tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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公表【会いたい】…<つかつく>  番外編




【『入社式【会いたい】…<つかつく>  番外編】』の其の後】


入社式は終わったと云わんばかりに、此の場を、自身の部下で在る 西田に任せて、自身の弟と成った 進 と 自身の愛娘で在る ひなの二人を伴って、入社式会場を後にした司は、其の後、自身の弟と成った 進 と 自身の愛娘で在る ひなの二人を、自身の執務室に向かえ入れて居たのだ。


そして、其の後の司は、自身の弟と成った 進 と 自身の愛娘で在る ひなの二人に或る話を話しし始めるのだった。


「此れは、親父とお袋と決めた話だ。
 明日(4月2日)、親父とお袋が日本に帰国する。
 で、親父とお袋は、日本に帰国した其の足で東京メープルに入り、記者会見を行う。」と…。


だからだったのだろう。
司から、行き成り、此れ迄、思っても視なかった様なそんな話しを切り出された進とひなは、何の話しで記者会見するのか分からなかったのだが、同時に、声を発するのだった。


「えっ??
 お父さんとお母さんが…。」


「えっ??
 お祖父様とお祖母様が…。」と…。



だからだったのかも知れない。
同時に、同じ様な顔をして、驚愕して居る進とひなを見た司は、思って居たのだ。


“ひな…成らば、分かりそうなモノだが、進もつくしと同じ様な顔付きで驚愕するんだな。
 流石、進は、つくしの(実)弟だな。”と…。



其処で、此の時の司は、そんな風に、思って居た事も有り、笑みを蓄えたまま、自身の弟と成った 進 と 自身の愛娘で在る ひなに話しし始めるのだった。


「今日(4月1日)の入社式で、進とひなの事を社員に伝えた。
 お前等が、道明寺家の一員で在る以上…。
 今後は、パーティー等に出席して貰う必要性が出て来た。
 と言う事は、世間にも、進とひなの事を公表する必要性が有る。
 だから、明日(4月2日)の記者会見には、お前等にも出て貰う。
 良いな、進、ひな…。」と…。


だからだったのだ。
“もう、逃げられない。”と、自覚した進とひなは、それぞれ、了承するのだった。


「分かりました。」


「はい。」と…。



そして、翌日(4月2日)と成り、司は、自身の弟と成った 進 と 自身の愛娘で在る ひなの二人を伴って、自身の部下で在る 西田と共に、東京メープルに入るのだった。


東京メープル入りした其の後の司と進とひなは、道明寺家の人間だけが使用出来るファミリースペースの各々の部屋に入り、準備を行うのだった。


そして、それぞれ、準備が整った司と進とひなは、司の両親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保 と 道明寺HD 社長 道明寺楓の部屋に向かうのだった。


其処で、此の時の進とひなは、今回の記者会見について、司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保から話しを聞かされて居たのだ。


「進、ひな…。
 昨日(4月1日)の入社式で、司が社員に公表した通り、進とひなの事を世間にも
 する事と成った。
 ところで、進とひなは、今日(4月2日)の記者会見について、司から話しを聞いて、納得
 して居るんだな?」と…。


だからだったのだ。
司に了承した事も有り、そんな風に、進とひなのそれぞれに確認して来た司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保に、それぞれ、同時に、即答するのだった。


「「はい。」」と…。


だからだったのだ。
司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保は、其の事を踏まえて、打ち合わせかの如く、進とひなの件に関して、更に、話しし始めるのだった。


という訳で、時間が来たと言う事も有り、道明寺家の面々は、記者会見会場に向かうのだった。



そして、道明寺家の面々が記者会見会場に入って来た事で、司会者で在る 西田は、道明寺家の面々を紹介するのだった。


「では、今から、記者会見を始めます。
 中央から、道明寺HD 会長 道明寺保で御座います。
 そして、皆様より向かって左隣に座って折りますのが、道明寺HD 社長 道明寺楓で御
 座います。
 そして、右隣に座って折りますのが、道明寺HD 副社長 道明寺司で御座います。
 そして、皆様には、お初にお目に掛かって頂く事と成りました 左端に座って折りますの
 が、道明寺HD 常務 道明寺進で御座います。
 道明寺HD 副社長 道明寺司の弟君で御座います。
 また、右端に座って折りますのが、道明寺HD 副社長 道明寺司の実子で御座います 
 道明寺ひなと申します。
 今後は、弊社にて、秘書として、職に就く事と成りました。」と…。


実は、進とひなが記者会見会場に入って来た時も、記者達の誰もが驚愕して居たのだが…。
西田からの紹介の挨拶の言葉で、更に、此の場が、騒然と成って居たのだ。


だからだったのだろう。
此の場に居る記者達の誰もが、一秒でも早く、質問したくて、逸る気持ちを押さえられないで居たのだ。


だからだったのだ。
此の場を鎮める為に、西田は、此の場に居る記者達に声を掛けるのだった。


「皆さん、ご静粛に願います。
 今から、道明寺HD 副社長 道明寺司より、ご説明致します。」と…。


其処で、出番だと云わんが如く、司が話しし始めるのだった。


「只今、西田からの紹介でも在った様に、此処に居ます進とひなは、道明寺家の人間です。
 以後、お見知り置きを…。
 其処でですが、皆さんが知りたいで在ろう事を、今から、お話しします。
 西田からの紹介でも在った様に、私と進は、兄弟です。
 そして、私とひなは、父子(おやこ)です。
 DNA鑑定をした結果…。
 私 と 娘のひなは、99.9%、父子(おやこ)で在ると認められました。
 云わば…。
 ひなは、私の愛娘で在り、実子です。
 ひなは、私にとって、宝物と云っても、過言では在りません。」と…。


突然、そんな話しを司から聞かされた此の場に居る記者達は、とても、信じられる話では無かったのだ。


何故なら…。
NYに在住して居た当時の司でさえも、結婚したという情報が出た事が無かったのだ。


だからだったのだ。
此の場に居る記者達は、其の先の説明が聞きたくて、ウズウズして居たのだ。


だからだったのだろう。
此の時の司は、此の場に居る記者達に、つくしとの関係を話しし始めるのだった。
また、進との関係に関しても…。


勿論、自身が、NYにて、事件に遭い、また、つくしだけの記憶を失って居た事も…。
そして、22年以上もの間、自身には娘が居る事自体、知らなかった事も…。
また、其の自身が愛おしくて堪らない筈の女性(つくし)を、自身が記憶を失って居る間に、既に、失って居た事も含めて、司は、全て、話ししたのだ。


だが、其の自身が愛おしくて堪らない筈の女性(つくし)が、どんな病で亡くなって居たのかは、此の時の司は、言わなかったのだ。
唯、「病気で…。」と、病名も言わず、此の場を乗り切って居たのだ。


何故なら…。
此の場で言えば、此の場が混乱を来たすだけじゃ無く、“進とひなからも避けられる事に成るだろう。”と、思って居た事も有り、此の時の司は、此の場では言えなかったのだ。


実は、此の時の司は、“進とひなには、何時(いつ)か、時期が来れば、言える時が来るだろう。”と、思って居た事も、また、事実…だったのだ。



という訳で、兎に角、司から納得させられた感の在る 記者達だったのだが…。
其れでも、取り敢えず、それぞれの週刊誌等のゴシップ誌で、此の件に関して、記事にされたのだ。


そして、道明寺家から了承された雑誌社だけが、此の記事を雑誌に掲載する事が出来たという訳…だったのだ。



だからだったのだろう。
此の記事を見たF3&T3は、驚愕するのだった。


何故なら…。
大々的だったから…なのだ。



そして、其の後の進とひなは、司からの話し通りに、パーティー等に出席する機会が増えて居たのだ。


先ずは、其の後に開催された進とひなのお披露目パーティーから…だった事は言うまでも無かったのだ。



そして、実は、此の日の進は、其の後の運命の出会いが有ったのだ。


そうなのだ。
此の日の(自身のお披露目パーティーに出席して居た)進は、あきらから紹介を受けた絵夢と出会って居たのだ。


そして、其の後の出席して居たパーティー等で、進は、絵夢と、何度か会う機会が有り、パーティー以外でも、徐々に、親交を深めて居たのだ。


そして、其の後の進と絵夢は、お付き合いを始める事と成ったという訳…だったのだ。



fin



<此の二次小説『公表【会いたい】…<つかつく>  番外編』は、切りが良い為に、短め
 にて、終了して折ります事をお詫び申し上げます。
 了承の程、宜しくお願い致します。>

エイプリルフール…<つかつく>  短編




4月1日…エイプリルフール



<4月1日が、『エイプリルフール』と言う事で、『エイプリルフールネタ』
 を一つ、思い付きました。
 勿論、本日は、4月1日から一日過ぎた4月2日だと言う事も承知して折りますが…。
 思い付いてしまったので、綴って視たく成りました。
 了承の程、宜しくお願い致します。>



司が4年の修行を終えて、其の年の3月上旬に、日本に帰国して暫く経ってから、司を追い掛けるかの様に、椿も、3月下旬に日本に一時帰国したのだ。


今回の椿の一時帰国は、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓からの任務を遂行する為の一時帰国…だったのだ。



現在、つくしは、英徳大学4年に進級する前の春期休暇中なのだ。


其れと、現在のつくしは、椿と司姉弟の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓から気に入られた事に寄り、バイトをする事無く、“司との将来の為に…。”と、英徳大学に通い乍らも、世田谷の道明寺邸にて、英才教育を受けて居たのだ。


何故なら…。
司が、つくしの英徳大学の4年分の授業料の全てを、既に、支払って居ると言う事が大きいと云えたのだ。


其の事に寄り、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、此れ迄の罪滅ぼしという意味で、つくしの両親に職を与えたのだ。
司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓が、税金対策の為に建てた自身名義のマンションの管理人という仕事を…。



なので、つくし自身、此れ迄の様に、齷齪(あくせく)働く必要性が無く成り、つくし自身の気持ちの中にも、余裕が出来始めて居たのだ。


という訳で、つくしは、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓からの申し出に寄り、大学1年に成った頃から、世田谷の道明寺邸に住まいを移し、英徳大学に通い乍ら、英才教育を受けて居るという訳…だったのだ。



そして、一時帰国にて、日本に帰国して帰って来た椿は…というと、日本に帰国する成り、世田谷の道明寺邸に居るつくしの下に向かうのだった。
勿論、司には内緒の一時帰国…だったのだ。


此の時のつくしは、英才教育の講義が済んだばかりで、自身の部屋という寄りも、司とつくしの部屋に居たのだ。


其処に、何の前触れも無く、ノックも無しで、突然、椿が入って来たのだ。


「つくしちゃん…元気だった?」と、毎度の事乍ら、強烈なハグをし乍ら…。


其処で、つくしも、毎度の事乍ら、苦しそうに、「お姉様、苦しいです。」と、返答するのだった。


そして、漸く、自身から離れた椿に、「ゼェゼェ…。」と、言い乍らも、「元気です。」と、更に、返答する事も毎度の事…だったのだ。


実は、そんな椿とつくしとの遣り取りが済んだ後、漸く、本題に移るのも、毎度の事…なのだ。
つくし自身も、こういう光景には、すっかり、慣れて来た所…だったのだが…。



だが、此の日の椿は、何時(いつ)もとは、少し、違って居たのだ。
つくしの腕を掴み乍ら、つくしに言って除けるのだった。


「つくしちゃん、今から、NYに飛ぶわよ!」…だったのだ。


此れには、当のつくしも、驚愕…だったのだ。
だが、此の時のつくしは、何時(いつ)に無く、冷静…だったのだ。


“何故、NYに渡米するのか?
 お姉様に訊かなくっちゃあ。”と、考えて居たのだった。


だからだったのだろう。
此の時のつくしは、将来、自身の義姉と成る 椿のそんな動きを制止し乍らも、将来、自身の義姉と成る 椿に訊き始めるのだった。


「お姉様…ちょっと、待って下さい。
 何故、今から、NYに渡米するんですか?
 司は、如何するんですか?」と…。


だからだったのだ。
此の時の椿は、そう訊いて来たつくしに対して、即答するのだった。


「司には、内緒なのよ。
 私は、お母様に頼まれたの。
 “つくしさん(ちゃん)をNYに連れて来る様に…。
  勿論、司には内密にして置いて頂戴‼
  司への後始末は、私(わたくし)が致しますから…。”って…。
 だから、つくしちゃんは、“今回のNYへの渡米を拒む事が出来ない。”と、いう訳…なの。
 詳しくは、NYで、お母様から、お話しが有ると思うわ。」と…。


だからだったのだ。
此の時のつくしは、拒む事が出来ないまま、将来、自身の義姉と成る 椿と共にNYに渡米するのだった。



実は、自身が思って居た寄りも、早目に、日本に帰国する事が出来た司は、気が緩んで来たのか?
執務中にも関わらず、帰宅時間ばかりを気にする様に成って居たのだ。
勿論、“つくしに会いたいから…。”と、いう事は否めないのだが…。


実の事を言うと…。
NYでの司の頑張りに、其の当時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、後数週間を残して、丸4年を待たずして、司を日本に帰国させて居たのだ。


だが、日本に帰国した途端に、司の気が緩み始めた事に、“此処で、もう一度、気を引き締め直させねば…。”と、考えた司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、或る作戦を思い付いたのだ。


“4月1日のエイプリルフールを利用して、つくしさんを、NYに渡米させ様!”と…。



実は、NY時間の4月1日に、NYにて、道明寺HDとの提携企業に寄る 企業のパーティーが開催される事に成って居たのだ。


当初の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、司とつくしの二人をNYに渡米させ、自身と一緒に、パーティーに出席させるつもりで居たのだ。


だが、此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、そんな考えを改めたのだ。
自身の息子で在る 司の気の緩みを押さえる為に…。



其処で、此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、自身の作戦を寄り強固なモノにする為に、つくし専属SPの責任者に迄、連絡を取り、此の作戦を盤石なモノにし様として居たのだ。


「司には内密で、椿に頼んで、つくしさんをNYに渡米させるわ。
 司には、“つくしさんが居なく成った。”と、伝えて頂戴‼」と…。


勿論、其れは、タマを始め、西田、そして、道明寺家の執事に迄、及んで居たのだ。


云わば…。
此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、自身の作戦を寄り強固なモノにする為に、かなり、力を尽くして居たのだ。


そして、NYに到着したつくしは、将来、自身の姑と成る 道明寺HD 社長 道明寺楓から、全ての話しを聞いたのだ。


だからだったのだ。
何も返答する事の出来ないつくしは、将来、自身の姑と成る 道明寺HD 社長 道明寺楓の作戦に従う事にしたのだった。



そして、一方の司は、つくしが居なく成った事をつくし専属SPの責任者から聞いて、狼狽え始めるのだった。


何故なら…。
何故、つくしが居なく成ったのか?
“タマでも、理由が分からない。”と、言うのだから…。
此の時の司が、仕事処では無い事は、目に見えて居たのだ。


だからだったのだ。
此の時の司は、つくし専属SPの責任者に怒鳴るのだった。


「お前等、何の為のSPだ‼
 つくしが見付かる迄、つくしを探し出せ‼」と…。


そして、此の時の司の秘書で在る 西田は、溜息を吐きたく成る程、其の後のそんな自身の上司で在る 司の事を呆れて居たのだ。


云わば…。
此の時の司の状況は、誰が如何観ても、誰からも呆気に取られたとしても致し方無い状況だと云えたのだ。



そして、其の後(NY時間の4月2日)の司は、つくしがNYに居る事を突き付けられた事で、漸く、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓の意図して居た事を知るのだった。
勿論、此の話しを聞いたのは、西田から…だったのだ。


なので、其の話しを西田から聞いた司は、直ぐ様、NYに飛ぶのだった。



そして、此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、NYに渡米して来た司の事を咎めたのだ。


だが、将来、自身の姑と成る 司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓からの話しを司と一緒に聞いて居た此の時のつくしは、将来、自身の姑と成る 司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に詫びを入れるのだった。


「私が、皆さんにご迷惑をお掛けし無い様に、もう少し、しっかり、仕事する様に、司さん
 にお話しして置けば良かったんです。
 申し訳在りませんでした。」と…。


だからだったのだろう。
此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、つくしからのそんな詫びの言葉に免じて、自身の息子で在る 司を許す事にしたのだ。


だが、此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、其れでも、つくしに伝えるのだった。


「そうね、此れからは、貴女が司の管理をして頂戴‼
 勿論、仕事上では、此れからも、西田に司の管理を任せるつもりだけど…。
 つくしさんが、其処迄、仰るなら、つくしさんに司の管理をして貰うわ。
 と言う事は、此れからは、司に何か有った時は、つくしさんの責任という事に成るわね。
 云わば…。
 此れからの司とつくしさんは、夫婦に成るんですから、連帯責任という事…ね。
 つくしさん…そう成らない様に、此れからは、司の管理を宜しく頼むわよ。」と…。



其処で、本来なら、つくしが返答するべき所なのだが…。
実は、つくし自身、将来、自身の姑と成る 司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓からの『連帯責任』という言葉に、“此れからが、前途多難…。”と、密かに、思って居た事も有り、直ぐには返答の言葉が出て来なかったのだ。


だからだったのだろう。
そんな状況のつくしに代わって、司が、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に即答するのだった。


「おお、其れで良いよな、つくし…。
 受けて立つよな。
 もう、俺等は、『一心同体』だもんな。」と…。


其処で、此の時のつくしの顔付きは、そんな風に、飄々と、自身に言って除けて来た司の顔を観乍らも、驚愕顔の状態のまま、真っ赤な顔に成り、何も言えず、開いた口が塞がらない様な状況と成って居たのだ。



そんな自身の息子で在る 司 と 将来、自身の義娘と成る つくしの二人の顔付きの違いを見た此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、密かに、思って居たのだ。


“此れからの此の二人が、正しく、『前途多難』という事だわね。
 西田には、より一層、司の手綱を締めさせなければ…。”と…。



だが、此の時の司は、そんな自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓の心の内を知ってか知らずか?
晴れやかな顔付きのまま、日本に帰国したのだった。


勿論、此の時のつくしは、更に、思って居たのだ。


“此れからが、前途多難…。”と…。



そんな司とつくしの温度差に、更に、不安を感じ始める司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓…だった事は言うまでも無かったのだった。



fin

入社式【会いたい】…<つかつく>  番外編




新入社員の皆様、御目出度う御座います!



【『卒業式【会いたい】…<つかつく>  番外編①』 と 『卒業式【会いたい】…<つ
 かつく>  番外編②』と、同じ年の4月1日のお話し】


此の日(4月1日)の司は、自社(道明寺HD)の入社式に出席する為、態と、自身の弟と成った 進 と 自身の愛娘で在る ひなを伴って、自社(道明寺HD)に出社したのだった。


何故なら…。
此の日…4月1日は、道明寺HDの入社式…だったからなのだ。



実は、此の日(4月1日)の司は、司の弟と成った 進 と 司の愛娘で在る ひなを、自社(道明寺HD)の役員達・社員達に紹介する事と成って居たのだ。


勿論、此の件に関して、司自身、勝手に、単独で行おうとして居るのでは無く、司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保 と 司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓からの同意の下、行われる事と成ったのだ。


なので、此の日の進 と  ひなは、司と一緒に、リムジンから降りて来たのだ。


しかも、普段の司は、地下駐車場にて、リムジンを止めさせて居るにも関わらず、此の日の司は、態と、自社(道明寺HD)の正面玄関前に、リムジンを止めさせて居たのだ。


だからだったのだ。
リムジンから降りて来たそんな司 と 進 と ひなを見て居た道明寺HDの役員達・社員達は、そんな3人の状況に、驚愕して居たと云えたのだ。
という寄りも、開いた口が塞がらない状況と成って居たのだ。


だからだったのだろう。
そんな自社(道明寺HD)の役員達・社員達の様子を見て居た司は、ニヤッと、笑って居たのだ。



そして、司と共に、入社式会場に向かって居た此の時の進 と ひなは、全ての道明寺HDの役員達・社員達の何とも言えないそんな目付きに、如何して良いのか?
分からずに居たのだ。


そして、入社式会場に着いた司は、態と、役員席に、自身の弟と成った 進 と 自身の愛娘で在る ひなを座らせたのだ。


勿論、道明寺HDの役員達は、其の件に関して、司本人から、何も聞いて居らず、何故、進 と ひなの二人が役員席に座るのか?
分かって居なかったのだ。


だからだったのだ。
道明寺HDの役員達の誰もが、“此の件に関して、副社長(司)に訊きたい。”と、考えて居たのだが、既に、入社式は進行されて居り、司本人に訊けない状況…だったのだ。



実の事を言うと…。
一部の道明寺HDの役員達・一部の社員達の間では、4月1日は、『エイプリルフール』でも在るので、“副社長(司)の冗談では無いのか?”と、思う者迄現れた程…だったのだ。


勿論、此の状況は、道明寺HDの役員達・社員達にとって、其れ位、不自然な事だと云えたのだ。



そして、其の後、入社式が進行されて行く中、司の挨拶、そして、其の他の役員の挨拶等が、どんどん、済んで行くのだった。
そして、等々、次は、ひなに寄る 新入社員代表挨拶(答辞)の時間と成ったのだ。


実の事を言うと…。
数日前のひなは、自身の父親で在る 司から、「新入社員代表挨拶を、ひなにして貰うから…な。」と、言われて居たのだ。


だからこそ…。
此の時のひなにとって、父親の言葉は絶対…だったのだ。


何故なら…。
此の時のひなにとっての父親は、上司でも在ったからなのだ。


なので、『YES』 or 『NO』に関係無く、新入社員代表挨拶(答辞)は、ひなで決定して居たのだ。


という訳で、此の日のひなは、壇上に上がって、『挨拶』という名の『答辞』(新入社員代表挨拶)を述べる事と成ったのだ。



実は、自身の上司で在る 司から指名を受けた事で、此の日(の道明寺HD)の入社式の司会者は、秘書室長の西田…だったのだ。


司からして視れば…。
当然の選択だと云えたのだが…。


そして、当然乍ら、司から何を言わなくても、此の時の西田にとって、司の考えて居る事は、既に、理解して居たのだ。
なので、西田からひなを紹介する際の呼び名は、『道明寺ひな』…だったのだ。



だからだったのだろう。
西田から紹介を受けた此の時のひなは、臆する事無く、新入社員代表挨拶(答辞)を述べるのだった。


「○○年度の新入社員を代表致しまして、ご挨拶申し上げます。
 本日は、私共、新入社員の為に、盛大な入社式を開催して頂き、誠に、有難う御座いま
 した。
 只今、副社長を始め、役員の方々に寄り、大変、心の籠った歓迎のお言葉を頂戴し、新入
 社員一同、大変、感激致して折ります。
 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。
 また、時には温かく、時には厳しくご指導・ご鞭撻賜りましたら、幸いで御座います。
 今後共、何卒、宜しくお願い申し上げます。
 簡単では御座いますが、答辞に返させて頂きます。


 ○○年4月1日
 新入社員代表 道明寺ひな」と…。



実の事を言うと…。
此の日のひなが、此の様に、臆する事無く、新入社員代表挨拶(答辞)を述べる事が出来たのは、自身の父親で在る 司から、更に、言われて居た事が有ったから…だったのだ。


「お前は、道明寺家の娘だ。
 例え、周りから、何を言われ様共、臆する事はねぇ‼
 お前のBackには、俺が就いてる。
 安心して、壇上に上がれば良い。」と…。


だからこそ…。
西田から紹介された時のひなは、臆する事無く、新入社員代表挨拶(答辞)を述べる事が出来たという訳…だったのだ。



だが、其れでも、実は、ひなに対する秘書室長の西田からの『道明寺ひな』という紹介の言葉には、此の場に居た誰もが、驚愕するのだった。


下手をすれば…。
一部の道明寺HDの役員達の中には、“私達の知らぬ間に、副社長(司)は、若い女性と結婚して居たのだろうか?”と、考える者迄、現れたのだ。


勿論、誰もが、道明寺家側からは、何も聞いては居ないのだから…。
当然、憶測を呼んだとしても致し方ない状況だと云えたのだ。



なので、此の時の司は、其の件を察知したという事も有り、最後に、自身の弟と成った 進 と 自身の愛娘で在る ひなを伴って壇上に上がり、司の口から、自身の弟と成った 進 と 自身の愛娘で在る ひなを紹介するのだった。


「私の方から、皆さんに報告が有ります。
 先程から、皆さんの中には、疑問に思って居る者も居るでしょう。
 ですので、私の方から、此処に居る二人を紹介します。」と…。


先ずは、自身の弟と成った 進を呼び、自身の方に近寄らせ、自身の弟と成った 進の方から紹介するのだった。


「私の弟で在る 『道明寺進』と、申します。
 今後は、常務として、職務に就いてもらう事と成りました。」と…。


そして、今度は、自身の愛娘で在る ひなを呼び、自身の方に近寄らせ、自身の愛娘で在る ひなを紹介し始めるのだった。


「私の娘で在る 『道明寺ひな』と、申します。
 DNA鑑定で、【99.9%父子(おやこ)で在る。】と、承認されました。
 ですから、勿論、私の実子です。
 今後は、西田の下で、秘書として、職に就く事と成りました。
 二人を温かく、見守って頂きたいと思います。」と…。



だからだったのだろう。
道明寺HDの役員達・社員達の間では、ざわつき始めたのだ。


勿論、道明寺HDの役員達・社員達にとっては、急な話し故、当然、ざわついたとしても、此の場合、致し方ないと云えたのだ。


実は、此の年の入社式に関してだけは、リモートにて、日本支社 全社員にも見て貰う為に、事前に、通達して有ったのだ。


だからだったのだろう。
リモートにて、見て居た全社員含めて、ざわついて居たと云えたのだ。


だからだったのかも知れない。
此の時の司は、取り敢えず、此の現状に、目を瞑る事にしたのだった。



其処で、此の時の司は、マイクの前に立って居る自身の部下で在る 西田に、目線だけで指示を送るのだった。


だからだったのだろう。
其処は、西田…だったのだ。
此の状況を収める為に、全ての道明寺HDの役員達・社員達に伝えるのだった。


「皆さん、ご静粛に願います。」と…。


そして、会場内が静まり返った所で、此の時の西田は、全ての道明寺HDの役員達・社員達に、更に、伝えるのだった。


「私の方からも、一言、申し上げます。
 進様 と ひな様の件ですが、真実で御座います。
 以後、承知願います。」と…。



其処で、司は、“此処迄…。”と、言わんばかりに、此の会場を後にし様として居たのだ。


だからだったのだろう。
此の時の司は、此の場を自身の部下で在る 西田に任せて、自身の弟と成った 進 と 自身の愛娘で在る ひなを伴って席を立ち、入社式会場を後にするのだった。


そして、其の後の司は、自身の弟と成った 進 と 自身の愛娘で在る ひなを、自身の執務室に向かえ入れるのだった。


そして、其の後の司は、自身の弟と成った 進 と 自身の愛娘で在る ひなの二人に或る話しをし始めるのだった。



fin