tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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輝きの中へ…<つかつく>  4.





司は、“ビンゴ‼”と、心の中で、叫んでいた。


「其の女医の名前、『牧野つくし』って、名前か?」


椿は、尚も、不思議がった。


今まで、司が、女性の名前をフルネームで覚えて居た事等、無いのだから…。


椿は、首を捻りながら、司に聞いて居た。


「司…?
 『牧野先生』の事、知って居るの?」


司は、気持ちは、つくしの事に馳せていたので、上の空の様に、椿に答えていた。


「ああ。
 『牧野つくし』は、英徳高校時代の俺の1年後輩だ‼」
「じゃあ、面識は在るの?」
「否、ねぇよ‼
 類と静は在るみてぇだけどな‼
 今年の静の『Birthday party』の時、静に支度をしてもらって、牧野は、出席してたか
 らな。
 牧野は、如何も、静のお気に入りらしいわ。」


椿は、思って居た。


此の女医とは、何か縁が在りそうだ…と。


「司…?
 『牧野先生』の事、好き…。
 何じゃないの?」


司は、椿の言葉に驚愕していた。



更に、椿の言葉には、怪訝な顔をしていた司だった。


「何なら、私が、取り持って上げ様か?」


司は、また、椿が、飛んでもない方向に向かう事が怖く感じて、断りを入れた。


「否、そういうんじゃねぇから…?」


誤魔化す事で、精一杯の司だった。



椿は、日本に出来るだけ早く帰国して、つくしに会う事を画策していた。



一方の、司は、西田に日本へ、出張を出来るだけ早く入れる様に画策し始めた。



西田は、この事は、勿論、道明寺HD 社長で在る司の母親 楓にも伝えていた。


また、椿は、楓とタマに司の気持ちを伝えていた。


「司が、お父様の主治医の『牧野先生』の事を好きかも知れない。
 面識が在るのは、多分だけど…。
 高校の時だけみたい。
 でも、司が言うには、面識って言っても、司だけが、一方的に『牧野先生』を知ってい
 るって、感じみたいね…。」



この事を聞いた楓も、また、日本に居るタマも驚愕していた。
“あの、司に恋心を抱いて居た女性が居たのか?”と…?



成らば、話しは早い。


楓は、タマに連絡して、司とつくしを執り成す様に…。
出来るだけ早く『コト』を進める様に、楓は、タマに伝えていた。


そして、楓は、西田に、『例の日本のプロジェクトを司に任せる』旨を伝えた。


そして、“此のプロジェクトが、成功した暁には、『日本支社 支社長』のポストを司に任せる。” 旨を、司に重ねて伝える様にも、楓は、西田に促していた。


そして、楓は、西田に、司の想い人が、つくしの可能性が出て来たと言う事を示唆した。


そして、其れが、本当の事なのかも、合わせて調べる様に、楓は、西田に指示を出した。


もし、その事が本当なら、『一石二鳥』処か?
道明寺HDとしては、『一石三鳥』にも、『一石四鳥』にも成り得る話だと、推測した楓だった。


楓は、先が楽しみだと、思う寄り他無かったのだった。



そして、司は、西田より、楓の言付けを聞かされていた。


「司様、社長より、言付けが御座います。
 “例の日本のプロジェクトを司(様)に任せる。” 旨を仰られていました。
 また、“此のプロジェクトが、成功した暁には、『日本支社 支社長』のポストを司(様)に任せる旨を重ねて伝える様に…。”とも、仰ってお出ででした。」


司は、楓の意向と言う寄り、遣って遣る気満々だったので、了承の意を西田に伝えていた。


「“賜わった。”と、伝えて於け‼」


司は、右の口角を上げて、ニヤッと、笑って居た所を、しっかり、西田に見られている等、露程にも思って居ない司だった。



<4.は、短めで申し訳御座いません。>

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