tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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有り得ないっつーの‼…<つかつく>  12.




<司side>


こんな風に、言われたつくしは、困るよな。


でも、俺は、つくしを傍に置いて於きてねぇんだよ‼


分かれよ、つくし‼



それから、俺とつくしの小競り合いが、どれ位ぇ続いただろうか?


お互い、中々一歩も引かねぇで居た。
勿論、俺自身も、“つくしの言い分に負けたくねぇ‼”と、中々、後に引けねぇ俺様が居て…。


如何しても、俺は、一歩も譲る気が起きなかった。


俺とつくしが、まだ、遠恋の頃の付き合って居た時を彷彿とさせる様な状態が続いて居た。



そう思って居たのだが…。
ふと、俺は、気が付いた。


“今、プロポーズして、つくしを雁字搦めにして遣れば良いんだ‼”と…。


そう思うと、何だか、気持ちが晴れて来た。


そして、俺は、つくしに言って遣った。


「分かった。
 フランスに渡仏する事を許して遣る。
 その代わり、俺との婚約を了承しろよ‼」
「へっ??」


俺からの急な了承の言葉に、つくしの声は、上擦っていた。


「俺は、お前を愛してんだよ‼
 何の為に、イギリス支社の転勤辞令を親父に頼んでまで、お前の居るイギリスに渡英し
 て来たと思って遣がんだ。
 しかも、お前がピンチの時に、態々、日本に出張願いを親父に出してまで、俺が、何
 故、日本に帰国したんだと思ってんだ?
 其れも、此れも、全て、お前を俺の手中に収める為だろ‼」
「………」


つくしは、俯いたまま、何も、言えねぇみてぇだった。


其れ処か?
未だに、顔を上げねぇ。


だから、続けて、俺は、つくしに確認する様に聞いて遣った。


「なぁ、つくしさんよぉ?
 俺の事、如何思ってんだ?
 もう、好きではねぇって事か?」
「………」


つくしは、顔を真っ赤にし始めた。


俺は、“相変わらずだなぁ~。”と、つくしの真っ赤な顔付きを見て、冷静に思っていた。


だから、俺は、強気で、あの時のまま、つくしに訊いて遣った。


「お前、俺に惚れてるだろ?」
「………、はぁ~??
 ねぇ、司…?
 私に何を言わせたいの?」


つくしは、言った途端に、顔を上げて、俺の方を向いて、喧嘩を吹っ掛けて来やがった。


だから、俺は、呆れてしまった。



こいつは、あの時の言葉を覚えてねぇってか?



実は、俺は、俺とつくしが、イギリスに戻って来た空港で、あの雨の時の裏側に在る、本当のつくしの気持ちを訊き出していた。


何故なら、あの雨の俺とつくしの別れた時のつくしの言葉は、つくしの本心でねぇ事を、俺は、タマから、聞かされて知って居たからだった。



其の時、つくしから訊き出した言葉…。
感動的な俺とお前の大切なフレーズを…?
“もう一度…言わせてぇ‼”と、思う俺が居た。


「つくし…?
 俺が、お前に、“お前、俺に惚れてるだろ?”と、訊けば…。
 お前が、俺に答えるフレーズは、決まってんだろ‼
 其れとも何か…?
 “お前は、お前自身が、俺に言った言葉を覚えてねぇ⁉”ってか?」
「あぁ…?
 私に、あの言葉を言わせたいの?」
「ああ。」
有り得ないっつーの‼


つくしは、眉間に皺を寄せ始めて居たみてぇだったが…。


諦めたのか?
言ってくれた。


「惚れてるよ‼
 馬鹿で、我儘で、自己中の道明寺に惚れてるよ‼」


だから、俺は、あの時の様に…。
つくしが言い切るか? or 言い切らねぇか?
微妙な状況の究極の合間に、俺は、こいつの腕を引っ張って、引き寄せて、抱き締めた。


そして、あの時と同様にkissをした。


唯一、あの頃と違ぇ事は、あの時のkissよりも、大人のkissだったって事位ぇか?


それと、赤く光っていた夕日の下では無かったという事だけか…?



そして、俺は、こいつにプロポーズした。


「もう、俺は、お前とは、離れる事は、出来ねぇ。
 『牧野つくし』さん…。
 俺と結婚して下さい‼」


『simple』なのが、“女は、一番、グッとくる”と、姉ちゃんが言って居た。


だから、姉ちゃんのアドバイスに従い、俺は、こいつに、『simple』なプロポーズをした。


涙を流し始めたこいつ…。
俺は、そんなあいつの頬に流れる涙を、俺の右手の親指で、拭って遣った。



そして、こいつは、負けじと、俺に、あの頃の言葉を俺に言ってくれた。


「私が、幸せにして上げても良いよ‼」


だから、俺も言って遣った。


また、此処から始めれば良いんだから…。


「宣戦布告だな‼
 遣ってもらおうじゃねぇか⁉」


俺と、つくしは、額と額を引っ付けて、見詰め合って笑い合った。


そして、つくしは、俺のプロポーズを受け入れてくれた。




<実は、“何かヒントは無いかぁ~⁉”と…、『花男』ドラマを見返して居た所。
 あの名言に行き着きました。
 実は、神尾葉子先生の『花より男子』の漫画のあの雨の名場面シーンとドラマの空港で
 のあの名場面シーンを融合させて…二次小説ネタにさせて頂いております。
 ですが、其処は、二次小説ネタとして、お許し下さいませ。
 関係者各位 様、『花男』fanの皆様、勝手をお詫び致します。
 申し訳御座いません。              記載日  2019.2.4
                       追加記載日  2019.11.10>


<『輝きの中へ…<つかつく>  まえがき』の文面にも、『有り得ないっつーの‼…<
 つかつく>  12.』を、6月~7月に掛けて投稿させて頂く旨を、記載させて頂きま
 したが…。
 此方sideの勝手な都合により、10月31日~11月に掛けての投稿と成っております事を
 お詫び申し上げます。
 尚、『輝きの中へ…<つかつく>  まえがき』の詳細は、下記をご参照下さいませ。
                         記載日   2019.6.2>


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