tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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I’m crazy about you. ~お前に夢中~  47.



桃乃園総帥は、司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保からの懇願を受け入れた形で…。
1月15日に会う事にしたのだった。
勿論、『会食』で…と言う事は、言うまでも無かったのだが…。



そして、桃乃園総帥は、司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保に訊き始めるのだった。


「保君…。
 君が、儂を、呼んだ理由を、訊こうか?
 君は、“お会いした時に、お話ししたいと、思います。”と、言って居ったじゃろ?
 で、儂に、話しとは…?」と…。


其処で、司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保は、話しし始めるのだった。
お礼の言葉も込みで…。


「はい。
 TELでもお話ししましたが…。
 先ずは、(お)礼の言葉を、私から、伝えさせて下さい。
 私共の愚息が、大変お世話に成り…。
 感謝しております。」と…。


だからだったのだろう。
桃乃園総帥は、そう言って来た司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保に、返答の言葉を告げるのだった。


「TELでも、話ししたが…のぉ。
 儂は、司君を気に入って居る(おる)。
 司君には、“儂は、まだ、司君を認めて居らん(おらん)。”と、伝えて居る(おる)が…
 な。
 保君…。
 保君も、年末のつくしの事件の事は、既に、知って居る(おる)な?」と…。


だからだったのだろう。
司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保は、桃乃園総帥に、即答するのだった。


「はい。
 存じ上げております。」と…。


だからこそ…。
桃乃園総帥は、司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保に、言って除けるのだった。


「あの年末のつくしの事件の時…。
 司君は、何を置いても、つくしを助ける為に、現場に向かってくれた。
 其の時に、司君のつくしへの愛情が、儂にも、分かった。
 しかも、其のお陰で、つくしは、無傷に近い形で、助けられた。
 勿論、つくしの親友達が見付けてくれた事は、大きかったと思うが…な。
 だからこそ…。
 儂は、司君への(お)礼の気持ちで、司君には、つくしとの交際を許した。
 だが、其れは…。
 交際だけだ。
 其の先に在る物は、司君とつくしとの間には、無い。
 何故なら…。
 儂は、『司君』 と 『道明寺財閥』とは、切り離した形で、考えて居る(おる)からじ
 ゃ。」と…。


そんな風に、此の時の桃乃園総帥は、言い切ったのだ。


其処で、司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保は、漸く、自身の思惑の話しを、桃乃園総帥に、し始めるのだった。


「桃乃園総帥…。
 私は、過去に在ったという『桃乃園総帥』 と 私の父親との因縁の話しを、実は、詳し
 くは、存じ上げておりません。
 其れに、私共 道明寺家にて、60余年、使用人を務めてくれて居る 使用人頭でさえ
 も…。
 詳しくは、知らされて居ない様です。
 ですので…。
 お願いが御座います。
 『桃乃園総帥』 と 私の父親との因縁の話しを知って居る者は、此の世に於いて…。
 『桃乃園総帥』以外に、居ないという事に成ります。
 成らば…。
 此の因縁の話しを、孫の代まで、持って来る必要性は無いのではないでしょうか?
 如何か?
 司を許して遣って貰えないでしょうか?」と…。


だが、此の時の桃乃園総帥には、分かって居たのだ。
司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保が、そう言って来るだろう事は…。


だからだったのだろう。
桃乃園総帥は、何食わぬ顔で、更に、司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保に、言って除けるのだった。


「保君…。
 やっと、本音を喋った様じゃな。
 儂が、『司君』 と 『道明寺財閥』とを、切り離した形で、考えて居る(おる)のは、
 其れだけでは無いのじゃ。
 保君なら、分かるじゃろ?
 長年、連れ添って来たんじゃろ?」と…。


だからだったのだろう。
此の時の司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保は、思うのだった。


“やはり、其の話しか?”と…。


なので、此の時の司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保は、即答するのだった。


「はい。
 承知致して折ります。」と…。


其処で、此の時の桃乃園総帥は、司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保の顔色を観乍ら…。
話しし始めるのだった。


「保君…。
 君の妻は、儂の大切な孫娘で在る つくしに、どれ程の仕打ちをしたのか?
 君も、知って居る筈じゃ…。
 君の妻は、儂の大切な孫娘で在る つくしに、『ハイエナ・コバエ・ドブネズミ』と、言
 ったそうじゃな?
 『一般家庭出身の娘』というだけで…。
 つくしは、『ハイエナ・コバエ・ドブネズミ』と、言われたそうじゃな?
 君の妻は、儂の大切な孫娘で在る つくしの本質を知ろうとし無かった。
 司君の仲間や…。
 つくしの親友達…。
 そして、君の娘…。
 そして、君の所(道明寺家)の使用人頭…。
 其の誰もが、つくしの本質を、見抜いて居たのに…じゃ。
 そんな母親の居る司君の嫁として、つくしを出す訳にはいかん。
 君の妻は、『鉄の女』と言われて居るそうじゃな。
 そんな冷淡で、冷酷な母親を持つ司君の所には、つくしを嫁として、出す訳にはいかんの
 じゃ。」と…。


だからだったのかも知れない。
そんな風に、話しして来た桃乃園総帥に関して、司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保は、また、思うのだった。


“其処まで、桃乃園総帥は、調べが付いて居たのか?”と…。


だが、此の時の司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保は、桃乃園総帥に、返す言葉が見付からなかったのだ。


だからだったのかも知れない。
桃乃園総帥は、更に、司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保に、話しし始めるのだった。


「儂は…な。
 何故、晴夫達 家族を許してまで…。
 桃乃園家に、晴夫達 家族を招き入れたと思う?
 其れは、孫が可愛いからじゃ…。
 保君…。
 だからこそ…。
 儂は、君の妻が、許せんのじゃよ。
 儂 と 君の御父上との因縁の件は、もう良いじゃろ…。
 君の御父上は、既に、此の世を去った。
 だからじゃ…。
 儂は、君の妻が、許せんのじゃ。」と…。


其処で、漸く、司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保は、そんな風に、言って来た桃乃園総帥に、返答するのだった。


「はい。
 其の件も、承知しております。
 桃乃園総帥が、私の妻で在る 楓の事を、お許し頂けない事も…。
 ですが…。
 其れでは、司が、破滅してしまいます。
 私共の愚息で在る 司は、つくしさんだったからこそ…。
 年末のつくしさんの事件も…。
 愚息は、何を置いても、つくしさんを助けに行ったのだと思います。
 お恥ずかしい話なのですが…。
 実は、私共の使用人頭からの情報…何ですが…。
 私共の愚息で在る 司が、つくしさんの記憶を失くしてしまった時…。
 私共の愚息で在る 司は、“手が付けられない程の状況に成った。”と、使用人頭から、私
 の下に、連絡が入って来たんです。
 其れが、つくしさんの記憶を取り戻した途端…。
 私共の愚息で在る 司は、つくしさんと知り合った後の元の愚息に戻ったというのです。
 此れが、私共の愚息で在る 司…何です。
 ですからこそ…。
 もし、つくしさんを失ってしまった後の愚息が、如何成るのか?
 私には、想像に、容易いのです。
 其れは、愚息の破滅を示します。
 ですので…。
 如何か?
 私の妻で在る 楓とお会い頂けないでしょうか?」と…。


だが、此の時の桃乃園総帥は、司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保に、言って除けるのだった。


「保君…。
 儂が、君の妻に会って…。
 如何成る?
 其れは、君の妻の自己満足に、過ぎんのじゃよ。
 儂は、君の妻に、会ったとて…。
 君の妻を、許す気は、毛頭無い。」と…。


此の時の桃乃園総帥は、そう司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保に話しして、断言したのだった。

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