tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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兄妹物語【あきら&つくし兄妹】…<ALL CP>  14.




尚も、つくしは、怒りを露わにしていた。


「貴女達、3人…?
 言って於くけど…ね。
 貴女達も親の財産を、ブランド物を買う事で食い荒らして居るわよね?
 桜子が、親の遺産で、美を追求して何が悪いの?
 貴女達が、ブランド物を買って、自分達の価値に満足して居る事と、何ら、変わらない
 と思うんだけど…?
 違う…?
 桜子は、其の事で、貴女達に、何か、迷惑掛けた?
 少なくとも、私は、貴女達から、迷惑を被ってるわね。
 直接じゃないにしても、毎日の様に、教室で、貴女達の自慢話を聞かされるこっちの身
 にも成ってくれる?
 煩いし、鬱陶しいのよ‼
 邪魔なだけ‼
 迷惑なのよ‼」
「「「………」」」


『リリーズ』の3人は、つくしの剣幕に何も言えずに居た。



つくしは、極め付けに、優紀と桜子の仕返しを敢行した。


「何だったら、パパに頼んで、貴女達の学園での悪行を英徳学園に伝えてもらいましょ
 うか?
 其れに、パパから、パパのご友人のおじ様方にも伝えてもらって、貴女達の親の会社と
 の提携を解除してもらいましょうか?
 そんな事に成ったら、貴女達の親の会社は、一気に、信用性を失う事に成るでしょう
 ね‼
 そう成れば、貴女達の大切なブランド物は、全部、売り払わなければいけないでしょう
 ね?
 それに、今までの様な贅沢も出来なく成るでしょうね。
 もし、そう成ったとしても、後の貴女達の親の会社の事は、心配しないで‼
 貴女達の親の会社は、パパ や パパ達のご友人のおじ様方の会社に吸収されて、社員
 の皆さんは、路頭に迷わなくても良い様に、パパ達が、きちんと後始末してくれるか
 ら…。
 そんな事に成ったら、セレブ界では、貴女達の親の威厳は無く成るでしょうね?」
「「「………」」」


何も、言い返せない『リリーズ』の3人組を余所に、つくしは、尚も、言って除けていた。


「其れが、嫌なら、私だけじゃなく、優紀と桜子にも、今後は、近付かないで…‼
 良い…?
 分かったんなら、もう、鬱陶しいから、あっちに行ってくれる?
 ああ、其れと、追加…‼
 私は、貴女達の様な、欲深い人は、大っ嫌いなの‼
 今後は、私の名前は呼ばないで‼
 私に話し掛けないで‼
 勿論、優紀と桜子にも、話し掛けないでよね‼」


つくしは、右手の人差し指を突き出して、『リリーズ』の3人組に止めを刺した。


「良い…‼
 分かった…?」
「「「………」」」


『リリーズ』は、何も、言い返せず、そそくさと、その場を退散して行った。



そして、優紀と桜子は、ホッとして、つくしに、お礼を伝えたのだった。


「つくし、有り難う‼」
「先輩、ご迷惑をお掛けして、すみませんでした。
 有り難うございました。」


そして、つくしは、満面の笑みで、そんな二人に頷いて見せていた。



其処に、あきらと総二郎の背後には、類から、話しを聞いた司が、其の状況を見詰めていた。



実は、司は、父親の呼び出しの為…。
其の日は、道明寺HDに居たのだった。


で、思ったより、早目に話しが終わったので、つくしに会う為に、司は、英徳学園に向かって居たのだった。


そして、司は、遅れ馳せ乍ら、つくしを拉致る為…。
放課後に成る様な時間に、F4ラウンジに顔を出して居たのだった。


だが、其処に居たのは、類だけだった。


「よぅ~、類。
 今は、類だけか?
 皆は、如何した…?」
「えっ、司…?
 今日は、遅かったんだね?
 うん、今ね、つくしちゃんとあきらと総二郎は、つくしちゃんの友達を助けに行ってる
 よ。」
「はぁ~??
 何が遭ったんだ?」


で、類は、司に、自分自身(類自身)が、知る限りの事を話しして聞かせていた。


「じゃあ、俺も、高校校舎裏に言って来るわ‼」


で、司も、高校校舎裏に向かっていた。



で、高校校舎裏での出来事を、つくしとあきらと総二郎の背後から見ていた司だったのだ。


そして、『リリーズ』の3人組が、其の場を後にしたのと同時に、司はつくしに近付いて、背後からつくしを抱き締めてしまった。


司も咄嗟の出来事で…。
自分自身で、起こした行動なのに…。
此の自分自身の行動を理解出来ずに居た司だった。


其の司の行動を見て居た総二郎は、苦笑いしかなかったが…。
あきらは、驚愕で、思わず、司に声を掛けてしまって居た。


「司…?
 お前、俺の妹に何してんだ?」


司は、謝り乍らも、未だ、つくしを抱き締めたまま離せずに言って居た。


「おお、思わず…すまん‼
 つくしが、カッコ良かったから…よ。
 労いの言葉を掛けるつもりだったのに…よ。
 如何も、気持ちが先行してしまった…らしい。」


其処は、総二郎も、同調していた。


あきらは、総二郎の口笛は、“余計だ‼”と、思っていた。
が、何故だか?
其処は、総二郎に何も言えずに居たあきらだった。


「ヒュー!
 まあ、確かに…よ‼
 つくしちゃん…。
 カッコ良かったぜよ‼」


つくしは、総二郎からの労いの言葉は、スルーしてまでも、いい加減、司に離れて欲しかった。


だが、一応、お礼だけは伝えたつくしだった。


「道明寺さん、西門さん、お褒め、有り難う御座います‼
 でも、道明寺さん…。
 早く、私から、離れてもらえます…?」


司は、離れたくなかったが、仕方なく、つくしから離れていた。



その全てを見ていた桜子は、優紀の顔を見乍ら、苦笑いをしていた。


更に、桜子は、司への想いは、抹消する決心をしていた。



其の桜子の様子を、偶然、見ていたのが、あきらだった。



何故か、あきらは、桜子の顔付きに、憂いを感じていた。
という寄り、あきらは、桜子に対して、気不味さを感じていた。


あきら自身も、何故、気不味さを感じてしまうのかは、分からずに居た。


唯、そんな桜子の様子を見て居たあきらは、“桜子は、多分、司が、好きなのだろう…な‼”と、直感で感じていた。


司は、あきらにとって、妹で在る つくしの事が好きだった。
其れは、司の幼少期の頃から…だった。


そんな桜子に対して、申し訳無さが残る あきらだった。


あきらにとって、其の事が分かって居るからなのだろうか?
あきらは、そう思うも、そう思う自分自身に、違和感を感じていた。


何故、そう思ったのか?
全く、分からないあきらが、其処には、居たのだった。


そんな、あきら自身が、あきら自身に違和感しか残らなかったのだから…。

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