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花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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もしも類とつくしが兄妹だったら…<つかつく>34.


【花沢つくし 編  34.】


私は、道明寺司の事を、勘違いしていたかも…。
お兄様に聞いた通りの人だったけど、今回の事でお兄様に見せない顔がある事が分かった。
道明寺司…、少し、様子を見てみようかなぁ~。


そんな事を考えている処に、昨日の桜子からの『LINE』を思い出した。


『先輩、明日の夜、空いてます~?』
『急に、如何したの?』
『私と先輩と優紀さんの3人で会いませんか?』
『えっ??
 滋さんは?』
『今、ドバイだそうです。』
『ああ、成程…。
 了解‼』
『じゃあ、いつもの場所と時間で。』
『じゃあ、明日…ねぇ。』


桜子からの急な誘いは、珍しくもないが…。
う~ん、何か有りそうだな!
まあ、いっか。
行って見てからだねぇ。
早く、仕事、終わらせよ…っと‼


レストランに着くと、既に、桜子と優紀が席に就いて居て、リラックスモード!
私に気付いたみたいで、手をフリフリさせている優紀と、いつもながら、クールな桜子。


一体、どんな話しが飛び出すのやら⤴。


「先輩、いつもながら、忙しそうですね。」
「まあ…ねぇ。
 お兄様の帰国が更に、2年くらい伸びそうなのよね⤵。」


へぇ~、意外、花沢さんなら、3年も経たない内に、日本に帰国して来ると思っていたから…。


「えっ、そんな事になってんの?」
「うん、今日、決まってね。
 フランス支社のプロジェクトの進行度合いに寄るって、最初は聞いていたんだけど…。
 あっさり、お兄様の帰国が伸びる事を、パパが了承してしまったから…。
 帰国が2年先延ばしになったみたいなの。」


花沢さんの帰国が伸びるらしい。
でも、先輩、その割には、寂しく無さそうなんだよねぇ?
何か、不思議?


一応、お約束のように聞いてみる桜子である。


「先輩、寂しそうですね。」
「そうじゃなくてね。
 あんなに行く事、拒んでいたお兄様なのに、何か、あっち(フランス)で、有ったのか
 と思ってね。」


ふ~ん、やっぱり…。
寂しく無さそう。


「私の周りで、お兄様の事だけじゃなくてね、色々、動き出しているんだよねぇ。
 それが何か、分からないんだけど…。」
「「………」」


先輩、意味深な発言ですよね?
昔から、先輩って、鈍感なのに、勘だけは鋭いんですよね。


私は、優紀さんに目配せをさせる。
西門さんもあきらさんも私達が付き合っている事を、先輩に報告しても良いと、昨日の4人会の集まりの時に了承を得てるので、先輩に伝えても大丈夫でしょ‼


「先輩、私と優紀さん、彼氏が出来たんです。」


あれは、やっぱり、そうだったんだぁ~。


「“誰なの?”って、聞かないんですね?」
「何か、想像出来そうなんだもん。」
「「えっ??」」


もう先に、見聞きしてしまっているからなぁ~。


「何~てね!
 実はね、この前の土曜日、優紀と西門さんが表参道ヒルズ辺りを肩組んで歩いている
 所を目撃してたの。
 あれって、そう言う事だったんだねぇ~。」
「そうかぁ~、見られてたのか⤴。」


「じゃあ、私は誰だと思いますか?」
「この流れだと、美作さんじゃないの?」


本当は、美作さん家(ち)の美作シスターズと偶然、会った時に聞いたんだ。


何時言ってくれるのか、楽しみにしていたのに、中々、二人共、口を割らないんだもん。
言わない何て、有り得ないつっーの‼


「………」
「桜子、美作さんが良く言う、『だんまりは肯定』だよ。」


もう、先輩には、バレてたんですね。
勘、鋭くなってません?


「仕方ないですね、白状します。
 『正解』です。」


やっと、白状したわね、遅いつっーの‼


「二人共、良かったね。
 早く言ってくれても良かったのに…。
 私に気を使ったんでしょ?」
「「………、そうじゃない(です)よ!」」


そう言いながらも、彼氏の居ない、私に気を使ったんだよね。
ごねんね。


「何はともあれ、二人共、おめでとう‼」
「「有難う(ございます)‼」」


優紀と桜子、本当におめでとう‼
私の大切な親友達

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