tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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つくし と ひなのGW【会いたい】…<つかつく>   番外編





<『つくし と ひなのGW【会いたい】…<つかつく>   番外編』は、ひなの夢の中の
 お話しです。
 という訳で、ひなが小学3年生当時に、つくし と ひなとで出掛けた夢の中のシーンの
 お話しが中心と成ります。>



其の年(現在)のGWに入った此の日…。
現在のひなは、自身が小学3年生当時に、実際に、自身の母親で在る つくし と ひなとで出掛けた其の当時の夢を見て居たのだ。


【ひなの夢の中…。
 ひなが、小学3年生に進級した4月の初めの頃の事…。】


つくしは、ひなに訊いて居たのだ。


「ひな…実は、今年のGWは、一日だけ…だけど、お休みを取ろうと思うの。
 ママの其のお休みの日に、“何処か、連れて行って上げる‼”って、ママが言ったら…。
 ひなは、何処に行きたい?」と…。


だからだったのだ。
ひなは、“ママといっしょ(一緒)に行くなら、行きたい所がいっぱい(一杯)ある(有る)から、どうしよう(如何し様)かな⁉”と、考えて居たのだ。
「う~ん⁉」と、ひなは、つくしの前で、大きく首を捻り乍ら…。


其処で、ひなは、“ピクニックとか、どうぶつえん(動物園)もいい(良い)けど…。”と、思い乍らも、考えが固まった様で、つくしに懇願し始めたのだ。


「やっぱり、ゆうえんち(遊園地)が良い‼」と…。


だからだったのだ。
そんな風に、自身の娘で在る ひなから懇願された此の時のつくしは、自身の娘で在る ひなに了承の意を伝えるのだった。


「OK‼
 遊園地…ね。
 ひな、楽しみにして居てね。」と、此の時のつくしは、にこっと、笑い乍ら…。


だからだったのだ。
此の時のひなも、自身の母親で在る つくしに、にこっと、笑い乍ら、「うん。」と、返答して居たのだ。



そして、其のGWの日が遣って来たのだ。
此の日のひなは、興奮気味…だったのだ。


正確に言うと…。
ひなは、昨夜の夜から、中々、寝付けない程、興奮状態…だったのだ。


そして、ひなは、自身の母親で在る つくしと離れる事無く、電車に乗る時も、遊園地の中に居る間も、ずーっと、二人、手を繋いだまま…だったのだ。



【実は、其の後、遊園地に着いたつくし と ひな母子…。
 終始、笑顔が絶えない自身の娘で在る ひなのそんな顔付きを、ずーっと、傍で、観て居 
 た此の時のつくしは、思って居たのだった。


 “良かった。
  ひなの笑顔を観る事が出来て…。”と…。


 実は、此の頃のつくしは、既に、自身の身体の中の異変に気付き始めて居たのだ。


 だからこそ…。
 “此れが最後かも知れない。”と、此の当時のつくしは、自身の娘で在る ひなを連れ出す
 事にして居たのだ。
 『GW』という絶好なチャンスを逃す事無く…。】



そして、ひな自身、前々から、“ゆうえんち(遊園地)に行ったら、乗りたい‼”と、思って居たアトラクション(遊具)に一目散に向かうのだった。


勿論、此の時のひなは、自身の母親で在る つくしの手を繋いだまま…。
自身の母親で在る つくしを引き摺るかの如く、あちこちと連れ廻して居たのだった。



【実は、此の時のつくしは、自身の娘で在る ひなのそんな嬉しそうな顔付きを観て居て、
 更に、つくし自身も嬉しく成り、終始、笑顔…だったのだ。


 実は、自身の娘で在る ひなのそんな嬉しそうな顔付きは、行動にも表れて居たのだ。


 だからこそ…。
 此の時のつくしは、自身の娘で在る ひなの言い成りに成り、自身の娘で在る ひなから
 の誘導の下、自身の娘で在る ひなに引き摺られる振りをし乍らも、何処にでも、一緒
 に、就いて廻って居たのだ。


 だからだったのだ。
 此の日のひなは、ご満悦…だったのだろう。】



そして、此の日のひなの乗ったアトラクション(遊具)は…。
先ず、『コーヒーカップ』に始まり、『メリーゴーランド』…。
そして、『観覧車』・『ゴーカート』・『空中ブランコ』に乗ったのだ。
そして、『迷路』にも入ったのだ。
そして、最後の最後に、(子供用)ジェットコースターにも乗ったつくし と ひな母子…だったのだ。


実は、此の日のつくし と ひな母子は、遊園地が開園する時間から閉園時間近く迄…遊び廻って居たのだった。


なので、此の日のひなにとって、“こんなに楽しい日は、初めてかも…。”と、思って居た程…だったのだ。



【だからだったのだろう。
 此の時点で、現実のひなは、泣き乍ら、夢を見て居たのだ。


 何故なら…。
 其の当時のひなが、自身の母親で在る つくしとの生活の中で、(現在のひなが覚えて居
 る中では)一番、幸せな時間を過ごして居たから…だったのだ。


 だからだったのだ。
 現実のひなは、泣き乍ら、夢を見て居たのだろう。】



そして、帰る時間が近付き、つくしは、自身の娘で在る ひなに声を掛けるのだった。


「ひな…そろそろ、帰ろうか?
 もう直ぐしたら、辺りも暗く成って来るし…。」と…。


其処で、ひなは、初めて、自身の母親で在る つくしに愚図り始めるのだった。


「えっ、もう、帰るの?
 まだ、明るいよ。
 もう少し、ここに(此処に)いたい(居たい)けど…ママ、ダメ?」と…。


だが、此の時のつくしは、心を鬼にして、自身の娘で在る ひなに言って除けるのだった。


「もう直ぐしたら、閉園時間に成るし、其れに、何時(いつ)迄も、此処に居る訳にはいか
 ないでしょ!
 だから…暗く成る前に、そろそろ、帰ろう‼」と…。


だからだったのかも知れない。
此の時のひなは、悲しそうな顔付きをするのだった。



【実は、そんな悲しそうなひなの顔付きを観た此の時のつくしは、そんなひなを初めて見た
 のだった。


 だからだったのかも知れない。
 此の時のつくしは、自分自身も、悲しく成るのだった。


 だが、勿論、何時(いつ)迄も、此処に居る訳にはいかないのだ。


 何故なら…。
 閉園時間も近付いて居たのだから…。】



そして、其の後のひなは、自身の母親で在る つくしの言う通りにするのだった。


何故なら…。
本当に、辺りが暗く成って来たから…だったのだ。


そして、其の帰り道、ひなは、疲れたのか?
電車に乗って居る間のひなは、ずーっと、自身の母親で在る つくしに凭れたまま、眠って居たのだ。
実は、其の日のひなは、初めて、自身の母親で在る つくしに凭れたまま、眠って居たのだ。


だからだったのかも知れない。
此の夢の中に出て来たひなは、幸せを感じて居たのだ。



【実は、現実のひなが観て居た夢は、此処迄…だったのだ。


 だからだったのだろう。
 朝、目を覚ました時のひなは、其の頃のひなの当時の気持ちに成って居たのだ。


 何故なら…。
 其の約1年後には、自身の母親で在る つくしが倒れてしまったから…だったのだ。


 だからだったのかも知れない。
 其の当時の自分自身の気持ちに戻って居た現在のひなは、涙を止める事が出来無かったの
 だ。



 だからだったのだ。
 時間に成っても、中々、ダイニングルームに現れない自身の娘で在る ひなの様子が気に
 成って如何し様も無い此の日の司は、自身の娘で在る ひなの部屋に向かうのだった。
 そして、自身の娘で在る ひなに声を掛けるのだった。


 「ひな、如何した?」と…。


 だからだったのだろう。
 此の時のひなは、自身の父親で在る 司に返答するのだった。


 「うん、分かってる。
  直ぐ、行くね。」と…。


 だが、更に、涙声の自身の娘で在る ひなに声を掛ける司…だったのだ。


 「ひな、泣いてんのか?
  何が有った?」と…。


 だからだったのだ。
 此の時のひなは、“パパに心配を掛けて居るよね?”と、思った事で、自身の父親で在る 
 司に、正直に、話しし始めるのだった。


 「違うの、夢を見たの。
  小学3年生に成ったばかりの当時の私が、GWの日に、ママと一緒に行った時の遊園地
  の夢を…。
  だから…ね。
  心配し無くても良いよ。」と…。


 そして、其の後のひなは、其の夢の内容を自身の父親で在る 司に訊かれて居たのだ。


 「俺に其の話しを詳しく教えろ‼」と…。


 だからだったのだろう。
 此の日のひなは、仕方無く、自身の部屋の中に自身の父親で在る 司を入れて、其の夢の
 話を、自身の父親で在る 司に話しして聞かせて居たのだった。
 そして、そんな話しを自身の娘で在る ひなから聞いた此の時の司は、辛く成って来たの
 だ。


 何故なら…。
 此の時の司には、分かって居たのだ。


 『其の当時のつくしには、既に、分かって居たのだろう。
  自分自身の身体に異変が起こって居る事を…。』と…。


 だからこそ…。
 “其の当時のつくしは、自分自身の身体が辛いにも関わらず、(自身達の娘で在る)ひな
  を遊園地に連れて行ったのだろう。”と、此の時の司は、思って居たのだ。


 だからだったのだ。
 “其れも含めて、全て、俺の責任だよな。”と、更に、思って居た司…だったのだ。


 だが、此の時の司は、自分自身の気持ちを自身の娘で在る ひなに悟られない様に、必死
 で、隠して居たのだ。
 返答に成って居ない様な言葉を言い乍ら…。


 「そういう事だったのか…。」と…。


 だからだったのだ。
 此の時のひなは、そう自身に言って来た自身の父親で在る 司に、下を向いたまま、頷い
 て居たのだった。


 何故なら…。
 此の時のひなは、其の当時の話しをし乍らも、ひなはひなで、また、涙が溢れて来たか
 ら…だったのだ。】




fin

Close to you~お前の傍に~…<つかつく>  31.




<此の二次小説『Close to you~お前の傍に~…<つかつく>  31.』の中に出て来る一
 部の言葉に、不快に思われるやも知れない言葉が入って折ります。
 また、少し、重たく成る様なシーン(テーマ)が出て来ますが、重要な場面ですので、省
 く事が出来ません。
 了承の程、宜しくお願い致します。>



【『Close to you~お前の傍に~…<つかつく>  29.』 と 『Close to you~お前の傍
 に~…<つかつく>  30.』のエピローグ <つくしの中で発覚した事>】


現在のつくしが入院して居る病院は、実は、つくし達 牧野家の家族が事故に遭った場所に程近い郊外の病院…だったのだ。


だからだったのだ。
滋 と つくし姉妹の母親で在る 大河原夫人は、自身の娘達で在る 滋 と つくしに提案するのだった。


「滋 と つくしに提案が有るのよ。
 此処は、東京の郊外に在る 病院なのよね。
 実は、此処迄、通うにも、時間が掛かるのよ。
 其れに、つくしの容態も安定して来た事だし…。
 そろそろ、(大河原)邸に近い病院に転院し無いかしら?」と…。


だからだったのだ。
此の時の滋 と つくしは、お互いの顔を見合わせて頷き合った後、自身達の母親で在る 大河原夫人の提案に了承するのだった。
其処で、滋が代表かの様に、自身の母親で在る 大河原夫人に返答するのだった。


「そうだよね。
 其の方が良いのかも…ね。
 だから…さ。
 優紀 と 桜子にも伝えて置くよ。」と…。


だからだったのだ。
其の後の滋は、つくしの転院先が決まった後に、此の件についても、此れ迄と同様に、優紀 と 桜子に報告して居たのだった。



実は、つくしの意識がはっきりして来た時に、つくしは、自身が気に成って居た事を、滋に訊いて居たのだ。


「私は、何故、此処(病院)に入院して居るの?
 私は、何の病気で、此処(病院)に入院して居るの?」と…。


だからだったのかも知れない。
実は、そんな風に、つくしから訊かれた此の時の滋は、咄嗟に、つくしに言って除けて居たのだ。


「つくし専属のSPが言うには…ね。
 つくしは、出掛けて居た先で、事故を見て、倒れたらしいの。
 だから…ね。
 此の病院に運ばれたという訳なの。」と…。



実は、滋からのそんな言い分に、滋 と 優紀と一緒に、其の場に居た此の時の桜子には、そんな話しだけで、つくしが理解するとは、とても、考えられなかったのだ。


だからだったのだ。
此の時の桜子は、思って居たのだ。


“先輩は、滋さんからのそんな話しを信用するんでしょうか?”と…。


だが、此の時のつくしは、意外にも、滋からのそんな言い分を信用するのだった。


「そうだったんだぁ~。」と…。


だからだったのだ。
此の時の桜子は、更に、思って居たのだ。


“先輩も先輩ですけど…。
 滋さんも滋さんですわ。”と…。



実は、滋 と つくし姉妹の両親で在る 大河原社長 と 大河原夫人は、自身達の娘で在る 滋が、つくしから訊かれた事で、咄嗟に、つくしに言ってしまった話しについて、既に、自身達の娘で在る 滋から聞いて知って居たのだ。


だからこそ…。
滋 と つくし姉妹の母親で在る 大河原夫人は、つくしの転院について、自身達の娘で在る 滋 と つくしに話し出来て居たという訳…だったのだ。


なので、此の時の滋 と つくしは、自身達の母親で在る 大河原夫人からの提案に了承したという訳…だったのだ。



そして、其の後のつくしは、転院先も決まり、漸く、大河原邸に近い病院に転院する事と成ったのだ。


だが、其処で、つくしの中で発覚した事が有ったのだ。


其れは、実は、つくしの中でトラウマ(心理的ストレス もしくは、心的外傷=心的外傷後ストレス<PTSD>)に成って居たという事…だったのだ。


其のつくしのトラウマとは…。
つくし達 牧野家の家族が乗った車が事故に遭ったという事で、『車』という乗り物自体、【つくし自身、乗車する事が出来ない。】と、言う事が分かったのだ。



だからだったのだ。
いざ、リムジンに乗車し様として居たつくしは、車椅子に座ったまま、其の場で意識を失って、車椅子に座り乍ら、倒れてしまったのだ。


最初、つくしと一緒に其の場に居た滋 と つくし姉妹の両親で在る 大河原社長 と 大河原夫人…そして、滋は、そんなつくしを見て居ても、何が起こったのか?
全く、訳が分からない状況…だったのだ。


だが、其の場に居たつくしの主治医は、そんなつくしの状況を観て、滋 と つくし姉妹の両親で在る 大河原社長 と 大河原夫人…そして、滋に話しし始めるのだった。


「今の状況では、つくしさんを転院させる訳にはいかないでしょう。
 取り敢えず、一旦、病室(特別室)に戻って、様子を見る事にしましょう。
 つくしさんは、『車』に乗車する事自体…『PTSD』に成って居る可能性が有ります。
 あれだけの事故に遭われて居るんです。
 無理も無いと言えるでしょう。」と…。



そして、其の後、つくしと共に、つくしの病室(特別室)に逆戻りした大河原家の面々 と つくしの主治医では有ったのだが…。
更に、点滴等のつくしの処置が終了した後…。
つくしの主治医からの誘導の下、つくしの病室(特別室)の隣に在る 『会議室 兼 家族の寝泊まり可能と成る別室』の中に入った大河原家の面々…だったのだ。


そして、其処で、滋 と つくし姉妹の母親で在る 大河原夫人は、つくしの主治医に訊くのだった。


「『PTSD』とは、如何言う症状の事を言うんですの?」と…。


だからだったのだ。
此の時のつくしの主治医は、そんな風に、自身に訊いて来た滋 と つくし姉妹の母親で在る 大河原夫人だけでは無く、滋 と つくし姉妹の父親で在る 大河原社長…。
そして、滋に向けても、話しし始めるのだった。


「『PTSD』とは、『心的外傷後ストレス』の事を言います。
 『心理的ストレス もしくは、心的外傷』と、言えば、お分かり頂けますか?
 簡単に言えば、『トラウマ』と、言えば、お分かり頂けると思います。
 云わば…。
 『PTSD』とは、トラウマと成る圧倒的な出来事…。
 所謂、外傷的出来事を経験した後に始まるケースが非常に多いと言われて居ます。
 所謂、日常生活に支障を来たす(きたす)様な不快な反応の事を言います。
 つくしさんの場合には、現在、過去の記憶が無い状態ですので、本来なら、『PTSD』に
 成るケースは、非常に少ないと言えると思いますが…。
 つくしさんの潜在意識の中に、事故の記憶が残って居るのかも知れません。
 と言う事は、つくしさんの脳の中で、【『車』という乗り物は危険】と、判断されて居る
 可能性が有ります。」と…。


だからだったのだろう。
此の時の滋は、“そんな事って…有っても良いの?”と、思い乍ら、涙を流して居たのだ。
そして、そう思い乍らも、其の件に関して、つくしの主治医に訊き始めるのだった。


「と言う事は、此れからのつくしは、一生、【『車』という乗り物には、つくし自身、乗車
 する事が出来ない】という意味ですか?」と…。


だからだったのだ。
此の時のつくしの主治医は、そんな風に、自身に訊いて来た滋だけでは無く、滋 と つくし姉妹の両親で在る 大河原社長 と 大河原夫人にも、正直に、話しし始めるのだった。


「そういう可能性が高いと思います。
 もし、其のトラウマを克服させ様とする成らば…。
 リハビリして行く必要性が有るという事です。
 だが、其れには、過去の記憶を取り戻す可能性も有ります。
 何方が良いのか?
 今後、ご家族でお考え頂く必要が有ると思います。」と…。


だからだったのだ。
此の時の滋は、自身の両親で在る 大河原社長 と 大河原夫人に叫ぶのだった。
其れは、つくしの病室(特別室)の隣に在る 『会議室 兼 家族の寝泊まり可能と成る別室』の中にて、轟く様な声…だった事は言うまでも無かったのだった。


「其れは、絶対にダメだよ‼
 もし、(つくしが)リハビリしたら、つくしが過去の記憶を取り戻すかも知れないんだよ
 ね?
 だったら、絶対にダメ‼
 つくしが過去の記憶を取り戻したら、絶対に、陸(ろく=碌)な事には成らないんだか
 ら…。
 良い事…何て、絶対に、起きないんだから…さ。
 後悔する事が落ちだよ。
 だからこそ、つくしの為に、(つくしが)リハビリする必要無いから…ね。」と…。


此の時の滋自身、其れは、まるで、自身の両親で在る 大河原社長 と 大河原夫人に対して、“もう、決まってる話し‼”と、言いた気…だったのだ。



だが、滋 と つくし姉妹の両親で在る 大河原社長 と 大河原夫人にしても、つくしの記憶が戻ってしまう可能性が有るので在れば…。
態々、“リハビリする必要は無いだろう。”と、考えて居た事も、また、事実…だったのだ。


だからだったのだろう。
此の時の滋 と つくし姉妹の両親で在る 大河原社長 と 大河原夫人は、自身達の娘で在る 滋に言って除けるのだった。


勿論、滋 と つくし姉妹の父親で在る 大河原社長が、自身の妻で在り、滋 と つくし姉妹の母親で在る 大河原夫人の想いも乗せて話しして居た事は言うまでも無かったのだ。


「もし、(つくしが)リハビリして、つくしが過去の記憶を取り戻してしまう可能性が有る
 のだったら、態々、リハビリし無くても良いだろう。
 家族で、つくしを支えて遣れば、良いだけの事だ。」と…。


だからだったのだ。
此の時の滋は、そんな風に、自身に言って来た滋 と つくし姉妹の父親で在る 大河原社長からの話しを聞いて、ホッとするのだった。



そして、其の後の滋は、此の件に関しても、此れ迄と同様に、優紀 と  桜子に話しするのだった。




<此の二次小説『Close to you~お前の傍に~…<つかつく>  31.』の中に出て来る
 『PTSD』に関してですが…。
 (何度もお伝えして折りますが)私共は、医療従事者では有りません。
 ですので、『PTSD』について、メディア等で見聞きして居るだけで、詳しくは、何も理
 解されて居ない可能性も有ります。
 ですので、今回は、インターネットで調べた事を記載させて頂きました。
 所謂、知ったか振り状態にも関わらず、ブログに記載致して折る状況です。
 其れ故、もしかしたら、間違えたまま、記載致して折る可能性も有るかも知れません。
 ですが、此処は、『二次小説の世界』と、スルーして頂けましたら、幸いです。
 了承の程、宜しくお願い致します。>

Close to you~お前の傍に~…<つかつく>  30.




<此の二次小説『Close to you~お前の傍に~…<つかつく>  30.』の中に出て来る一
 部の言葉の中に、不快に思われるやも知れない言葉が入って折ります。
 了承の程、宜しくお願い致します。>



其の後のつくしは、順調に、回復して居る事から、ICU➡一般病棟に移ったのだ。


勿論、つくしの病室は、VIPルーム…。
所謂、特別室…だったのだ。



そして、依然として、つくしの記憶は回復して居なかったのだ。


だが、“滋は、其の方が良い。”と、思えて居たのだ。


何故なら…。
もし、つくしの記憶が、今、戻ってしまったら…。
つくしの本当の家族で在る 牧野家の中で、自分一人だけが一命を取り留めた事を後悔する事が目に見えて居たから…だったのだ。


もしかすると、“申し訳無い。”と、つくしは、悲観的に成ってしまうかも知れない。
否、つくしは、“生きて行けない。”と、後悔の日々を送るかも知れない。


だからだったのだ。
此の時の滋は、“此れで良いんだ‼”と、考える様にして居たのだ。



そして、つくしは、未だ、自分自身の過去の記憶を失ったままだったのだが、そんな中でも、精神的には、徐々に、落ち着きを取り戻し始めるのだった。


勿論、其の陰には、滋 と 優紀 と 桜子の支えが有った事は言うまでも無かったのだ。



そして、滋の母親で在る 大河原夫人も、滋 と 優紀 と 桜子…程では無かったのだが、つくしのお見舞いに訪れる日々…だったのだ。


其処で、滋の母親で在る 大河原夫人は、つくしと接して行く内に、つくしの本質を見抜き始めるのだった。



実は、滋の母親で在る 大河原夫人は、自身の娘で在る 滋の言って居たつくしが、本当のつくしだったという事を知った事で、驚愕して居たのだ。


何故なら…。
以前、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓から聞いて居たつくしの話しとは全く違うつくしの本質…だったのだから…。


云わば…。
滋の母親で在る 大河原夫人の目の前に居るつくしは、以前、自身の娘で在る 滋から聞いて居たつくし…だったのだ。


そして、優紀 と 桜子からもつくしの話しを聞いて居た滋の母親で在る 大河原夫人は、思って居たのだった。


“言う成れば、此れが、本当の牧野さんなのだろう。
 私(わたくし)が道明寺の奥様から聞いて居たお話しは、司さんと牧野さんの仲を阻害す
 る為の『嘘の牧野さん』…だったと言う事…何でしょうね。”と…。


だからだったのだ。
つくしの本質を知った此の時の滋の母親で在る 大河原夫人は、更に、考えて居たのだった。


“滋は、牧野さんの『姉』として、牧野さんの傍に居るだけで、落ち着いて来た様に感じる
 わ。
 もし、今、滋から牧野さんを引き剥がす様な事をすれば、きっと、滋は、司さんと同じ様
 な状況に成ってしまうでしょうね。
 でしたら、滋の為にも、私(わたくし)達 家族で、牧野さんを守って行くべきだ
 わ。”と…。



だからだったのだ。
滋の母親で在る 大河原夫人は、自身の夫で在る 大河原社長に願い出るのだった。


「牧野さんを大河原家の養女に致しましょう。
 私(わたくし)が観て居て、滋は、牧野さんの『姉』として、牧野さんの傍に居るだけ
 で、落ち着いて来た様に感じるのよ。
 もし、今、滋から牧野さんを引き剥がす様な事をすれば、滋は、きっと、司さんと同じ様
 な状況に成ってしまう様に思うのよ。
 ですから、『つくし』を大河原家の養女に致しましょう。」と…。



実は、滋の父親で在る 大河原社長も、自身の娘で在る 滋を観て居て、滋の様子が、此れ迄と何処か変わった様に思えて居たのだ。


云わば…。
落ち着いて来た様に見えるというのか?
しっかりして来たというのか?


何時(いつ)も、「私が、つくしの姉として、しっかり、つくしを支えて行かなきゃ‼」と、言って居る滋自身の言葉を反映して居るというのか?


兎に角、滋は、もう既に、『つくしの姉』に成って居たのだろう。


だからだったのだ。
自身の妻で在る 大河原夫人からの打診が無くても、此の時の滋の父親で在る 大河原社長は、既に、大河原家の弁護士を呼び出し、「つくしを大河原家の養女にする手続きを取る様に…。」と、伝えて居たのだ。
そして、既に、手続きは完了して居たのだ。


自身の妻で在る 大河原夫人を説得する事は、まるで、後回しにするかの如く…。
“其れが、将来の滋の為に成るのだ。”と、信じて…。


だからだったのだろう。
此の時の滋の父親で在る 大河原社長は、そんな風に、つくしの事を打診して来た自身の妻で在る 大河原夫人に言えた言葉…だったのだ。


「もう既に、手続きは済ませて有る。」と…。


だからだったのかも知れない。
此の時の滋の母親で在る 大河原夫人は、自身の夫で在る 大河原社長の行動の素早さに、驚愕して居たのだ。



そして、其の後、滋の父親で在る 大河原社長は、大河原家の執事 及び 使用人頭に伝えるのだった。


「つくしは、正式に、大河原家の娘と成った。
 大河原家に関わる全てのスタッフにも、伝えて置く様に…。」と…。


だからだったのだ。
大河原家の執事 及び 使用人頭…。
そして、大河原家に関わる全てのスタッフに関しても、喜びで一杯…だったのだ。


何故なら…。
優紀 と 桜子もそうだったのだが…。
つくしは、滋の母親で在る 大河原夫人が大河原邸に居ない時に、滋からの招待を受けて、良く、大河原邸に遊びに行って居たのだ。


其の事に寄り、大河原家の執事 及び 使用人頭…。
そして、大河原家に関わる全てのスタッフは、つくしの事を知って居たし、つくしと接する内に、つくしの本質に触れて居たのだ。


だからこそ…。
自身達が仕える御主人様で在る 大河原社長から、此の話しを聞いた此の時の大河原家の執事 及び 使用人頭…。
そして、大河原家に関わる全てのスタッフは、大喜びして居たという訳…だったのだ。



という訳で、実は、つくしの本質について知らぬは、(司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓から『嘘』を教えられて居た)其れ迄の滋の母親で在る 大河原夫人のみと言う訳…だったのだ。


だからだったのだろう。
大河原家に関わる全てのスタッフは、大河原家の執事 及び 使用人頭からの指示の下…。
其のつくしの本質の話しに関しては、勿論、滋の母親で在る 大河原夫人に知らせない事にして居たのだった。



そして、其の後、自身の両親で在る 大河原社長 と 大河原夫人から此の話しを聞いた滋は、実は、ホッとして居たのだ。


何故なら…。
中々、つくしの事を『つくし』呼び出来ない自身の両親で在る 大河原社長 と 大河原夫人の事を、不安に思って居たから…だったのだ。


実は、自身達の娘で在る 滋から、「つくしの事を『つくし』呼びして欲しい。」と、言われて居た事は、事実…だったのだが、此れ迄、中々、つくしの事を『つくし』呼び出来なかった滋の両親で在る 大河原社長 と 大河原夫人では在ったのだ。
だが、此の日を境に、漸く、自然に、『つくし』呼びが出来る様に成って居たのだった。


勿論、此の状況を考えても、滋の両親で在る 大河原社長 と 大河原夫人とて、此れ迄、つくしの前で、『牧野さん』呼びして居た訳では無かったのだ。
其れでも、中々、つくしの事を『つくし』呼び出来なかったのだ。


だからこそ…。
例え、漸く…だったとしても、自然な形で、つくしの事を『つくし』呼びして居た自身の両親で在る 大河原社長 と 大河原夫人のそんな様子を見て居た此の時の滋は、ホッとして居たという訳…だったのだ。


そして、此の話しについても、優紀 と 桜子は、滋から話しを聞いて居たという訳…だったのだ。



そんな日々も、数か月が経った頃…。
つくしの容態も、安定して来たのだ。


だからだったのかも知れない。
滋 と つくし姉妹の母親で在る 大河原夫人は、自身の娘達で在る 滋 と つくしに、或る事を打診するのだった。


「つくしの容態も安定して来た事だし…。
 そろそろ、(大河原)邸に近い病院に転院し無いかしら?」と…。



実は、現在、つくしが入院して居る病院は、つくし達 牧野家の家族が事故に遭った場所に程近い郊外の病院…だったのだ。


だからだったのだ。
滋 と つくしは、此の件に関して、自身達の母親で在る 大河原夫人に了承して居たのだ。


だが、此の事を切っ掛けに、つくしの中に在る…或る事実が発覚するのだった。