tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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喧嘩をしてしまった…<総優>  2.




総二郎は、あれから、悶々とする日々が続いて居たのだ。


だからだったのかも知れない。
あきらは、そんな総二郎を心配して居たのだ。


“出来たら…。
 総二郎と優紀ちゃんとを、話しさせて遣れたら…?”と、あきらは、思うのだった。


だが、実は、優紀が其れを望んで居ない事を、つくしから聞かされたあきらは、驚愕して居たという訳だったのだ。



なので、4月に入って、大学が始まってから…。
あきらは、つくしを美作邸に呼び出し、つくしから、優紀の話しを訊き出そうとするのだった。


あきらは、美作邸に着いたつくしを、リビングに招き入れた。
そして、あきらは、自ら、口火を切って居たのだった。


「牧野…?
 優紀ちゃんは、何故、俺等の集まりに来ねぇんだ?」と…。


だが、此の時のつくしは、自身の口から、あきらに、伝えても良いものなのか?
凄く悩んで居たのだった。


だが、此の時のつくしは、瞬時に、考えたのだった。
あきらなら、此の状況を打破してくれる様な気がして、優紀には、つくし自身から聞いた事はバレない様にしてもらう事を条件に、あきらには、話しして居たつくしだったのだ。


「美作さん…。
 優紀には、私から聞いた事は、内密にして欲しいんだけど…?」と…。


其処で、そう言って来たつくしの言葉から、“優紀ちゃんには、何か、理由が有るのだろう。”と、察知したあきらは、つくしに、了承して来たのだった。


「了解‼」と…。


なので、つくしは、あきらからの了承の言葉が聞けた事で、話しを進めるのだった。


「実は、西門さんと優紀の間には、高校生の頃に…ね。
 まあ、そう言う事が有ってね。」と…。


つくしは、小声で言って居たのだが…。
あきらには、しっかり、つくしの言葉を聞き取って居たのだ。


「総二郎と優紀ちゃんが…か?
 あいつ等、何時の間に…?」と…。


なので、つくしは、不思議そうにし乍らも…。
返答するのだった。


「美作さんも、全然知らなかったんだぁ~?」と…。


なので、あきらも、正直に、つくしに、返答するのだった。


「ああ。
 総二郎から、聞いて無かったから…な。
 そう…だったのか?
 まあ、優紀ちゃんの気持ちに成れば、分かる気もするな?」と…。


なので、つくしは、あきらからの返しの言葉に、驚愕して居たのだった。


「美作さん…?」と…。


実は、此の時のあきらは、つくしが、変に思って居るだろう事が察知出来て居たので、怪訝な顔付きに成って居たのだった。


「何だよ?
 俺に、“何故、(優紀ちゃんの)気持ちが分かるんだ?”って、顔してんな?
 牧野は…?」


だからだったのだろう。
此の時のつくしは、あきらに頷いて魅せたのだった。


「うん。
 だって、そうだよね?
 『マダムキラー』と、言えば…。
 美作さんのお相手は、私達よりも年上の女性だよね?
 “美作さんより、年下女性の気持ちが、美作さんにも、分かるんだ⁉”って、思ってね?」と…。


だからだったのかも知れない。
あきらは、そんなつくしに、逆上するのだった。


「はぁ~??
 俺には、双子の妹が居んだ‼
 俺にも、女(性)の気持ちが分かる事は、当然だろ‼」と…。


此の時のあきらにとっては、つくしからのそんな素っ頓狂な言葉に、呆気に取られて居た事も、また、事実だったのだ。


実は、あきら自身、“俺は、こいつ等に如何、思われてんだぁ~?”と、思うしか無かったのだ。
だからこそ、此の時のあきらは、苦笑いだったのだ。



其処で、あきらは、無駄話を止めて、つくしに、先の話しを促し始めたのだ。


「牧野…?
 で、優紀ちゃんの、現在の総二郎への気持ちは、如何、何だ?」と…。


だからだったのかも知れない。
つくしも、ハッとしたかの様に、先の話しを進め始めたのだった。


あきらからは、言葉を発するでも無く…。
唯、じーっと、真正面を向いて、つくしの話しを聞いて居たのだ。
つくしの話しが、完全に、終わるまでは…。


「優紀自身、はっきりは、言わないから…。
 私は、憶測でモノは言いたく無いんだけど…。
 多分、まだ、優紀は、西門さんの事を好き何だと思うんだよね。
 でも、今まで、西門さんに対して、辛い想いしかして来なかったから…。
 優紀は、西門さんと、此れからも仲間として一緒に居て辛く成る事を、承知で…。
 “今では、避けてるんじゃないか?”と、私は、思うんだよね。」と…。


そして、実は、此の時のつくし自体、あきらの瞳(め)の動きを見ようと、あきらの方を向いて居たのだ。
だが、あきらは、一点を、唯、見詰めて、つくしの話しを、じーっと、聞いて居たのだ。


だからだったのだろう。
つくしは、仕方なく、先の話しを続けたのだ。


「優紀…ね。
 西門さんとそう言う風に成った後…。
 西門さんから、“此れからも、仲間として宜しく‼”って、言われたらしいんだよ。
 だから、どんなに、西門さんが、女性と遊んで居る所を見ても、目を瞑らなきゃ成らな
 かったんだよ。
 優紀は、其の時、私にこう言ってたんだよね。
 “付き合ってる訳じゃないから、何も言えないよ‼”って…。
 悲しそうな顔で…ね。」


つくしは、心底、総二郎に怒って居る様な顔付きで、腕を振り乍ら、更に、あきらに話しして居たのだ。


「私…ね。
 優紀の話しを聞いた時…。
 実は、“西門さんを打ん殴って(ぶんなぐって)遣りたい‼”って、あの時程、思った事は無
 かったよ‼
 勿論、私は、西門さんと優紀が、如何して、そういう仲に成ったのか?
 全く、知らないんだけど…ね。
 でも、そんな私に優紀は、笑って言ったんだよ‼
 “此れで、良いんだよ‼”って…。
 優紀は、芯がしっかりした子だよ‼
 他人(ひと)を傷付ける事は、絶対しない‼
 悪口も、絶対、言わない‼
 けど、西門さんは、優紀の心を徹底的に、虐めてるんだよ‼
 優紀が、立ち上がれない程に…ね。」と…。


あきらは、つくしの喋っている態度を観て居たからなのか?
あきら自身、一瞬、ギョッとした顔付きに成ったのは、言うまでも無かったのだ。


だからこそ…。
此の時のあきらは、尚も、つくしに、何も言い返せなく、成って居たのだった。



其れに、もし、此の話しが本当なら…。
つくしの勘違いじゃ無いとする成らば…。
総二郎の方が、悪い事は、一目瞭然…だったからなのだ。


だが、だからと云って…。
総二郎に訊き出す事も出来ない。


何故なら…。
あきらは、此の話しの内容を総二郎から訊き出したのでは無く、つくしから訊き出したのだから…。


もし、あきらから総二郎に、此の話しが為されれば、「誰から訊いたのか?」と、いう話しに成るだろう?
そう成れば、つくしも、怒り出す事は一目瞭然だったのだ。



だからだったのかも知れない。
あきらは、総二郎に如何して遣るべきかを、悩みに悩んでしまったのだ。


あきらとて、良い解決方法が見付からないまま、時だけが、無情にも、過ぎて行ったのだ。


其の間も、総二郎は、悶々とした日々を過ごす寄り他無かったのだ。


だが、総二郎のアルコール量は減る処か?
増える一方だったのだ。



そんな総二郎を観て居たあきらは、辛く成って来た事で、つくしに、総二郎と優紀の二人切りで、「話しをさせて遣れないか?」と、提案して居たのだ。


しかし、此の時のあきらは、つくしに、総二郎と優紀との話し合いをさせて欲しい旨を伝えるに留めて居たのだが…。


あきらは、つくしが本当に、優紀と話し合いをしてくれるのか?
一抹の不安を抱えるも、取り敢えず、つくしを信じて、待つ事にしたあきらだったのだ。


だが、実は、中々、あきらの下には、つくしからの朗報は聞けないままだったのだ。




<此の二次小説『喧嘩をしてしまった…<総優>』の中で、F3(司以外)が、アルコールを
 摂取して居るシーンが、出て来ます。
 此の二次小説『喧嘩をしてしまった…<総優>』の中に出て来るF4の年齢設定は、20歳
 に成って居ません。
 アルコール摂取年齢は、20歳に成ってからです。
 ですが…。
 此処は、『二次小説の世界』…。
 『二次小説ネタ』として、スルーして頂ければ、幸いです。
 了承の程、宜しくお願い致します。>

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