tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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まだ、知らない世界…<つかつく>  5.




【桜子の回想…。】


先ずは、先輩が、高校2年生だった時…。
そう、其の時に、道明寺さんが、道明寺さんの母親に寄って、NYに拉致られた時の事…。


先輩が、道明寺さんを迎えに行く為に、NYに、単身渡米した時に…。
先輩が、NYのセントラルパークで知り合ったという、クラウン・コーポレーションのクラウンCEOより、弊社(先輩)にオファーが入って来たのだ。


此の(クラウンCEOより、弊社(先輩)にオファーが入った)件は、雑誌に掲載される以前の事だった。


クラウンCEOは、お祖母様が、先輩にご紹介した企業の社長から、先輩が起業した事を聞き付け、“つくしと、提携したい‼<勿論の英語>”と、弊社に連絡を下さったのだ。


しかも、其れだけでは無かったのだ。
其れには、実は、裏話があった。


例の道明寺HD 社長で在る 道明寺さんの母親が、高校2年当時の先輩にした悪行全てを…。
何方からか聞かれたらしく、クラウンCEOは、弊社と提携を結ぶ為、道明寺HDとの提携を切ったらしい。


此の クラウン・コーポレーション と 道明寺HDとの提携に関しては、元を正せば…。
道明寺さんを迎えに行く為に、NYに渡米して居た高校2年当時の先輩が、繋いだ縁が切っ掛けで提携されたそうだった。



また、日本に於ける、大手の企業経営者の中には、クラウンCEOの様に、何方からか、先輩に行った道明寺さんの母親の全ての悪行が噂に成り、道明寺HD 日本支社との提携を自ら切った企業も在った程だった。



また、此の噂は、F3の父親軍団にまで、轟いて居た程だったらしい。


其処に、例の雑誌が発売され、F3の知る処と成った様だった。



そして、F3からは、弊社に、仕事の打診が入って来る様に成って来た。


*先ずは、花沢さんから、『Wine Event』の企画・立案を打診された。


*また、美作さんからは、イタリアで開催される予定の『Fashion Show』での、構
 成・企画の打診をされた。


*また、西門さんからは、海外で催されるお茶会の構成・企画の打診をされた。



また、其の際、西門さんからは、優紀さんのお茶会のヘルプの打診もされた。


優紀さんは、お茶の世界では、既に、ちょっとした 有名人に成って居た。


お祖母様が、“鼻高々だわ‼”って、仰っていたから…。
優紀さんのお茶の腕前は、相当なものなのだろう事は…私にも、窺えた。


 
西門さんも其の事を何処かで、お聞きに成ったのかも知れない。


だから、“西門さんは、優紀さんへのヘルプの打診をして来たのでは無いだろうか?”と、私は、思って居た。


既に、家元と家元夫人も、“優紀さんを褒めて居た‼”と、お祖母様から、私は、聞いて居たのだ。


だから、優紀さんへの打診は、西門さんから直接だけで無く、西門家からは、西門さんの海外への同行 並びに、『party』のパートナーの打診も有ったのだろう。


此れには、優紀さんも、困っていたが…。
私のお祖母様の、“何事も経験…。”と、言う言葉の後押しも有り…。


優紀さんは、西門家からの打診に答える形と成っていた。  



そして、NYでも、雑誌が、発売に成り、此れに慌てたのは、道明寺HD 社長だった。


例の雑誌をご覧に成った道明寺HD 社長は、先輩が企業経営者に成って居る事に驚愕して居たそうだ。


道明寺HD 社長は、クラウンCEOに動きが有った事を、漸く理解して居たそうだ。



そして、クラウン・コーポレーションに寄る、提携解除だけでは無く…。
日本経済に於いて、道明寺HDは、窮地に立っていた。


信用性が失われ、株価もNYだけでは無く、日本の株価までもが、下落していた。



其の為、道明寺HD 社長は、急遽、日本に帰国して帰って来て、私のお祖母様にアポを取って来た様子だった。


そして、其処で、初めて、『コト』の真相を知った道明寺HD 社長だったそうだ。


道明寺HD 社長は、驚愕の余り、お祖母様には、何も言えなかった様子だった。


其処で、初めて、道明寺HD 社長の犯した罪を、ご自身で理解したとの事だった。


今更、気が付いても、もう、遅いんだけど…ね。


企業経営に於いて、何より大切なのは、信用性…‼


其れを自ら、損なったという事なのだろう?


道明寺HD 社長は、お祖母様に許しを得ようと、必死だったそうだ。


「大伯母様…。
 私(わたくし)は、過ちを犯した様です。
 牧野さんの本質を視ようとしなかった。
 此れ程、沢山の企業家から、牧野さんが、慕われて居ると、言う成らば…。
 其の事が見抜けなかった私(わたくし)の罪です。
 娘も、息子も、牧野さんの本質を見抜いて居たという事なのでしょう?
 損得だけで、息子を動かす為に、牧野さんの本質を視ようとしなかった私(わたくし)
 を…。
 如何か、お許し下さいませんか?」


私のお祖母様は、其の時の道明寺HD 社長をご覧に成り、“呆気に取られた。”と、私に言って居た。


何故なら、私のお祖母様は、ご自身(道明寺HD 社長)が、“不利な立場に成らなければ、分からないのか?”と、思ったそうだ。


だから、私のお祖母様は、道明寺HD 社長に仰ったそうだ。


「例え、身内だろうと、貴女(道明寺HD 社長)のした事は許されないし…。
 貴女(道明寺HD 社長)には、つくしさんを取り次ぐ事も、私(わたくし)は、しな
 いわ。」と…。


此れには、道明寺HD 社長も驚愕して居たそうだ。


何故なら、お祖母様と道明寺HD 社長とは、遠縁では在るのだが、身内に成る。


其れ故、道明寺HD 社長は、私のお祖母様が助けてくれると、何処か甘い考えが有った様で…。
私のお祖母様は、道明寺HD 社長の様子を観て居て、道明寺HD 社長の行動が頷けた様子だった。


だから、私のお祖母様は、道明寺HD 社長に厳しい、毅然とした態度を貫かれた様子だった。


此れには、道明寺HD 社長も、私のお祖母様に、何も言い返せなかった様子だったそうだ。



そして、其の後、程無くして、道明寺さんの記憶が回復した事をF3から聞いて居た私だった。


所謂、道明寺さんは、先輩の記憶が回復した事で、先輩の記憶を取り戻したと言う事だった。



実は、私は、道明寺さんの様子を、F3から、聞いて居たのだった。


「司は、牧野を傷付けてしまった事を後悔し、食事も摂る事が出来ず、睡眠も怠り、身体
 が衰弱して、現在は、入院して点滴生活、何だ。」と…。


だからって…。
私は、道明寺さんを、許す事が出来ずに居たのだった。




<此の二次小説『まだ、知らない世界…<つかつく>  5.』は、短めに成っておりま
 す事をお詫び申し上げます。>

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