tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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twice ~2回目~…<つかつく>  5.




滋は、疑問に思って居る事を、司に訊いて居た。


「あのさぁ~?
 司は、つくしと如何遣って知り合ったの?
 まさか、つくしが、NYに留学して居た頃とか?」


司は、思っていた。
“バレてんじゃねぇか?”と…。


「まあ、そう言う事だ‼」
「ふ~ん、そう言う事か?
 でも、用心した方が良いよ‼
 つくし、モテるんだけど…さ。
 全く、其の事に気付いて無いのよね。
 多分、つくしは、『鈍感』、何だと思うんだよね。
 それに、今じゃあ、つくしは、『時の人』に成っちゃったじゃない?
 つくしが、発表した『水耕栽培』の特許権は…。
 取り敢えず、今の処は…?
 (特許権に関しては)○○大学が、主導権を握る事に成って居るみたいだけど…。
 其れは、表向きみたいよ。
 だから、多分、当然、牧野財閥が握ると思うのよね。
 でさ、牧野財閥と提携したがって居る企業が多いらしくて…さ。
 つくしとの縁談に持ち込もうとする起業家の親が後を絶たないらしいの。
 つくしを取り込めれば、『一石二鳥』じゃない?
 まあ、つくしが、応じるか如何かは、微妙だろうけど…。
 私は、つくしと友人で在っても、権利は、牧野財閥だろうから…。
 私は、うちのパパ(大河原財閥 社長)からも、言われて居るの。
 “会長と、好意にして於け‼”って…。
 だから、今日、私が、来たのよ。
 でも、其の頼みの綱のつくしは、今日は、来てないみたいね⁉」
「………」


司は、驚愕するしかなかった。


滋の言葉に、何も、発せない司が其処には居たのだった。


滋は、司の気持ちを代弁するかの様に、更に、疑問を司に投げ掛けていた。


「司って、つくしの事が好きなだけで…。
 つくしの事、な~んも知らないよね?
 もしかして、司は、つくしと付き合って無いとか?」
「………」


滋は、何も言い返せない司に対して、更に、司に追い打ちを掛けて居た。


「如何なのよ?」
「ああ。
 俺は、つくしには、告白した。
 “つくしを、愛してる‼”って、伝えた。
 けど、俺と一緒に居ると、俺に、“迷惑が掛かるから”と、言いやがって、俺と会っても
 くれねぇんだよ‼」
「じゃあ、『水耕栽培』の為って、訳じゃないんだ?」


司は、“心外‼”と、ばかりに、滋を睨み付け乍ら、言って除けて居た。


「ったりめぇだろ?
 俺は、あいつ以外、要らねぇし…。
 あいつがあいつじゃ無きゃな…。
 俺の幸せは、ねぇも同じ、何だよ‼
 じゃ無きゃな…。
 つくしが、NYに居た頃に、そう易々と…な。
 つくしを…そう簡単に抱いたりしねぇだろ?」


司は、滋の誘導自問に興奮して、何もかも、話ししてしまった。


司は、“しまった‼”と、思ったが、『後の祭り』だった。


「成程ね‼
 そう言う事か?」
「其れって、如何いう意味、何だよ?」


滋は、気拙そうに司に話しし始めた。


「う~ん。
 桜子がね…。
 つくしが、“NYから帰国して帰って来たら、『女』に成ってる‼”って、言い出したの
 よ。
 だからね、“恋人でも出来たんじゃないか?”って、桜子と話ししてたんだけど…さ。
 その後、つくしにそんな様子も無いし…。
 “如何成ってるんだろう?”って、言って居た所だったんだよ‼
 やっと、からくりが解けたよ。」


司を含めたF4は、英徳学園出身だが…。
桜子もまた、英徳学園出身だった。


所謂、桜子は、司だけじゃなく、F4の後輩に成る。


「『桜子』って…?
 もしかしなくても、『三条』か…?」


滋は、“何を今更…?”と…、心の中で思って居た。


「そうだよ‼」
「お前等、何処で、つくしと知り合った?」


滋は、“司は、本当に、つくしの事は、な~んも、知らないんだぁ~‼”と、呆れていた。


「『party』だけど…?
 まあ、つくしは、『party嫌い』何だけどね。
 その時は、会長に無理矢理、連れて来られたみたいだったの?
 で、私から、つくしに声掛けて…。
 後に、つくしが、桜子と知り合ったらしくて、私も桜子を紹介してもらったって訳。」
「………」


司は、つくしの交友関係に関しては、何も、言えないと感じていた。


また、司は、つくしの素性を知った事で、楓に、牧野財閥(つくし)との縁談話を進める様に申し伝えるのだった。



<楓side>


私(わたくし)に、司から、連絡が入って来た。


私(わたくし)は、態と、司につくしさんと知り合わせる為、つくしさんが、勤める大学に向かわせた。


その裏で、私(わたくし)は、牧野財閥 会長と、面会に応じて頂き、司とつくしさんとの縁談を、会長に打診していた。


「ババア、牧野財閥に打診して、俺と牧野会長の孫娘の牧野准教授との縁談を纏めて欲し
 い。」
「その件に関しては、既に、牧野会長には、打診を申し入れてます。」
「そうか?
 なら、其れで良い。
 必ず、縁談が進む様に、話しを進めてくれ‼」
「ええ、承知しているわ。」


司の話し振りから、司は、既に、つくしさんを気に入った模様…。


もしかしたら、『政略結婚』ではなく、『司とつくしさんの恋愛結婚』って事に成るかも知れないと、私(わたくし)は、密かに、期待していた。


そう思いながら、再度、牧野財閥に、司とつくしさんのお見合いの打診を申し入れて於いた。


会長からは、良い返事を頂戴する事が出来た。


此れで、うち(道明寺HD)と牧野財閥との提携も、時間の問題だろう‼


私(わたくし)は、一人、ほくそ笑んで居た。



そして、司とつくしさんのお見合いの日取りが、整った。


その事は、司にも伝えた。


司は、浮かれているのか?
“かなり、興奮気味の様子だった。”と、私(わたくし)は、後で、西田から、聞いて居た。


“司が、粗相をしなければ良いが…?”と、苦慮する私(わたくし)が居た事も、また、事実だった。

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