tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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喧嘩をしてしまった…<総優>  64.



春のお彼岸
2021.3.17 彼岸入り・2021.3.20 中日・2021.3.23 彼岸明け



類からの総二郎への責めは、其の後も、続いたのだ。


「総二郎…。
 良い?
 俺とあきらが、総二郎と松岡の婚約発表を知った時…。
 どんな気持ちで、居たと思う?
 俺とあきらは、四半世紀近く、総二郎の幼馴染で親友を、遣ってる訳…だよね?
 其処で、総二郎に、訊くね?
 反対に、総二郎が、俺 or あきらに、同じ事をされたとするでしょ⁉
 総二郎なら…。
 如何思う?」と…。


其処で、総二郎は、少し、考えてから…。
類に、話しし始めるのだった。


「そうだな。
 きっと、ショックだろうな?」と…。


だからだったのだろう。
類は、指を鳴らした後に、総二郎に、言って除けるのだった。


「そう…。
 そう言う事だよ。」と…。
「………」


だからだったのだ。
総二郎は、其れ以上、何も、言えなかったのだ。



そして、今度は、司の方を向いた類は、司に、言って除けるのだった。


「司も、司でしょ⁉
 牧野から聞いて知って居たのなら…。
 俺とあきらにも、言わないかな?
 普通…。
 何で、黙って居た訳…?」と…。


だからだったのだ。
司は、一瞬、つくしの方を向いたのだが…。
また、類の方を向き直しして、そう訊いて来た類に、話しし始めるのだった。


「総二郎と松岡の事に、俺が、首を突っ込むのも、可笑しいだろ?
 だから…。
 黙ってたんだよ。」と…。


実は、つくしから、聞かされた話しだったのだが…。
司は、つくしから、「言わない様に…。」と、止められて居たのだ。


所謂、此の時の司は、つくしから、口止めされて居たのだ。


だからこそ…。
司は、類にも、あきらにも、言えずに、居たのだ。



なので、類にしても、あきらにしても…。
此の事に関しては、“もう、済んだ事…。”と、諦めるしか無かったのだ。


そう類が思える様に、話しを持って行ったのも…。
実は、類と同じく、総二郎からも、司からも、一切、聞かされて居なかったあきらだったのだ。


何故、此の時のあきらが、そう類が思える様に、話しを持って行ったのかというと…。
総二郎が、反省して居るで在ろう姿が、見て取れたから…だったのだ。


だからこそ…。
此の時のあきらは、類を、説得する様な言葉を言って除けるのだった。


「類…。
 そう何時までも、拗ねてても、良い事は、ねぇよな?
 だったら…。
 もう、済んだ話しだろ?
 司と総二郎を、許して遣ろうぜ‼
 如何も、総二郎は、反省してる様だし…よ。」と…。


だからだったのだろう。
類は、“仕方ないね。”と、思い乍らも、司と総二郎に、釘を刺す事だけは、忘れて居なかったのだ。


「司と総二郎に、言って置くね。
 此れからは、こう言う事は、無しにしてよ。」と…。


だからだったのだろう。
司にしても、総二郎にしても、“此の場は、此れで、仕方ねぇな。”と、思い乍ら…。
類に、返答するのだった。


「ああ。
 分かった。」
「ああ。
 善処する。」と…。


だからだったのだ。
此の時のあきらは、苦笑いだった事は言うまでも無かったのだ。


そして、類と云えば…。
嫌そうな顔付きをして居た事も、また、言うまでも無かったのだ。


何故なら…。
此の時の総二郎が、返答した「善処する。」とは、『何とか頑張って視ます。』という様なニュアンスに取る事も出来るのだ。
本来の『善処する』という言葉の意味は、『其の場に適した正しい対処をする。』という意味なのだが…。


という事は…。
言葉の意味の取り様に寄っては、前者に成る事も在るという事なのだ。


だからこそ…。
此の時の類は、嫌そうな顔付きに成り…。
あきらは、苦笑いだった事は言うまでも無かったのだ。



そして、其の後の此の日のF4&T4の集まりは、お開きと成って居たのだった。



そして、総二郎と優紀の其の後は、結婚式に向けて、西門流の重鎮達への挨拶廻りが始まったのだ。



そして、総二郎から言えば…。
祖父母で在る 西門流 前 家元 と 前 家元夫人のお墓参りに、総二郎と優紀は、総二郎の両親で在る 西門流 現 家元 と 現 家元夫人とで、向かう事に成ったのだ。



実は、総二郎の祖父母で在る 西門流 前 家元 と 前 家元夫人は、既に、他界して居たのだ。


なので、総二郎と優紀の『婚約』と『結婚』の報告を兼ねて、お彼岸に当たる 此の日に、お墓まりを行った(おこなった)という訳だったのだ。


優紀にとっては、仏壇に飾られて居る遺影でしか観た事の無い(義)祖父母で在る 西門流 前 家元 と 前 家元夫人なのだ。


そして、総二郎にとっても、記憶に残る程…一緒に居た事の無い祖父母で在る 西門流 前 家元 と 前 家元夫人なのだ。


実は、幼少期の総二郎は、新春の挨拶の時に、お伺いを立てる程度の関係だったのだ。


言う成れば…。
年に一度、お年玉を貰う為だけに、其の当時の総二郎は、既に、隠居して居た総二郎の祖父母で在る 西門流 前 家元 と 前 家元夫人の所に、挨拶に訪れて居た程度の間柄だったのだ。


そんな間柄だったからこそ…。
此の時の総二郎は、進んで、挨拶を兼ねて、お墓参りに行こうという気には、成らなかったのだ。


だが、此の時の総二郎は、優紀から、説得されたのだ。


「先代の家元と家元夫人は、総二郎さんにとって、お祖父様 と お祖母様で、居らっしゃ
 いますよね?
 先代の家元と家元夫人 と 総二郎さんが、此れまで、如何言う間柄で居らっしゃったの
 かは、勿論、私には、存じ上げません。
 ですが…。
 先代の家元と家元夫人は、総二郎さんのお祖父様 と お祖母様で在って、他人では無い
 んです。
 ですから…。
 ご挨拶を兼ねて、お墓参りに行かれるべきです。
 私も、総二郎さんと、ご一緒させて頂きますので…。」と…。


実は、総二郎自身、自身の祖父母で在る 西門流 前 家元 と 前 家元夫人のお墓参りに関して、既に、自身の両親で在る 西門流 現 家元 と 現 家元夫人に、渋って居たのだ。


だからだったのかも知れない。
実は、此の時の優紀は、総二郎の母親で在る 西門流 現 家元夫人から、頼まれて居たのだ。


「優紀さん…。
 総二郎を説得して下さらないかしら?
 私(わたくし)の言葉は、如何も、総二郎自身、聞き入れてはくれないみたいなのよ。
 優紀さんから言われたら…。
 きっと、総二郎は、優紀さんの説得に、応じると思うのよ。
 だから…ね。
 優紀さん…。
 お願い出来ないかしら?」と…。


だからだったのかも知れない。
此の時の優紀は、そんな風に、総二郎の母親で在る 西門流 現 家元夫人から、頼まれて居た事で、総二郎を説得して居たという訳だったのだ。


なので、優紀から、そんな風に、説得された此の時の総二郎は、渋々、応じる事にしたのだった。


「分かった。
 優紀が一緒なら…。
 仕方ねぇから、行くわ。」と…。


という訳で…。
優紀の説得に応じた総二郎は、勿論の優紀と一緒に行くだけでは無く…。
自身の両親で在る 西門流 現 家元 と 現 家元夫人と一緒に、お墓参りに向かう事と成ったのだった。



だが、此の時の総二郎は、不服だったのだ。
実は、優紀と、二人っ切りで、お墓参りに行くものだと思って居たから…だったのだ。


なので、終始、御機嫌斜めの総二郎が、其の場に居た事も、また、事実だったのだ。

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