tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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I’m crazy about you. ~お前に夢中~  67.



【65. と 66.のエピローグ<椿と司姉弟の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保の自
 身の娘で在る 椿への怒り>】


実は、椿の行動は、つくしの祖父で在る 桃乃園総帥から、椿と司姉弟の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保の下にも、報告が入って来たのだった。


「まだ、司君とつくしは、婚約発表前というのに…じゃ。
 保君の娘は、堂々と、我が社(桃乃園HD)の正面玄関から、入って来てじゃのぉ…。
 1階ロビーの受付で、つくしを呼びよった。
 しかも、『私の妹のつくしちゃん』と、申したそうじゃ…。
 此れでは、我が社(桃乃園HD)の社員にも、勝手に、知れ渡る事に成るじゃろ。
 司君とつくしは、まだ、婚約発表前…じゃ。
 まぁ~、外部に、噂に成るのも、時間の問題じゃな‼」と…。


実は、此の話しを、つくしの祖父で在る 桃乃園総帥から聞いた椿と司姉弟の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保は、恥ずかしさの余り…。
最初は、言葉も、出て来なかった程…だったのだ。


だが、椿と司姉弟の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保は、つくしの祖父で在る 桃乃園総帥に、謝りの言葉を、伝えるのだった。


「………。
 桃乃園総帥…。
 娘が、勝手致しました事に関しまして…。
 申し訳御座いませんでした。
 娘には、私の方から、申し伝えます。
 此の私に免じて、今回の娘の件に関しまして、お許し下さいました成らば、幸いに存じま
 す。
 何卒、宜しくお願い致します。」と…。


だからだったのだろう。
つくしの祖父で在る 桃乃園総帥は、椿と司姉弟の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保に、返答の言葉を、伝えるのだった。


「相分かった。
 何れにしても、2月14日の夜には、婚約発表を執り行う。
 だが、幾ら、嬉しくても、保君の娘は、燥ぎ過ぎた様じゃな。
 まだ、婚約発表を執り行う前という認識が、如何も、薄かった様じゃな。
 という寄りじゃ…。
 其の時の司君とつくしは、まだ、2月14日の夜に、婚約発表を執り行う事を、知ら何だ筈
 じゃ…。
 姉なら…。
 もう少し、考えるべきじゃったな。」と…。


だからだったのだろう。
此の時の椿と司姉弟の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保は、つくしの祖父で在る 桃乃園総帥に、返す言葉も無い程…だったのだ。


なので、此の時の椿と司姉弟の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保の返答の言葉も、相槌に近い様な言葉だったのだ。


「左様で御座います。
 返す言葉も在りません。
 今後は、此の様な粗相をする事の無い様に、娘には、申し伝えます。」と…。



という訳で…。
つくしの祖父で在る 桃乃園総帥からの「相分かった。」と、言う了承の言葉を聞けた其の後の椿と司姉弟の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保は、つくしの祖父で在る 桃乃園総帥とのTELを切った後…。
椿と司姉弟の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保は、自身の娘で在る 椿に対して、怒りの気持ちが、込み上げるのだった。


其の上で、椿と司姉弟の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保は、思うのだった。


“もし、つくしさんの祖父で在る 桃乃園総帥からの怒りが、少しでも、収まる事無く、有
 ったのだとすれば…。
 きっと、司とつくしさんの婚約の話しは、白紙に成って居たのかも知れん。
 椿は、とんでもない事を、仕出かしてくれたもんだ‼
 自身の娘乍ら…。
 「情けくて、恥ずかしい。」と、しか言い様が無い。”と…。



だが、勿論、椿の此の行動は、自身の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保に寄って、大目玉を食らう事に成るとは、まだ、日本に、滞在中の此の時の椿には、知る由も無かったのだが…。



勿論、其の後…。
此の椿の件に関しては、椿と司姉弟の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保から、自身の妻で在り、椿と司姉弟の母親で在る 道明寺HD 社長の道明寺楓の下にも、伝えられたのだった。


勿論、此の時の椿と司姉弟の母親で在る 道明寺HD 社長の道明寺楓の思いは…。
自身の夫で在り、椿と司姉弟の父親で在る 道明寺HD 会長の道明寺保と、同じ思いだった事は言うまでも無いのだ。


そして、椿と司姉弟の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、思うのだった。


“既に、嫁がせた娘で在るにも関わらず…。
 何時迄経っても、相変わらず…。
 小娘の様に、燥ぐだ何て…。
 自身の娘乍ら…。
 「情けくて、恥ずかしい。」と、しか言い様が無い。”と…。


そして、椿と司姉弟の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、つくしさんの祖父で在る 桃乃園総帥の配慮に、感謝するのだった。



そして、其の後の椿は、司とつくしの婚約発表を執り行う際には、東京メープルから、出禁と成って居たのだった。


其れは、自身の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保に寄って、此の時の椿は、言われて居たのだった。


「椿…。
 司とつくしさんの婚約発表を執り行う際には、東京メープルに、入って来ない様に…。
 椿は、あの日、桃乃園HDで、迷惑を掛けたのだ。
 あの日の椿の行動は、桃乃園総帥から、クレームが入って来た。
 桃乃園総帥の怒りは、ご尤も(もっとも)だ。
 良いな。
 椿…。」と…。


だからだったのだろう。
此の時の椿は、思うのだった。


“其処迄の事なの?
 そんなに、怒られる事…。”と…。



実は、自身の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保から怒られた話しに関しては、此の時の椿自身、納得して居たのだ。


だが、自身の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保から言われた、『司とつくしさんの婚約発表を執り行う際には、東京メープルから、出禁。』との話しには、何処か?
納得がいかなかったのだ。


だからこそ…。
此の時の椿は、そう思えたのだった。



だが、其処で、自身の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保に、反論の言葉を言ったとしても、“其れは、きっと、逆効果だろう。”と、言う事も、此の時の椿は、認識して居たのだ。


だからこそ…。
此の時の椿は、自身の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保に、反論の言葉を伝えず…。
自身の気持ちを抑えたまま…。
自身の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保に、了承の言葉を伝えるのだった。


「承知しました。」と…。



という訳で…。
2月14日の婚約発表を執り行った際…。
椿の登場も無く、事無きを得るのだった。



そして、今後の椿は、更に、自身の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保から、申し伝えられたのだった。


「差し出がましい態度で、桃乃園家に対応する事を、禁止する。
 良いな。
 椿…。」と…。


なので、其の後の椿は、日本に帰国する際も、道明寺家のSPに寄って、行動を監視される事と成ったのだった。



そして、其の後…。
LAに戻って来た時の椿は、NYに居る自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓から、呼び出されるのだった。


そして、今度は、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓から、小言を言われるのだった。


「椿…。
 貴女のお歳は、お幾つなの?
 何時迄経っても、小娘の様に、燥ぐだ何て…。
 派したない。
 仮にも、貴女は、妻の立場なのよ。
 立場を弁えなさい。」と…。


自身の母親から、其処迄言われた椿は、謝るしか無かったのだ。


「申し訳在りません。
 以後、気を付けます。」と…。



なので、此の時の椿と司姉弟の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、其れ以上…。
小言を、言う事は無かったのだった。


実は、此の時の椿と司姉弟の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、自身の娘で在る 椿が、“反省して居るだろう。”と、認識しての事だったのだ。


なので、椿自身、そんな自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓の娘への思いを、理解して居たので、本当に、其れ以降の椿は、立場を弁える様に成ったのだった。

喧嘩をしてしまった…<総優>  33.



【St. Valentine's day【喧嘩をしてしまった】…<総優>のエピローグ <総二郎の説得>】


総二郎は、優紀の了承が得られた事で、自身の両親で在る 西門流 家元と家元夫人からの了承を得る為に、説得を試みる事にしたのだった。


そして、其の後の総二郎は、見事に、自身の両親で在る 西門流 家元と家元夫人からの了承を得る事が出来たのだった。



実は、総二郎は、優紀からの了承の言葉で、ヤル気に成って居た事は、事実だったのだ。


だからこそ…。
総二郎は、自身の両親で在る 西門流 家元と家元夫人の前に現れて、説得を開始し始めるのだった。


「親父…。
 お袋…。
 今日は、俺のプライベートな報告が有る。
 だから…。
 敢えて、『親父』、『お袋』と、呼ばせて貰う。」と…。


実は、今迄の総二郎は、仕事で在ろう共…。
プライベートで在ろう共…。
『親父』、『お袋』と、一切、呼んだ事が無かったのだ。


寧ろ、総二郎の両親で在る 西門流 家元と家元夫人は、自身の息子で在る 総二郎から、常に、『家元』、『家元夫人』と、呼ばれて来たのだ。


だからだったのだろう。
『親父』、『お袋』と、呼ばれた総二郎の両親で在る 西門流 家元と家元夫人は、それぞれ、思うのだった。


“総二郎は、何を、企んで居るのだろうか?”と…。


だが、自身達の息子で在る 総二郎からの話しを聞いた総二郎の両親で在る 西門流 家元と家元夫人は、総二郎の思惑が、何で在るのか?
其の後、悟るのだった。



そして、総二郎は、怪訝そうにして居る自身の両親で在る 西門流 家元と家元夫人に、優紀について、話しし始めるのだった。


「実は、俺には、今、付き合って居る女が居る。
 其の女は、司の婚約者の牧野の幼馴染で親友で在る 『女』だ。
 言って置くが…。
 俺は、其の女以外の女とは、結婚する気はねぇ。
 最初に、言って置く。
 其の女は、一般家庭出身の女だ。
 其の女は、司の婚約者の牧野の幼馴染で親友…何だ。
 当然と云えば、当然…何だが…よ。
 けど…よ。
 其の女との結婚処か?
 付き合いも、反対する様なら…。
 先に言ってくれ‼
 俺は、『次期家元』の座を、弟の巧三に譲って、此の(西門)邸を出て行くから…よ。
 兄貴も、遣りたい事をする為に、此の(西門)邸を出て行ったんだから…よ。
 俺も、出て行っても、良いよな?」と…。



だからだったのだ。
総二郎の両親で在る 西門流 家元と家元夫人は、そう言って来た自身達の息子で在る 総二郎に、訊き始めるのだった。


先ずは、総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人が、訊き始めるのだった。


「総二郎が、お付き合いして居る方は、牧野さんのお友達の方という事なのね?」と…。


だからだったのだろう。
総二郎は、優紀について、話しし始めるのだった。


「ああ。
 そう言う事だ。
 其れだけじゃねぇ。
 優紀は、大河原財閥のお嬢の滋とも、親友だ。
 で、優紀の仕事は、其の滋の秘書だ。
 で、しかも、優紀は、更に、三条家のお嬢の桜子の親友でも在る。」と…。



だからだったのだろう。
此の時の総二郎の両親で在る 西門流 家元と家元夫人は、それぞれ、驚愕するのだった。


“と言う事は…。
 総二郎が、付き合って(お付き合いして)居る娘(方)は、唯の一般家庭出身の娘(方)
 では無い(と言う事なのね)のか…。”と、思い乍ら…。



其処で、総二郎の両親で在る 西門流 家元と家元夫人は、考え倦ねる(あぐねる)のだった。


実は、「総二郎様には、お付き合いして居る女性が居る様で御座います。」と、言う報告が、総二郎の両親で在る 西門流 家元と家元夫人の下にも、入って居た事は、事実だったのだ。


しかも、其の女性は、「如何も、一般家庭出身の女性の様で御座います。」と、言う事も、事前の調査で、総二郎の両親で在る 西門流 家元と家元夫人は、報告を受けて居たのだ。


だからだったのだろう。
総二郎の両親で在る 西門流 家元と家元夫人は、事前に、総二郎の見合い相手を、探し出して居たのだ。
総二郎と、其の一般家庭出身の女性を、別れさせる為に…。


だが、唯の一般家庭出身の女性では無いと言う事に成ると…。
其れは、其れで、話しが違って来るのだ。


何故なら…。
桜子の祖母で在る 現在の三条家の当主 と 西門家は、古くから深い繋がりが在るのだ。


もし、総二郎の両親で在る 西門流 家元と家元夫人が、自身達の息子で在る 総二郎 と
総二郎とお付き合いして居るで在ろう其の女性を、別れさせる様な事をすれば…。
きっと、桜子の祖母で在る 現在の三条家の当主の耳にも、入る事に成る。


そう成れば…。
後々には、問題視される可能性も、無きにしも非ず…なのだ。


だからこそ…。
此の時の総二郎の両親で在る 西門流 家元と家元夫人は、考え倦ねて(あぐねて)居たという訳だったのだ。



其処で、総二郎の父親で在る 西門流 家元が、自身の息子で在る 総二郎に、訊き始めるのだった。


「其の女性は、お茶に長けて折るのか?」と…。


何故なら…。
其の女性が、桜子と、親友で在ると言うの成らば…。
桜子の祖母で在る 現在の三条家の当主から、“お茶を習って居る可能性も有る。”と、思えたからだったのだ。


其処で、総二郎は、其の事についても、話しし始めるのだった。


「ああ。
 桜子の祖母さんから、教わってる視てぇだな。
 元々、優紀は、高校の頃に、茶道部に在籍してたんだ。
 優紀は、高校の頃の更の後輩でも在るんだ。」と…。


其の話しを、自身の息子で在る 総二郎から聞いた総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人は、ピンと、来たのだった。


だからこそ…。
総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人は、自身の息子で在る 総二郎に、言えた言葉だったのだろう。


「ねぇ~、総二郎…。
 其の女性は、もしかして…。
 あなた方が、高等部に通って居た頃…。
 此の(西門)邸に、一度、お見えに成った事が有るんじゃ無いかしら…。
 更ちゃんとご一緒に…。」と…。


だからだったのだ。
総二郎は、自身の母親で在る 西門流 家元夫人に、怪訝な顔付きに成り乍らも、話しし始めるのだった。


「ああ。
 そうだ。
 何で、思い出してんだよ⁉」と、言い乍ら…。


其処で、総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人は、自身の息子で在る 総二郎に、言って除けるのだった。


「あら…⁉
 思い出して欲しくない様な事が有るのかしら…⁉
 まぁ~、そうかも…ね。
 確か?
 総二郎は、其の女性に、かなり、剣幕で、怒って居たモノ…ね。
 だから…。
 私(わたくし)は、てっきり、総二郎がお好きなのは、『更ちゃん』だと、思って居たん
 だけど…。
 如何も、違って居た様ね。」と…。


だからだったのだろう。
此の時の総二郎は、更に、余計な事を思い出して居る自身の母親で在る 西門流 家元夫人に、怪訝な顔付きのまま…思うのだった。


“余計な事は、思い出さねぇで良いっつーの‼”と…。



だからだったのだろう。
総二郎の父親で在る 西門流 家元は、自身の息子で在る 総二郎に、言って除けるのだった。


「ほぉ~。
 総二郎には、高等部に通って居た頃から…。
 そんな風に、感情を、剥き出しに出来る女性が居たのか?
 なのに…。
 高等部の頃から、そう言う女性が、総二郎に居ても、私達には、一向に、会わそうとし無
 かった。
 其れは、私達が、総二郎と其の女性を、別れさせると思ったから…か?」と…。


だが、此の時の総二郎は、自身の両親で在る 西門流 家元と家元夫人に、言い難そうに、話しし始めるのだった。


「あぁ~?
 俺と優紀は、高等部に通ってる頃は、付き合ってねぇよ。
 唯の仲間として、付き合って居た程度だ。
 其れに、高校3年の頃の優紀は、受験勉強を理由に、俺とは、会おうとし無かった。
 だから…よ。
 久し振りに、優紀と会ったのは、優紀が、滋の会社(大河原グループ)に、勤めてから
 だ。
 優紀が、滋のお供で、パーティーに同行してた時に、久々に、再会してから…だ。
 俺が、優紀に、一目惚れした様なもんだな。
 否…。
 高等部の頃から、もしかしたら…。
 俺は、気が付かねぇ間に、優紀に、惚れてたのかも知れねぇな。」と…。


其処迄、言い切った自身の息子で在る 総二郎に、総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人は、呆れて居たのだ。


だからこそ…。
此の時の総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人は、自身の息子で在る 総二郎に、言えた言葉だったのだろう。


「貴方には、呆れて、物も言えないわ。
 自分自身の事なのに…。
 そんな事も分からなかったの?
 なのに…。
 あんな風に、剣幕で、怒った態度を、其の女性にすれば…。
 誤解されても、当然でしょ‼
 だからこそ…。
 会おうとし無かったんじゃ無くて…。」と…。


なので、そう言って来た自身の母親で在る 西門流 家元夫人に、此の時の総二郎は、怪訝な顔付きに成るのだった。

I’m crazy about you. ~お前に夢中~  66.



【58. と 65.のエピローグ<桃乃園総帥 と 道明寺保との会談>】



司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保は、つくしの祖父で在る 桃乃園総帥からのアポが取れた事で、日本に帰国するのだった。



実は、司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保は、トランジットを利用して、日本に帰国して帰って来たのだ。


何故なら…。
自身の息子で在る 司には、自身の帰国の件は、伝えて居なかったのだ。


だからこそ…。
自身の息子で在る 司には、内緒での帰国だった事は言うまでも無いのだ。



そして、先ずは、司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保は、つくしの祖父で在る 桃乃園総帥に、お礼の言葉を伝えるのだった。


「今日は、お忙しい中、ご足労賜り、感謝申し上げます。
 また、楓の事をお許し下さり、感謝の言葉しか、御座いません。」と…。


実は、此の日の会談の場所は、東京メープルだったのだ。


今回の司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保の帰国は、司自身、知らされて居ない事…なのだ。


なので、“道明寺HDにて…。”と、いう訳にはいかないのだ。


ましてや、司が知らないと言う事は、つくしにも、知らされて居ない事案なのだ。
なので、“桃乃園HDにて…。”と、いう訳にもいかないのだ。


なので、今回の会談に関して、選ばれた会談場所は、『東京メープル』と言う事と成ったのだった。
 


だからだったのだろう。
つくしの祖父で在る 桃乃園総帥は、司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保に、話しし始めるのだった。


「此の一年…。
 儂は、楓さんと司君を、見続けて来た。
 じゃが、儂の予想に反して、楓さんは、良く、頑張って居った(おった)と思うのぉ。
 世間でも、楓さんが変わった事は、良い意味で、驚愕されて居る(おる)。
 儂もじゃが…。
 つくしは、周りの人間を、良い方向に、変えてしまう所が在る。
 つくしとは、そう娘じゃ。
 司君も、そんなつくしに、惚れたのじゃろ?
 其れに、此れからは、進も、成長させねば成らん。
 と言う事は、司君の力も必要な日も来るじゃろ。
 じゃから…な。
 此れからは、お互い、姻戚関係として、支え合いをすれば良いじゃろ。」と…。


だからだったのだ。
司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保は、つくしの祖父で在る 桃乃園総帥に、返答の言葉を伝えるのだった。


「桃乃園総帥より、そう仰って頂けると言う事は、有り難いお話しです。
 また、進君に関しては、司にとっても、『(義)弟』と成るんです。
 ですから…。
 進君のお役に立てるので有れば…。
 勿論、司は、惜しみなく、進君の力に成ると思います。」と…。


だが、此の時の司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保は、つくしの祖父で在る 桃乃園総帥に、一拍置いてから、続けて、訊き始めるのだった。


「と言う事は…。
 桃乃園総帥は、楓の要望にも、そう言う意味で、動いて下さったという事ですか?」と…。


なので、つくしの祖父で在る 桃乃園総帥は、司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保に、話しし始めるのだった。


「そう言う訳じゃ。
 手始めに、楓さんの要望を、聞いて遣った。
 何方にしても、“儂が動く方が、良いじゃろ。”と、思ったからのぉ。
 儂としても、司君を気に入って居る(おる)し…のぉ。
 横槍を入れられては、堪らんから…のぉ。」と…。


だからだったのだろう。
司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保は、つくしの祖父で在る 桃乃園総帥に、更に、感謝の意を、伝えるのだった。


「桃乃園総帥には、感謝の言葉しか、申せません。
 あれ程…。
 父の代では、色々、有りましたのに…。」と…。


だが、此の時のつくしの祖父で在る 桃乃園総帥は、そう言って来た司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保に、話しし始めるのだった。


「其れは、言う成れば…。
 儂の責任じゃ…。
 儂の強引な遣り方で、保君の御父上を、罵って居った(おった)。
 じゃからのぉ~。
 今では、保君の御父上に、申し訳無い事をしたと思って居る(おる)。
 言う成れば…。
 今では、反省して居る(おる)。
 実は、つくしにも、怒られてのぉ。
 “其れは、お祖父様が、悪い。”と…な。
 じゃからのぉ~。
 反省したんじゃ。」と…。


だからだったのだろう。
司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保は、そんなつくしの事を関心するのだった。


「本当に、つくしさんは、素晴らしいお嬢さんですね。
 そんな素晴らしいお嬢さんで在る つくしさんの本質を見抜けなかった其の当時の楓は、
 自身の欲の為だけに、動いて居た事を、露呈した様なモノです。
 お恥ずかしい限りです。」と…。


だが、此の時のつくしの祖父で在る 桃乃園総帥は、そう言って来た司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保に、更に、話しし始めるのだった。


「其れは、儂も、同じ(おんなじ)じゃ…。
 儂の若い頃も、楓さんと同じく…。
 欲に塗れた(まみれた)性格をして居った(おった)のじゃろう。
 じゃから…な。
 まぁ~、お相子じゃ…。」と…。


なので、司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保は、つくしの祖父で在る 桃乃園総帥に、更に、感謝の意を伝えるのだった。


「感謝申し上げます。
 今後も、息子の事を、宜しくお願い致します。」と…。


という訳で、此の時のつくしの祖父で在る 桃乃園総帥は、司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保に、了承の意を伝えるのだった。


「相分かった。」と…。



そして、其の後のつくしの祖父で在る 桃乃園総帥 と 司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保は、関西でのプロジェクトに関して、話しが及んで居たのだった。



そして、其の話しも、佳境に入った頃…。
司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保は、つくしの祖父で在る 桃乃園総帥に、訊いて視たのだった。


「桃乃園総帥…。
 私の口から、此の様な話しを切り出す事は、如何かなモノかと思いますが…。
 お伺いしても、宜しかったでしょうか?」と…。


なので、つくしの祖父で在る 桃乃園総帥は、司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保に、了承するのだった。


「良いじゃろ。」と…。


なので、司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保は、話しし始めるのだった。


「司とつくしさんのお付き合いを許して下さっただけでも、感謝するべきなのは、重々、承
 知致して折ります。
 ですが…。
 司とつくしさんの婚約に関して、私は、許して遣りたいと思って居ります。
 桃乃園総帥…。
 如何でしょうか?」と…。


だからだったのだ。
実は、つくしの祖父で在る 桃乃園総帥も、司の頑張りに免じて、“そろそろ、婚約発表を…。”と、考えて居た事は事実だったのだ。


なので、つくしの祖父で在る 桃乃園総帥は、司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保に、返答の言葉を、伝えるのだった。


「実は…じゃ。
 此れまでの司君の頑張りに免じて、“そろそろ、婚約発表を…。”と、考えて居った(おっ
 た)事は事実じゃ…。
 じゃから…な。
 関西に行った際にも、相手企業の社長には、其の旨、話しして置いた。
 勿論、“口外は、無し。”と、言う事でじゃ…。
 司君からは、何も、聞いては居らん(おらん)のかね?」と…。


だからだったのだ。
司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保は、つくしの祖父で在る 桃乃園総帥に、返答するのだった。


「息子からは、何も、聞いて居りません。」と…。


なので、つくしの祖父で在る 桃乃園総帥は、司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保に、言って除けるのだった。


「そうか?
 司君は、儂の話しを、信じて居らん(おらん)かったのじゃろ?」と…。


なので、此の時の司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保は、つくしの祖父で在る 桃乃園総帥に対して、苦笑いだった事は言うまでも無かったのだ。



そして、其の場で、司とつくしの『婚約』と『婚約発表の日取り』について、話しが為されたのだった。


そして、相談の結果…。
2月14日に、司とつくしの婚約発表を執り行う事と成ったのだった。



勿論、此の話しは、司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保から、自身の妻で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓へ…。
そして、司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保から、西田へ…。
それぞれ、報告されたのだった。


また、後には、司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保から、司の姉で在る 椿に、司とつくしの婚約発表の件は、報告されたのだが…。
今後、司の姉で在る 椿は、自身の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保から、差し出がましい態度で、桃乃園家に対応する事を、禁止されたのだった。


云わば…。
今後の椿は、桃乃園家に対して、出しゃばる事を、禁止されたという訳だったのだ。



そして、漸く、司とつくしは、結婚出来る事と成ったのだった。