tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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兄妹物語【あきら&つくし兄妹】…<ALL CP>  15.




そして、そんな日から、数日後の或る日…。


あきらは、一人で、F4ラウンジに居て、妹のつくしを待って居た。


何故か…?
其れは、司からの、強い要望が有ったからだった。


だが、結局、あきらは、一人で、つくしを待つ羽目に成って居た。


其の日の司とあきらは、元々、F4ラウンジで待ち合わせしていた。



だったのだが…。
其の日、日本に帰国して帰って居た司の父親で在る 道明寺HD 会長の保が、また、司を呼び出して居た。


その為、其の日、保に呼び出されていた司は、午後から、道明寺HDに向かって居た。


で、あきらは、司からキャンセルを喰らったという訳だった。



また、其の日の類は、類の父親で在る 花沢物産 社長の孝の仕事に、元々、付き合う事に成って居た。



また、其の日の総二郎も、元々、茶会が催される事に成っており、家元に同行していた。




なので、あきらは、一人で、F4ラウンジに居たのだ。



其れに、あきらと会った其の後の司は、つくしを拉致る事が予想されて居たあきらだった。


何故なら、つくしを拉致りたいという欲望の有る司は、あきらにつくしとF4ラウンジで待ち合わせをさせて、司は、つくしを拉致るつもりなのは、あきらには、お見通しだったのだ。


所謂、司が、あきらとF4ラウンジで待ち合わせする事は、司が、つくしを拉致る為の口実だったという訳なのだ。


だから、あきらは、元々、約束をしていた年上彼女(勿論、『マダム』)と、其の(司がつくしを拉致った)後に、会う事に成って居た。


だが、あきらが、元々、約束をしていた年上彼女(勿論、『マダム』)にも、旦那が、海外赴任から帰国して帰って来たという事情に寄り、あきらは振られた。


なので、現在のあきらは、『Single(=フリー)』という訳だったのだ。


なので、あきらは、一人寂しく、此の日は、F4ラウンジに居たという訳だった。


其れは、あきら事情に寄るモノだった。


しかも、つくしは、中々、F4ラウンジに現れる様子が無かった。



で、あきらしか居ないF4ラウンジに、またもや、早目に授業が終了して居たという桜子が、F4ラウンジに、早目に来て居た。


桜子が、あきらに訊いて来た。


「えっ??
 今日は、美作さんしかいらっしゃらなかったんですね。
 お珍しいですわ。」
「ああ。
 そうだな。
 偶々、だな。
 つくしも、まだ、みてぇ出しな。」
「そう何ですね。
 先輩と優紀さんが、お見えに成る迄、ご一緒して、宜しかったですか?」
「ああ。」



あきらは、そう言っては視たモノの…?
此の間の件が在って以来、あきらは、何か、桜子とは、目が合わせ辛く成って居たのだった。


其の事は、桜子も気付き始めていた。


てっきり、桜子は、“美作さん(あきら)から嫌われている。”と、思って居たし…。
そう感じ始めて居たのだった。


所謂、桜子は、勘違いをし始めて居たのだ。



そんなあきらと桜子は、話しをする訳でも無く、どの位の時間が経ったのだろうか?


あきらと桜子は二人で、F4ラウンジに、話しをする事も無く、一緒に居たのだ。


其れでも、桜子は、つくしと優紀が、F4ラウンジに来る事を待って居た。


つくしと優紀が、F4ラウンジに来るまでの間、あきらと桜子の間には、気拙い空気が漂っていた。



其処に、つくしが…。
少し遅れて、優紀が、F4ラウンジに、それぞれ、入って来た。



そして、つくしも優紀も、F4ラウンジに入った瞬間、此の異様な、空気感を感じ取っていた。


つくしは、兄 あきらの顔の表情に…。


優紀は、はとこの桜子の蟠りが在りそうな顔の表情に…。


つくしと優紀のそれぞれは、あきらと桜子の何か、底知れぬ違和感を感じ取っていた。



つくしが、あきらと桜子の二人に声を掛けた。


「お兄ちゃま…?
 桜子と…二人だけ…?」
「ああ。」


桜子は、頷いただけだった。


「そう何だ。
 珍しいね?」


あきらは、つくしの言葉に相槌を打って居た。


「だな。」


其処からは、話しが進まなかった。


遅れて来た優紀がF4ラウンジに入って来ても、同じ事だった。



つくしと優紀は、此のF4ラウンジの空気感に居た堪れずに居た。


“何が、如何成って居るの?”と、心の中で、それぞれ、叫んでいたつくしと優紀だった。


つくしと優紀は、それぞれ、顔を見合わせて、苦笑いをする事しか出来ずに居たのだった。



此の日の此の後は、取り敢えず、つくしと優紀と桜子だけで、カフェテリアで、過ごす事に成った。


あきらは、気不味さから、仕方なく、(美作)邸に戻る事にした。



そんな日から、数日後…。
また、同じ場面につくしと優紀は遭遇した。


だが、あきらは、或る毎に桜子に声を掛ける様に成って居たので、あきらにとっては、意図的な場面だったのだ。


そして、あきらは、何故か、其れ以降、桜子を意識する様に成って居た。

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