tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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因果応報【会いたい】…<つかつく>  番外編





因果応報とは…。
 人の行いの善悪に応じて、其の報いも善悪に分かれるという意味。>



【『思い出の場所【会いたい】…<つかつく>  番外編』のエピローグ】


其の後の司は、自身の愛娘で在る ひなの厚意を受け取る事にしたのだ。


「分かった。
 ひなの厚意を受け取る。
 サンキュな、ひな!」と…。


其処で、ひなも、「うん。」と、言い乍らも、自身の父親で在る 司に笑みを向けるのだった。



だからだったのだろう。
此の時の司は、そんな自身の愛娘で在る ひなからの笑みを観た事で、思い出したかの様に、自身の愛娘で在る ひなに訊き始めるのだった。


「なぁ~、ひな…。
 お前、さっき、笑ったろ⁉
 何で、笑ったんだぁ~?」と…。


だからだったのかも知れない。
此の時のひなは、自身の父親で在る 司に対して、また、クスッと、笑い乍ら、言って除けるのだった。


「だって、『土星人』って…。
 “パパって、意外と、ロマンチスト…何だなぁ~。”と、思ったら、笑えちゃって…。
 ごめんね。」と…。


此の時のひなは、まるで、嘗てのつくしが、司に謝って居た時の様に、両手の手平を重ね合わせて、拝む様なポーズをして謝って居たのだ。
そんな自身の愛娘で在る ひなの謝り方を観て居た司は、思うのだった。


“ひなは、まるで、つくしだな。
 DNAは、嘘を付かねぇって…か。”と…。



其処で、ひなは、「でも…。」と、言い乍らも、話しを続けるのだった。


「パパは、如何言う理由でも良いから、何か理由を付けて、ママに『土星のネックレス』を
 プレゼントしたく成る位に、ママの事が好きだったんでしょ!
 で、ママも、娘にあげたくない位に、ずーっと、肌身離さず、此の『土星のネックレス』
 を身に着けて居た。
 其れだけ、ママも、パパの事が好きだったと言う事だよね‼」と…。


だからだったのだ。
此の時の司は、また、神妙な顔付きに成り、ひなに思い出話を口にするのだった。


「ああ、そうだな。
 俺は、高等部のガキの頃から、つくしの事が好きだった。
 そして、つくしも、俺の事が好きだった。
 あいつは、普段、中々、俺に、『好き』とは言わねぇ様な女だったんだけど…よ。
 『あの日』だけは、俺に、“道明寺、好きだよ。”って、言ってくれたんだわ。」と…。


其処で、ひなは、自身の父親で在る 司に訊くのだった。


「22年以上も、ママの事を忘れて居たのに…。
 で、『あの日』って、何時(いつ)の事…なの?」と、嫌味を言い乍ら…。


だからだったのだ。
此の時の司は、そんな自身の愛娘で在る ひなからの嫌味に、不機嫌な顔付きに成り乍らも、『あの日』について、話しし始めるのだった。


「あぁ~、『あの日』…か?
 まぁ~、俺とつくしの娘のひなだから、教えて遣るか…。
 実は…な。
 『あの日』っつーのは、俺とつくしの最後の日だ。
 其の『あの日』を最後に、俺とつくしは、二度と会う事が出来なかった。
 実は、其の『あの日』に、お前が出来たっつーても、過言じゃねぇな。」と…。


だからだったのかも知れない。
此の時のひなは、其れ以上、自身の父親で在る 司に訊く事が出来なかったのだ。


何故なら…。
此の時のひなは、自身の父親で在る 司の口から、自身の出生秘話を聞かされた様なモノ…だったのだから…。



だが、此の時のひなは、自身の父親で在る 司からの話しを聞いた事で、思い出したかの様に、自身の父親で在る 司に、更に、訊くのだった。


「パパって、ママから、『道明寺』って、苗字で呼ばれて居たんだね。
 椿伯母様からも、そんな話しを聞いた時…実は、私自身、驚愕だったの。
 でも、パパも、ママの事を、『牧野』って、苗字で呼んで居たんだって…ね。」と…。


だからだったのだ。
此の時の司は、自身の愛娘で在る ひなに即答するのだった。


「ああ、そう呼んで居たし、そう呼ばれて居た。
 けど…な。
 『あの日』の俺は、『あの日』だけは…つくしの事を『つくし』と、呼んで遣った。
 そしたら…よ。
 つくしは、顔を真っ赤にしやがって…よ。
 俺迄、顔が熱くなる事を感じる位ぇに、俺の顔も、真っ赤に成って居たと思う。」と…。



其処で、此の時のひなは、其の当時の自身の両親の初心さ加減に、また、クスッと、笑って居たのだ。
実は、自身の両親の事では在るのだが、“可愛い…。”と、思い乍ら…。


だからだったのだ。
此の時の司は、そんな風に、また、笑って居る自身の愛娘で在る ひなに、不機嫌な顔付きに成るのだった。



其処で、此の時のひなは、そんな自身の両親の初心さに、勝手に、思って居たのだ。


“パパとママは、お互い、初恋の相手なのかな?”と…。


だからこそ…。
此の時のひなは、自身の父親で在る 司に訊けた言葉…だったのだろう。


「もしかして、パパとママは、お互い、初恋の相手同士なの?」と…。


だが、自身の父親で在る 司の口からは、自身が期待する様な言葉は返って来なかったのだ。


「俺は、つくしが初恋だった。
 けど…な。
 つくしの初恋の相手は、別に居る。
 だから…よ。
 俺は、つくしにとって、『Second Love』だとよ。」と、辛そうに…。


だからだったのだ。
自身の父親で在る 司からそんな話しを聞いた事で、驚愕顔に成ったまま、声を発する事が出来ない程、此の時のひなは、驚愕して居たのだ。
だが、暫く、言葉を発する事が出来なかった此の時のひなは、漸く、自身の父親で在る 司に訊く事が出来たのだ。


「其のママの初恋の相手の事を、パパは、知って居るの?」と…。


だからだったのかも知れない。
此の時の司の顔付きは、更に、辛そう…だったのだ。


「ああ、知ってる。」と、言い乍ら…。


だからだったのだろう。
此の時のひなは、必死で、自身の父親で在る 司に訊こうとして居たのだ。


「其れって、誰なの?
 私も知ってる男性(ひと)…⁉」と…。


だからだったのかも知れない。
此の時の司は、つくしへの懺悔とでも言うべきか?
自身の愛娘で在る ひなに即答するのだった。


「類だよ、花沢類…。」と…。


だからだったのだろう。
此の時のひなは、既に、言いたい言葉を失う程…だったのだ。



だからだったのかも知れない。
此の時の司は、続きの言葉を話しし始めるのだった。


「俺は、高等部のガキだった頃…誰も手が付けられねぇ位ぇ、馬鹿な男だった。
 そんな男だった俺を、真っ当な男にしてくれたのが、つくしだった。
 だが、其の当時のつくしは、つくしを虐めて居た俺じゃ無く、つくしを助けて居た類に惚
 れやがった。
 だから…よ。
 俺は、必死で、つくしの心を俺に向けさせた。
 で、其の結果、つくしは、俺に惚れてくれた。」と…。



実は、自身の父親で在る 司からそんな話しを聞いたひなは、自身の伯母で在る 椿から、自身の父親で在る 司の過去の事を色々と聞いて居た事も有り、既に、知っては居たのだが、此の時のひなは、思い出したかの様に、思って居たのだ。


“だからだったんだぁ~。
 ママは、保育園に通って居た私に、良く、言って居たんだね。
 「お友達が嫌がる事をしてはいけません。
  もししたら、自分に返って来るわよ。」って…。”と…。


勿論、其の当時のひなにとっては、自身の母親で在る つくしの言って居る言葉の意味は、まだ、難し過ぎて、今一、分かって居なかったのだが、中学生に成った当時のひなは、国語の授業で、『四字熟語』の勉強をして居た時に、自身の母親で在る つくしの言って居た言葉の意味を知ったのだ。
因果応報』と、言う言葉が有ると言う事を…。


なので、其の後のひなは、何時(いつ)も、『因果応報』と、言う言葉を、自身の『座右の銘』にして来たのだ。


だからだったのかも知れない。
此の時のひなの口からは、ぽろっと、「『因果応報』…。」と、出て居たのだ。



なので、自身の愛娘で在る ひなの口から出た言葉が、良く聞き取れなかった此の時の司は、自身の愛娘で在る ひなに訊き返すのだった。


「はぁ~??
 ひな、今、何っつーたんだ⁉」と…。


其処で、此の時のひなは、ハッと、成り乍らも、自身の父親で在る 司に話しし始めるのだった。
自身の母親で在る つくしからの教えの話しを…。



だからだったのだろう。
此の時の司は、自身の愛娘で在る ひなからそんな話しを聞いた事で、つくしが、司とつくしの愛娘で在る ひなに言いたかった言葉の意味を理解して居たのだ。


“つくしは、ひなに、「俺を教訓にしろ‼」と、言いたかったんだろうな。
 つくしと知り合う迄の俺は、如何し様もねぇ男…だった。
 だからこそ、其の償いとして、俺は、愛するつくしを失う結果と成ったんだろう。
 つくしは、きっと、俺に、そう言いたかったんだろうな。
 其れを、娘を通じて、訊く事に成るとは…な。”と…。



だからだったのだ。
此の時の司は、以前から訊きたかった事も有り、自身の愛娘で在る ひなに訊くのだった。


「ひなは、俺とつくしの娘として、生まれて来て、良かったのか?」と…。


其処で、此の時のひなは、そう訊いて来た司に、即答するのだった。


「勿論でしょ!
 私は、パパからも、ママからも、愛情を貰ってるから…。」と…。


其処で、司は、そう言って来た自身の愛娘で在る ひなの言葉に上乗せするかの様に、更に、言って除けるのだった。


「当たり前だ‼
 ひなは、俺とつくしにとって、宝物…何だから…な。」と…。



そして、其の後、或る程度の話しをし終えた此の時の司とひな父子(おやこ)は、それぞれの場所に戻って行くのだった。
先ずは、ひなが、自身の父親で在る 司に声を掛けるのだった。


「パパ、私、そろそろ、部屋に戻るね。」と、言い乍ら…。


そして、此の時の司は、自身の愛娘で在る ひなに、「ああ。」と、返答し乍らも、司自身、暫くは、此の場に留まって居たのだ。


何故なら…。
此の時の司にとって、後悔しても、後悔しても、手遅れで在る事は間違い無いのだ。
其れでも、此の時の司は、心の中でつくしに謝る為…だったのだ。


“つくし…こんな俺を許してくれ‼
 でも、もし、お前が、こんな俺の事を許してくれんなら、やっぱ、俺は、お前に、会い
 てぇ(会いたい)
と思う。
 こんな俺でも、何時(いつ)か、お前から褒めて貰える様な男に成るから…よ。
 其の時は、俺と会ってくれよな。”と…。


そして、其の後の司は、自身の愛娘で在る ひなから受け取った『つくしの土星のネックレス』を手に、自身の部屋に戻るのだった。




fin

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