夜桜パーティー…<総優>・<つかつく> 2.
<総二郎side>
予期して居ない時に、LINEが入って来た。
発信者は、滋…。
また、何か目論んで居る事は、目に見えて分かった。
LINEを開いてみて、“案の定だ‼”と、苦笑する。
~~LINEの詳細は…。
『私とF4は、この春に大学を卒業したでしょ。
ねぇねぇ、そのお祝いに、F4&T4で花見しない…?』
『花見…?』
類が、首を傾げて、不思議がってるのが、目に見えるみてぇだ。
類の問いに、牧野が、説明を入れていた。
『花見とは…?
桜の木の下に、シート等を敷いて、桜を楽しむ事…。』
まだ、説明が不十分だったのか?
滋が、+して補足を入れて来た。
『つくし、それだけじゃないでしょうが…?
TV見て居たら、楽しそうだったよ‼
お酒を飲んだり、食事したり…。
夜桜を楽しむんでしょ?』
『まあ、そうだけど…?
F4が、そんな所に行ったら、恰好の餌食じゃない?』
類は、TVで、見た事有るのか、納得していた。
流石、TVっ子だぜ‼
『あぁ~。
成程…ね。』
類と滋と牧野以外のメンバーは、『既読』に成るも…。
誰も、返信しねぇ‼
で、司が、大分経ってから、LINEを入れて来た。
牧野と、何か、話ししたんじゃねぇのか?
『じゃあ、うち(道明寺邸)で、遣っても良いぜ‼』
『そうしよう‼
でも、確か、桜の木は1本だけだったよね?』
『ああ。
1本で、十分だろ?』
こいつ等(司と牧野)は、同じ部屋の中に居るんだよな?
多分…?
お互いで、喋る方が早ぇのに、態々、LINEに入れてやがるぜ‼
大変だな⁉
滋は、追加で、聞いて来た。
『司…?
『BBQ』は、OKだよね?』
『ああ。
準備させるわ‼』
おいおい、司…?
流石、即答だな‼
牧野に、何か伝授されたか?
優紀が、此処にLINEを入れて来るって、珍しいな?
『私も、『BBQ』は、楽しみかも…です。
普通、『BBQ』は、禁止の所が多いですし…。』
牧野も、賛同して居た。
『そうだよね。
個人邸だから、気兼ねなく出来るもんね‼』
滋が、名案を言って来た。
F3 誰もが、賛同して居た。
『じゃあ、食材は、道明寺家に任せて…さ。
F3と私は、デザートとか、アルコール類を持ち寄ろうよ‼』
『了解‼』(F3)
で、あきらが、T4が喜ぶ様な事を伝えて来た。
『お袋に頼んで、くそ甘~ぇケーキを焼く様に伝えて於くわ‼』
『有難う、美作さん‼』
『有難う、あきら君‼』
『宜しくお願いします。』
『あきらさん、お義母様に、“お手伝いに上がります。”と、お伝え下さい。』
『了解‼』
今、あきらは、何処に居んだ?
会社か?
俺は、不思議だった。
何故、桜子は、LINEで、あきらに言付けてんだ…?
まあ、良いけどよ。
で、牧野は、道明寺邸に住んでるから、聞いて来たんだろうけど…よ?
『で、私は、何を用意すれば良い?』
『つくしは、良いよ‼
もう、道明寺家の人間でしょ?』
『えっーー‼』
牧野、鈍感過ぎるだろ?
横見たら、多分、額に青筋3本出して、怒っている奴が居んじゃねぇの?
ほんと、変わんねぇな?
牧野は…?
滋が、優紀、桜子にも、伝えて来た。
『だから…さ。
優紀と桜子も、良いんじゃない?
その分、ニッシーとあきら君に頼みなよ‼』
俺も、そうだけど…よ。
多分、あきらも、“勿論‼”って事だよな。
『OK‼』
『了解‼』
で、今年は、司ん家(ち)で、『夜桜パーティー』と成った。~~
何か、此れからは、定番に成りそうだな?
此の『event』…。
まあ、俺も、楽しみにしているんだけど…よ。
何せ、優紀と、初めて尽くしの『event』が多過ぎて…。
年甲斐もなく、ワクワクしてる俺が居んだよな‼
俺等 F4&T4のCPは、俺と優紀・司と牧野。
で、俺等から遅れる事、何か月後かに、やっと、“付き合い出した。”って、報告の有ったあきらと桜子。
類は、LINEに返信して来た様子だと…。
俺が感じた事が当たって居れば…だけど?
如何も、類にも、女が居そうな気がすんだけど…な?
女嫌ぇの類が、付き合ってるんだとすれば…?
俺等の知っている女かもな?
まあ、何方にしても、類が女と付き合って居るんだったら、今回の『夜桜パーティー』の『event』に、女を連れて来そうな気がすんだよな?
“何方にしても、楽しみして於こう‼”と、思う俺だった。