tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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Close to you~お前の傍に~…<つかつく>  11.




【『Close to you~お前の傍に~…<つかつく>  9.』のエピローグ】


其の後の類は、桜子がF4ラウンジを去った後…。
核心を深める為に、F3に或る事を提案し始めるのだった。


「また、牧野が住んで居たアパートに行って視る?
 何か、証拠が出て来るかも…よ。」と…。


其処で、此の時の司は、類からの提案を受け入れたのだ。


何故なら…。
司自身、つくしの記憶を失くして以来…。
一切、つくしが住んで居たアパートに行った事が無かったのだ。
なので、此の時の司は、類に言えた言葉…だったのだ。


「ああ、そうだな。
 何か、証拠が出て来るかも知れねぇ…な。
 だったら…よ。
 今から、行こうぜ‼」と…。


そして、此の時の司は、更に、F4の後ろから就いて来ようとして居た和也に言って除けたのだった。


「和也…お前は、就いて来なくて良い。
 お前が居ると、ややこしく成るから…な。」と…。


という訳で、不貞腐れ始めた和也は放って置いて、此の時のF4は、つくしが住んで居たアパートに向かうのだった。



そして、其の後、つくしが住んで居たアパート前に到着したF4は、愕然とするのだった。


何故なら…。
つくしが住んで居たアパートは、『立入禁止』という立て看板が立て掛けられて居たのだ。


そして、其の上、つくしが住んで居たアパートは、既に、アパートの周りを囲むかの様に、白いシートで覆われて居て、中を見る事さえ、出来ない状況…だったのだ。


云わば…。
つくしが住んで居たアパートは、既に、解体中…だったのだ。



だからだったのだろう。
類は、つくしが住んで居たアパートの大家が住んで居る筈の自宅に向かうのだった。


だからだったのだ。
つくしが住んで居たアパートの大家が住んで居る筈の自宅迄、走って向かおうとして居る類の後を追い掛けるかの様に、此の時の司 と 総二郎 と あきらは走って居たのだ。



だが、其処もまた、既に、表札が取り外され、人が住んで居る気配が無かったのだ。


だからだったのだ。
其の場で、類は、しゃがみ込んだのだ。


何故なら…。
『万事休す』だという事が目に見えて居たから…だったのだ。



其処に、タイミング良く、其の隣に住む住人らしき人が、外に出て来たのだ。


だからだったのだ。
思わず、あきらは、其の隣に住む住人らしき人に声を掛けたのだ。
まるで、訊き出すかの様に…。


「すみません。
 此方に住んでらっしゃった方が、何方に引っ越されたのか?
 ご存知無いでしょうか?」と…。



勿論、其の隣に住む住人らしき人は、あきらから声を掛けられた事もそうだが…。
あきらだけじゃ無く、あきらの周りに居るイケメン(F3)の顔を見て、驚愕するのだった。


何故なら…。
此の場に居るイケメン(F4)という人物は、雑誌等で、頻繁に、特集が組まれ、雑誌の中で、良く、見掛ける人物だったのだから…。


だからこそ…。
其の隣に住む住人らしき人は、声を震わせて、あきらからの問いに返答するのだった。


「ああ、お隣の方…ね。
 お隣さんなら…既に、引っ越されて、此処には居ないわよ。
 何方に引っ越されたのかは分からないけど…。
 少し前に引っ越されて、もう、此処には、戻って来ないわね。」と…。



だからだったのだ。
そんな風に、其の隣に住む住人らしき人から話しを聞いた類は、更に、愕然とするのだった。


何故なら…。
類自身、つくしが住んで居たアパートの大家に訊きたい事が有ったから…なのだ。


だが、何処に引っ越したのか?
全く、分からないのなら、訊きたくても、もう、訊く事が出来ないから…だったのだ。



だが、此の時の其の隣に住む住人らしき人は、雑誌等で、良く、見掛けるイケメン(F4)の顔を観ても、漸く、落ち着いたのか?
思い出したかの様に、また、話しし始めるのだった。


「そう言えば…仰って居た事が有ったわね。
 あのアパートって、老朽化が酷くて、階段も錆び付いて居たでしょ!
 其れに、階段自体、錆びて、穴が開いて居る所も有った様だし…。
 “建て替えるにしても、リフォームするにしても、お金が掛かる。”って、良く、仰って居
 たのよ。
 其れが、何でも、“言い値で、アパートも含めて、買い取ってくれる業者が居た。”とか
 で…。
 其の周りの他のアパートも併せて、買い取って貰ったらしいのよ。
 しかも、まだ、住んでらした住人が居たらしいんだけど…。
 其の住人の住む所も用意してくれた上に、立ち退き料迄、支払ってくれたらしいわ。
 “今時、そんな業者が居るの?”って、私は、訊いたんだけど…。
 “其れが、居たのよ。”って、仰って居たわよ。
 今時、そんな業者が、本当に、居るのかしらね⁉」と、不思議そうに…。


そして、其の後、其の隣に住む住人らしき人は、自宅の中に入って行ったのだ。



実は、其の隣に住む住人らしき人から聞いた話しは、類自身、つくしが住んで居たアパートの大家に訊きたい話し…だったのだ。


云わば…。
類自身、つくしが住んで居たアパートの大家に訊きたい話しを、其の隣に住む住人らしき人から訊く事が出来たという事と成るのだ。


何故なら…。
類は、つくしから聞いた事が有ったのだ。


「実は、“もしかしたら、アパートを建て替えるかも知れないから、もし、そう成ったら、
 引っ越し先を探して置いて頂戴…ね。”って、大家さんから言われたんだよね。
 もし、本当に、引越しする事に成ったら、また、お金が掛かるよ。」と…。


だから、“今回の牧野家の引っ越しは、(つくしが住んで居たアパートの)大家からの申し出で有ったのか?”と、いう事を、此の時の類は、つくしが住んで居たアパートの大家に訊きたかったのだ。


だが、此の時の類にとっては、予期して居なかった事…。
否、類自身が思って居た事寄りも、遥か、上を行く事態に成って居たのだ。


だからこそ…。
此の時の類は、思って居たのだ。


“まさか、「言い値で、アパートも含めて、買い取ってくれる業者が居た。」と
 は…。”と…。



だからだったのかも知れない。
其の隣に住む住人らしき人からそんな話しを聞いた類は、思わず、声に出して居たのだ。


「もしかしたら、其の業者って…。
 牧野のBackに就いてる人物の事かも…。」と…。


勿論、此の時の司 と 総二郎 と あきらに至っても、類とは同感で、そんな気がして仕方無かったのだ。


だが、此れ以上は、調べ様が無く、もう、如何する事も出来なかったのだ。
少なくとも、此の時の類 と 総二郎 と あきらは、そんな風に、理解し始めて居たのだ。



其処で、司は、言い始めるのだった。
まだ、諦めて居ないと言いた気に…。


「もしかしたら…よ。
 調べる事が出来るかも…な。」と…。



勿論、此の時の類 と 総二郎 と あきらとて、分かって居たのだ。


【もし、調べるのだとしたら…。
 牧野家が住んで居たアパートの住所を調べて、何処の業者が買い取ったのか?
 調べれば良いだけの事なのだ。】


だが、もし、つくしが住んで居たアパートを買い取った業者が見付かったとしても、其の業者が、現在、つくしのBackに就いて居る人物だとは、此の時の類 と 総二郎 と あきらとて、とても、思えなかったのだ。


何故なら…。
其の業者自体、つくしのBackに就いて居るで在ろう人物(“もしかしたら、『大物』の可能性が有るかも…(な)。”と、F3は思って居たのだが…。)から雇われて居る可能性が有るのだ。


“だとしたら、そう簡単に、口を割る訳ねぇよな(無いよね)。”と、F3は、それぞれ、思って居たのだ。



だからこそ…。
司の突拍子も無い言い分に、此の時のF3は、“如何遣って…⁉”と、それぞれ、首を傾げるしか無かったのだ。


だからだったのかも知れない。
此の時の類 と 総二郎 と あきらは、それぞれ、心配するかの如く、同じ事を考えて居たのだ。


“まさか、司の事だから…。
 暴力で、其の業者の口を割らせるんじゃねぇだろうな(じゃないよね)?”と…。



だからだったのだろう。
あきらは、F3の代表かの様に、そんな司に訊き始めるのだった。


「司は、如何遣って、調べるつもり何だ⁉」と…。


其処で、司は、F3に分かり易い様に、話しし始めるのだった。


「まぁ~、ババアの手を使うのは、俺自身、癪に障るんだが…。
 此の際、ババアの手を使おうと思う。
 だから…よ。
 俺に任せてくれねぇか?
 何か、牧野の周りで動いて居る様な気がすんだわ。
 其れに、何か有る様にしか思えねぇんだわ。
 だから…よ。
 こっちで、調べて視るわ。」と…。


だからだったのだ。
此の時の類 と 総二郎 と あきらは、“そう言う事か…。”と、思い乍らも、それぞれ、ホッとして居たのだ。



勿論、此の時の類 と 総二郎 と あきらとて、分かり切って居たのだ。
其れが、一番良いのだという事を…。


何故なら…。
司は、一番の当事者なのだから…。



だが、此の時の類にとっては、そんな司が癪に障って居たのだ。


何故なら…。
司が、つくしだけの記憶を失くして居る間…。
“牧野を支えて居たのは、此の俺だよ‼”と、自負して居たから…だったのだ。


だが、其れでも、類自身、司にそう言えないのは、類自身にも、言い切れない処が有ったからなのだ。


何故なら…。
“牧野を、最後迄、支え切れなかった。”と、後悔して居る処が、類自身には有ったから…だったのだ。


だからだったのだろう。
此の時の類は、仕方なく、司に任せる事にしたのだった。



そして、此の時の類 と 総二郎 と あきらは、それそれ、司に言い始めるのだった。


「うん、分かった。
 司に任せるよ。」


「そうだな。
 其の方が良いのかも…な。」


「ああ、司に任せ様!
 牧野も、自分自身の事を司が探し出してくれれば、喜ぶだろうし…な。」と…。



だからだったのだ。
F3からの了承が得られた司は、其の後、西田を通じて、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に連絡を取る事としたのだった。




<此の二次小説『Close to you~お前の傍に~…<つかつく>  11.』の中に出て来る言
 葉の中で、一部、不快に感じるやも知れない言葉が入って折ります。
 了承の程、宜しくお願い致します。>

入学式【会いたい】…<つかつく>  番外編






【『入学式の写真【会いたい】…<つかつく>  番外編』のエピローグ
 <ひなの小学校の入学式の一年前 と ひなの入学式の日のお話し>】


つくしは、自身の愛娘で在る ひなの小学校の入学式の一年前から、或る計画を立て始めて居たのだ。


何故なら…。
此の当時のつくしにとっては、【ひなの小学校の入学式に着せるフォーマルワンピースの買う時期を如何するのか?】という事が最大の課題でも在り、計画でも在ったから…なのだ。


だからだったのだ。
つくしは、自身の愛娘で在る ひなの小学校の入学式の一年前から、計画を立て始めて居たという訳…だったのだ。



実は、ひなが通う事に成って居る小学校は、私服通学なのだ。


だからだったのだ。
晴れの日という事も有り、子供の通う小学校の入学式の日の親達は、それぞれ、張り合うかの様に、自身の子供の入学式に着せるフォーマルスーツ や フォーマルワンピースを新調して居たのだ。
親に寄っては、ブランド物を、自身の子供に身に着けさせる親も居る程…だったのだ。


勿論、そんな親達に、太刀打ち出来ないと分かって居るつくし…だったのだが…。
其れでも、晴れの日に、お古(知り合いからのお下がり)という訳にもいかず、“ひなの為に、新しく、購入して上げ様!”と、つくし自身、考えて居た事は、事実…だったのだ。


だからだったのだ。
此の当時のつくしは、自身の愛娘で在る ひなの為に、或る計画を立て始めたという訳…だったのだ。



そして、つくしが待ち望んで居た其の日が、漸く、来たのだ。


其の日とは、自身の愛娘で在る ひなの小学校の入学式が在る 一年前の4月に入った頃の事…だったのだ。



実は、3月中旬と成った其の日迄のつくしは、忙しいパートの合間に、自宅近くのショッピングモールに通う日々…だったのだ。


何故なら…。
自身の愛娘で在る ひなの晴れの日に着せるフォーマルワンピースを買う為…だったのだ。


だが、其のままの値段で買う事に躊躇いを感じて居た此の当時のつくしは、ひなの小学校の入学式が在る 約一年前の3月中旬と成った頃から、自宅近くのショッピングモールに偵察に訪れて居たのだ。



しかも、此の時のつくしは、ご丁寧に、店員からパンフレットを貰って帰って居た位…だったのだ。


そして、此の時のつくしは、其の持ち帰ったパンフレットを自身の愛娘で在る ひなに見せて、「もし、ママが、“どれか、買って上げる。”って、言ったら、ひなは、どれが良い?」と、聞いて居た程…だったのだ。


勿論、其の当時のひなは、まだ、保育園に通って居た頃だったので、子供らしく、目をギラギラさせ乍らも、何かを期待して居る様子…だったのだ。
当然では有るのだが…。


何故なら…。
其の当時のひなは、5歳に成ったばかりの保育園児…だったのだから…。
止むを得ない事だったのだろう。



勿論、此の時のつくしとて、自身の愛娘で在る ひなに期待させて居る事は、重々、承知して居た事も有り、自身の心の中で、“ご免ね!”と、謝って居たのだ。


だが、『背に腹は代えられない』と言う事も有り、泣く泣く、心を鬼にして、自身の愛娘で在る ひなに訊いて居たのだ。


そして、自身の愛娘で在る ひなに訊いた事で、目星を付けたつくしは、其の日迄…。
云わば…。
値段が下がる(バーゲンが始まる)其の日迄、自宅近くのショッピングモールに通う日々…だったという訳なのだ。



という訳で、つくしは、自身の愛娘で在る ひなが気に入ったフォーマルワンピースを買う事が出来、満足…だったのだ。


そして、予算より安く、ひなが気に入ったフォーマルワンピースを購入出来た事で、自身の愛娘で在る ひなの小学校の入学式の日に着る自分自身のフォーマルワンピースも購入する事が出来たのだ。


勿論、つくし自身、冠婚葬祭のどんな日でも着て行く事が出来るフォーマルワンピースを選んで居た事は言うまでも無かったのだ。
流石は、実用性を重視するつくしだけの事は有ったのだ。


そして、其の自身の愛娘で在る ひなが気に入って居たフォーマルワンピースは、つくしが選んだフォーマルワンピースと共に、家族の誰にもバレる事無く、一年間、隠し通せて居たのだった。



そして、そんな日から一年が経った4月某日の事…だったのだ。
此の日のひなは、自身の小学校の入学式の日に、自身が気に入ったフォーマルワンピースを、身に着ける事が出来て居たのだ。


勿論、つくし自身も、また、此の日の為に、自身が選んだフォーマルワンピースを身に着けて、自身の愛娘で在る ひなの小学校の入学式に臨んで居たのだった。


だからだったのかも知れない。
此の(自身の小学校の入学式の)日のひなは、子供らしく、テンションが高め…だったのだ。



其れに、子供乍らにも、牧野家の経済状況を知って居た此の当時のひなは、母親に我が儘を言った事は無く、寧ろ、同じ年頃の子供達よりも、大人びた考え方が出来て居たのだ。


だからだったのだろう。
唯、自身の母親で在る つくしからパンフレットを見せられただけのひなは、そんな状況にも、我慢する事が出来て居たのだ。


だからだったのかも知れない。
此の(自身の小学校の入学式の)日のひなは、テンションが高め…だったという訳なのだ。



そして、自身が通う小学校の入学式を終えた其の後の当時のひなは、つくしと、または、家族とお出掛けと成ると…。
自身の小学校の入学式に身に着けたフォーマルワンピースを着て出掛け様とする程…だったのだ。


其れ程、此の当時のひなは、自身が気に入ったフォーマルワンピースを身に着ける事が出来て、嬉しかったのだ。



だからこそ…。
自身の愛娘で在る ひなの小学校の入学式に出席したつくしは、自身の父親で在る 牧野晴夫が撮った写真を見た時に、可笑しくて、自身の弟で在る 進と一緒に笑って居たのだが、多少、怒っても居たのだった。


“やっぱり…思って居た通りだった。
 フィルムが勿体無いじゃん!
 折角のひなの晴れの日なのに…。”と…。


其れ位、つくし自身も、自身の愛娘で在る ひなが気に入って居たフォーマルワンピースを身に着けた愛娘(ひな)の事を誇らし気に見て居たのだった。



実は、22歳に成った現在のひなは、此の当時に身に着けて居た自身のフォーマルワンピースを、未だ、持って居たのだ。


つくしの形見の様な物なのだ。
とても、処分出来る訳が無かったのだ。


何故なら…。
自身の母親で在る つくしからパンフレットを見せられた当時のひなは、パンフレットを見せられただけで、実は、買って貰えるとは思っても視なかったのだ。


だからこそ…。
此れ迄のひなは、此の当時に身に着けて居た自身のフォーマルワンピースを処分する気に成れなかったのだ。



そして、自身の愛娘で在る ひなの小学校の入学式に出席したつくしが身に着けて居た冠婚葬祭対応のそんなフォーマルワンピースは、つくし亡き後、つくしの形見として、つくし自身からの申し出に寄り、つくしの母親で在る 牧野千恵子が譲り受けて居たのだ。


だからこそ…。
つくしの亡骸をお寺に埋葬して貰う日のつくしの母親で在る 牧野千恵子は、つくし亡き後、つくしの形見として、譲り受けた自身の娘で在る つくしのフォーマルワンピースを身に着けて居たのだ。


そして、自身の祖母で在る 牧野千恵子からの申し出に寄り、其の後のつくしのフォーマルワンピースは、形見として、つくしの愛娘で在る ひなが譲り受けて居たのだ。


勿論、ひなは、其のつくしのフォーマルワンピースを、自身のフォーマルワンピースと共に、大切に、クローゼットに収納して居たのだ。


だが、其の後、其の事を知った司は、つくしのフォーマルワンピースを、当時のひなが気に入って居たフォーマルワンピースと共に、ヒノキの収納ケースに収納させて居たのだ。
其れが、司自身からのつくしへの償いとでも言いた気に…。



fin




<此の二次小説『入学式【会いたい】…<つかつく>  番外編』は、一部、不快に思われ
 るやも知れない言葉が入って折ります。
 了承の程、宜しくお願い致します。>


<此の二次小説『入学式【会いたい】…<つかつく>  番外編』は、番外編の為に、短め
 にて、終了して折ります事をお詫び申し上げます。
 了承の程、宜しくお願い致します。>

入学式の写真【会いたい】…<つかつく>  番外編




今春、ご入園・ご入学を迎えられる皆様、保護者の皆々様…。
此の度は、ご入園・ご入学、おめでとう御座います。



【『進の心配【会いたい】…<つかつく>  番外編』のエピローグ
 <自身の叔父で在る 進から話しを聞いた後のひなの行動>】


「此れからも、兄さんの事を、娘として、気遣って遣って欲しい。
 悪いな、ひな…。」


そんな風に、自身の叔父で在る 進から頼まれたひなは、其の時に、自身の叔父で在る 進と、色々と、話しをして居たのだが、其の後のひな自身、自身の叔父で在る 進から、そう頼まれた言葉が、ずーっと、引っ掛かり、気に成って居たのだ。



だからだったのかも知れない。
其の後のひなは、或る事を思い出して居たのだ。
其れは、ひなの小学校の入学式の時の写真…だったのだ。


実は、其の当時の牧野家のカメラと云えば、『使い捨てカメラ(写ルンです=インスタントカメラ)』…だったのだ。


だからだったのだろう。
其の当時の牧野家にとっては、そんな貴重な『使い捨てカメラ(写ルンです=インスタントカメラ)』で、ひなの小学校の入学式の写真を撮る事にしたのだった。


そして、ひなが眠った後の家族会議の結果、其の日のカメラマンは、つくしの父親で在り、ひなの祖父でも在る 牧野晴夫と、決まったのだ。


だからだったのだろう。
そんな貴重な『使い捨てカメラ(写ルンです=インスタントカメラ)』を、其の日のカメラマンで在り、ひなの祖父でも在る 牧野晴夫に託す訳なので、前日から、自身の妻で在る 牧野千恵子 と 自身の娘で在る つくしの二人から、撮り方等の説明を受けて居たのだ。


だが、後日、其の『使い捨てカメラ(写ルンです=インスタントカメラ)』を現像に出したつくしが、其の後、写真が出来上がる日に写真を取りに行った所…。
此の時のつくしは、其の現像された写真を見て、驚愕するのだった。


何故なら…。
案の定とでも言うべきか?
其の日のカメラマンで在り、ひなの祖父でも在る 牧野晴夫が撮った写真は、実は、ピントが合って居ない上に、しかも、同じ様なシーンが何枚も撮られた写真だったから…なのだ。


実は、つくしの父親で在り、ひなの祖父でも在る 牧野晴夫は、前日から、自身の妻で在る 牧野千恵子 と 自身の娘で在る つくしから、何度も何度も、撮り方等を繰り返し説明されて居た事で緊張してしまったのか?
夜中中、眠る事が出来ず、当日の朝に成って、漸く、眠気が襲って来た位…だったのだ。


其の為に、自身の孫娘で在る ひなの入学式が終了した頃のひなの祖父で在る 牧野晴夫の眠気は、ピークに達して居たのだ。


だからだったのだろう。
ひなの祖父で在る 牧野晴夫は、自身の孫娘で在る ひなの入学式の終了後に写真を撮った事も有り、ピントが合って居ない上に、しかも、同じ様なシーンを何枚も撮って居たという訳…だったのだ。


実の事を言うと、其の時のひなの祖父で在る 牧野晴夫自身、現像されて出来上がって来た写真を、何度、見ても、全く、其の時の記憶が無く、“如何して、こんな写真を撮ったのだろう。”と、悩む位…だったのだ。


実は、そんな風に、現像された写真を見た時のつくしと進姉弟は、何時(いつ)もの如く、笑って居たのだ。
否、最初、そんな自身の父親で在る 牧野晴夫に対して、つくしは、笑い乍らも、多少、怒って居たのだ。


“やっぱり…思って居た通りだった。
 フィルムが勿体無いじゃん!”と、思い乍ら…。


だが、つくしの母親で在る 牧野千恵子は、そんな自身の夫で在る 牧野晴夫の不器用さに、笑うでも無く、怒る事も無く、呆れ乍らも、“仕方ないわね。”と、思って居たのだ。



だからだったのかも知れない。
其の後、自身の手元に在るそんな写真の事を思い出したひなは、数枚の重なって居る同じ様なシーンの写真を、自身の父親で在る 司に渡す事にしたのだった。


そして、自身の叔父で在る 進と色々な話しをした数日後…。
ひなは、自身の父親で在る 司の自室を訪れて居たのだ。


勿論、自身の父親で在る 司の自室のドアをノックして、自身の父親で在る 司から入る事を了承されたひなは、自身の父親で在る 司の部屋の中に入ったのだ。


実は、ひなが、自身の父親で在る 司の自室に入った時の司は、仕事から帰って来たばかりで、まだ、ソファに座ったまま…だったのだ。


だからだったのだろう。
此の時のひなは、先ず、「はい、此れ、あげる。」と、言い乍ら、ソファに座って居る自身の父親で在る 司の目の前に、数枚の自身の小学校の入学式の時の写真を差し出すのだった。


自身の愛娘で在る ひなから、行き成り、そんな数枚の写真を自身の目の前に差し出された時の司は、驚愕するのだった。


だからだったのだ。
其の自身の目の前に差し出された物が何で在るのか?
其の時の司は、行き成りだったので、まだ、確認をして居なかったのだが、驚愕と共に、怒りが込み上げて居たのだ。


だからだったのだろう。
其れ以上、何も言わず、自身の愛娘で在る ひなから何かを自身の目の前に差し出された時の司は、そんなひなに文句を言うのだった。


「行き成り、何だ⁉
 其れは、一体、何だ?」と…。



もし、こんな行為を司にした者が、自身の愛娘では無く、全くの赤の他人だったとした成らば、間違い無く、司自身、キレて、大変な事に成って居た事だろう。
其れ位、此の時の司は、そんな自身の愛娘で在る ひなに怒って居たのだ。


だが、其の後、自身の愛娘で在る ひなから聞かされた話しの内容に寄って、其れが何で有るのか、漸く、理解された此の時の司は、自身の愛娘で在る ひなから、自身の目の前に差し出されたそんな数枚の写真を受け取るのだった。



そして、司が、自身の愛娘で在る ひなから受け取った写真には、門前に『○○小学校 入学式』と書かれた立て看板を背に、自身の愛娘で在る ひなと一緒に写って居る自身の妻で在る つくしが居たのだ。


だからだったのかも知れない。
此の時の司は、其の写真の中で、自身の愛娘で在る ひなと一緒に写って居る自身の妻で在る つくしの顔だけを凝視して観て居たのだ。
其処で、司は、自身の愛娘で在る ひなの目の前で呟いたのだ。


「ひなが小学校入学の頃なら、つくしは、24~5(歳)って処だよな?
 にしても、つくしは、17(歳)の頃と、全く、変わんねぇな。」と…。


だからだったのだ。
此の時のひなは、自身の父親で在る 司のそんな呟きを、しっかり、聞いて居た事で、自身の父親で在る 司に訊くのだった。


「ママって、パパの知って居た頃のママと、私が知って居る当時のママと、そんなに変わら
 ないんだぁ~。
 そう言えば…。
 ママは、私と買い物に行っても、何時(いつ)も、自分自身の歳よりも若く言われて居た
 様な気がするなぁ~。
 ママって、童顔だったのかな?」と…。


だからだったのだ。
此の時の司は、自身の愛娘で在る ひなに即答するのだった。


「ああ、そうかも…な。
 英徳高校の頃のつくしは、自分寄りも1歳年下の三条よりも、若く見られたみてぇだった
 し、元々、つくしは、童顔だった…な。」と…。



そして、此の時の司は、思い出したかの様に、其処で、一拍置いてから、また、自身の愛娘で在る ひなに訊き始めるのだった。


「此の写真、本当に、俺が貰っても良いのか?」と…。


だからだったのだ。
此の時のひなは、そんな風に、自身に訊いて来た自身の父親で在る 司に即答するかの様に、言って除けるのだった。


「今のパパには、此れが必要じゃないの?
 此の(写真の)中のママは、今の私と、其れ程、歳が変わらないから、ママに良く似た今
 の私を見れば、パパでも、其の頃のママを想像する事は出来るとは思うけど…。
 此のママは、写真の中のママだけど、其れでも、実際、写真で見るのとでは違うでしょ!
 さっきも言ったけど…。
 “態とじゃ無いの?”と、訊きたく成る位に、其の当時の牧野のお祖父ちゃんは、同じ様な
 シーンの写真を何枚も撮って居たの。
 今思えば…。
 もしかしたら、牧野のお祖父ちゃんには分かって居たのかも…。
 将来は、こう成って居るって事が…。
 本当は、牧野のお祖父ちゃんが撮ってくれた写真の中には、ピントが合って居ない写真も
 有ったんだけど…。
 パパの為に、そこそこ、撮れて居る写真を選んで持って来たの。
 だから、多少、ピントがズレて居る写真も、まだ、何枚か有って…。
 其れでも良かったら、まだ、後何枚かは、持って来れるけど…。」と…。


だが、此の時の司は、思って居たのだ。


“此の数枚の写真でも、ギリセーフって、感じなのに…よ。
 此れ以上、ピントが合ってねぇなら、意味がねぇだろ⁉”と…。


だからだったのだ。
此の時の司は、自身の愛娘で在る ひなに即答するのだった。
自身の愛娘で在る ひなへの断りの言葉として…。


「其れなら、良いわ。
 ピントが合ってねぇなら、意味がねぇから…な。
 此れで、十分だ。」と…。



実は、此の時の司にとっては、本当に、此の数枚の写真だけで、十分…だったのだ。


何故なら…。
写真立てに入れて置く用として、ベッドの横に在る サイドテーブルの上に置く為の写真 と 自室のリビングルームのハイチェストの上に置く為の写真 と 道明寺邸の執務室の執務机の上に置く為の写真 と 道明寺HD内の自身の執務室の執務机の上に置く為の写真、
そして、持ち歩き用の為の写真が何枚か在れば、此の時の司にとっては、本当に、其れだけで、十分だったのだ。


だからだったのだ。
此の時の司にとっては、嫌味でも何でも無く、自身の愛娘で在る ひなには、本心の言葉として、そんな風に、言えた言葉…だったのだ。



そして、実は、既に、自身の弟と成った 進から譲り受けたつくしの写真が有ったのだが、其の後の司は…。
*毎朝、自身の愛娘で在る ひなから譲り受けたつくしの声入り『目覚まし時計』で、目を
 覚まし、ベッドの横に在る サイドテーブルの上の写真立ての中のつくしに、「(お)は
 よ!」と、朝の挨拶をして…。


*仕事に向かう前には、リビングルームのハイチェストの上の写真立ての中のつくしに、
 「行って来る…な。」と、伝えて…。


*道明寺HDの自身の執務室に着けば、自身の執務室の執務机の上に置いて在る 写真立て
 の中のつくしに、「今日も、仕事、頑張るから…な。」と、自分自身を鼓舞し…。


*道明寺邸に帰邸して、自室に入れば、リビングルームのハイチェストの上の写真立ての中
 のつくしに、「ただいま。」と、挨拶をして…。


*寝る前には、ベッドの横に在る サイドテーブルの上の写真立ての中のつくしに、「おや
 すみ。」と、挨拶をして…。
其の日一日を終えて居たのだ。



だからだったのだろう。
其の後の司は、徐々に、落ち着きを取り戻して行くのだった。



fin



<此の二次小説『入学式の写真【会いたい】…<つかつく>  番外編』の中に出て来る
 『写ルンです』は、商品名です。
 私は、『使い捨てカメラ(インスタントカメラ)』という商品名で育った世代なので、
 『写ルンです』という商品名に代わって居る事自体を忘れて居りました。
 何方にしても、商品名で在るのなら、何方でも、読者様にご承知頂きたく、何方の商品名
 も記載させて頂きました。
 企業様に於かれましては、勝手に、商品名を記載致して折ります事をお詫び申し上げま
 す。
 また、勝手致して折ります事を、重ねて、お詫び申し上げます。
 了承の程、宜しくお願い致します。>