喧嘩をしてしまった…<総優> 3.
総二郎の件に関して、あきらから懇願されて居る事を、優紀には、伝えるべきか?
実は、此の時のつくしは、迷って居たのだ。
だが、総二郎の身体の事を考えると、そうも言って居られないあきらの気持ちも、此の時のつくしには、良く分かって居たのだ。
だからこそ…。
此の時に、つくしが、優紀に伝え様として居た言葉は、デフォルメ気味だったのだが…。
つくしは、優紀に話しする事に決めたのだった。
なので、つくしは、優紀に、会って欲しい旨を、LINEで促して居たのだった。
『優紀…。
何時だったら、時間が空きそう?
話しが有るんだ。
会えない?』と…。
だからだったのかも知れない。
そんな風に、LINEを送付して来たつくしに、優紀は、一抹の不安が残るも…。
つくしに会える事は、嬉しい事なので…。
此の時の優紀は、つくしと会う事には、了承して居たのだった。
『明日なら、時間が取れそうだよ‼』と…。
だからだったのかも知れない。
つくしは、そうLINEに、返信して来た優紀に、即答かの様に、即、返信するのだった。
『じゃあ、明日、会おう‼』と…。
なので、優紀は、そんなつくしに、返信するのだった。
『了解‼』と…。
という訳で…。
つくしと優紀は、会う事と成ったのだった。
そして、次の日…。
つくしと優紀が会って、直ぐに…。
優紀は、つくしから、総二郎の現状を聞かされて居たのだった。
だが、つくしから話しを聞かされて居た此の時の優紀の顔付きには、実は、戸惑いしか残って居なかったのだ。
だからだったのかも知れない。
此の時のつくしは、そんな優紀に、「無理強いはしない。」と、伝えるだけに、留めて居たのだ。
何故なら…。
此の時の優紀の思いも、此の時のつくしにとっては、分かりり過ぎる位…。
分かったからだったのだ。
なので、此の時の優紀は、そう言ってくれたつくしに、伝えるのだった。
「つくし…。
ごめん。
今の私には、まだ、西門さんと会える勇気が湧かない。
もう少しだけ…。
待って欲しい。」と…。
だからだったのかも知れない。
そんな優紀に、つくしは、思うのだった。
“やっぱり、そうだよね。
高校生の頃の優紀は、あんなに、苦しんで居たんだもんね。”と…。
だからだったのだろう。
此の時点のつくしには、あきらに、正直に伝える他無かったのだが…。
正直言えば…。
此の時点のつくしには、優紀の思いを、あきらに、正直に、伝えた事で、あきらが、如何出て来るのか?
不安な気持ちで、一杯だったのだ。
だからこそ…。
此の時のつくしには、正直に、あきらに、伝えられ無かったのだ。
何故なら…。
つくしが、正直に、優紀の思いを、あきらに伝えた事で、“美作さんが、がっかりするだろう。”事は、此の時のつくしには、分かり切っても居たからだったのだ。
だが…。
中々、報告して来ないつくしに、痺れを切らしたあきらが、また、つくしを、美作邸に呼び出したのだ。
そして、此の時のつくしに、訊き出そうとするあきらだったのだ。
「牧野…。
優紀ちゃんには、聞いてくれたのか?」と…。
だからだったのかも知れない。
仕方なく、つくしは、優紀の思いを、あきらに、伝える事にしたのだった。
「うん。
訊くには聞いたけど…。」と…。
だからだったのだろう。
あきらは、そう言って来たつくしに対して、先の話しを、促すのだった。
「で、優紀ちゃんは、如何言ってたんだ?」と…。
なので、覚悟を決めたつくしは、あきらに、話しするのだった。
「優紀からは…。
“つくし…。
ごめん。
今の私には、まだ、西門さんと会える勇気が湧かない。
もう少しだけ…。
待って欲しい。”って、言われたよ。
だから…。
今の優紀の西門さんへの想いは、“そう簡単じゃ無い。”って、意味だと思う。
だから…。
今直ぐ、優紀には、無理強い出来ないよ。」と…。
そう言って来たつくしに、あきらは、あからさまに、がっかりして居る様な顔付きを観せるのだった。
そして、其の時だったのだ。
実は、あきらに、会う為に…。
総二郎は、美作邸に現れて居たのだった。
何故なら…。
自身の優紀への想いを、あきらに聞いて欲しかったのだ。
だからだったのだ。
其処に、美作家の使用人に寄って、リビングルームに誘導されていた総二郎が、そんな風に、話しして居たあきらとつくしの居るリビングルームに、居たのだった。
あきらとつくしから言えば…。
横目で観れる場所に、総二郎の姿が有ったのだ。
実は、あきらが、先に、総二郎の姿を見付けたのだった。
だからだったのだろう。
慌てるかの様に…。
あきらは、つくしに、目線で、合図を送るのだった。
だが、実は、此の時のつくしは、そんなあきらの合図に、気が付いて居なかったのだ。
だからだったのだろう。
総二郎の声で、漸く、つくしは、総二郎が、此の場に居る事に、気が付いたのだった。
そして、総二郎は、つくしに、訊き始めるのだった。
「牧野…。
其れは、如何言う意味だ?」と…。
此の時の総二郎の声色は、ドスの利いた様な…。
何時もよりも、低い声だったのだ。
云わば…。
総二郎の声色には、怒りが含んでいるかの様子だったのだ。
だからだったのだろう。
つくしは、一瞬で、固まってしまい、直ぐには、言葉を発する事さえ出来なかったのだ。
其れは、あきらにも、同じ事が、言えたのだった。
だからだったのだろう。
そんな様子のあきらとつくしを観た総二郎は、唯、あきらとつくしを、睨み付けて居たのだ
った。
<此の二次小説『喧嘩をしてしまった…<総優> 3.』は、かなり短く成っております
事をお詫び申し上げます。
了承の程、宜しくお願い致します。>