tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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Again and again…<つかつく>・<総優>  8.




つくしは、朝、起きた時、つくし自身の寝姿を見て、驚愕していた。


また、隣に寝ている司の寝姿も…。


で、つくしは、理解した。


そして、目を覚まして居たで在ろう司に、“何故…?”と、つくしが疑問視している事を、訊き出して居た。


で、司から、聞いた言葉に、つくしは、驚愕しか無かった。


だが、司の話す姿勢から、司自身が、嘘を言って居る様にはつくし自身は思えず、つくし自身が酔っ払って居たとしても、司を誘う様な仕草をつくし自身がしたのなら、此の状況は、致し方ないと認識していた。


だが、つくし自身の『初めて』が、“こんな形で、失うとは…。”と、つくし自身、ショックだった。


司も、この事に関しては、申し訳無く思って居たのか?
つくしに声を掛けて来た。


「お前、『初めて』だったんだな?
 ごめん。
 でも、俺も『初めて』だったから…。」
「いいえ、私には覚えて居なくても、私にも責任は有ると思いますので…。」


だが、つくしは、司自身の『初めて』という発言は、俄かには、信じられずに居た。



一方、桜子と言えば、その後のつくしと優紀の事が気に成って居た。


つくしは司と、優紀は総二郎と、付き合い出すものだと、桜子は、てっきり、思って居た。


しかし、桜子は、いつまで経っても、つくしと優紀からは、良い報告が聞かれされて居なかった。


今後の事が気に成る桜子だったのだが…。
その後のつくしと優紀は、勿論、桜子共、ゆっくり話し出来る状況にも無かったのだった。


その為、結局、桜子は、つくしと優紀から、訊きそびれた状態で、幾日か?
否、幾年か?
それぞれ、過ごす事に成ってしまった。



当のつくしと優紀は、お付き合い出来る状態では無かったのだった。



何故なら、つくしは、4年生に成れば、論文提出・臨床実習に入る為に勉学や準備に忙しく成る。


また、5年生に成れば、臨床実習が始まり、また、国家資格勉強に時間を費やす事で、遊んで居られなく成る。


また、6年生に成れば、国家資格勉強が本格的に成り、国家資格の合格に向けて、緊張する日々が始まる。


つくしの場合は、其処に家庭教師というバイトも、入って来る。


恋人を作って居る場合では無いのが、実情だった。



また、優紀は、4年生に成れば、国家資格試験対策に時間を費やす事に成る。


また、看護実習も本格的に始まる為、お付き合いをして居る場合では無かった。



また、司も、つくしとの一線を越えた後、後ろ髪を引かれる思いで、NYに戻っていた。


唯、司は、あの日のつくしの事が忘れられず、悶々とした日々を過ごして居た。



総二郎は、優紀に惹かれて行く自分自身を認識して居ても、中々、踏ん切りが着かず、優紀に向かう事が出来ずに居た。



そんな日々が3年も過ぎて行った。


そして、総二郎の兄の祥一朗・優紀の姉の瑞紀の披露宴が、東京メープルで執り行われる事と成ったのだった。



其処で、また、再々再会が総二郎と優紀に、訪れる事と成るのだった。


総二郎は、“もう、二度と後悔はしたくない。”と、誓うのだった。




つくしと優紀は、祥一朗と瑞紀の披露宴に出席していた。


実は、祥一朗と瑞紀は、二人だけで、式を上げたいという事から、入籍後、二人っきりで、先に、式を挙げていた。


新婚旅行は、瑞紀が、赤ちゃんを出産後に行く事に成っていた。



で、披露宴では、つくしは、優紀家族を知り尽くしていると言う事も在るのだが…。


瑞紀の配慮で、つくしと優紀が離れて座るのは、忍びないと、新婦側の親族席につくしの席を設けていた。


しかも、瑞紀は、優紀の隣の席につくしを座らせる配慮までしていた。


つくしは、出来れば、新婦側の席に居たかったので、瑞紀に感謝していた。


本来は、祥一朗の担当する研修医と言う事も在り、つくしは、祥一朗の招待客だったのだが…。



で、優紀からつくしは聞かされていた。


「如何も、親族席にF4の『西門総二郎』が居る‼」と…。


総二郎が、出席している事を確認していた優紀もそうだったのだが…。
驚愕していたつくしが其処には居たのだった。


何故なら、司が、出席しているかも知れないと思って居たつくしなのだから…。
だが、その様子が無い事から、安心していたつくしだった。



つくしと優紀は、総二郎が、祥一朗と親戚なのかも知れないと思う事で、つくしと優紀は、つくしと優紀の視界から、総二郎を外していた。



そんな時だった。
新郎、新婦のお色直し中に、優紀は、両親から、声を掛けられていた。


「西門家にご挨拶に行くわよ‼
 優紀は、初めてでしょ?」


そう言いながら、優紀は、つくしを席に待たせたまま、両親に就いて行った。


で、其処で発覚してしまった。


総二郎が、祥一朗の弟で在るという事が…。


両家の両親が挨拶を交わし出した。


先ずは、西門家側から…。


「此方は、祥一朗の弟に成ります次男の総二郎と三男の巧三でございます。」


優紀は、驚愕で声が出せなかった。



で、次は、松岡家…。


「此方は、瑞紀の妹に成ります次女の優紀に御座います。」


総二郎も驚愕していた。



総二郎と優紀のお互いは、後悔していた。
何故、お互いの苗字を聞いた時点で、お互いの事を調べようとしなかったのかを…。


総二郎は、実際、瑞紀と会った事が、無かったので、瑞紀の『松岡』姓だけを祥一朗から聞かされていた。


また、優紀は、祥一朗と総二郎が、似て居ない事から、“姓が同じなのは、偶々だろう。”と、認識してしまって居たのだった。


後悔しても、もう、遅いのだが…。



総二郎は、あの日から…。
そう、謝恩会の終了後に優紀との一夜を迎えた日から、優紀の事を思い出さない日は無かった程に成って居た。


ここ最近の総二郎は、『女遊び』もしなく成って居た程だった。


其れが、優紀は、義姉の妹…と、成る。


再々再会しても、この先の事を考えると…。
“優紀との此の先は、望めないか?”と、心の中で、落胆していた総二郎だった。

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