tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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馬鹿だよな、俺…<総優>  3.




あきらは、総二郎の部屋に通された。


「よぅ、総二郎、元気か?」
「俺を見て、良くそんな言い方が出来るな⁉」
「なぁ、総二郎、如何したんだ?」
「ああ、否、別に…。」


あきらは、“やっぱ、訊かなきゃな⁉”と、思い、総二郎から訊き出す事にした。


「桜子から、聞いたんだが…?
 総二郎、お前、優紀ちゃんを探してるそうだな⁉
 何でだ?」


総二郎は、あきらが言った『優紀ちゃん』のフレーズに、息苦しく成るのを感じていた。


「あきら…?
 今は、その名前を俺の前で言うな‼」
「はぁ~??
 何でだよ⁉」
「俺の此処(総二郎は、総二郎自身の胸倉を押さえながら)が、苦しく何だよ‼」


総二郎のその言葉を聞いたあきらは悟っていた。
“思っていた通りか…?”と。


「総二郎、お前……?」


総二郎は、苦しそうな顔をしながら、あきらの言葉に被せる様に、あきらに訴え掛けていた。


「あきら、それ以上、言わねぇでくれ‼」


あきらは、総二郎の苦しそうな顔付きに、それ以上、何も言えなかった。
あきらは、総二郎の表情から、全てを悟っていた。




そして、その後、あきらは、F2&T3を呼び出していた。


「西門邸に行って、総二郎に会いに行って来た。」


司は、あきらの言葉に間髪入れずに訊いて居た。


「で、総二郎は、如何だったんだ?」


あきらは、怪訝な顔付きに成り、総二郎の気持ちを代弁していた。


「総二郎は、如何も、総二郎の目の前から、急に、優紀ちゃんが居なく成った事で、再起
 不能に成ったみてぇだな…。」


司とT3は驚愕していた。
唯、類だけは、何と無く、察知していた様子だった。


「「「「………」」」」
「………、やっぱりぃ~⁉」


あきらは、類の表情から、“類は分かってたのかよぅ~⁉”と、苦笑いだった。


「類、何で分かったんだ⁉」
「何と無くだけど…さ。
 2年程前…?
 否、もしかしたら、それ以上前から、“総二郎と松岡の距離が近いな⁉”って、感じてた
 んだよね‼
 俺が、気付き始めたのは、2年程前だったけど…。
 でも、定かじゃないから、皆には、言えなかったんだよね。」


司は、不貞腐れ気味だった。


「何だよ、それ⁉
 じゃあ、俺等にも教えて於けよ‼」
「だから、言えなかったの‼
 言うのは、簡単だけど…。
 総二郎も松岡も、“付き合ってない‼”って、言うしさ…。
 “俺等には、黙って於きたいのか?”と、思って、皆にも言わない方が良いなら、時が来
 れば、二人から言って来ると、思っていたんだよね‼
 それが、まさか、松岡が俺等の前から、姿を消すだなんて思ってもみなかったし…。
 ましてや、子供の頃からの親友の牧野にも、何も言わずに、留学してしまう何て、誰
 も、予期してなかったでしょ?」


つくしは、泣きそうに成りながら、皆に言って居た。


「そう何だよね…?
 それが、一番、ショックだったんだよね⁉
 携帯まで、繋がらなく成ってるし…。
 しかも、おばさんに、私にまで、“伝えるな‼”って、言うなんて、ショック以外の何物
 でも無いわよ‼」
「だよね…⁉」


類は、“そうだろうな‼”と、納得していた。


また、司は、総二郎の様子を訊きたがっていた。


「で、総二郎の様子は…?」
「………、総二郎の様子…ね⁉
 総二郎自身が放つ輝きを失くして居る様だし、顔に艶が無く成ってて…。
 優紀ちゃんが居なく成るまで、俺等に見せていた、自信に満ち溢れて生き生きしていた 
 総二郎の姿が全く無く成って居る様に、俺には見えたんだよな‼」


F2&T3は、驚愕していた。


「「………、マジか‼」」(司・類)
「「………、えっ‼」」」(つくし・滋)
「………」(桜子)


F3&T3は、あきらが言う様に、総二郎が再起不能だという事を悟ったのだった。


総二郎の為に、“取り敢えず、優紀を見付け出す事に専念しよう‼”と、誓い合った仲間達だった。




<区切りが良い為、短めですが…。
 ご了承下さいませ。>

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