tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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Fall in Love…<あき桜>  8.




<桜子side>


私は、美作さんにあのパーティーの時に、再会して、後々に成って、何かが変わる予感はしていた。


だが、私の苦しみから、救ってくれるとは、思って居なかった。


私が、求めていた安住の地を、やっと、得る事が出来た。


その事が、一番ほっと出来て、一番安らげる。


その場所が、まさかの美作さんに成るとは、高校生の頃の私は予期して居なかった。


それに、まだ、お付き合いをして行こうと決めたばかりなのに、美作さんに言われた言葉に驚愕してしまった。


「もし、俺等の間に、息子が二人以上生まれたら、その息子の内の一人に、将来的には、
 『三条姓』を名乗らせれば良いだけだろ?」
「えっ??」
「俺等は、将来、結婚も視野に入れてんだよな?」
「………」


私は、如何答えて良いのか?
如何言えば良いのか?
悩んでしまった。


だって、まだ、美作さんのご両親にも、ご挨拶出来てないのに…⁉


「桜子、まさか、今更だよな?」
「………、えっ??
 まだ、美作さんのご両親には、お会い頂いて居ないんですけど…?
 学生の頃には、(美作)邸に、お邪魔して居た事は有りましたが…。」
「あのな、親父達はもう、知ってんだよ‼」
「………、えっ??」


私は、其れこそ、驚愕だった。


「何故…??」
「それはな、俺等だけじゃなく、F4の親父軍団も、今回の件では、協力してもらってん
 だよ‼
 F4の親父らも、俺等同様、幼馴染で親友、何だよ。
 俺の親父が、“まだ、公表はしないが、うち(美作家)の嫁を救いたいから、協力して
 くれ‼”と、言ってくれたらしい‼」
「でも、F3の皆さん、何方も、まだ、ご存知ない様子でしたが…?」
「親父達が、“まだ、公表はしない…。”と、いう事は、『他言無用』って、事らしい。
 だから、F3もまだ、知らなかったんだろう⁉」
「そう言う事だったんですね。」


F4の父親方の絆の深さを改めて知る桜子だった。



そして、此の話(『三条姓』の件について)は、追々という事に成った。


私は、美作さんの思い遣りには、感謝していた。


将来的に、私が、“辛く成らなくて済む様に…。”って事だと思うけど…。
“こういう事って、気持ちの問題も有るから…。”と、思う桜子だった。



<あきらside>


取り敢えず、“F3&T3には報告して於かねぇと後が大変だよな‼”と、思い、『F4&T4LINE』に、報告のLINEを入れた。


『桜子と結婚を前提に付き合う事に成った。』
『そうか‼
 良かったじゃねぇか。』
『あきら、俺に感謝してよ‼』
『あのな、類に言われねぇでも、ゆっくり、桜子には迫るつもりだったっつーの‼』
『美作さん、“ゆっくり…。”って⁉
 そんな悠著な事で良かったの?』
『あのな、桜子は、やっと、ほっとしてた処だっただろ?
 それを、焦らすみてぇで、俺は、嫌だったんだよ。』
『あきら君、やっぱり、F4の中で、一番思い遣りあるね。』
『はぁ~??
 今頃かい?』
『まあ、何はともあれ、あきら、良かったな‼』
『ああ、皆、サンキュな‼』


『おおっ‼』(司・総二郎)
『おめでとさん‼』(類)
『おめでとうー🎊』(つくし・滋)
『美作さん、桜子さん。
 おめでとうございます‼』(優紀)


F3&T3は、それぞれ、LINEを通して、あきらと桜子にお結わいのメッセージを送った。


『皆さん、有難う御座いました。
 これからも宜しくお願いします‼』


桜子のお礼メッセージで、締めくくった。




そして、あきらと桜子は初めて、二人っきりの静かな夜を迎えるのであった。



そして、次の日、あきらと桜子は、美作邸にて、あきらの両親に挨拶をして、恋人としての付き合いの報告と、将来の結婚について話しをした。


あきらの両親は、あきらと桜子の二人を祝福した。


そして、あきらが、『三条姓』についても言及したが、その事に関しても、追々、話し合って行こうという事で、話しは終わった。


桜子は、あきらの両親が受け入れてくれた事を嬉しく思っていた。


此れからは、あきらについては最もだが、あきらの両親にも、親孝行をして行こうと誓っていた桜子だった。



そして、あきらと桜子は、半年後に結婚をして、更にその1年半後には、男の子の双子の親に成ったあきらと桜子だった。


姓に関しては、将来、二人が成人した時に、話し合う事で、この話しは決着した。



生涯、あきらは、桜子だけを見詰めて過ごして居た。


あきらは、思って居た。


“桜子と『恋に落ちて(Fall in Love)』、本当に良かった。”と…。



桜子と、あのパーティーで、再会出来た事を感謝していた。


桜子にもやっと、安住の地を与えて遣れた事をあきらは、嬉しく思って居た。



fin

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