tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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お嬢だとしたら…<F4&T4>  17.




その日の夜、つくしに優紀から、TELが入って来た。


「もしもし、優紀…‼」
“つくし、聞いた?”
「何を…?」
“桜子ちゃんの事?”


“やっぱり、優紀も西門さんから聞いたんだぁ~‼”と、悟ったつくしだった。


「うん、聞いたよ。」
“で、如何するの?
 桜子ちゃんにバレ無い様にするって、難しく無い?”
「うん、そう何だよね…。
 『桜子』程、感受性の強い子は珍しいしね。」
“そうだよね…。
 でも、F4に協力するんでしょ?”
「うん、そのつもり‼」
“バレたら、後が大変でしょ?”
「うん、そう何だよね。
 特に、滋さんにバレたら、大騒ぎに成りそうで怖いんだよね…。」
“うん、私もそう思う‼
 滋さんにバレ無い様に、桜子ちゃんを誘導するなんて出来るの?”
「………」


つくしは、思案していた。


優紀も不安に成っていた。


“学年は、違うけど…。
 一応、滋さんとつくしは経営学部でしょ。
 講義室も近い所に在るんじゃないの?”
「うん、そう何だよね…。」
“それで、如何遣って、高校の校舎に行って、桜子ちゃんを迎えに行くの?”
「それは、LINEで遣り取りして、待ち合わせをしようかと思っているよ‼」
“そうだったんだ。”
「優紀、協力して…、お願い‼」
“それは、勿論だけど…。
 何か、不安、何だよね⁉
 滋さんにバレた時、“仲間外れにされた‼”って、前みたいに大騒ぎしそうじゃない?”
「ああ、そう言う事、有ったよね⁉
 忘れてたけど…。
 あの時は、桜子が上手く、誤魔化してくれたから、何とか成ったんだっけ?」
“うん、そうだよ。
 今回は、桜子ちゃんの件だから、上手く誤魔化すってのは難しそうじゃない?”
「だね‼
 その辺は、F3に頼もうよ‼」
“うん、そうだね。
 私、西門さんに話しして於くね‼”
「じゃさあ、一緒に言わない?
 4人でディナーでもしない?」
“そうだね、その方が良いかも‼”


で、つくしと優紀は、TELを切った。


つくしと優紀は、滋の件を伝える為、F2&T2で会う事をそれぞれのパートナーに話しして、会う事に成った。



そして、ディナーで会って居たつくしと優紀は、お互いのパートナーの司と総二郎に話しして聞かせていた。


先ずは、つくしが、口火を切った。


「あのね、1年程前にね、私と優紀と桜子が招待されて、NYのパーティーに出席した事
 が有ったの。
 でね、その時に、滋さんはお呼びが掛からなかったらしいの。」


司が、確認して来た。


「何で、招待が無かったんだ?」
「そのNYのパーティーっていうのが…ね。
 その1年程前に、東京で招待されて出席したパーティーと同じ主催者の企業のパー
 ティーだったの。
 その東京でのパーティーの時に、滋さんが少し、羽目を外してしまった事が有ってね。
 主催者の企業のオーナーさんが、其の事を怒られて、NYのパーティーには、滋さんに 
 お呼びが掛からなかったの。」


F2は、“何か聞いた事の有る話しだ‼”と、思っていた。


総二郎は思い出していた。


「もしかして、そのパーティーって、あの有名ジュエリーメーカーのパーティーじゃな
 かったか?
 2年程前に、東京でパーティーが有ったよな?」


つくしと優紀は顔を見合わせた。


で、つくしが答えていた。


「うん、そうだよ。
 そのパーティー‼」


司も何か思い出した様であった。


「其れって、もしかしてだが…。
 (パーティーの)会場内で大騒ぎした女が居るって、あのパーティーの事か?」
「そう、そのパーティー。」
「会場が、メープルだったから、後で、聞いた事が有ったわ‼
 それに、そのパーティーって、確か、うち(司)の姉ちゃんも招待されてたパーティー
 だわ‼
 あのパーティーって、女性限定のパーティーだったよな?
 お前等も、招待されてたのかよ‼」
「うん、T4でね。
 何か、既に、その当時から、パパラッチに追われてたし、ゴシップ誌にも掲載されてた
 し…。
 『日本で有名な女子高生も付けているジュエリー』って、言う触れ込みで、雑誌に掲載
 したかったらしいのよね⁉」
「「………」」


司も総二郎も言葉が出なかった。


優紀が、話しを続けた。


「そう何ですよね。
 その時に、ちょっと、滋さんが勘違いをしてしまって…。
 “T4に任せなさい‼”って、感じで、出席者の皆様に触れ回り始めたんです。
 その海外メーカーは、海外メーカーでは珍しく、礼節を重んじるメーカーだったから、
 品が重要視されてたんですよね。
 それで、滋さんに出入り禁止命令が出てしまう事態に発展して…。」


その後をつくしが受け取って、話しを続けた。


「海外メーカーだから、NY開催の時は、日本の出席者は、招待に成るでしょ?
 だから、招待状が無ければ、入れないのよね。
 で、滋さんには、招待状が届かなかったみたいでね、私達T3で行って来たのよ‼」


優紀が後を受け取って、話しを続けた。


「で、“私だけ、招待状が届かないって、如何言う事?”って、私達T3に詰め寄って来
 て…。
 私達T3に、“例え、私に招待状が届かなくても、隠す必要が有る?”って、怒り出し
 て…。」


また、その後をつくしが受け取って、話しを続けた。


つくしは、優紀に同意を得る様に、優紀の方を向きながら、話しして居た。


「で、その時は、桜子が、機転を利かして、“今回の出席者は、女子高生が良かったみた
 いですよ‼”って、言って、誤魔化してくれたんだよね⁉」


優紀は、頷いて居た。


で、それを確認して、つくしは、話しを続けた。


「で、その時の滋さんは、桜子の話しを聞いて、それ以上、騒ぎには成らなかったんだけ
 ど…。」


で、其処まで話ししたつくしと優紀は、顔を向き合わせて、見詰め合いながら、本題の話しをし始めた。

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