tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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I’m crazy about you. ~お前に夢中~  65.



つくしは、自身の仕事場で在る 桃乃園HDに、出社するのだった。
其れは、道明寺邸から、道明寺家のリムジンに乗車して…、と言う事は言うまでも無かったのだ。


何故なら…。
司が、自身の仕事場で在る 道明寺HDに出社する際に、つくしにも、自身と一緒に乗って行く様に、伝えたから…だったのだ。


だからこそ…。
つくしは、遠慮無く…。
道明寺家のリムジンに、司と一緒に、乗車したという訳だったのだ。


だが、其の事が、自身の祖父で在る 桃乃園総帥に、知られて居たのだ。


何故なら…。
桃乃園総帥は、つくしに、SPを就けて居たのだ。
当然、桃乃園総帥の下には、SPから、報告が入るという訳だったのだ。


なので、つくしが出社の挨拶に、つくしにとっては、上司でも在る 桃乃園総帥の執務室に入った際に…。
つくしは、自身の祖父で在る 桃乃園総帥から、お小言を、言われて居たのだった。


「つくし…。
 昨日、道明寺邸に泊まる事は、儂が、認めたんじゃ。
 野暮な事は、申さん。
 しかしじゃあ…。
 態々、道明寺家のリムジンで、出社する事は、如何なもんじゃ?
 つくしは、まだ、司君とは、婚約しとらん。
 其れに、つくしは、まだ、嫁入り前の身じゃ。
 幾ら、地下駐車場に、停車したとて…。
 我が社の社用車も、地下駐車場には、停車して居る(おる)。
 という事は、何時何時(いつなんどき)…。
 社員が見て折る共限らん。
 其処は、肝に銘じて置くべきだろう。」と…。


だからだったのだろう。
此の時のつくしは、浅はかな行動をしてしまった自分自身を、反省するのだった。


だからこそ…。
此の時のつくしは、自身の祖父で在る 桃乃園総帥に、反省の弁を伝えるのだった。


「申し訳在りませんでした。
 以後、気を付けます。」と…。


そして、つくしは、業務に移るのだった。



そして、其の日の夜の司は、桃乃園総帥に、呼ばれて居る事から…。
道明寺HDを、出様として居たのだ。


しかし、そう言う時に限って…。
其の場に、現れて欲しくない人物が、現れるモノなのだ。


司にとって、其の現れて欲しくない人物とは…。
そうなのだ。
自身の姉で在る 椿だったのだ。


椿は、司の姉として、桃乃園総帥に、挨拶する気満々だったのだ。


幾ら、タマから、嗜められ様が、此の日の椿は、司と一緒に、桃乃園HDに、向かう気満々だったのだ。


だからこそ…。
此の日の椿は、西田に連絡を入れて、司が、桃乃園HDに、向かう時間を、きっちり、確認して居たのだ。


西田とて、無闇に伝えた訳では無かったのだ。
司の実姉で無ければ、言わない筈なのだ。


其れと、実は、椿は、西田が、口を割る迄…。
訊き出して居たのだ。


だからこそ…。
此の時の西田が、そんな椿に、伝えてしまったと言う方が、正解だったのだろう。


だからという訳では無いのだが…。
椿は、司が、道明寺HDを出る前手に、司の前に、現れる事が出来て居たのだ。



そして、椿は、何時も通り…。
ノックもせずに、司の執務室に入るのだった。


「司…。
 今から、桃乃園HDに、向かうのよね?
 私も、司と一緒に、桃乃園HDに、行くわね。
 私が、司と一緒に、桃乃園HDに行って、挨拶し無ければ、道明寺家の長女として、恥ず
 かしいでしょ?
 LAに居るなら、未だしも…。
 今は、日本に居るんだから…。」と…。


そして、此の時の司は、西田が、自身の姉で在る 椿に、時間を伝えた事は、承知済みだったのだ。


だからだったのかも知れない。
此の時の司は、西田を、睨み付けるのだった。


だからこそ…。
此の時の西田は、恐縮気味だったのだ。


だからだったのだ。
諦めた様な顔付きの司は、自身の姉で在る 椿が、就いて来て居る事にも、諦め気味だったのだ。



そして、本来なら…。
桃乃園HDの地下駐車場に、リムジンを、停車させるべきなのだが…。
椿は、運転手に、言って除けるのだった。


「桃乃園HDの正面玄関に、リムジンを、停車して…。」と…。


だからだったのだ。
此の時の司は、そう言って来た椿に、慌てる司だったのだが…。
既に、此の時の椿は、そんな司を、心得て居たのだ。


だからだったのだ。
此の時の椿は、慌てて居る司に、言って除けるのだった。


「良い、司…?
 司は、つくしちゃんの婚約者に成るのよね?
 と言う事は…。
 道明寺家は、桃乃園家と、姻戚関係に成るのよね?
 だからこそ…。
 桃乃園HDで在ったとしても、堂々として為さい。」と…。


だが、此の時の司は、そう言って来た自身の姉で在る 椿に、言い返すのだった。


「俺とつくしは、まだ、婚約発表を済ませてねぇんだ‼
 勝手な事をして、桃乃園総帥を怒らせて、婚約出来なく成ったら…。
 如何してくれんだ?
 俺の此れまでの努力が、全て、無かった事に成るんだぞ‼」と…。


だが、此の時の椿は、そう言って居る司には、お構い無しで、桃乃園HDの正面玄関前に、降り立つのだった。


そして、椿は、自身の弟で在る 司に、言って除けるのだった。


「だったら…。
 司は、地下駐車場から、入れば…。
 私は、正面玄関から、入るから…。」と…。


だからだったのだろう。
そんな自身の姉で在る 椿を、放って置く事の出来ない司は、自身の姉で在る 椿と一緒に、桃乃園HDの正面玄関前に、降り立つのだった。


そして、司の前を、颯爽と歩いて行く自身の姉で在る 椿の後を、追い掛けるかの様に、司は、歩き始めるのだった。



実は、此の頃の司は、桃乃園HDにとっては、顔パスの存在なのだ。
なので、受付を通らず、其のまま、つくしの祖父で在る 桃乃園総帥の執務室に向かう事も可能なのだが…。
此の時の椿は、受付の前に行くのだった。


そして、椿は、有ろう事か?
つくしを呼び出すのだった。


私の妹のつくしちゃんを、呼んで下さる?」と、言い乍ら…。


実は、此の時の椿は、『私の妹のつくしちゃん』という部分を強調するかの様に、受付の女性社員に、伝えて居たのだった。


だからだったのかも知れない。
自身の姉で在る 椿の言葉に、度肝を抜かれたのは、司だったのだ。


だからこそ…。
此の時の司は、思うのだった。


“姉貴は、此処(桃乃園HDの受付)で、良くそんな事が言えたよな?
 もし、此の場に、桃乃園総帥が居て、桃乃園総帥が、姉貴の話しを聞いて居たら…。
 腰を抜かしてるぞ‼”と…。



そして、受付の女性社員は、椿に言われるがままに、つくしを1階ロビーに呼び出すのだった。
そして、つくしが、1階ロビーに、現れたのだった。


実は、此の時のつくしは、てっきり、椿だけかと思って居たのだ。


何故なら…。
受付の女性社員は、つくしに、こう伝えて居たから…だったのだ。


「道明寺様が、お見えで御座います。
 1階ロビーにて、お待ちとの事で御座います。」と…。


だからだったのだ。
そう受付の女性社員から聞いたつくしは、実は、受付の女性社員に、訊き直して居たのだ。


「其の方は、女性ですか?
 其れとも、男性ですか?」と…。


で、其の受付の女性社員からの返答の言葉は、「女性の方で御座います。」との事だったので、此の時のつくしは、てっきり、椿だけだと思って居たという訳だったのだ。


だからこそ…。
1階ロビーに下り立った時のつくしは、驚愕するのだった。


何故なら…。
其処には、椿だけじゃ無く…。
司も、そして、西田の存在も在ったのだ。


そして、つくしは、こっそり、司に訊いて居たのだ。


「如何して、司も、一緒なら…。
 地下(駐車場)から、上がって来ないの?」と…。


だからだったのだ。
司は、申し訳無さそうに、つくしに、言って除けるのだった。


「姉貴が、勝手に、正面玄関から、入ると言い出したんだ。
 姉貴は、言い出したら、聞かねぇだろ?
 済まん。」と…。


なので、つくしも、椿の行動は、目に見える様に分かるだけに、苦笑いだった事は言うまでも無いのだ。



実は、此の椿の行動は、つくしが、自ら、報告し無くても、つくしの祖父で在る 桃乃園総帥には、既に、了承済みな事案だったのだ。


なので、椿が、何食わぬ顔で、つくしの祖父で在る 桃乃園総帥に挨拶を交わした時…。
桃乃園総帥も、椿に、何食わぬ顔で、挨拶を交わして居たのだった。


しかし、此の椿の行動は、桃乃園総帥から、椿と司姉弟の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保の下にも、報告が入るのだった。


勿論、此の椿の行動は、自身の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保に寄って、大目玉を食らう事に成るとは、此の時の椿には、知る由も無かったのだった。



そして、其の後、つくしの祖父で在る 桃乃園総帥に呼び出された司は、つくしと共に、或る話をされるのだった。


「司君…。
 実は、司君の御父上で在る 道明寺HD 会長との相談の結果…。
 2月14日の夜…。
 司君とつくしの婚約発表をする事とした。
 前日の2月13日には、紙面にて、各メディアには、報告を入れる。
 其のつもりで、居なさい。
 つくしも、良いね。」と…。


だからだったのだ。
司とつくしは、お互いの顔を見合わせて、驚愕するのだった。
だが、お互いの意思は、既に、固まって居たので、同時に、返答するのだった。


「「承知しました。」」と…。



そして、此の場に居た椿は、実は、飛び跳ねる位…、嬉しかったのだが…。
つくしの祖父で在る 桃乃園総帥も、此の場に居る事から…。
椿自身、喜びを爆発させる事は、押さえて居たのだった。


だからだったのだ。
此の時の司は、心配で、自身の姉で在る 椿の様子を、じーっと、観て居た事は、言うまでも無かったのだった。

喧嘩をしてしまった…<総優>  31.



実は、優紀自身…。
総二郎との付き合いについて、拒む理由が、まだ、有ったのだ。


其れは、総二郎が、『西門流 次期家元』で在るという事が、優紀にとって、最も、大きい理由の一つだったのだ。



勿論、優紀とは同じ一般家庭出身のつくしは、司の婚約者として、秘書の仕事もして居るのだ。


だからこそ…。
つくしなら、きっと、そう思って居る優紀に、言う事だろう。


“遣れば出来ない事は無い。”と…。


だが、其の事に関しても…。
優紀自身…。
つくしには、尊敬の念を抱いて居る事は事実だが…。
“つくしの様に、自分自身では、熟せないだろう。”と、優紀が、思って居た事も、また、事実だったのだ。


其れに、つくしは、司との付き合いの中で、つくしの恋人で在る 司は、勿論の事…。
司の姉で在る 椿…。
そして、道明寺家の使用人頭で在る タマ…。
そして、司の幼馴染で親友達で在る F3…。
そして、本来は、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓の策略に寄り、一時は、司の婚約者に仕立てられた滋…。
そして、最初は、つくしを虐めの対象者として居た桜子…にまで。
つくしという女性は、認められた逸材だったのだ。


だからこそ…。
最終的に、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓が、つくし自身の本質を見抜いた事で、つくしは、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓から、認められたのだ。


だからこそ…。
つくしは、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓より、司の婚約者として、認められたのだ。



だが、優紀自身…思って居たのだ。


“私には、何も無い。
 つくしみたいには、成れない。”と…。


其れに、優紀は、思って居たのだ。


“一般家庭出身の自分自身を、西門さんの両親で在る 西門流 家元 と 家元夫人が、西
 門さんと私との付き合いを許す訳が無い。”と…。


だからこそ…。
本気で、総二郎を好きに成って、傷付く前に、優紀は、自分自身に、言い聞かせて居たのだ。


“私は、西門さんには、相応しくない。
 だからこそ…。
 友達として…。
 仲間として、西門さんとは、今迄通り、お付き合いして行こう。”と…。



そんな風に、優紀が、考えて居るとは、思って居なかった総二郎は、“問題は、此れで、解決出来た。”と、何処か?
楽観視して居たのだ。


だからこそ…。
此の時の総二郎は、優紀に、言えた言葉だったのだ。


「優紀…。
 観念しろ‼
 仲間は、皆、俺の味方に、成ってんだ。
 此れからの優紀は、俺と、付き合う事が、決定な‼」と…。


だが、此の時の優紀は、そう言って来た総二郎に対して、怪訝な顔付きで、観て居たのだ。


其れも其の筈…。
優紀が、そんな風に、怪訝な顔付きに成る事は、当然だったのだ。


何故なら…。
優紀は、そんな風に、思って居たのだから…。



だが、優紀自身…。
此の事は、一切、誰にも、言わなかったのだ。


否…。
此の時点での優紀には、言える勇気が無かったのだ。


だからだったのだろう。
此の時の優紀は、そんな総二郎の強引な態度に、何も言えずに居たのだ。



そして、其の後の総二郎は、優紀に、付き合う事を強要する様な仕草を魅せ始めたのだ。


何故なら…。
洗脳では無いが…。
総二郎は、自身が、優紀に、言い続ければ、優紀は、其の内、総二郎に、観念すると視て居たのだ。


だからこそ…。
総二郎は、優紀に会えば、何時も、言い続けて居たのだ。


「優紀…。
 俺と付き合えて、嬉しいだろ‼」と…。


だが、優紀は、うんともすんとも言わずに居たのだ。


そんな優紀に、総二郎は、或る意味…。
呆れて居たのだ。


何故なら…。
優紀は、総二郎に、自身(優紀)の本音を言おうとし無かったのだ。


否…。
優紀は、総二郎に、そんな態度を魅せなかったのだ。


其れでも、総二郎は、何とか、優紀を、自身に、繋ぎ留め様と、頑張って居たのだ。


所謂、総二郎は、優紀の彼氏だと、誰もが観て居て、そう思う様な態度を、魅せて居たのだ。


だが、其れでも、優紀は、総二郎に、うんともすんとも言わずに居たのだ。



そんな頃の事だったのだ。
総二郎と優紀の付き合いが、或る程度、続いて居た頃の事だったのだ。
総二郎は、優紀に、訊き始めるのだった。


「なぁ~、優紀…。
 そろそろ、良いよな‼」と…。


だが、此の時の優紀にとっても、未だ、総二郎に対して、友達の様な…。
仲間の様な思いで居たのだ。


だからこそ…。
返答のし様が無かったのだ。


何故なら…。
此の時の優紀には、総二郎が、何の事を訊いて来て居るのか?
分かって居たのだ。



そんな時の事だったのだ。
総二郎は、優紀の目を、態と、じーっと、見詰めたままで、居たのだ。
其の時の優紀を見る総二郎の目は、実は、優しかったのだ。


だからだったのだろう。
優紀は、そんな総二郎に、思うのだった。


“西門さんは、酷過ぎる。
 分かって居て、そんな態度を、私に、魅せて居ますよね。
 私が、断れない様に、回って居るんですよね。
 西門さんは、「うん。」と、私に、言わせ様として居るんですよね。”と…。


だが、優紀自身…。
そう思うも、総二郎の優しい目を見たら…。
拒む事が出来ないのだ。


だからだったのだろう。
優紀は、頷いてしまったのだ。



という訳では無いのだろうが…。
其の後の総二郎は、今迄、我慢して居た『足枷』みたいな物が、外れてしまったのだ。


なので、総二郎は、優紀と会う度に、優紀を求める様に、成って居たのだ。


本来の優紀なら…。
優紀が言う友達の様な…。
仲間の様な状況なら…。
こういう関係に成る事は、無い筈だろう。


だが、優紀は、総二郎とは、友達の様な…。
仲間の様な関係だと、自分自身に、言い聞かせ乍らも…。
結局、優紀は、総二郎から離れられないという事が、露呈されたのだった。


だからだったのだろう。
もし、総二郎が、優紀自身、そう思って居るのだと言う事が分かれば…。
総二郎は、思う事だろう。


“俺は、優紀の『セフレ』じゃねぇ‼”と…。



そして、優紀が、そう思って居た事を、其の後の総二郎自身、知ってしまう事と成るのだった。


そして、総二郎は、其の事を知った事で、荒れ始めるのだった。


そんな総二郎の様子を知ったあきらは、総二郎を、呼び出すのだった。


そして、あきらは、総二郎から、話しを訊き出し始めるのだった。


「総二郎…。
 一体、如何したんだ?」と…。


だからだったのだ。
優紀が、滋と話しして居た内容を、あきらに、話しする総二郎だったのだ。


「優紀が、滋に、話ししてたんだ。
 俺とは、“唯の友達だ‼”と…。
 俺は、優紀の『セフレ』じゃねぇ‼」と…。


此の時の総二郎は、やはり、そう言って魅せて居たのだった。



だからだったのだ。
総二郎から、其の話しを聞いたあきらは、滋を呼び出すのだった。



<此の二次小説『喧嘩をしてしまった…<総優>  31.』は、一部の言葉の中に、不快に
 思われるやも知れない表現が入っております。
 了承の程、宜しくお願い致します。>

I’m crazy about you. ~お前に夢中~  64.



司は、つくしにだけ、聞こえる様に…。
訊いて来たのだった。


「此の後、姉貴とタマが、部屋を出たら…。
 一緒に、シャワーでも、浴びるか?」と…。


なので、つくしは、まだ、上掛けを自身の頭の上まで、引き上げた状態のままで…。
やっぱり、司を睨み付けて居たのだった。



だが、此の時の司には、そんなつくしに、お構い無しで居たのだ。


何故なら…。
此の時の司は、そんなつくしの睨みに、気が付かない振りをし乍らも…。
椿とタマが、司の自室で在る 東の角部屋から出た時点で、立ち上がり…。
つくしを、横抱きに抱き上げて、バスルームに連れて行ったのだから…。


実は、そんな司の素早さに、此の時のつくしは、抵抗する事さえ、出来なかったのだ。


という訳で…。
此の時の司は、此の朝の時間を、つくしとのバスタイムとしたのだった。



そして、司とつくしが、ダイニングルームに入って来た時には、其れ成りの時間が経って居たのだった。


だからだったのだろう。
そんな司とつくしに、呆れるタマだったのだ。


だからこそ…。
此の時のタマは、機嫌の良い司に、嫌味を一つ、言って除けるのだった。


「坊っちゃん…。
 えらく時間が掛かって居た様ださね。」と…。


なので、機嫌の良い司は、そんなタマに、言って除けるのだった。
意味深に…。


「ああ。
 ちょっと…な。」と…。


だからだったのだろう。
此の時のタマは、更に、そんな司を、呆れるのだった。



そして、椿は、司とつくしに、言って除けるのだった。


「早く、席に就いて、食事を済ませてしまって…。
 つくしちゃんには、見せたい物が在るのよ‼」と…。


なので、つくしは、そんな椿に、返答するのだった。


「はい。」と…。


其処で、司は、つくしの腰を抱き乍ら、エスコートして、つくしを席に就かせて、自身も、つくしの隣の席に就いて、食事を摂るのだった。



そして、此の後の椿は、食事を済ませた司とつくしを、リビングルームに誘導するのだった。


そして、此の時の椿は、“漸く、つくしちゃんに、見せる事が出来る。”と、喜び乍ら、司とつくしを、リビングルームに、誘導して居た事は言うまでも無かったのだ。


そして、道明寺邸のリビングルームに、山の様に積まれて居た椿からつくしへのプレゼントを観た司は、思って居たのだった。


“姉貴は、また、こんなに、買って来やがって…。”と…。


そして、此の時のつくしは、溜息しか出なかったのだ。


“はぁ~。”と…。



実は、つくしは、司が、自身に、何かを買って遣ろうとして来ても…。
一切、断って来たのだ。


「『プレゼント』という物は、特別な時に貰うから…嬉しいの。
 だからこそ…。
 何か、イベント事の時に、買ってくれたら…。
 其れで、良いの。」と、言い乍ら…。


其れなのに…。
椿が買って来たつくしへのプレゼントは、山の様に積まれて居たのだ。


だからこそ…。
此の時の司は、そんな椿に、苛立ちを覚えるのだった。


なので、此の時の司は、そんな椿に、言えた言葉だったのだ。


「あのなぁ~、姉ちゃん…。
 今のつくしは、『牧野』じゃねぇんだよ。
 今のつくしは、あの『桃乃園財閥のお嬢様』…何だよ。
 だから…よ。
 今のつくしは、何時でも、買いてぇ時に、何でも、買えんだよ‼
 此の俺でも、買わせて貰えねぇのに…よ。」と…。


だが、此の時の椿は、そう言って来た司に、反論の言葉を言って除けるのだった。


「分かってるわよ。
 でも…ね。
 つくしちゃんには、如何しても、買って渡したかったよ。
 つくしちゃんは、私の『妹』に成るんだから…。」と…。


だからだったのだろう。
此の時のつくしは、そんな椿の厚意を、無にしたく無かったので、そんな椿に、返答するのだった。


「椿お姉様…。
 有難う御座います。
 此のプレゼントは、私が、此方(道明寺家)に、嫁いでから…。
 使わせて頂きますね。」と…。


だからだったのだろう。
そう言って来たつくしが、可愛くて仕方ない椿は、思わず、つくしを抱き締めてしまうのだった。
しかも、つくしが、すっかり、忘れて居た椿の力強い抱き締め方だった事は言うまでも無かったのだ。


という寄りも、つくし自身、すっかり、油断して居たのだった。


だからだったのだろう。
此の時のつくしは、気絶寸前だった事は言うまでも無かったのだ。


なので、司が、そんな椿に、言って除けるのだった。


「姉ちゃん…。
 つくしが、息してねぇだろ‼」と…。


其処で、椿は、ハッと成って、慌てて、つくしを、自身から、離したのだ。


だからだったのだろう。
行き成り、椿が、つくしを離した事で、つくしは、倒れそうに成って居たのだった。


なので、司は、咄嗟に、つくしを抱き締めたのだった。


其の時の司は、勿論、自身の姉で在る 椿を、睨み付けて居た事は言うまでも無かったのだ。



実は、椿は、つくしの言葉に、嬉しかったのだ。


“つくしちゃんが、私の本当の『妹』に成ってくれるのね。”と…。


だからこそ…。
嬉しさの余り、つくしを、きつく抱き締めてしまったのだが…。
其れでも、椿は、つくしへの愛情表現だった事は、否めなかったのだ。


そんな椿の事を理解して居るつくしは、暫くして、息遣いも落ち着いた事から…。
そんな椿に、伝えるのだった。


「椿お姉様…。
 もう、落ち着きました。
 ですので、もう、大丈夫ですから…。」と…。


其処で、心配そうにして居る椿は、其れでも、つくしに、訊くのだった。


「つくしちゃん…。
 本当に、大丈夫⁉」と…。


なので、つくしは、尚も、心配そうにして居る椿が、安心する様に…。
つくしは、にこっと、笑い乍ら、更に、伝えるのだった。


「はい。
 もう、大丈夫です。」と…。


なので、漸く、椿も、安心顔を、つくしに、魅せて居たのだった。



其処で、タマも、思うのだった。


“椿お嬢様の愛情表現は、何処か?
 大袈裟な所が有るださね。
 椿お嬢様には、手加減というモノが、分かって居ない様ださね。”と…。


だが、此の時のタマは、そんな椿に、呆れ乍らも、何も、言わなかったのだ。


何故なら…。
其れが、『道明寺椿』という女性だから…だったのだ。



そして、其の後の椿は、更に、司とつくしに、話しし始めるのだった。


「さっき…ね。
 タマさんから、聞いた所だったのよ。
 2月9日は、数字を文字って…。
 『肉の日(2・9=二・ク)』と、言うらしいの。
 だから…。
 今日のディナーは、肉料理を食べに行きましょ‼」と…。



だが、実は、此の日の夜の司は、つくしの祖父で在る 桃乃園総帥から、呼ばれて居たのだった。
実は、此の日の司とつくしは、それぞれ、午後からの出社にして居たのだ。


なので、桃乃園総帥は、事前に、司に連絡をして居たのだった。


「会社に来る様に…。」と…。



だからだったのだろう。
司は、自身の姉で在る 椿に、言って除けるのだった。


「今日は、ムリだな‼
 桃乃園総帥から、俺は、呼ばれてんだよ‼
 其れに、つくしは、午後から、桃乃園HDに、出社するし…な。」と…。


だからだったのだろう。
椿は、急に…。
否…。
思い付いたかの如く…。
自身の弟で在る 司に、言って除けるのだった。


「だったら…。
 私も、一緒に、行こうかしら…。
 桃乃園総帥には、司の姉として、ご挨拶する必要が有るでしょ?」と…。
「「………」」


なので、タマは、呆れて居たのだが…。
此の時の司とつくしは、お互いの顔を見合わせて、驚愕で、言葉も、出て来なかったのだ。


だが、此の時の椿は、完全に、行く気に成って居たのだ。


こんな状況の椿を、阻止出来る人間が居るとする成らば…。
其れは、間違い無く…。
椿と司姉弟の両親で在る 道明寺HD 会長の道明寺保 と 社長の道明寺楓以外に居なかったのだ。


だからだったのだろう。
此の時点の司とつくしは、そんな椿の事を、諦めるしか無いと思って居たのだった。




<此の二次小説『I’m crazy about you. ~お前に夢中~  64.』は、一部の言葉に、不快
 に思われるやも知れない表現が入っております。
 了承の程、宜しくお願い致します。>