tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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俺の為だけの、俺の女…<つかつく>  4.




楓は、牧野コーポレーションに司とつくしのお見合いの打診を、秘書を通じて入れていた。


だから、楓は、直ぐにでも、了承の連絡が入って来ると、思い込んでいた。


其れが…だ。


楓が、痺れを切らす程に、連絡が入って来る事が無かった。



<つくしside>


私は、久し振りに、早く帰宅していた父親に、父親の自室に呼び出されて居た。


不思議には、思って居た。


私が、牧野コーポレーションに入社する事無く、弁護士という職業を選んだ事に憤慨していた父親とは、疎遠気味に成る程、口を利いた事等、ここ最近では無かった筈だった。


なのに、何故、父親に呼ばれたのか?
全く、私には、見当も付かなかった。


だが、父親に言われた言葉に、驚愕しか無かった。


「つくし…?
 道明寺家から、道明寺HDの後継者の司君とつくしとの見合いの打診が来ている。
 受けて有るから、そのつもりで居なさい。」


私は、間髪入れずに答えていた。


「はぁ~??
 今は、公判に忙しい時期なの。
 無理ね‼」
「其処を何とかしなさい。」
「無理…‼
 私は、牧野コーポレーションの人間じゃないわよね‼
 だから、この縁談には、私は、受ける必要等、無い筈よね?
 だから、私は、お見合いの話しは受けない‼」
「つくし…?
 其れは、如何いう意味で言って居る?
 つくしは、れっきとした牧野家の娘だ‼
 で在るなら、此の見合いを受けなければ成らない。」
「じゃあ、私を牧野家から、除名にして下さい。
 その方が、唯の弁護士のつくしとして、生きて行けるから、有難いわ‼」
「………」


此れで、パパは、何も言えなく成って居た。



<楓side>


私(わたくし)は、やっと、牧野家から、連絡が来たと思って居たが…。


「申し訳ございませんが…。」


と、断りの連絡だった。


如何も、牧野コーポレーションのお嬢様のつくしさんが、“お見合いを受け入れられない。”との話しだった。


司自身に、やっと、受け入れられる女性が、現れたと喜んで居たのだが…。
其のお相手のつくしさんが受け入れられないとは…。


私(わたくし)は、苦慮する事に成るのだった。


そして、司を呼び出し、この事を申し伝えていた。



<司side>


俺は、ババアに呼び出されて、牧野との見合いの件を伝えられた。


そして、“牧野家からは、(お)見合いのお断りの連絡が来た。”と、ババアから伝えられた俺だった。


“やはり…か?”と、言う思いと…。
“俺を受け入れねぇあいつは、如何言う女、何だ?”と、言う、驚愕の思いと交差していた。


だが、“其れが、あいつ何だろう⁉”と、言う思いとが、入り混じって、俺の心の中は、滅茶苦茶に成って居た。



だが、俺は、俺の思い通りに成らねぇあいつを、返って、気に入ってしまった。



後は、如何したら、あいつを俺の手に入れられるのか?
悩む日々だった。



そんな時、『F4LINE』に連絡が入って来た。


「類が、フランスから、帰国して帰って来た。」と…。
だから、F4会の招集が掛かった。


で、俺は、むしゃくしゃする気持ちのまま、メープルのラウンジのVIPルームに向かって居た。


で、俺は、総二郎とあきらを相手に、此の気持ちのまま、ぶつけていた。


「あの女、如何言う女だよ?」
「「あの女…?」」


検討が付かなそうな顔をした総二郎とあきらに構わず、間髪入れずに、俺は、答えて遣った。


「お前等が、此処(ラウンジのVIPルーム)で紹介して来た女…。」
「「ああ。
  牧野か?」」


其処に、類が、参戦して来やがった。


此れには、俺は、更に、不機嫌に成らざるを得ない状況だった。


「“牧野…?”って…。
 もしかしなくても、『牧野つくし』の事?」
「はぁ~??
 何で、類が、あいつの事を知ってんだ?」


類は、相変わらず、飄々と、答えて来やがった。


「静の弁護士事務所の後輩…。
 牧野が、勤めてる日本の弁護士事務所は、静が勤めてるフランスの弁護士事務所の日本
 支社に成るらしいんだ。
 牧野は、静が妹の様に、可愛がってるらしい…んだよ。
 俺は、静に紹介されて、牧野とは会ったんだけど…ね。」
「………」


俺が、答えねぇで居ると、あきらが、類に確認して来やがった。


「類と牧野は、付き合ってんのか?」
「ううん、付き合ってないよ‼
 偶に会って、食事する位かな。」


俺は、訊かなくても良いのに…。
類とあいつが、如何言う関係なのか?
知りたくて、思わず、口が開いて居た。


「2人だけ…か?
 其れとも、静を入れて、3人か?」


其れなのに、類は、反対に訊いて来やがった。


「へぇ~??
 何で、司が、そんな事、気に成るの?」
「否、訊いてみたかっただけ…だ。」
「ふ~ん⁉
 そんなに、知りたいなら、教えて上げるね‼
 2人の時も在るし…。
 静と一緒に3人って時も在るよ‼
 大概、個室だけど…ね。」
「………」


類は、俺に、勝ち誇った様に、言わなくても良い事まで、言って来やがった。


で、類は、俺にも、訊いて来やがった。


「でも、司…?
 何故、牧野の事、そんなに気に成るの?」
「………」


俺は、こいつ等に、如何言えば良いのか?
迷ってしまった。

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