tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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馬鹿だよな、俺…<総優>  16.




<総二郎side>


朝、あきらと桜子が、司から提供されていた、メープルの司のキープの部屋に来てくれていた。


そして、あきらから、諭された俺だった。


「総二郎、覚悟は出来てんだろうな。
 どんなに、親世代から罵倒され様とも、反論はするなよ‼
 お前が仕出かした事だからよ‼」


俺は、素直に、あきらに返答していた。


「ああ、分かってる。
 あきらには、迷惑掛けるよな。」
「あのなぁ~。
 総二郎と俺は、何年の付き合い何だ⁉
 今更だろ(笑)?」
「………、そうだよな。」


俺は、引き攣った顔をしていたかも、知れねぇ。


それでも、あきらも、笑ってくれていた。


桜子は、既に、優紀から、優一郎の世話に関して、説明を受けてくれていた。


だから、俺は、桜子にも、反省の意を込めて、声を掛けていた。


「桜子、悪ぃな。」
「えっ??
 何か、背中に寒気が…(笑)⁉」


桜子は、笑いながら、俺を威嚇して来た。


「あのなぁ~。
 偶に、俺が、素直に成って遣ってんだから…よ。
 俺の気持ちを受け取れよ?」
「重いですって…(笑)‼」


俺は、桜子には、言わずに於いたが…。
内心では、悪態を付いて居た。


“桜子さん…よ‼
 いい加減にしろよ‼”



で、俺と優紀は、優一郎を桜子に預けて、あきらと共に、親父達が居るレストランの個室に向かって居た。



【親世代とあきらと総二郎&優紀が、集まっているレストランの個室にて…。】



<総二郎side>


あきらが先に入って、俺と優紀が、後から、続いた。


如何やら、親世代は、先に来て居て、待って居てくれた様子だった。


あきらが、親世代に声を掛けた。


「遅く成り、申し訳御座いません。」


俺と優紀もあきらに続いて、頭を下げた。


で、親父が、あきらに詫びを入れていた。


「あきら君、今日は、悪いね。
 総二郎の後見人を務めてくれるのかな?」


あきらも、間髪入れずに、答えていた。


「総二郎君とは、長い付き合いです。
 そのつもりで今日は来ました。
 若輩者ですが、おじさん、おばさん…。
 宜しくお願いします。」


親父も、お袋も、頭を下げてくれていた。



あきらの親父さんから、あきらと俺と優紀に、席に就く様に、促された。


で、第一声、あきらの親父さんが声を発した。


「総二郎君、今回の不祥事を説明してもらおうか?」


俺は、神妙な面持ちで話しして居たと思う。


「はい。
 この度の私の不祥事の為に、ご迷惑をお掛けして申し訳ありません。
 私は、優紀さんと再会してから、一切、『女遊び』はして居ません。
 優紀一筋です。
 其れは、此処に居る皆さんにお伝えします。
 ですが、“恋人は居ない。”と、此処に居るあきら君にも、親友達にも、そう言って来ま
 した。
 俺は、優紀さんを『恋人』と、言えなかったんです。
 『西門』という柵に優紀さんを連れ込むという責任を俺は持てなかった。
 なのに、優紀さんとも、別れる事が出来ない。
 俺は、卑怯な男、何です。
 俺が、優紀さんから離れられない理由を、俺は、優紀さんに、“優紀が俺から離れられ
 ないから、一緒に居て遣ってる。”と、優紀さんに言い聞かせても居ました。
 其れなのに、優紀さんが、俺の前から居なく成った時、俺は、漸く分かりました。
 俺が、優紀さんから、離れる事が出来なかったという事を…。
 俺は、情けない男です。
 でも、もう、逃げません。
 俺には、優紀さんと優一郎が居ます。
 俺は、優紀さんと優一郎を手放したくありません。
 身勝手だと、十分過ぎる位、俺には、分かって居ます。
 ですが、如何か、俺にチャンスを与えてもらえないでしょうか?
 宜しくお願いします。」


俺は、深々と、頭を下げた。


その横で、優紀も、頭を下げてくれた。



その時、お袋が、優紀に声を掛けて来た。


「優紀さん、私(わたくし)の孫は、何方に居るのかしら?」


優紀は、お袋から、突然言われた言葉に、一瞬、躊躇して居たが…。
我に返った様に、答えていた。


「道明寺さんのお部屋をお借りして、桜子さんが、優一郎の面倒を見てくれています。」
「そう、此方に、連れて来る様にお伝えして…?
 私(わたくし)は、孫に会いたいのよ‼
 松岡のお母様もそうでいらっしゃいますでしょ?」
「ええ。」


俺のお袋の言葉に、優紀の母親も、頷いて居た。


其処で、あきらが、携帯を取り出し、桜子に連絡してくれるみてぇだった。


「俺が、伝えますよ‼」
「そう、有難う。
 あきら君、宜しくね。」


で、桜子が、優一郎を此のレストランの個室まで、連れて来てくれた。

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