有り得ないっつーの‼…<つかつく> 15.
<つくしside>
お義父様は、微笑んでくれて、返事を返してくれた。
「まあ、肩苦しい挨拶は、無しにしよう。
もう、つくしさんとは、家族同然だろ?
其れに、私は、つくしさんに、お礼を言いたかったんだよ。
司を『男』にして遣ってくれて、感謝して居るよ。」
つくしは、首を横に振って、答えていた。
「いいえ、私の方が、司さんに支えて頂きました。
また、司さんとの復縁を賛成して下さって、感謝申し上げます。」
お義父様は、司の方を見て、了承して下さった。
「司が、つくしさんを苦しめた時は、何時でも、私に言って来なさい。
椿を通じてでも良いから…。」
司は、間髪入れず、お義父様に言い返していた。
「そんな事するかよ。
やっと、手に入れたんだからよ。
俺は、今が一番、幸せだわ‼」
「そうか?
其れは、良かったな?」
そして、お義父様は、私の方を向いてお話し下さった。
「つくしさん、司を此れからも、宜しく頼んだよ‼」
「はい。
此方こそ、宜しくお願い致します。」
そして、其の日は、其のまま、私の実家で在る 牧野家に向かった。
そして、当然乍ら…。
パパとママの了承が得られた。
そして、私だけでは無く、優紀と桜子の知らない所で、司と西門さんと美作さんの相談の結果…。
来年迄の一年以内に、私達 3組のCPは、挙式・披露宴をしようという事に成ったらしい。
そして、挙式・披露宴の順番に関しては、F2&T2が、私達を待って居てくれた事から、今回は、司が身を引いたらしい。
そして、F3で相談した結果…。
西門さんと優紀➡美作さんと桜子➡司と私の順番と成ったらしい。
“あの司が、素直に身を引く事が、良く出来なぁ~。”と、私は、感心していた。
で、同じ年の一年以内の内に籍を入れる事に成り、結婚式・披露宴を行う事と成った。
まあ、当然と言えば、当然な筈だけど…。
既に決まって居る挙式・披露宴の順番に関しては、本当の事を言うと、司自身、相当、不満らしい。
だから、私は、“やっぱり~。”と、思うしかなかった。
で、挙式・披露宴の順番が決まってから…。
不満たらたらの司を、私自身、説得する事に必死だった。
そんな子供な司は、“入籍だけは、F2&T2よりは、先に入れて遣るから…な。”って、F2に宣言していた。
其処は、F2も、了承した。
「司が、挙式・披露宴の順番だけでも、身を引いた事が奇跡だから…。
其処は、自由で良いんじゃねぇか?」
と、西門さんは、言って居た。
其れには、美作さんも了承せずには居られなかったみたい。
如何も、美作さんは、西門さんにお株を奪われた状態に成ったみたいだった。
「まあ、そうだな‼」
“だから、美作さんも、西門さんの意見に了承するしか無かったのかも知れない。”と、私は、思っていた。
そう言わざるを得ない美作さんが、其処に居た事は、言うまでも無かったみたいだったが…。
という事で、私達 T3は、一年以内に、挙式・披露宴が、それぞれ、行われる事に、T3は異論はなかった。
強いて言う成れば、優紀と桜子には、待たせて申し訳ないと思う私が居るだけだった。
“優紀と桜子に言いたい‼”と、思った私は、優紀と桜子に声を掛けていた。
「待っててくれて、有難う‼
此れからも、宜しくね‼」
そして、司と私は、年末も忙しいと思われる、私の『Birthday』で在る 12月28日に、挙式・披露宴を執り行う事に成った。
司は、言って来た。
「どうせ、F3&T3の式の中で、最後に執り行うんだから…。
つくしの『Birthday』に式を行う事は、ぜってぇだかんな‼」
と、大騒ぎ‼
で、仕方なく、お義父様も、了承下さった。
で、司と私は、幸せに成る為に…。
司と私は、幸せへの入り口に、今、立ったのだった。
司と私の入籍は、司が、F2に宣言した通り、直ぐにでも、司は、入籍したかったらしいが…。
年明けて、司の『Birthday』で在る 1月31日に、入籍を済ませる事に成った。
所謂、既に、入籍済みという形での挙式・披露宴だったのだ。
だから、やっと、司と私は、幸せに成れたのだった。
fin
<此の二次小説『有り得ないっつーの‼…<つかつく> 15.』の『fin』は、短めで、
申し訳御座いません。>