tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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俺の為だけの、俺の女…<つかつく>  22.




<つくしside>


私は、まんまと、司の口車に乗ってしまった形で、司と同じ部屋で、毎日、過ごす事に成ってしまった。


そんな或る日の事…。
静さんが、日本に帰国して帰って来ていた。


で、静さんから、誘われたので、一緒に食事をしていた。


そんな時に、静さんから言われた言葉に、はっとしてしまった。


「つくしちゃん…。
 事務所のスタッフから、聞いたんだけど…?
 訊いても良い?」
「はい。
 どんな事でしょうか?」


静さんは、一瞬、言い掛けた様子だったけど…。
言い難そうに、私の顔を見詰めて来た。


「うん、あの…ね?
 来月に、事務所を辞めるって、本当…?」


私は、静さんに言って居なかった事を、思い出していた。


「すみません。
 お話しする事を忘れていました。」
「………」


静さんは、きょとんとしたまま、身動きもして居ない様子だった。


だからだろうか?
静さんは、言葉も出て来なかったみたいだった。


だから、私の方から、話しを進めていた。


「実は、私、司と結婚する事に成って…。
 今、道明寺邸で住んで居るんです。」


静さんは、かなり吃驚してしまって居た様子だった。


「はぁ~??
 其れって、如何言う事…?」


私は、静さんには、きちんと、話しし様と思って居た。
私の尊敬する静さんだから…。


「実は、もう、数ヶ月程前に成るんですけど…。
 両家の家族の紹介も兼ねて、食事会が在って…。
 食事会後に、司から、同棲の提案をされたんです…。
 で、司のお母様からも、司と私の同居を懇願されて…。
 司のお母様から私のパパにまで、其の話しが伝って、両家から押される形で…。
 私は、司に同棲の了承をしたという訳、何です。
 で、もう直ぐしたら、婚約発表を執り行うと、両家の親からも言われて居るんです。」


静さんは、納得していた様子だった。


「そう言う事だったの。」
「はい。
 だから、同棲と言う寄り、結婚に向けての準備みたいな感じ何です。」


静さんは、私の左手 薬指に嵌めている『ペアリング』を指差して来て、言って除けていた。


「だから、此の『ペアリング』って、訳…。」
「はい。
 司に、“いつも、嵌めて於け‼”と、言われているので、外せなくて…。」
「流石、司…ね。」


私は、静さんの言って居る意味が、分からなかった。


だから、静さんに訊いてみた。


「其れって、如何言う意味ですか?」


静さんは、間髪入れずに、言って除けていた。


「司って、ヤキモチ焼きでしょ?」
「………」


私は、今まで、そんな風に感じた事が無かった。


だから、答えられずに居ると、静さんが、話ししてくれた。


「ほんと、つくしちゃんは、鈍感だよね?」
「………」


此の静さんの言葉は、聞かなかった事にした私だった。


「実は…ね。
 司のお姉様の椿さんが、結婚する時、司が、不貞腐れて、大変だったのよ。
 椿さんの結婚は、道明寺のおば様の企んだ『政略結婚』だったらしいの。
 だから、最初は、椿さんも抵抗して居たらしいんだけど…。
 急に、抵抗しなく成ったって、類が、言ってたかな?
 私は、良くは知らないんだけど…。
 其れが、結婚式の時に分かったんだよね。
 椿さんが、『政略結婚』の割には、終始、にこやかだったのよ。
 だから、椿さんが、“望んで結婚式に出席して居たんだ‼”って…。
 でも、司には、其の事が、気に入らなかったみたい。
 あれだけ、最初は、色々、抵抗して居た椿さんだったから…。
 司には、椿さんの結婚式は、不満だったんじゃないかな?
 結婚式で、終始、にこやかな椿さんを見て、司は、椿さんの旦那様に、お姉様を取られ
 るとでも思ったのかも知れないわね。
 所謂、司は、椿さんの旦那様に嫉妬したのよ‼
 F3も、そう言ってたし…ね。
 それに、其の頃には、もう、決まって居たらしいの。
 椿さんは、結婚式後、旦那様の本拠地のLAに渡米する事が…。」


私は、“司は、ガキか?”と、思って居た。


だから、私は、静さんに訊いて居たのかも知れない。


「その時の司の年齢は…?」
「確か、中学3年生位の頃だったんじゃないかしら?
 確か、椿さんと司は、4歳違いだった筈…? 
 椿さんの結婚は、19歳の誕生日前だったと思うから…。
 司は、15歳の誕生日前って処でしょ‼」


私は、ガキな司に、“溜息しか出ないわよ。”と、思って居た。


で、私は、心の中で、しっかり、溜息を付いて居た。


“はぁ~。”


静さんには、私の溜息は、しっかり聞かれて居たらしく、“クスクス”と、笑われていた様子だった。


ほんと、ガキな如何しようも無い司に、私は、“此れからが、前途多難…だ。”と、思うしかなかった。



だが、私が、静さんに、司との同棲を話ししたせいで、類にバレ、類➡F2にバレて居た。


そして、西門さん➡優紀にバレ、美作さん➡桜子にバレた。



で、桜子から、私に、即、連絡が来た。


“先輩…?
 如何言う事でしょうか?”
「何が…?」


私は、本気で、何の事か?
分からなかった。
が、桜子からの追及は、止む事は無かった。


“何を、惚けていらっしゃいますぅ~?
 何なら、今から、道明寺邸にお邪魔しても宜しかったんですが…?”
「………」


もう、私は、何も言えずに居た。


だが、尚も、桜子から、興奮気味に追及されていた。


“先輩…?
 優紀さんと私に、何の報告も無いと言うのは、如何なものでしょうか?”
「………」
“先輩…?
 ノーコメントって事は、お認めに成るという事で宜しかったでしょうか?”
「………。
 はい。」


私は、小声で、返事する事しか出来なかった。

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