tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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輝きの中へ…<つかつく>  1.




<本日、amiの二次小説ブログ『tukatuku-inoti』が、1周年を迎える事に成りました。
 読者様、皆様のお陰様でございます。
 1周年記念の二次小説を投稿させて頂きました。
 お楽しみ頂けましたら、幸いです。
 宜しくお願いします。>



【プロローグ】


牧野つくし 28歳  英徳大学付属病院 内科医


つくしは、実は、リストラされる様な定職に就かない父親を持ち、パート勤めの母親との両親の間で、産まれ育った。


そして、つくしには、子供の頃は、頼りなかったのだが…。
今では、製薬会社で主任研究員の仕事をする自慢の弟が居る。


“つくしは…。”と、言えば…。
卒業した高校も、大学も、英徳学園だった。


高校も、大学も、つくしは、特待生で入学していた。


なので、特別枠での入学だったのだ。


だから、英徳大学付属病院での勤務医は、お礼奉公の様なものだった。



だから、そんなつくしは、F4の事は知って居た。
如何言う立場の人間で在るのかという事を…。


だから、英徳学園に入学してからの9年間は、一切、F4に拘わらずに過ごして来た。
経った一人を除いては…。


そうなので在る。


実は、類だけは、英徳高校時代に、英徳学園のほぼ誰も使用しない様な奥まった所に在る非常階段で知り合って居たのだ。


しかも、静とも、知り合いだったつくしなのだ。


類を通じて、静を紹介されていたつくしだった。


つくしの初恋は、ご想像の通り、花沢類…その人。


だが、類の思い人は、静…。
また、静の思い人も、類…。


だから、つくし➡類⇔静と言う図式が成り立つのだった。
つくしは、理解して居たのだが…。



だが、其れも、いつしか、類への恋心も、友人としての想いに変貌していた。


類とつくしは、お互い『ソウルメイト』=『心の友』と、認識していた。
所謂、親友だった。


その事も、静には、了承済みだった。



子供の頃は、内向的だった類を立ち直らせたのは、静だけではなく、つくしもだったのだ。


静は、自分自身に無い物をつくしが持って居る事は認識していた。


だから、静は、つくしを可愛がっても居たのだった。



そんな時、つくしは、静の『Birthday party』の出席を頼まれた。


“妹分として、つくしを皆に紹介したい‼”と、静から言われていた。


静は、つくしの『party』の準備も、“私(静)がしたい‼”と、つくしに伝えていたのだった。


如何しようか?
迷っていたつくしだったが…。


類の一言で、出席が、決まった。


「静の頼み何でしょ?
 静にとったら、可愛い『妹』何だから…。
 出席して上げな‼」



そして、つくしは、『party』当日は、プロのエステティシャンに寄って、『スキンケア』から『ボディケア』まで、入念に磨かれた。


そして、その後は、静に寄って、ヘア・メイクが施されて行った。


静は、もし、自分(静)自身に妹が居たら、遣ってみたい事が有ったのだ。


其の一つが、此のシチュエーションだった。


そして、静が着用しなく成った『party dress』の中から、静が選んだ『ソワレ』を着用して、出席する事に成ったつくしだった。


何故なら、つくしが、恐縮して出席しないとでも言わない様に、静の優しさから来る思い遣りだったのだ。



そして、出席者の居る中…。
2階から部屋のほぼ中央に位置する螺旋階段から、静と一緒に降りて来たつくし…だった。


誰もが、感嘆の色を魅せていた。


静は、類の前につくしを連れて来た。


そして、静は、つくしを褒めちぎって居た。


「如何、類‼
 つくしちゃん、大変身でしょ?」


類も、微笑を絶やさずに、つくしに言って除けていた。


「うん、見違えたね。
 似合ってるよ‼
 可愛いじゃん‼」


つくしは、満面の笑みで、お礼を言って居た。


「ほんと‼
 有り難う、類‼」



その光景を見ていた司は、面白く無かった。


実は、司は、高校の頃から、つくしを知って居たのだった。


司は、つくしの此の『満面の笑み』と、誰にも、『屈しない・靡かない』態度に好感を持って居たのだった。


司にとっては、つくしが初恋の相手…。


だが、司は、つくしに声も掛けれずに、英徳高校時代を2年、過ごしてしまい、それっきり、つくしとは、会わずに終わっていた。


何故なら、司は、父親が、過労に寄って倒れた事に寄り、NYの大学の学業と共に、NY本社の道明寺HDにも、拘って居たからだった。


それが、司のつくしへの想いがやっと、報われそうなのに…。
まさかの邪魔者は、司自身の幼馴染で親友だったとは…。


類を排除する事も出来ない苛立ちが、この時の司自身の心を覆い尽くして仕舞っていたのだった。

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