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花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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因果応報【会いたい】…<つかつく>  番外編





因果応報とは…。
 人の行いの善悪に応じて、其の報いも善悪に分かれるという意味。>



【『思い出の場所【会いたい】…<つかつく>  番外編』のエピローグ】


其の後の司は、自身の愛娘で在る ひなの厚意を受け取る事にしたのだ。


「分かった。
 ひなの厚意を受け取る。
 サンキュな、ひな!」と…。


其処で、ひなも、「うん。」と、言い乍らも、自身の父親で在る 司に笑みを向けるのだった。



だからだったのだろう。
此の時の司は、そんな自身の愛娘で在る ひなからの笑みを観た事で、思い出したかの様に、自身の愛娘で在る ひなに訊き始めるのだった。


「なぁ~、ひな…。
 お前、さっき、笑ったろ⁉
 何で、笑ったんだぁ~?」と…。


だからだったのかも知れない。
此の時のひなは、自身の父親で在る 司に対して、また、クスッと、笑い乍ら、言って除けるのだった。


「だって、『土星人』って…。
 “パパって、意外と、ロマンチスト…何だなぁ~。”と、思ったら、笑えちゃって…。
 ごめんね。」と…。


此の時のひなは、まるで、嘗てのつくしが、司に謝って居た時の様に、両手の手平を重ね合わせて、拝む様なポーズをして謝って居たのだ。
そんな自身の愛娘で在る ひなの謝り方を観て居た司は、思うのだった。


“ひなは、まるで、つくしだな。
 DNAは、嘘を付かねぇって…か。”と…。



其処で、ひなは、「でも…。」と、言い乍らも、話しを続けるのだった。


「パパは、如何言う理由でも良いから、何か理由を付けて、ママに『土星のネックレス』を
 プレゼントしたく成る位に、ママの事が好きだったんでしょ!
 で、ママも、娘にあげたくない位に、ずーっと、肌身離さず、此の『土星のネックレス』
 を身に着けて居た。
 其れだけ、ママも、パパの事が好きだったと言う事だよね‼」と…。


だからだったのだ。
此の時の司は、また、神妙な顔付きに成り、ひなに思い出話を口にするのだった。


「ああ、そうだな。
 俺は、高等部のガキの頃から、つくしの事が好きだった。
 そして、つくしも、俺の事が好きだった。
 あいつは、普段、中々、俺に、『好き』とは言わねぇ様な女だったんだけど…よ。
 『あの日』だけは、俺に、“道明寺、好きだよ。”って、言ってくれたんだわ。」と…。


其処で、ひなは、自身の父親で在る 司に訊くのだった。


「22年以上も、ママの事を忘れて居たのに…。
 で、『あの日』って、何時(いつ)の事…なの?」と、嫌味を言い乍ら…。


だからだったのだ。
此の時の司は、そんな自身の愛娘で在る ひなからの嫌味に、不機嫌な顔付きに成り乍らも、『あの日』について、話しし始めるのだった。


「あぁ~、『あの日』…か?
 まぁ~、俺とつくしの娘のひなだから、教えて遣るか…。
 実は…な。
 『あの日』っつーのは、俺とつくしの最後の日だ。
 其の『あの日』を最後に、俺とつくしは、二度と会う事が出来なかった。
 実は、其の『あの日』に、お前が出来たっつーても、過言じゃねぇな。」と…。


だからだったのかも知れない。
此の時のひなは、其れ以上、自身の父親で在る 司に訊く事が出来なかったのだ。


何故なら…。
此の時のひなは、自身の父親で在る 司の口から、自身の出生秘話を聞かされた様なモノ…だったのだから…。



だが、此の時のひなは、自身の父親で在る 司からの話しを聞いた事で、思い出したかの様に、自身の父親で在る 司に、更に、訊くのだった。


「パパって、ママから、『道明寺』って、苗字で呼ばれて居たんだね。
 椿伯母様からも、そんな話しを聞いた時…実は、私自身、驚愕だったの。
 でも、パパも、ママの事を、『牧野』って、苗字で呼んで居たんだって…ね。」と…。


だからだったのだ。
此の時の司は、自身の愛娘で在る ひなに即答するのだった。


「ああ、そう呼んで居たし、そう呼ばれて居た。
 けど…な。
 『あの日』の俺は、『あの日』だけは…つくしの事を『つくし』と、呼んで遣った。
 そしたら…よ。
 つくしは、顔を真っ赤にしやがって…よ。
 俺迄、顔が熱くなる事を感じる位ぇに、俺の顔も、真っ赤に成って居たと思う。」と…。



其処で、此の時のひなは、其の当時の自身の両親の初心さ加減に、また、クスッと、笑って居たのだ。
実は、自身の両親の事では在るのだが、“可愛い…。”と、思い乍ら…。


だからだったのだ。
此の時の司は、そんな風に、また、笑って居る自身の愛娘で在る ひなに、不機嫌な顔付きに成るのだった。



其処で、此の時のひなは、そんな自身の両親の初心さに、勝手に、思って居たのだ。


“パパとママは、お互い、初恋の相手なのかな?”と…。


だからこそ…。
此の時のひなは、自身の父親で在る 司に訊けた言葉…だったのだろう。


「もしかして、パパとママは、お互い、初恋の相手同士なの?」と…。


だが、自身の父親で在る 司の口からは、自身が期待する様な言葉は返って来なかったのだ。


「俺は、つくしが初恋だった。
 けど…な。
 つくしの初恋の相手は、別に居る。
 だから…よ。
 俺は、つくしにとって、『Second Love』だとよ。」と、辛そうに…。


だからだったのだ。
自身の父親で在る 司からそんな話しを聞いた事で、驚愕顔に成ったまま、声を発する事が出来ない程、此の時のひなは、驚愕して居たのだ。
だが、暫く、言葉を発する事が出来なかった此の時のひなは、漸く、自身の父親で在る 司に訊く事が出来たのだ。


「其のママの初恋の相手の事を、パパは、知って居るの?」と…。


だからだったのかも知れない。
此の時の司の顔付きは、更に、辛そう…だったのだ。


「ああ、知ってる。」と、言い乍ら…。


だからだったのだろう。
此の時のひなは、必死で、自身の父親で在る 司に訊こうとして居たのだ。


「其れって、誰なの?
 私も知ってる男性(ひと)…⁉」と…。


だからだったのかも知れない。
此の時の司は、つくしへの懺悔とでも言うべきか?
自身の愛娘で在る ひなに即答するのだった。


「類だよ、花沢類…。」と…。


だからだったのだろう。
此の時のひなは、既に、言いたい言葉を失う程…だったのだ。



だからだったのかも知れない。
此の時の司は、続きの言葉を話しし始めるのだった。


「俺は、高等部のガキだった頃…誰も手が付けられねぇ位ぇ、馬鹿な男だった。
 そんな男だった俺を、真っ当な男にしてくれたのが、つくしだった。
 だが、其の当時のつくしは、つくしを虐めて居た俺じゃ無く、つくしを助けて居た類に惚
 れやがった。
 だから…よ。
 俺は、必死で、つくしの心を俺に向けさせた。
 で、其の結果、つくしは、俺に惚れてくれた。」と…。



実は、自身の父親で在る 司からそんな話しを聞いたひなは、自身の伯母で在る 椿から、自身の父親で在る 司の過去の事を色々と聞いて居た事も有り、既に、知っては居たのだが、此の時のひなは、思い出したかの様に、思って居たのだ。


“だからだったんだぁ~。
 ママは、保育園に通って居た私に、良く、言って居たんだね。
 「お友達が嫌がる事をしてはいけません。
  もししたら、自分に返って来るわよ。」って…。”と…。


勿論、其の当時のひなにとっては、自身の母親で在る つくしの言って居る言葉の意味は、まだ、難し過ぎて、今一、分かって居なかったのだが、中学生に成った当時のひなは、国語の授業で、『四字熟語』の勉強をして居た時に、自身の母親で在る つくしの言って居た言葉の意味を知ったのだ。
因果応報』と、言う言葉が有ると言う事を…。


なので、其の後のひなは、何時(いつ)も、『因果応報』と、言う言葉を、自身の『座右の銘』にして来たのだ。


だからだったのかも知れない。
此の時のひなの口からは、ぽろっと、「『因果応報』…。」と、出て居たのだ。



なので、自身の愛娘で在る ひなの口から出た言葉が、良く聞き取れなかった此の時の司は、自身の愛娘で在る ひなに訊き返すのだった。


「はぁ~??
 ひな、今、何っつーたんだ⁉」と…。


其処で、此の時のひなは、ハッと、成り乍らも、自身の父親で在る 司に話しし始めるのだった。
自身の母親で在る つくしからの教えの話しを…。



だからだったのだろう。
此の時の司は、自身の愛娘で在る ひなからそんな話しを聞いた事で、つくしが、司とつくしの愛娘で在る ひなに言いたかった言葉の意味を理解して居たのだ。


“つくしは、ひなに、「俺を教訓にしろ‼」と、言いたかったんだろうな。
 つくしと知り合う迄の俺は、如何し様もねぇ男…だった。
 だからこそ、其の償いとして、俺は、愛するつくしを失う結果と成ったんだろう。
 つくしは、きっと、俺に、そう言いたかったんだろうな。
 其れを、娘を通じて、訊く事に成るとは…な。”と…。



だからだったのだ。
此の時の司は、以前から訊きたかった事も有り、自身の愛娘で在る ひなに訊くのだった。


「ひなは、俺とつくしの娘として、生まれて来て、良かったのか?」と…。


其処で、此の時のひなは、そう訊いて来た司に、即答するのだった。


「勿論でしょ!
 私は、パパからも、ママからも、愛情を貰ってるから…。」と…。


其処で、司は、そう言って来た自身の愛娘で在る ひなの言葉に上乗せするかの様に、更に、言って除けるのだった。


「当たり前だ‼
 ひなは、俺とつくしにとって、宝物…何だから…な。」と…。



そして、其の後、或る程度の話しをし終えた此の時の司とひな父子(おやこ)は、それぞれの場所に戻って行くのだった。
先ずは、ひなが、自身の父親で在る 司に声を掛けるのだった。


「パパ、私、そろそろ、部屋に戻るね。」と、言い乍ら…。


そして、此の時の司は、自身の愛娘で在る ひなに、「ああ。」と、返答し乍らも、司自身、暫くは、此の場に留まって居たのだ。


何故なら…。
此の時の司にとって、後悔しても、後悔しても、手遅れで在る事は間違い無いのだ。
其れでも、此の時の司は、心の中でつくしに謝る為…だったのだ。


“つくし…こんな俺を許してくれ‼
 でも、もし、お前が、こんな俺の事を許してくれんなら、やっぱ、俺は、お前に、会い
 てぇ(会いたい)
と思う。
 こんな俺でも、何時(いつ)か、お前から褒めて貰える様な男に成るから…よ。
 其の時は、俺と会ってくれよな。”と…。


そして、其の後の司は、自身の愛娘で在る ひなから受け取った『つくしの土星のネックレス』を手に、自身の部屋に戻るのだった。




fin

言い訳について~お詫び~





皆様、こんにちは!
amiです。



何時も、『tukatuku-inotiのブログ』をご覧下さり、有難う御座います。


また、『会いたい…<つかつく>』をご覧下さり、感謝申し上げます。



今日は、表題通り、【言い訳について~お詫び~】 と ご報告方々、投稿致しました。


実は、既に、『目覚まし時計【会いたい】…<つかつく>  番外編』 と 『真実【会いたい】…<つかつく>  番外編①』の一番最後の文面にも記載致して折ります通り、訂正し無ければ辻褄が合わない状況と成り、2022.3.27の時点で訂正し、訂正文を記載致しました。





実は、言い訳では無いのですが、此れには、事情が在り、“此方にて、ご報告致した方が良いだろう。”と、判断しましたので、投稿させて頂きました。


と言いますのも…。
【2020年3月のブログ記事】の中でも、ご報告して折ったのですが、実は、何者かが私共のブログの『下書き保存』の中に入り込み、私共の二次小説ネタを見られて居た経緯が御座いました。


ですので、2019.11.25を最後に、『下書き保存』致して折りません。



如何遣って、私共のブログの中に入り込めたのか?
当初は、分からなかった事も多かったのですが、如何も、何者かが私共の『tukatuku-inotiのブログ』を『ログイン』して『tukatuku-inotiのブログ』に侵入して居る事が分かりました。


と言う事は、【『ログイン』する為に必要な『メールアドレス』と『パスワード』を、如何遣って入手したのか?』という事に成ります。


私共の『メールアドレス』を知って居ると言う事は、私共の周りの人物と云う事と成ります(もしくは、私共の『メールアドレス』の情報を知って居る人物と云う事と成ります)。


もしくは、ハッキングして、PC や 携帯の中に入り込んで来たという事と成ります。


実は、現在に於いても、何者かに『タイムライン』の中に入り込まれて、色々と、悪戯されて折ります。



そして、実の事を言うと、『会いたい…<つかつく>  短編』(2019.4.23投稿) と 『会いたい…<つかつく>  続編』(2019.9.21投稿)に関しても、まだ、『下書き保存』して居た時期でした。


本来なら、『会いたい…<つかつく>  続編』の続きと成る『会いたい…<つかつく>  番外編』を投稿するので在れば、当然、『下書き保存』して居ても可笑しく無かったのですが、そう言う経緯が有った為に、私の頭の中だけで妄想致して居りました。


其れに、『会いたい…<つかつく>  続編』の其の後と成る『会いたい…<つかつく>  番外編』を頭の中で妄想して居る訳ですから、本来なら、“続きと成る『会いたい…<つかつく>  番外編』を投稿したい。”と、思う事は、私としては、当然だった訳です。


ですが、此の『会いたい…<つかつく>  番外編』は、季節的と言いましょうか?
時期的と言いましょうか?
そういうモノを含んで居る為に、直ぐに、投稿出来るモノでも在りませんでした。


なので、本来なら、投稿したい気持ちは有っても、日伸ばしにして居た事は事実で、『会いたい…<つかつく>  番外編』を、何らかの理由で投稿出来無い事態に陥ったとしても、『会いたい…<つかつく>  続編』迄のストーリー自体に支障の無い文面にしたという訳…だったんです。


『会いたい…<つかつく>  番外編』が投稿出来た時点で、“後で、訂正文を入れて、訂正し様。”と、考えて…。



其処で、此処からは、反省文と成ります。


実は、『目覚まし時計【会いたい】…<つかつく>  番外編』(2020.3.17投稿)の文面自体を訂正する事を忘れて、話しを先に進めて居た事は、事実です。


其の為に、『真実【会いたい】…<つかつく>  番外編①』を綴る際にも、其のまま、誤った文面で綴ってしまいました。


其れ自体は、私共の不徳の致す所で御座います。


実は、私の頭の中では、『会いたい…<つかつく>  番外編』のストーリーが出来上がって居たと言う事も有り、『会いたい…<つかつく>  続編』迄と、辻褄が合わないという事自体、すっかり、忘れて居ました。


ですので、ご覧下さって折ります読者様に於かれましては、“何で…。”と、思われたやも知れません。


申し訳御座いませんでした。


此の様な事態が、今後、起きぬ様…。
今後は、細心の注意を払いたいと思って折ります。


また、もし、此の様な辻褄が合わない事態に陥ったとしても、「此処は、『二次小説の世界』」と、スルーして頂けましたら、幸いです。


勝手なお願いでは在りますが、了承の程、宜しくお願い致します。



こんなamiでは在りますが…。
此れからも、『tukatuku-inotiのブログ』を宜しくお願い致します。



ami

類の結婚式【あきら&つくし兄妹】…<類静>  番外編



3月30日…類君のBirthday



<此の二次小説『類の結婚式【あきら&つくし兄妹】…<類静>  番外編』の一部の文面
 の中に、不快に思われるやも知れない言葉が入って折ります。
 了承の程、宜しくお願い致します。>



【『兄妹物語【あきら&つくし兄妹】…<ALL CP>  30.』のエピローグ と 『義兄
 弟【あきら&つくし兄妹】…<つかつく>  番外編』と同じ年の其の後】


類は、其の後、花沢物産 フランス支社 支社長として、赴任したのだ。


そして、其の後の類は、フランス支社 支社長を任されては居るが、25歳に成った時に、花沢物産 副社長に就任して居たのだ。


そして、類が27歳、静が30歳に成った年に、類と静は、結婚式を挙げたのだった。



実は、フランスに渡仏した其の後の類は、色々、有ったのだ。


先ず、フランスに渡仏して直ぐの類は、国際弁護士に成る為に、先に、フランスに渡仏して居た静と再会して居たのだ。


実は、静は、フランスで、フランス人の男性と結婚して居たのだが…。
1年後には、離婚して居たのだ。


静の離婚理由は、お互いの価値観の違いというのか?
育った環境の違いと云っても良いのかも知れない。


お互いの考え方も違う中、『此のまま、婚姻関係を続けて居ても如何なモノか?』という事と成り、協議の結果、お互い、別々の道を選んだという訳…だったのだ。


そんな所に、ひょんな事から、類と静は、同じフランスの地で、再会したという訳…だったのだ。



そして、其の後の類と静は、お互いの時間が合えば、良く、仕事帰りに待ち合わせして会う様に成り、お互いの近況報告等を話しして行く内に、お互いの考えて居る事も分かる様に成ったのだ。


だからだったのかも知れない。
其の後の類と静は、自然な形で、付き合う様に成ったのだ。
そして、其の後の類と静は、同棲を開始して居たのだ。


勿論、其の事に関して、お互いの両親は知らなかったのだ。


“伝えた処で、如何成るモノでも無い。”と、類が考えた事で、静にも、自身の両親に、言わさなかったのだ。


だが、静自身は、“此れで良いのだろうか?”と、思って居た事は、事実…だったのだ。



そして、其れから、幾月が経った頃…。
司とつくしの結婚式の招待状が、類の下にも届いたのだ。


だからだったのだ。
類は、静に提案したのだ。


「静も、俺と一緒に、司とつくしちゃんの結婚式に出席し様よ!」と…。


だが、静は、迷って居たのだ。


何故なら…。
静自身には、司とつくしの結婚式の招待状が届いて居ないのだ。


だからこそ…。
此の時の静は、“如何し様か?”と、迷って居たという訳…だったのだ。



だが、此の時の類は、迷って居る静自身が拍子抜けする位に、あっけらかんと言って除けるのだった。


「だって…さ。
 静は、司の幼馴染だし…。
 其れに、つくしちゃんの兄貴で在る あきら共、幼馴染な訳でしょ!
 だったら、出席するに相応しいでしょ!」と…。


だが、其れでも、此の時の静は、類に言って除けるのだった。


「でも、私には、司からの招待状が届いて居ないのよ。
 勝手に行ったら、迷惑じゃ無いのかしら?」と…。


其処で、此の時の類は、名案とでも言いた気に、静に話しし始めるのだった。


「分かったよ。
 静にも、司からの招待状が届けば良いんだよね?
 だったら、俺から、司に伝えて置くよ。」と…。


そして、暫く経ってから、本当に、司からの招待状が静の下にも届いたのだった。
そして、晴れて、静も、類と一緒に、司とつくしの結婚式に出席するのだった。



其処で、初めて、F2&T4は、類と静が付き合って居る事を知ったのだった。
一番最初に類から聞いて居た司は、勿論の事、F2は、驚愕…だったのだ。


何故なら…。
此れ迄、類が日本に帰国した際も、そんな話しは、一切、類から聞いた事が無かったのだ。


だからだったのだ。
F3は、驚愕して居たという訳…だったのだ。



そして、司とつくしの結婚式終了後…。
F4が揃えば、類と静との話しと成る筈だったのだが…。
生憎、司とつくしの結婚式当日の夜は、道明寺家 と 美作家の面々だけのディナータイムという事と成って居たのだ。


だからだったのだ。
類からそんな話しを訊きたい処では有ったのだが、名残惜しく、其の場を後にした司とあきら…だったのだ。


そして、此の時の司とあきらは、目で合図して、其の後(あと)を総二郎に託して居たのだった。


だが、そんな事は、百も承知の類は、静を引き連れて、とっとと、東京メープルを後にして居たのだ。
そんな素早い類の行動に、成す術無く、諦めた総二郎だった事は言うまでも無い。



そして、其の後の類と静は、司とつくしの結婚式に出席して居た類の両親から、TEL(ビデオ通話)にて、追求されて居たのだ。


「二人は、何時(いつ)から、お付き合いして居るんだ?
 私達は、何も聞いて居ないぞ‼」と…。


だからだったのだ。
“面倒臭いなぁ~。”と、思って居た類だったのだが、其れでも、一応、親だと言う事も有り、報告がてら、自身の両親に返答するのだった。


「俺が、フランスに飛んで直ぐ位から…。」と…。



だからだったのだ。
此の時の類の両親は、類に、提案するのだった。


「今日、司君が結婚した。
 総二郎君も、年内には、結婚させるそうだ。
 で、あきら君は、司君とつくしちゃんの結婚式から数週間で結婚という訳にはいかないと
 かで…来年早々には、結婚させるそうだ。
 類も、静ちゃんとお付き合いをして居る様なら、一日でも早く、類も、静ちゃんと結婚式
 を執り行いなさい。」と…。


だが、類は、そう言って来た自身の両親に即答するのだった。


「籍を入れるだけなら、今直ぐにでも良いけど…。
 俺は、見世物に成りたく無いから、結婚式はし無い。」と…。
 


実は、静自身も、“結婚式はもう良いかな。”と、思って居たのだ。


何故なら…。
前回の時は、二人切りでは有ったのだが、静自身、ウエディングドレスを、ちゃんと、身に着けて、一度は、結婚式を執り行って居たのだ。


其れに、未だ、静は、自身の両親と、和解出来て居なかったのだ。


実は、静は、両親と和解出来ないまま、英徳大学を自主退学する形で、フランス留学して居たのだ。


だからだったのだ。
此の時の静自身も、自身の両親とは、“まだ、素直な気持ちで、会えない。”と、思って居たのだ。



だからだったのかも知れない。
此の時の類の両親は、次の手を考えるのだった。
そして、此の時の類の両親は、自身達の息子で在る 類に、更に、提案するのだった。


「だったら、取り敢えず、婚約発表だけ、済ませて置こう。
 そうすれば、類にも、お相手が居ると公表した事に成る。
 如何だ、類?
 そうし様では無いか。」と…。


なので、「婚約発表だけだったら…。」と、言う理由で、此の時の類は、自身の両親からの提案を了承するのだった。
其れは、勿論、静からの説得が有った事は言うまでも無い。


勿論、其の後の類の両親は、静の実家で在る 藤堂家に出向き、許しを請うた事は言うまでも無かったのだ。



という訳で、F4の中では、未だ、婚約発表して居なかった花沢家の息子で在る 類の婚約発表を、其の年の類の誕生日で在る 3月30日に執り行ったのだった。


勿論、類の両親の此の素早さには、F3も、感服だった事は言うまでも無かったのだ。


「類の父ちゃんと母ちゃんは、流石だな。」と…。



そして、其の日から一年後で在る 翌年の類の誕生日に、日本にて、類と静の結婚式が執り行われたのだった。
勿論、類の両親と静の両親の策略だった事は言うまでも無い。


だからだったのかも知れない。
折角の結婚式だというのに、類の顔付きは、不貞腐れたまま…だったのだ。


“どうせ、結婚式を挙げるなら…。
 フランスで、俺と静の二人だけで、式を挙げたかったのに…。”と、思い乍ら…。



だからだったのだろう。
此の場に居たF3は、お互いの顔を見合わせ乍ら、それぞれ、同じ事を思って居たのだった。


“類の奴…不機嫌な顔付きのままで、笑いもしねぇな。
 余程、此の時間が、嫌…何だろうな。”と、そんな類を不憫に思い乍ら…。
 


そして、其の後、此の時の類の気持ちとは裏腹に、式は、どんどん、進行して行ったのだ。
事無きを得乍ら…。


実は、類の傍で、そんな類を宥めて居た者が居たのだ。
勿論、其れは、類の妻と成った静…だったのだ。


既に、此の時の静は、『内助の功』を発揮して居ると言っても良いのかも知れない。



という訳で、如何にかこうにか?
類と静の結婚式は、終了したのだった。


実は、勿論、類と静の結婚式に出席した事で、唯、固唾を呑んで見守って居たF3は、無事、何事も無く、類と静の結婚式が終了した事を、ホッとして居たのだ。



そして、其の後の類と静は、自身達の結婚式が終了した事を理由に、F3と会う事も無く、フランスに戻ったのだった。


だからだったのだろう。
此の時のF3は、それぞれ、同じ事を思って居たのだった。


“類の奴…俺等に会わずに、とっとと、フランスに戻りやがった。
 薄情なヤツ…。”と…。



だが、今の類にとっては、自身の生まれ育った日本よりも、フランスの方が、『心地良い』と、云えたのだった。


なので、静と共に、フランスに戻ったという訳…だったのだ。



fin