エロ門、降臨【エロ門、登場】…<総優> 1.
<総二郎side>
俺と優紀は、あの後…。
牧野の見舞いの時の再会後から…。
そう、なのだ。
俺と優紀は、本当に、付き合い出した。
その事を一応、『F4&T3 LINE』で、報告した。
勿論、優紀と一緒に居る時に、優紀の了承を得たのは、言うまでねぇ‼
じゃねぇと、優紀に不貞腐れて、後が拗れるのも、俺は嫌だったから…だ。
『突然だけど…。
俺 西門総二郎は、松岡優紀と、付き合う事に成りました。』
俺が、『F4&T3 LINE』に優紀を招待した。
其の事に寄り、直ぐ様、桜子が、グループ名を『F4&T3 LINE』➡『F4&T4LINE』に変更していた。
俺は、“早っ‼”としか言い様が無かった。
そして、優紀も続けて、コメントを入れた。
『此れからも宜しくお願いします。』
全員が、一斉に『既読』に成った。
だが、吃驚しているのか?
未だに、誰からも、『LINE』の返信が入って来ねぇ⁉
その事に、優紀が、不安な表情を浮かべて居た。
そんな時に…。
牧野が飛んでもねぇ、言葉を『LINE』に入れて来た。
『エロ門…‼
優紀を不幸にしたら…⁉
殴るから…ね‼』
牧野、お前、良くそんな風に、言って来るよな?
あの時…。
俺が、牧野の見舞いに行って居た日…。
俺が、優紀を、病室から連れ出そうとしていた背後から、司と一緒に牧野も、俺と優紀の事を心配してくれて居たんじゃねぇのか…よ⁉
~~【総二郎が思い出していた、つくしのお見舞いに行って居た日の回想…。】
『俺は、優紀ちゃんの腕を掴んだまま、扉を開けようとして居た時…。
背後から、声が聞こえた。
「あの二人、大丈夫かな…⁉」
「俺等が、心配しても、成る様にしか何ねぇだろ?」
「うん、そうだ…ね。」』 ~~
そんな風に思って居た時、滋と桜子からも、優紀を援護する様な言葉が、『LINE』で綴られて居た。
『ほんとだよ‼
ニッシー、私も、いつも、優紀の味方だから…ね。
覚えといてよ‼』
『西門さん、私も、伝えて於きますね‼
私も、先輩と滋さんと、同じ気持ちですので…。
覚えて於いて下さいね‼』
F3からは、多分、LINEを入れ乍ら、“笑っているんだろう…。”と、思う様な言葉が入って来た。
『総二郎、大変だな?』
『もう、お痛は、出来ねぇってか?』
『総二郎、これからを楽しみにしてるよ‼』
“お前等なぁ~⁉”と、悪態を付きたく成る様なLINEばかりが入って来た。
で、一言、『LINE』で一括して於いた。
『てめぇ等、うるせぇ~‼』
で、優紀からは、苦笑いをされていた。
俺と優紀は、今は、まだ、一緒には住んでねぇ‼
その代わり、『俺の』と言う寄り、『西門家所有』の俺の名義の此のマンションの最上階の部屋の鍵を優紀に渡している。
いつでも、同棲可能、何だが…?
優紀が、“うん。”と、一切、言わねぇのだ。
俺は、優紀に問い掛ける事にした。
「なぁ~、優紀⁉
そろそろ、優紀と一緒に住みてぇんだけどなぁ~、俺⁉」
「一緒には、住めません。」
「何故だよ~?」
「まだ、家元にも、家元夫人にも、認めて頂いて居ません。」
相変わらず、頑固な優紀、何だよな?
「じゃあ、家元も家元夫人も、俺等の事を許せば…。
一緒に住んでくれんだな?」
「そう成れば…。
って、処でしょうか?」
「分かった。
家元と家元夫人が、俺等の付き合いを認めれば…。
“同棲する‼”って、約束しろよ‼」
「………」
優紀は、何も答えなかったが…。
俺は、返事する様に促した。
「優紀、返事は…⁉」
「………。
はい、分かりました。」
優紀は、やっと、俺の提案に了承してくれた。
取り敢えず、やっとだ…ぜ‼
だが、多分、優紀は、家元も家元夫人も、俺と優紀との同棲を、“賛成しねぇとでも思って居るのだろう‼”って事は、優紀の返して来る会話と、顔の表情で、何と無く、俺には、分かって居た。
だが、俺は、家元と家元夫人に、彼女(優紀)が出来た事を伝える為、久し振りに、西門邸に帰る事にした。