、何です。」


俺は、桜子を救い出したかった。


救い出す為には、親父の力も必要に成る。
所謂、陰の力が…。


俺は、桜子に約束した。


「桜子、俺が、桜子を救い出して遣る‼」
「えっ‼」
「俺等、F4が結集すれば、何とでも成るだろ。
 久々に、何か、楽しく成ってきやがったぜ‼
 桜子、俺を信用しろ‼」


桜子は、涙が引っ込んだのか、昔の様な、心からの笑顔が出ていた。


「有難うございます。
 宜しくお願いします。」


“桜子、任せとけ‼”


俺は、心の中で誓いを立てていた。
“桜子を救い出す‼”と…。

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